2020年09月19日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(77」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/187(2020/9/16/水】そういえば「等々力渓谷」はどうなっているんだろう、30年前に行ったときは随分ドブ臭かったけれど・・・ということで行ってきました、だって多動児なんだもん。


<東京都指定名勝 等々力渓谷/世田谷区


等々力(とどろき)渓谷は、武蔵野台地の南端に位置しており、この台地面を谷沢川が浸食して形成された延長約1キロメートルの東京23区内唯一の渓谷(開析谷)です。


東急大井町線の等々力駅から南に歩いて3分ほどの、谷沢(やざわ)川に架かるゴルフ橋(東急のゴルフ場があった名残)脇の階段を下りると、下流に向かって谷沢川沿いに散策路があります。


夏でもひんやりとした渓谷内はケヤキ、シラカシ、コナラ、ヤマザクラなどの樹木が鬱蒼と茂り、川のせせらぎや野鳥の声が聞こえ、渓谷のいたる所から水が湧き出ています。


散策路を下流に進み、環状8号線にかかる玉沢橋をくぐると、古墳時代末期から奈良時代の頃の横穴墓(よこあなぼ)である等々力渓谷3号横穴があります。


さらに渓谷南端には、桜の名勝として知られる等々力不動尊があります。不動尊から渓谷に下りた所に不動の滝があり、古来から今日まで滝に打たれて行をする人々が各地から訪れています。


等々力の地名は、渓谷内の不動の滝の音が響き渡り轟いたところからついた、との言い伝えがあります。


谷沢川には平成6年より仙川浄化施設(多摩川水系の上流)からの導水が始まり、水質の改善がおこなわれました。また、等々力渓谷には約30箇所以上の湧水が発生し、一部には窪地に集まって湿地を形成しています。


谷沢川の水質は、ゴルフ橋から下流に行くにしたがって改善されていることから、この谷沢川に流れ込む湧水が、水質や水量の維持に大きく寄与していることがうかがえます>


チャリで多摩川右岸を下り、二子多摩川へ渡って左岸をさらに下って第3京浜の下をくぐって行くと左に広い上り坂がある。えっちらおっちら愛車を押し上げていったが、丘陵は戸建ての家やマンションだらけで森らしきものが見えない。


さらに坂を登れば低血糖と脱水症状でヘロヘロになり、行旅死亡人として官報デビューしかねない。


「本籍・住所・氏名不詳、推定年齢70歳前後の男性、身長155cm位、長髪。胃切除創痕、左足膝蓋骨手術創痕、奥歯なし。着衣は、緑色ポロシャツ、茶色半ズボン、ウォーキングシューズ。所持品なし。


上記の者は、令和2年10月14日に東京都世田谷区の多摩川河川敷草叢で死体で発見されました。死亡年月日は死後1か月程度と推定され、身元不明のため火葬に付し、遺骨は保管してあります。心当たりの方は、世田谷区保健福祉課福祉係まで申し出てください」


誰か引き取ってくれるのかなあ、「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」・・・先人は立派だったが、小生は「なさず、なせず、遺さず」ただの溝(どぶ)で朽ちるという最後か。まあ刑死よりはマシだが・・・


それはさておき、体力が残っているうちに帰るしかないと下り坂の横道に入って暫く行くと、人の手の入っていない小さな森がある。神社でもあるのかなあと未舗装の狭くてゆるい坂を登って行ったら、何と「等々力不動尊」だった


何気なく紅灯篭を見たら寄進者に「等々力の叔母さん」(父の妹)の嫁ぎ先の名があったのは、叔母さんが小生を導いてくれたのかも。バブル崩壊でここ30年は行方知れずだが・・・呆然としていたら別の小道からハーハー言いながら若いカップルが登ってきた。「そうか、ここは渓谷の一部なんだ、ついに発見した!」。


しかし、もう体力は限界で、志半ばにして断念、ヘロヘロになって帰路についたのであった。ああ青春は麗し、されど悲しき・・・そんな気分。因みに多摩川右岸の川崎市側にも等々力があり、等々力競技場など運動施設がある。明治末まで同じ「等々力村」だったという。


しつこい、やり残したくない、極めたい、老いてますます嫌らしいほど粘着質になっていくようで、昨日は夜も明けやらぬ早朝から地図まで作って再挑戦した。


緑の風も爽やかに、握るハンドル、心も軽く、老生ながら「戦狼」(戦老)気分でペダルを踏んで1時間、着いた所が小さな“正門”(環8沿い)。


間違えたのかとうろうろしたが、どうも正門らしい。我が家の駐車場、6畳ほどの狭さで、ナンカナーの気分。


手摺のない、これまたナンカナーの階段を慎重に降りていくと、空が見えないくらいに鬱蒼と背の高い木が覆い、何やら心細くなってきたが、犬2匹と散歩しているお姉さんを見たときはホッとした。午前8時、人気はないのは当たり前か。


降りたところが渓流沿いの遊歩道。鼻をクンクンしてみたらかつてのドブの悪臭はなく、水は澄んでいるし、きれいに掃除されている。土砂崩れ対策はしているのだろうが、20メートルほどもあろうか、両岸の崖は自然のまま。奥の方に進んでいくとまったく「深山幽谷」の趣。


ロングスカートのお姉さんが遊歩道のベンチで本を読んでいる。彼女はドラマのヒロインの気分に浸っているようだ。「お嬢さん、藪蚊に気を付けた方がいいですよ」と声をかけたくなったが、無粋な爺さんとは見られたくないから我慢した。「よく我慢した、自分で自分を誉めてやりたい」、まだ正気が残っているか。


とても気持ちがよく、流れに沿って巡ると小さな「谷沢橋」に出た。そこは前述の「小さな森」の横だった。ここから渓谷に入れば坂を延々と登らなくても手軽に「深山幽谷」を楽しめる。大発見!(駐車場がないので秘密にしているのだろう)この先で流れは多摩川方向と二子多摩川方向に分かれていく。


まあ「深山幽谷」と書いたものの、狭い日本だから「圧倒的な迫力で迫る」大パノラマというわけにはいかず、箱庭的な「美」なのだ。日本は小さいながら周りはすべて広大な海であり、どこに暮らしていようと車で3時間も行けば海に出られるから、「狭いながらも開・解放感がある国」、それが良さなのかもしれない。


世界の一流都市は(震災がなく美観・伝統優先の都市以外は)どこでも高層ビルだらけで、もう40年以上も前だが、ニューヨークから来た女性が「東京の空はとても広い」と感動していたものである。米国でも見渡す限りの自然を地べたに立って満喫できるのは荒野(desert、砂漠、無人地帯)くらいだろう。


自然豊かなニューヨーク州で話題になるのはNYCなど都市部だけだ。森林地帯も山を登らない限りは見晴らしがいいとはならない。手軽な山の尾根を歩いても木が鬱蒼としているから眺望は得難いだろう。


自然への畏怖、恵みへの感謝、母なる大地への敬意によるのだろうか、自然をできる限り残したいという思いは人類共通ではないか。


ちなみにイザベラ・バードの「朝鮮紀行」によると、半島人は人食い虎に襲われることを非常に恐れて、予防のために森をハゲチャビンにするそうだ。虎が多過ぎるのなら清正流に虎退治をしたり、毛皮を売ろうという発想はなく、ひたすら森を潰すのは人災だろう。メキシコ在住の方の「トラネコ日記」2018/7/1から。


<それでも李氏朝鮮時代にも国土の7割は森林があったとされるが、人々が暮らす町村周辺はオンドルの燃料と焼き畑のおかげで、平野部はもちろん山野にも殆ど森林がなくなっていたのである。


だから日韓併合の頃のソウル周辺はほとんど禿山になっており、ちょっと長雨が続けば大洪水になったという。これらの事実は、当時西欧や日本からきた人々の旅行記や報告書に述べられている>


日本は半島統治時代にずいぶん植林したが、日本が撤収すると食糧増産などで山は再びハゲチャビンにされたようだ。


閑話休題。大国だろうが小国だろうが、多くの人間は利便性の高い狭い所に密集しているだろう。第一次産業=農林水産業依存ではない都市化(≒高層化)が進んでいる先進国の国民性は、今では国土の広さや風土とはあまり関係がなくなりつつあるのではないか。むしろ価値観が同一化しつつあるような気がする。例えば、


・国民国家である。国民による、国民のための、国民の国家だ。

・自由、民主、人権、法治を重んじる。

・普通選挙が公正に実施されており、政治に民意が反映されている。

・教育水準、民度が高い。

・産業は基本的に市場経済重視の民間企業が主体であり、国有企業は例外的である。

・GDPなどの経済指標は高い。概ね輸出入のバランスが取れている。

・国民所得は高く、貧富の格差、富の偏在は比較的に少ない。

・福祉政策はそれなりに重視されている。

・国際問題は軍事より経済、外交で世界秩序を維持する傾向が強い。


G7とかG20という国は概ね上記の「先進国価値観」を共有(受容)しており、国家間の競争はあるものの、軍事力で他国を威嚇したり、戦争で抑圧したり、領土を奪うということは戦後の75年間はほとんどなかった。5大戦勝国(米露英仏中の常任理事国)中心の国連の機能がそれなりに働いていたことは事実だろう。


今はどうか。軍事大国かつ経済大国になった中共は、上記の価値観を否定し、軍事力で他国を威嚇し、経済力(カネ)で世界を屈服、支配し、巨大な「習近平独裁共産主義圏」を創ろうと牙を剥き出しにし始めた。パンダが着ぐるみを脱いで戦狼、餓狼の本性を現したのだ。


常任理事国は各自が「拒否権」を持ち、自国に不利な取決めはすべて拒否できる。中共にとって国連は利用するもので、気に入らない決議や議題は「ただの紙切れ」と拒否、無視、ちっともブレーキにはならない。


ロシアはもともと上記の価値観からは距離を置いているから、国連安保理のキャスティングボートを握ってプーチン帝国の利益=他国の不利益を追及するだろう。狡猾な“漁夫の利”狙い。


習近平は政敵も多く「このままだと求心力が衰える、軍の支持を固めるためにも開戦は今しかない」と焦っているのではないか。


「核ミサイルでアンカレッジかシアトルを攻撃し、次はハワイかサンディエゴだぞと脅して米国の介入を抑えながら、まずは短期決戦で南シナ海と東シナ海を制圧しよう、その後にグアム、西太平洋へ、さらにインド洋へ駒を進めるべし」


毛沢東は「核戦争で3億死んだって、まだ3億も残っている。大体、我が国は人口が多すぎる」と豪語したが、毛の真似っ乞食、病的エピゴーネンの習近平なら「7億死んだって、まだ7億も残っている、どうってことない」と思っているはずだ。


G7中心の連合軍は中共軍の出鼻を速攻で叩くか? 米国依存症のヘタレの日本はどうするのか、はなはだ怪しい。


上海のホテルで目撃したが、漢族は相手が強いと直ぐに引いて大人しくなる。一瞬で変身するのは「形勢が悪い時はさっさと引く、無駄あがきすれば犬死、そのうち機会を見て逆襲すればいい」というのが4000年の処世訓だからだ。それを思うと初戦で中共軍を叩き、威圧し、同時に習近平を始末すべきだ。


孫子は「戦わずして勝つ」のが最上等と言った。それなら戦端を開く以前に「習近平は不慮の事故で急逝」したことにすれば世界はずいぶん平和になる。ノープロブレム! 習は疑心暗鬼になっているようだから自殺説でもいいか。


ゴルゴかジャッカルか、あるいは衛星からのピンポイント攻撃か、毒殺なら「ウラジミール、あんたの出番だ」。成功報酬は経済制裁緩和とか。

◆事実上の対中禁輸。

宮崎正弘


令和2年(2020)9月16日(水曜日)通巻第6646号  

 事実上の対中禁輸。「新ココム」が発動された
部品どころか、ソフトウエアが米国製なら出荷できなくなった

対中輸出が大幅に制限されるどころが、事実上の出荷停止である。
 9月15日、中国向け半導体輸出が全面的に停止された。これまでは「25%以上の米国製部品をつかったもの」を対象とすると商務省が規定していたはずだが、いつのまにか、「米国製ソフトウエアがつかわれたもの」「米国製製造装置をつかって生産したもの」と解釈が拡大されたからだ。

ただでさえ低落してきた日本の半導体メーカーが直撃を受けた。

規制が予想以上に厳密な内容だったため、対応が遅れ、ノキア、エリクソンなど北欧勢への販路拡張も遅れている。

ファーウェイ向けのフラッシュメモリーを生産してきた旧東芝メモリー(キオクシア)、画像センサーのソニー、通信機向け半導体の三菱電機、電波増幅器のルネサス、HDD(ハードデスク駆動装置)の東芝ほかが、もろに影響を受ける。代替仕向地は簡単には見つからないため、暫時低迷する可能性がある。

もっとも中国側もこの事態を見越して、台湾のTSMCや韓国サムスンなどから、向こう2年分の半導体を緊急に輸入し在庫している。それでもファーウェイのスマホ70%減速するだろうと予測されている。

また米国製ソフトを使用した部品という定義を拡大解釈すれば、ソフト開発に携わるエンジニアの国際間の移動、技術の移転も制裁の対象となりかねず、完全な対中禁輸措置である。つまり新ココムが発動されたということである。
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【知道中国 2133回】             
 ──英国殖民地だった頃・・・香港での日々(香港15)

          △

4人兄弟が相手の家庭教師と第一日文での代講・捕らぬ狸の皮算用は十分に承知しているが、両方のバイト代を合わせれば一定の収入が確保できそうだ。切り詰めた生活に努めれば、なんとか留学期間も伸ばせるだろう。

先の見通しが立ったようでもあり、そこで改めて中国語を学ぼうと思い立った。

理想は個人教授ではあるが、やはりネックとなるのは高い授業料である。貧乏留学生にとっては贅沢が過ぎる。だが、だからといって映画館での学習は無意味に近いことは経験済みだ。香港までやって来て独学はないだろう。そこで、飛び降りることもないだろうが、先ずは清水の舞台に立った心算で、個人教授でやってみようということに。


人間というヤツはどうしようもなく怠け者であり、一生懸命に勉強しようなどと殊勝な気持ちを持ったところで、それは一時のこと。『崇高な決意』は程なく雲散霧消して、元の木阿弥となるのが関の山。抑え難い怠け心を封じ込めることが出来るような『鋼の意志』なんぞを、凡人が持ち合わせているわけがない。

怠け者の尻を引っ叩く最良の方法は、やはりカネしかない。カネさえ出せば、なんとか払った分は取り戻そうとするはずだ。欲の皮が突っ張っているから、しょせん人間はセコイのである。

幸運にも理想に近い先生が見つかった。北京生まれの北京育ちで京片子(べらんめえ口調で耳に心地よく響く北京弁)を話す。北京大学で中国文学を専攻した50歳前後の女性で、そのうえ授業料が思ったほど高くはない。まさに願ったり叶ったり、だった。

早速、指定された番号に電話すると、歯切れのいい中国語が返ってきた。「時間があるなら、いま直ぐにお出でなさい。アナタの程度を確かめてテキストを考えたいので」。

そこで「我就去(すぐ行きます)!」と電話を切って、台所にいた大家のSさん夫人に指定された場所への道順を訊ねた。すると地図を書いてくれながら、「『我就去!』でも意味は伝わるけど、やはり『我就来!』の方がいいと思いますよ」と。

そこでハタと気づかされた。日本式中国語でも通じればいいってものではない。ここは香港であり、住民の圧倒的多数は広東人である。広東人も中国人だろう。香港が中国人の社会であり、その香港と言う中国人社会にドップリと浸かろうとしているわけだから、願ってもない絶好の機会を逃がしてなるものか──こう思い至ったところで、日本で身につけた中国語の知識は取り敢えずはキレイサッパリと忘れ、一から学び直そうと考えた。

善は急げ、である。

バスを乗り継いで、指定された住所になんとか辿り着く。近くには赤煉瓦が美しい名門女学校があり、周囲を高い木々に囲まれた落着いた雰囲気の高級住宅が並ぶ。雑踏と人いきれの香港にも、こんなにも緑豊かで閑静な住宅地があったのだろうかと驚いたが、時に轟音が耳をツンザク。

見上げると、着陸直前の態勢に入った旅客機が啓徳空港(当時の香港国際空港)の滑走路に向かって超低空で通り過ぎて行く。もちろん、風向き具合によっては離陸直後のこともある。

大きな石造りの門があり、高い塀で囲まれた広い青々とした庭の先に2階建てのレトロな雰囲気の洒落た邸宅があった。門番に来意を告げると通してくれたのだが、彼の背後の門番小屋を見て驚いた。もちろん普通の犬小屋よりは大型だが、まるで見た目は犬小屋。だが窓もあれば、入口の板戸にはカギも付いている。

チラッと目に入った小屋の中には布団も畳んであれば、食器もあった。ここが彼の職場兼住宅らしい。職住超近接と聞こえは良いが、まさに劣悪な居住環境と表現するしかない。

だが『固定の住宅』を持っているだけでもヨシとしなければならなかったはず。それというのも当時、繁華街の夜の路地裏で歩道脇に設えた折り畳みベッドを塒としていた例にお目に掛かることがあったからだ。

改めて香港社会の厳しい現実を知ったのである。
      

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■読者の声 どくしゃのこえ READERS‘
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)OracleはTikTokを買わない。提携はする、その方がよいというアナリストの反応です。両社の交渉をそう見ているという、下記、ソースです。

https://www.benzinga.com/analyst-ratings/analyst-color/20/09/17491126/partnership-better-than-acquisition-analysts-react-to-oracle-tiktok-deal
  (MKM)

  ♪
(読者の声2)菅(スガ)が番頭?とんでもないこのマキャベリストの野心は青空高く(曇り空高くの方が合うかな?爆笑)限りないぞ。

この男がすんなり番頭で来年退くものか?もちろん失脚はありうるが・・限りない野心 控え目に見える態度の陰に、黒沢明(今度の餓鬼紛らわしい清監督ではない 程度の低いくだらないベネチア選考基準)監督映画に出てくる悪党 見かけ慇懃無礼で表情を変えずに偽善の面をしながら悪徳の権力欲に燃える男、を連想するこの男に野心・権力欲・謀略欲以外の何物もない。(AO生、世田谷)

  ♪
(読者の声3)中国人教授「地球滅亡計画」の背後、中国全体は狂気と危険の方向へ走っている。2020.9.14、石平氏のユーチューブで、瀋陽工業大学特別招聘教授の趙盛?氏の発言とあった。

世界を滅亡させるには、アメリカに核弾頭を射つ必要はない。太平洋上に数千発の核弾頭を打ちこめば2千m級の津波が発生し、ヒマラヤ山脈を除く全てが水没するという。
日本人なら、震え上がる声明である。

だが、中国共産党政権は、もし、アメリカが中国に戦争をしかければ、世界を破滅させるとの恫喝であろう。ソ連のゴルバチョフが政権の末期、銀行強盗に入った。その銃の先が自分の頭に向けている、という風刺画があった。

ソ連の崩壊よりも遙かにすさまじい脅迫である。

かつて、中国共産党が潰れるときは、中国人民全てが滅ぶ時であると言っていた。これは、決して脅かしではない。
東洋史家の岡田英弘氏は、後漢末の黄巾の乱の乱には、五千万いた人口の九割が死に、五百万に減ったと言っているからである。
日本も戦中は、1億総玉砕(台湾、韓半島を含む)と言っていた。決して中国を一方的に非難はできない。
   (斎藤周吾)

   ♪
(読者の声4)今晩(16日)夜放送予定の「フロントジャパン」は佐波優子さんと宮崎正弘さんでお送りします。深夜からはユーチューブでもご覧になれます。
 宮崎さんのテーマは「管政治が始まる」の予定です。
   (日本文化チャンネル桜)

◆日本が知るべき米国の対中強硬姿勢

櫻井よしこ


新首相の最大の課題は対中政策において誤りなきを期することだ。合わせ鏡の論として、これまで以上に対米関係の実質的強化に努めることでもある。

中国とは人間の常識に基づいて向き合うのが最善である。許容範囲を遥かに超えたウイグル人への弾圧や香港に関する英中合意の破棄。

その結果として香港から自由、民主主義、人権等を奪い尽くす意図は、穏やかな文明を育み、人間一人一人を大事にしてきた日本の国柄に鑑みて、到底受け容れられない。

そのような隣国のあり方に強く抗議するというメッセージを、日本国として発することが大事だ。

9月8日の『産経新聞』が一面トップで伝えたスクープの意味を噛みしめたい。

民主党政権当時、尖閣諸島沖の領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした。わが国は船長を逮捕したが、菅直人首相(当時)が「釈放」を命じたと、前原誠司元外相が語っている。

なぜ釈放させたのか。予定されていた横浜でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)に、胡錦濤国家主席(当時)が来なくなると困るという理由だったという。未だに習近平国家主席の国賓訪問を切望する人々がいるが、次期政権は民主党政権の愚を繰り返さないことが肝要であろう。

田久保忠衛氏は「国際社会で最も恐れるべきは孤立である」という中曽根康弘元首相の言葉を政府首脳は心に刻むべきだと語る。国際社会における日本の位置を確保する際、日本本来の価値観を忘れてはならない。

私たちが望む自由な世界、人権が尊重され法秩序が保たれる世界は米国一国だけの力では守り通せなくなっている。国際社会が連帯して異形の大国中国に抑止をかけなければならない。価値観を共有する国々との連携が必須で、連携の要になることが日本の最大の国益だ。

全米の孔子学院を全廃

日本には中国の侵略から守らなければならないものが多くある。目に見えるその第一が尖閣諸島である。尖閣諸島の防衛は南シナ海の岩礁を守ることと基本は同じだ。

中国は南シナ海のサンゴ礁を中国領として、人工島と軍事基地を造り領有権を主張する。中国の国際法無視は許さないという国際世論を米欧諸国と共に作るのだ。

世界の秩序を異質、異形の勢力、中国共産党の下に差し出して勝手にさせてはならない。だからこそ、日本はもっと強く、南シナ海の中国支配に異を唱えるのがよい。

中国との闘いの先頭に立つ米国の、日々厳しさを増す一連の政策・行動には瞠目する。戦略を打ち立てたが最後、総力を挙げて突進する。大東亜戦争に至る過程で米国が如何に周到な対日攻略策を構築し、実行したかを思えば、現在の米国の対中政策に米国の本質が見てとれる。米国の中国に対する怒りの深さを、新首相は肝に銘じておくべきだろう。

9月1日、ポンペオ国務長官はFOXビジネス・ネットワークの「今夜のロウ・ダブ」という番組に出演し、現時点で少なくとも75の大学等に設置されている孔子学院について問われ、今年末には、「ゼロになっていることを希望する」と述べた。

あと3か月余りで全米の孔子学院を全廃させるというのだ。表向き中国語や中国文化の普及を目的として、中国政府の資金で海外に設置している孔子学院を、米政府が外交使節団に認定したのは8月13日だった。

孔子学院を中国共産党の戦略指導の下で活動する機関に位置づけたのだ。事実、孔子学院は世界において中国共産党の影響力を高めるために設置され、資金は中国共産党中央宣伝部から出ている(クライブ・ハミルトン『目に見えぬ侵略』飛鳥新社)。

トランプ政権は各大学の各教授の各研究プロジェクトにどれだけ中国資金が入っているか、全て報告させた。情報公開という民主主義社会を支える力を活用することで米国の知的空間に対する中国マネーの侵略工作に終止符を打ったのだ。

日本では早稲田大学をはじめ孔子学院を擁する大学が存在するが、このことに無関心であってはならない。中国マネーに関する情報公開をわが国も早急に義務づけるべきであろう。

米国の対中対抗策は日々刻々、強化されている。息つく暇もない程の実態を十二分に意識しなければ新政権は選択を誤りかねない。

その一部を見てみると、5月、中国が全国人民代表大会で香港への国家安全維持法の導入を決定すると、翌29日、トランプ大統領は米国市場に上場している中国企業の財務を精査し、上場廃止を可能にすることや香港への特別措置の撤廃を含む対抗措置を発表した。7月14日には対香港優遇措置廃止の大統領令に署名し、同法を施行した。

打つ手がない

香港金融市場が中国経済に持つ意味が限りなく大きいのは周知のとおりだ。2019年1〜8月の統計では外資による対中投資の70%が香港経由で行われた。

18年には中国企業は香港金融市場で1000億ドル(10兆8000億円)の資金を調達した。香港金融市場の締め上げは米企業にとっても痛手だが、米政府は敢えてそこに踏み込んだ。対中取引から得る現在の利益よりも、中・長期的視点に立った国益を重視した。

この米政府の政策を日本も十分、勘案しなければ米国市場で日本企業は生きていけなくなりかねない。

7月8日、ポンペオ氏は尖閣諸島に具体的に言及して「世界は中国の弱い者苛めを受け入れない」と断言した。

世界中で進行中の領土紛争に関して、アメリカが初めて中国の主張を否定し、非難した。中国の領有権の主張は国際法の根拠を欠き、事実関係においても間違っているとして、日本を含めて中国の侵略を受けている国々の側に立った。

7月24日には米ヒューストンの総領事館が閉鎖され、8月6日にはトランプ大統領が中国系動画アプ「TikTok」を運営するバイトダンスとの取引を45日後から禁止すると発表した。13日にはファーウェイなど中国のハイテク企業5社の製品を扱う企業を、米政府調達から外すと発表した。

これら中国のハイテク企業は19年に米政府調達から外されていたが、今回は民間企業にも中国製品の排除を迫り、米国政府か中国企業かと選択を迫った。

8月9日には厚生長官のアザー氏が台湾を訪れ、蔡英文氏を大統領と呼び、台湾を独立国として扱った。米国はどこまでもやる気である。対して中国は反撃らしい反撃をしていない。

中国政府から発信される対米メッセージはひたすら対話の呼びかけである。彼らには当面打つ手がないのである。

日本は米国と共に、自由世界の中心軸を目指し、中国が私たちの価値観を受け入れざるを得ないところまで頑張るのだ。

『週刊新潮』 2020年9月17日号
日本ルネッサンス 第917回

◆心筋梗塞は予知できる

石岡 荘十

まず、死因について。

私の父親も死因は「心不全」とされていたが、長い間、この死亡診断書に何の疑問も感じなかった。しかし、よく考えてみれば「心不全」というのは単に「心臓が動かなくなった」という意味であるから、病気の「結果」そのものであり、死のトリガー、「原因」ではない。

<最初は背中が痛いと言われたと報じられていた。亡くなった後では容易に心筋梗塞だったとは解らないのではないか。誰でも経験して学習し教訓に出来る病ではないので、発症した場合の対処は困難だろう>(前田氏)と書いておられるが、これこそが「死因」となった心筋梗塞を疑わせる症状だ。

私も大動脈弁がうまく開閉しなくなり、10年前人工の弁に置き換える手術を受けているが、そこに至る症状として<背中が痛い>を何年にもわたって、何度も経験している。

心臓の血流が途絶えると、背中が重苦しくなる。痛いと感じる人もいる。この苦しさは、血流が滞った程度(狭心症)の場合は、15分程度で回復する。不整脈のひとつ心房細動の時もそうだ。

私が何度も経験したが、それ以上自覚症状が長く、30分とか続くのは血管(冠動脈)が完全に詰まっている(心筋梗塞)だと考えた方がいい。ほっておけば死に至る。

胸が痛くなるという症状だと、「心臓がおかしいのではないか」と分かりやすいが、心筋梗塞になると左の奥歯がうずいたり痛くなったり、肩が凝ったりすることもある。歯医者や整形外科に駆け込む人もいるが、これは心筋梗塞の症状のひとつなのである。

歯医者で鎮痛剤をもらって「一丁上がり」となるが、じつは心筋梗塞の症状だ。こういうのを「放散痛」という。

不幸にして、こんな知識がなく死んでしまった後、患者を解剖すると死因が心筋梗塞であったことは明らかになる。

<発症した場合の対処は困難だろう>といっておられるが、心臓疾患の9割は、対処の仕方を誤らなければ、決して「死に至る病」ではないのである。

前田さんが書いておられる記事が見事にそのポイントを突いている。
その要点をまとめると、

<失神するほどの、激痛と胸部に圧迫感があった。自分で119番に電話して症状を説明していた>

<放っておけば治るとかとは思ったが、何故かこれは「一過性の痛みではない」と判断した>

<救急患者を受付けてくれる大病院が多いこと、救急車が搬送してくれた先が国立国際医療センターだったこと、最も偉い先生が日曜日の当直だった>

<心筋梗塞に対応する準備が整っていたのだった。処置も素早かった>

<その判断が正しかったと後で解るのだが、私の場合は幸運の連続だった>

つまり、前田さまのケースは<幸運が重なった>結果であり、誰でもがこううまくいくわけではない。

<小林氏の場合は敢えて言えば、お気の毒にも不運が重なったのだ。不幸な例が小林投手だったということ>だ。

年間の死者5千人を切る交通事故死にあの大騒ぎで安全運動を展開している。なのに心臓疾患で年間15万人以上が死ぬ。なぜか。前田さまのような幸運の女神の恩寵に浴する人はそんなに多くない、それだけ啓蒙が行きわたっていないということだ。

<時間との争いであるなどとは知る由もないだろう。知識は皆無だった>とおっしゃるが、そんな人に幸運が訪れることは滅多にない。

この歳になったら、天下国家の危機を憂うる高邁な論議をする前に、わが身の危機管理に少しのエネルギーを注ぐべきだというのが私からのアドバイスだ。心臓病は<誰でも経験して学習し教訓に出来る病>なのである。

http://www.melma.com/backnumber_108241_4024688/

それにもうひとつ大事なことを付け加えて言えば、いざというときどこの病院に駆け込むか、これが大切だ。

隠れたファンの多い、情念のこもった独特の歌唱スタイルで知られる歌手の浅川マキさんが死去した。67歳だった。17日夜、公演のため滞在していた名古屋市のホテルで、全裸で湯船に顔を突っ込んだ姿で亡くなっているのが見つかった。愛知県警中署によると、死因は急性心不全とみられるという。

心臓疾患は突然、人を襲うわけではない。必ず予兆がある。彼女にも、予兆があったに違いない。背中が重い、肩が凝る、左の奥歯が痛む---。

そのとき迷わず名古屋にある心臓専門の病院「名古屋ハートセンター」にとび込んでいれば助かったはずだ。ここは365日、24時間患者を受け付ける。そこには「神の手」を持つといわれる米田正始元京都大学血管外科教授がいる。

彼は「心臓が動いているうちにつれてきて下さい。なんとかします」と豪語している。

http://www.melma.com/backnumber_108241_4234308/
20100119

2020年09月18日

◆2020年は食欲ではなく倒産の秋

今市太郎

飲食店消滅の悪夢が遂にはじまった


菅新政権の誕生でコロナへの関心が薄れているように見えますが、危機的状況が始まるのはここからです。10月〜12月、都内の繁華街から飲食店が劇的に消え、倒産続出の可能性があります(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

コロナへの関心が薄れつつある

仮病という報道もありますが突然に安倍首相が辞任し、まさかの菅政権が誕生することになりました。

そのため世間ではすっかり新型コロナの感染問題に注目が集まらなくなり、現象的に感染者数が減少したことも手伝って、すでにコロナは収束過程にあるような錯覚に陥る状況が続いています。


しかし、実態経済へのコロナの影響はまだまだこれから。続々とネガティブな材料の登場してきます。ここから景気も金融市場も、V字回復などにはまったくならなさそうな雰囲気が強く漂いはじめています。

賃貸店舗の解約は半年前告知。ここから閉店ラッシュへ

都内の主要繁華街や横浜の駅前などをそれとなく見回してみますと、すでにこの3か月の厳しい経営状況下で閉店した飲食店が多く見られます。

銀座などを歩けば老舗の店も驚くほど閉店に追い込まれていることを目の当たりにしますが、それ以外のお店は、なんとか息を吹き返して苦しいながらも営業を継続しているかのように見えます。

さらに、都市部の飲食店の賃貸契約は「半年前に告知する」ことが契約上で織り込まれていることから、すでに閉店しているところでも、賃料は告知から半年支払い続けているところがほとんどとのこと。

つまり、4月の緊急事態宣言直後に「もう継続できない」とギブアップを決めたお店が、なんとかこの半年は賃料分の損失だけでも補填しようと、売り上げ半減の営業状態でも続けてきたところがかなり多いわけです。


いよいよ10月から11月にかけて、賃料契約の終了とともに、店舗が軒並み閉店することになりそうな状況が見え始めています。

1回こっきりの持続化給付金も、若干の時間の延命には役立ったものの、それでコロナを乗り切れたところはほぼ皆無の状況のようです。

Next: GDPよりも街中の惨状を見よ。企業倒産は12月から本格化へ

at 08:20 | Comment(0) | 今市太郎

◆TIKTOKはオラクルへ

宮崎 正弘

 
令和2年(2020)9月15日(火曜日)弐通巻第6645号  

TIKTOKはオラクルへ。英アームは米エヌビディアが買収へ
ハイテクの中国包囲網、大型のM&A(企業買収合併)で道半ば

TIKTOKの米国子会社をトランプ政権はマイクロソフトへ売却するように命じたが、中国が激しく抵抗し、訴訟に持ち込まれた。現時点ではオラクルとの「提携」で、事態は落ち着きそうな気配となった。

TIKTOKは動画投稿サイトとして急激に業績を伸ばしてきたが、データが中国に渡るとトランプ政権が警戒してきた。

他方、ソフトバンクが3兆2000億円という巨額を投じた英アーム買収は、ソフトバンクの経営悪化による株式売却が急がれていたが、米エヌビディアへ4兆2000億円での買収交渉が最終段階に入った。米英連合にAI技術の覇権が移行する。

エヌビディアはGPU(画像処理半導体)の大手として知られ、ゲーム映像などをなめらかに描く技術を音声認識にいかし、計算をこなすAI計算を高速でこなす。次世代AIの成長分野である。

アームは半導体設計で世界の90%のシェアを誇り、中国が買収を狙っていた。これもトランプ政権の反対により、ソフトバンクは新しい買収先を水面下で探していた。すでに中国は「アームチャイナ」という子会社を中国に設立し、技術の猛追を図っている。

これらの大型買収劇は、従来の資本主義におけるシェア拡大という一般的なM&A戦略を越えたもので、ハイテク、とりわけAI半導体の最先端技術を中国に渡さないというトランプ政権の中国封じ込めを基盤に生まれてきた。
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)通巻第6644号 先生の「番頭政治」は痛烈、痛快です。 一般マスコミが、この点を指摘しないのは、見識がないも甚だしいと感じていました。
 英語には、たしか、Caretaking
Government とかCaretaker という政治用語があったと記憶します。

来年秋、あるいは解散総選挙までの一年足らず、「私は番頭でございますので、この突発事に、その間だけ、暫定内閣を組織させていただきます」と菅氏は公言しておれば、喝采を浴びていたのではないでしょうか。
政治には、大向うへの意識が必要です。(KI生、尼崎市)

   ♪
(読者の声2)証券アナリストジャーナル(2020年9月号)にツネイシホールデイングスの特別顧問で元大蔵官僚だった伏見泰治が30年前に英国の王立国際問題研究所に2年間派遣されていたときの話を書いている。

この中で、「Tsushima沖海戦」に関する質問を同僚のクロアチア人から受けたエピソードがあった。本人が今でも「Tsushima沖海戦」と書いていることから、「Tsushima沖海戦」が日本海海戦のことであり、連合艦隊を指揮した東郷平八郎大将が海戦史上稀に見る勝利を収め、バルチック艦隊の艦艇のほぼ全てを損失させたことを、どうやら、ご存じない可能性が高いように思えた。

国家公務員採用試験には、自虐史観を取り除いた正しい歴史知識を問うような問題を出題し、日本の高級官僚が海外で恥ずかしくないようになってもらいたいものである。

これにより嘘が書かれた歴史教科書を検定したり、慰安婦を買いに行く事務次官で構成されている文部官僚の左翼思想も浄化できると思うが、已にこちらは手遅れで、浄化が終わるまで何十年も待っていられない。一度解体するべきだと思う。
((匿名希望)

   ♪
(読者の声3)貴誌9月15日付通巻6644号「読者の声」欄における「宮崎正弘コメント」に「平川さんのそうした表現を集めて『天下の馬鹿者列伝』なんて企画したら面白いかも。」とあるのを読んで、あらためて、稲垣武著『「悪魔祓い」の戦後史』(文春文庫1997年刊、単行本1994年刊)を取り出しました。

この著者、なんと元朝日新聞社記者なのですね。

この著書も、小気味よく「進歩的文化人の言論と責任」を論断しています。この書の中では、「丸山にとってのものの考え方や論理は、おのれに都合の良いものを、そのときどきに応じて使い分ける道具にすぎないのだろう。77さすが教祖だけあってその円転滑脱ぶりは感嘆の他ないが、そこに思想の一貫性は見出すべくもない」(189頁)と述べられ、また、全共闘運動の関連では、「国立T大学のM教授」などと表現して「進歩的文化人の理論的指導者と仰がれたM教授など、その反体制論は自分に火の粉が降りかからない範囲での観念的遊戯だったと言えなくもない。

彼らに比べれば、和田や折原のような全共闘擁護派の方がまだしも良心的だといえる」などと述べられています


 とにかく、これらの丸山真男氏についての「評価」については大いに同意、同感できるだけに、「安倍首相の成蹊大学時代の『恩師』が苦言」「首相としてもう少し知的になってほしかった」という見出しの9月9日のYahoo記事の中で、成蹊大学時代の「恩師」殿が、「安倍さんも首相を辞めたら、前よりは時間があるだろうから、ぜひ丸山真男を読んで勉強してもらいたいですね(笑)」などと語っているのを見て、呆れて、それこそ「笑」いたくなりました

私は教養学部時代も、法学部でも、この成蹊大学名誉教授殿と話し合った記憶はありませんが(彼の発言で、印象的、鮮明に記憶しているものはあるのですが、公表は差し控えます)、卒業後約50年、この人物は「ぜひ丸山真男を読んで勉強してもらいたい」などという観念というか、思考枠組の中で、成蹊大学なる三菱財閥と関りが強い大学で学生指導を行ってきたとは、驚くほかありません。

ところで、ネットで調べると、『「悪魔祓い」の戦後史』は、2015年にPHP研究所から新装版が発売されているようですね。文庫版の解説は松原隆一郎氏が担当しておられます。よくまとまった好解説だと思います。(椿本祐弘)


(宮崎正弘のコメント)稲垣武さんとは二回か三回ほどしたあったことはありませんが、その強烈な共産主義批判の文章を前提としていたら、穏やかな紳士でしたね。


◆「菅時代」がはじまりました

              北野幸伯 
                   


まだ、どうなるかなんともいえませんが、菅さん、
早速心配な発言をされています。
 

<菅氏「消費税、将来的には上げざるを得ない」 テレビ
番組で言及

毎日新聞 2020/09/11 00:18

自民党総裁選(14日投開票)に立候補している菅義偉官
房長官(71)は10日、テレビ東京の番組で、消費税につ
いて、「(将来的には)引き上げざるを得ない」との認識を示した

菅氏は同じく総裁選に立候補している石破茂元幹事長(
63)、岸田文雄政調会長(63)と共に出演した。

番組で「消費税は将来的に10%以上に上げるべきか」と
質問されたのに対し、菅氏は「○」のフリップを掲げた。

その上で
「引き上げるという発言はしないほうが良いと思った。
だが、どんなに頑張っても人口減少は避けられない。

将来的なことを考えたら、行政改革は徹底して行った上で
、国民の皆さんにお願いをして消費税は引き上げざるを得
ないのかなと思った」

と述べた。>
ここで、菅さんは、二つ重大発言をしています。


1、消費税は引きあげざるを得ない

決定的に間違っていると思います。
2013年、アベノミクスで、日本経済はイケイケでした。
ところが2014年、消費税率が5%から8%まで引き上げらた

それで、2013年2%だったGDP成長率が、2014年には0.38%
まで鈍化した。

アベノミクス初期の「イケイケ感」は、二度と戻ることが
ありませんでした。
この時、消費税を引き上げなければ、日本経済はものすご
い勢いで成長しつづけた可能性があります。


2019年10月、消費税率は、8%から10%に引き上げられま
した。これは、日本経済に「致命的打撃」を与えました。
証拠として、日経新聞2020年3月9日から。

<内閣府が9日発表した2019年10〜12月期の国内総生産(
GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比1.8%減、
年率換算では7.1%減だった。>

その後「新型コロナ大恐慌」が来たので、忘れ去られまし
たが、年率換算7.1%減はメチャクチャ深刻です。


2、どんなに頑張っても人口減少は避けられない

これって日本ではふつうの認識ですね。
しかし、「人口減少は避けられない」というのはウソです

イスラエル、フランス、ロシアなどは、出生率を激増させ
ることに成功しています。

ロシアの出生率は99年1.16でした。
それが「母親資本」という政策を導入し、1.75まで増やす
ことに成功しました。

菅さんは、「人口減少は避けられない → だから消費税
を上げざるを得ない」という変な論理を展開している。
ですが、人口減少を止めることは可能なのです。


(批判を受けて菅さんは、「消費税は、10年間引き上げ
る必要はない」と訂正しました。)
何はともあれ、国民は時々、政府の愚策でひどい目にあ
うことがあります。

私たちは日本国の繁栄を願っています。
それで、政府が正しい政策を行うよう、働きかける必要が
ある。ですが、自分自身の人生について、「政府に何とかしてもらおう」とは思わない方がいいでしょう。


<Ask not what your country can do for you;
ask what you can do for your country.

- John F. Kennedy (ジョン・F・ケネディ) -
国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。>
at 08:15 | Comment(0) | 北野幸伯

◆中性脂肪が気になる人の食事療法

庄司 哲雄 (医者)


<中性脂肪とは>

血液中の中性脂肪(トリグリセリドともいう)には二つの由来があり、食事で摂取した脂肪が小腸から吸収され血液中に現われたものと、肝臓で炭水化物から脂肪に作り変えられて血液中に放出されたものがあります。

いずれも、体の組織でエネルギーとして利用されるのですが、血液中の濃度が極端に(1000mg/dL以上)増えすぎますと、急性膵炎を引き起こすことがありますし、それほどでない場合でも(150mg/dL以上)動脈硬化の原因のひとつになります。

<中性脂肪を下げる食事の第一歩>

食事療法の基本は、摂取エネルギーの適正化です。脂肪の摂りすぎのみならず、炭水化物の過剰も中性脂肪を増やしてしまいますので、全てのトータルを適正にする必要があります。
身体活動度にもよりますが、標準体重1Kgあたり25〜30kcal/日程度が適切です。肥満気味の方は少なめにし、減量を目指します。アルコール多飲や運動不足は中性脂肪の大敵です。

<炭水化物と脂肪のどちらをひかえるか>
各人の食習慣により異なる場合がありえますが、炭水化物1グラムで4kcal、脂肪1グラムで9kcalですから、脂肪摂取を控えることが大変効果的です。

<ジアシルグリセロールとは>

少し難しくなりますが、中性脂肪とはグリセロールという物質に脂肪酸が3つ結合した構造(TAG)をしており、いわゆる「油」です。これに対して、脂肪酸が2つだけ結合した油もあり、これをジアシルグリセロール(DAG)といいます。同じような油であっても、小腸で吸収されてからの代謝が異なるため、中性脂肪の値や体脂肪への影響の程度に差があります。

通常の油TAGは、小腸で膵リパーゼという酸素のはたらきで、脂肪酸が2つはずれ、脂肪酸ひとつだけが結合したモノアシルグリセロール(MAG)に分解されます。それぞれは吸収された後、小腸でまた中性脂肪に再合成され、血液中に放出されます。

一方、DAGは中性脂肪へ再合成されにくいため、食後の中性脂肪の上昇が小さく、また体脂肪の蓄積も少ないといわれています。最近、DAGを利用した機能性食品が開発されています。しかし、DAGの取りすぎもカロリー 過剰につながりますので、通常の油TAGとの置き換え程度にすべきでしょう。

<脂質低下作用のある機能性食品>

動物に含まれるステロールという脂質の代表はコレステロールですが、
植物には植物ステロールという脂質が含まれます。これは小腸でのコレステロール吸収を抑制する働きがあります。

<専門医に相談すべき病気>

中性脂肪の増加する病態には、糖尿病やある種のホルモン異常、稀には先天的な代謝障害もありますので、一度は専門の先生にご相談いただくのも大切だと思います。
<大阪市立大学大学院代謝内分泌病態内科学  >

2020年09月17日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(76」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/186(2020/9/15/火】今週末の19日/土曜は彼岸の入り、夏子は振り返りつつ南へ帰る時期だが、まあ、大人しくは帰らないから何回かは猛暑がありそうだ、台風も!


今朝は24度。天気と体調を見ながら1か月ほどかけて(実働は1週間)庭の手入れをしてきたが、かなり見栄えは良くなった。庭造りは楽しいが、メンテナンスは結構大変だ。子作り、子育ては若さの勢いもあってどうにかできたが、老いてから始めた(2017年春、癲狂院退院後の66歳)趣味の園芸はどんどん「義務の園芸」になった。


ほんのいたずらで庭に餌を撒いたら今やスズメは50〜60羽になり、朝夕の餌やりはもう欠かせない。スズメの奴隷、賄い爺さんだ。


胃がん手術後の55歳前後からブログ記事を書くようになったのは「頂門」渡部亮次郎氏が「書いてみたら」と背中を押してくれたからだが、まさか毎日のように書くようになるなんて、それも「執拗に」習近平・中共を憎悪、罵倒、崩壊を煽るようになるなんて全くの想定外だった。


45歳の頃に「リタイアしたら何をしているのかなあ、自転車で多摩川の土手を走り、晴耕雨読かなあ」と思っていたこともあるが、義務の園芸、スズメの奴隷、反共ブロガー、腰痛、跛行は想定外、意外な展開だ。


これからも想定外があるのだろうが、「欧州は中共理解が浅いのだろう、パンダハガーが多い、ドイツは発狂して中共と心中するつもりか、〇〇につける薬なしだな」と小生は見限っていたのだが、中共熱は「夏が終わり秋へ、所により冷え込むでしょう」と冷めてきたようだ。


<EU、監視団の新疆入り要求 人権問題に懸念―中国と首脳会談 2020/9/15


【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)首脳は14日、中国の習近平国家主席とオンライン形式で会談し、中国当局による弾圧が問題視されている少数民族ウイグル族の扱いなどの人権問題に「深刻な懸念」を表明した。ミシェルEU大統領は終了後の記者会見で、「独立した監視団の新疆ウイグル自治区入りを求めた」と明らかにした。


EUは国家安全維持法施行後の香港情勢にも懸念を伝えた。首脳会談は6月以来で、フォンデアライエン欧州委員長とEU議長国ドイツのメルケル首相も参加。貿易や気候変動問題も議論した>


一方、習近平は――


<人民網2020/9/15「習近平国家主席『世界の新型コロナ対策、経済回復、正義の維持に一層貢献』」


習主席は、香港特区や新疆地区関連の問題における中国側の原則的立場を明らかにし、「香港特区や新疆地区関連の問題の本質は中国の国家主権・安全・統一の維持、各族人民の平穏な暮らしを送る権利の保護だ。


中国側はいかなる者、いかなる勢力が中国で不安定、分裂、動乱を引き起こすことにも断固として反対し、いかなる国が中国の内政に干渉することにも断固として反対する」と表明した>


蛙の面に〇〇、異次元の世界にいる“妄想習”主席にEUは「何を言っても無駄、話にならない」と最終評価を確定したろう。


中共の撒き餌に嬉々としている後進国はいざ知らず、世界の主要国は「親中から嫌中へ」と風向きが急速に変わっていくはずだ。ここまで来るのに何と60年ほどもかかったが、レッドウイルス感染症の治療は実に難しいのだ。


毛沢東の後継者と見られていた林彪(「毛語録」の編者)は文革の初期(1966年頃)には「毛沢東の軍師」として地位を固めており、その頃の論文だろう、こう書いている。もちろん、毛の意をくんだ代弁だ。


「世界的な視野から(発展速度の遅い)途上国の問題を見た場合、北アメリカ、西ヨーロッパを“世界の都市”とすれば、アジア、アフリカ、ラテンアメリカは“世界の農村”ということになる。


今日の世界革命も、ある意味では農村による都市の包囲という形勢にある。世界の革命事業全体は結局、世界人口の圧倒的多数を占めるアジア、アフリカ、ラテンアメリカ人民の革命闘争によって左右される」


農村を制圧して革命拠点を創り、それに拠って都市を包囲し、攻撃して、腐敗階級を制圧し、人民、財産、土地まですべてを共産党が奪い、共産党員の天国に変える――これが共産主義である。


貧困層であれ富裕層であれ、中共に餌付けされた人々は“ヤク中”であり、クスリのためには何でもする。民主主義許すまじという米国の暴動を見よ! 追い詰められた中共とアカだけが大喜びをしている。


元を断たなければダメ、まずは中共包囲網というロックダウンを我々は始めるべきである。オーストラリア、チェコ、台湾、香港などを孤立させてはならない。

◆番頭政治が解散に打って出ようとするが

宮崎 正弘

 
令和2年(2020)9月15日(火曜日)通巻第6644号  <前日発行>

 番頭政治が解散に打って出ようとするが
  永田町の猟官運動、政治の劣化。国の運命を託すわけにはいかない

あれほどの大殺戮をやってのけたのに、毛沢東は中国史の英雄である。

西洋でもアレキサンダー、ネブカドネザル、シーザー、そして近世ではナポレオン。ロシアではピョートル、エカテリーナ女帝。皆、英雄ですね。そしてスターリンも。

ところが日本での英雄はみな悲劇の主人公になる。

ヤマトタケル、和気清麻呂、菅原道真、源義経、北畠顕家、楠正成、大塩平八郎、吉田松陰、西郷隆盛、特許隊員。。。

軍人の英雄は乃木、東郷、児玉、廣瀬と神社に祀られているが、山本五十六はない。

さて本当の改革を断行し、英雄と祭られるべき人々。たとえば源頼朝、足利尊氏、明智光秀、大久保利通らの名が浮かぶが、これらの日本人の評価は悪党に近い。

リーダーとは国民を統合し、民族的アイデンティティの価値観や伝統を尊びつつ、将来のヴィジョンを指し示し、国民を率いる統率力をもち、カリスマ性がある。信念のために戦う姿勢をみて、皆がついていこうと思う人物である。

小林秀雄は、石原慎太郎が政治家を目ざすとしたときに、「政治家の価値とは、まわりに何人が、その人のために死ねるか」によって決まるという意味のことを言った。

明治維新以後、日清・日露戦争を戦い抜いてきたわが国は国民精神とリーダーの目論見とが軌を一にしていた。戦後、岸は政治生命を懸けて不平等条約の改定(安保条約改訂)に持ち込み、これは小村寿太郎の不平等条約撤廃に相当する成果である。

ところが、以後、沖縄返還の佐藤栄作あたりから「自由と民主主義による福祉国家の実現」が国家目標となり、政治は矮小化した。

中曽根は就任早々に「わたしの政権中は憲法改正はない」と過去の主張をしまい込んだ。爾後、故郷創生とかの大番頭は竹下、アンパンマン橋本、宇宙人、スッカラカンと続き、憲法改正を前面に出す安倍晋三をまたねばならなかった。戦後レジュームの克服をとなえるや、戦後体制に安住してきた朝日新聞などはフェイクにつぐフェイクをでっち上げ、とうとう安倍を引きずり降ろした。

世襲議員は国家百年の計に関心がなく、選挙ではもっぱら、「女性の唇と女陰にむかって叫ぶ」(石川達三)。まるで何も決められないでおろおろした徳川幕府末期の幕閣とそっくりである。

あるじなき商店は、番頭がしばし采配する。

しばらく日本政治は番頭政治となり、多くは期待できそうにない。ところが、番頭政治が解散に打って出ようというのだから、永田町の猟官運動、政治の劣化。国の運命を託すわけにはいかないのではないか。
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@@@@@@@

【知道中国 2132回】    
 ──英国殖民地だった頃・・・香港での日々(香港14)
            △
2枚目の衝撃度はハンパではないキョーレツの極みだった

郊外の山中で立ち木に首から吊された黒焦げ死体の写真は、「迫真の報道写真」などといったありきたりの表現では追い付かないほどに生々しい。アップで1枚、ロングで1枚、下から1枚、横から1枚といった組写真で、これに煽り気味のキャプションが加わるから、薄気味悪さは増すばかり。死体が発する生臭さ、猟奇漂うおどろおどろしいばかりの現場状況がマジマジと伝わってくる。

モノクロ写真ではあるものの、モノ凄い迫力だった。


ダランと四肢が伸びた死体は真っ黒こげ。ピンと張ったロープの先の首は伸び切っている。頸部を括られた顔からは、被害者の恐怖と怨念が立ちのぼってくるようだ。殺してから立ち木に吊して火を点けたのか。はたまた虫の息の被害者を焼いてから立ち木に括りつけたのか。それとも首に懸けたロープの一端を立ち木に縛りつけた後で火を放ったのか。


たしか解説記事には黒社会の敵対する組織同士の縄張り争いの犠牲者だったように書かれていたが、仲間を裏切った者への見せしめだったのかもしれない。

誰が、どんな狙いから恐怖を呼ぶ死体写真を「天下の公器」であるはずの新聞に掲載したのか。この死体写真は、あるいは敵対組織への勝利のサインとも考えられるし、「仲間を裏切るとこういう痛い目に遭うぞ!」という無言の警告とも受け取れる。

いくら「何でもあり」だった当時の香港でも、新聞が黒社会──当時の香港で主たる組織は、三合会、新義安、14K、和安楽、和合桃、和勝和──の広報紙であったはずはなかろうと思いたい。だが、あるいは業界紙の役割を果たしていた可能性も否定できそうにない。

昨年6月来の香港における一連の反中・民主化運動の推進役の1人であり、「香港における出版・報道の自由の象徴」と目され、香港国家安全法施行以降に逮捕された黎智英(ジミー・ライ)が経営する『蘋果日報』は、1995年に創刊されている。情報の信頼性に問題ありとの声もあったが、歯に衣着せぬ強烈な中国批判のみならず、独自の取材による暴露記事や告発記事もあって販売を伸ばしてきたことは事実だろう。


創刊から5年ほどを経た頃、同新聞本社で新聞編集と発行に関する全権を掌握していた同紙論説主幹にインタビューした際「『蘋果日報』は迫真のカラー写真を多用するのか

交通事故や殺人現場の生々しい写真の掲載は人権上問題はなかろうか」と質問すると、「新聞は活字(記事)からの情報ではなく、ビジュアルな媒体による感覚・感情・衝撃を売るもの。だから活字は必要最小限に押さえている」と応えてくれた。

たんなるセンセーショナリズムでも、くそリアリズムでも、現場主義でも、ましてや露悪趣味でもないようだ。あるいは死体写真を堂々と報じるメディアの、そんな写真をスンナリと受け入れる読者側の、それぞれの姿勢にこそ、彼ら香港住人の死体観とでもいうべきものがあり、それは彼らの《生き方》に繋がっているようにも思える。


それぞれの《生き方》が判らない。頭、あるいは文字の上では理解できたように思えても、実際に違和感は解消されない。解消されるわけがない。であるなら違和感は違和感として承知しておくしかなさそうだ。

ここで、当時の香港における日本の新聞について少し記しておきたい。

図書館に行けば新聞を読めるが、やはり時には日本の新聞を読みたくなる。日本の新聞は航空便で郵送され、尖沙咀の先端にあった天星碼頭(スター・フェリー)に並んだ売店で買うことが出来たが、高価すぎて貧乏留学生には手が出ない。

ところが幸運なことに、日本研究の教授に日本の新聞の整理を仰せつかり、数日遅れながら数紙の日本の新聞を無料で読むことができるようになった。どうやら貧乏留学生にも「拾う神」の目が向いて来たようだ。
(ひいずみかつお氏は愛知県立大学名誉教授。華僑研究の第一人者)
       

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)大坂ナオミ選手、全米オープン優勝おめでとうございます

日本国籍を選択した彼女ですが、何故か日本のTVでは会場にあった日の丸を映しませんね。日本人が活躍するのを良しとしない勢力がマスコミを牛耳る証拠がまたひとつ・・・
これが会場の様子、日の丸は真ん中にあるんですがね。
https://www.youtube.com/watch?v=IELytkCsqW0

今回、彼女が黒人差別に抗議して犠牲者の名前をつけたマスクをしていたのが話題になりましたが、黒人と黄色人種の混血である彼女がアメリカで体験したであろう差別は我々には想像もできないものでしょうそうした事件が起こるたびに恐怖を感じた、という彼女の言葉は重い。

しかし日本のTVは、このマスクをつけていた事を妙に大きく報道しすぎていないでしょうか? アメリカの左翼革命であるBLM運動はトランプ追い落としを狙う勢力が背後にあると言われますが、日本のマスコミもこの運動への親和性が高いのでしょう。

ところが、マスクの件、どんな主張があるのか、と記者に問われた大阪選手の答がよかった。

「逆にあなたはどう思いますか? とにかくみんなに考えてもらうきっかけなればよかった」

 自分の心に訊け、ということでしょう。

かつてルーサー・キング牧師は有名な "havedream・・・"
で始まる演説で、否定的な言葉、暴力を煽る言葉ではなく、「夢」を語ることで黒人差別撤廃を訴えたのを思い出しました。左翼暴力テロリスト達によって不純なものになり下がったBLMは、半世紀以上前のキング牧師の運動とは全く異なるものです。

大坂選手はそれが今、反トランプという政治運動に利用されることなく、純粋で素朴な差別反対のムーブメントに立ち戻ることを願っているのではないでしょうか。
やはり「日本的な何か」を持っている彼女を応援します
  (Stratocaster)

  ♪
(読者の声2)9月14日付貴誌の「読者の声」投稿の拙文中、図書館で朝日新聞を「購読」とあるのは「読んでいます」の誤りです。

「購読」とは、「新聞を買って読む」という意ですね。なお、朝日新聞の論調、姿勢には問題が多く、「購読」をするべきではないと考えてはいますが、少なくとも反面教師と言うか、比較のためにも、「一読」の必要性は高いと思っています。私は、図書館で全国紙はできるだけ全て読むように努めています。

なお、投稿の最後に、上下水道民営化についての拙文を紹介して、菅氏は、この問題について関心がある旨を述べましたが、これに関連した内閣府人事には極めて不明朗、不可解な問題がありました(菅人事だと推測されます、この一点だけを見ても、私は菅氏の「見識」には疑問符をつけたい)。 これに関連して、日本政策投資銀行の担当に電話して、インタビューを申し込んだのですが「拒絶」されたことがありました。

このように、何らの発信力もない清貧老人に過ぎない小生ですが、それだけに、言動において恥じることなく死ねることは幸いかなと思っています。

例えば、成蹊大学名誉教授殿が今もって「心酔?」されている丸山真男など、平川祐弘氏が「辞職する丸山教授を、学生を扇動した自業自得と見ていた」とされる(『日本の正論』河出書房新社、2014年刊など)ことに、まったく同感です。

この丸山という人物は、永井陽之助氏について、学生に「悪影響」を与えているとして、研究室への出入りを差し止めたと聞いています。およそ、基本的人権の中で最優越的地位を占めるはずの表現の自由を否定する人物の言論など信頼できるはずがありません。


その他、平川祐弘氏は、「幻想を振りまいた仏文学者の知的群像」として、「渡辺一夫の政治的幼児性」「嘘まみれだった森有正」などと述べ(『日本の正論』)、大江健三郎については「大江の文学界における運命は政界における土井たか子の運命とほぼ同じ」、また、家永三郎については「英語がきちんと読めず交戦国を双方から客観的に判断する能力のないはずの彼」と言われる(『日本の生きる道』飛鳥新社、2016年刊)。

平川氏は1931年生まれですから、もう89歳になられるのでしょうか。依然として現役として、『月刊HANADA』などに健筆をふるっておられます。さらなる「正論」を期待して、いっそうの御長寿をお祈りしたいと思っています。
   (椿本祐弘)


(宮崎正弘のコメント)嘗て小生も丸山真男は「正真正銘のバカ」、大江健三郎は「縦に書いたフランス語」と比喩したことがありました。

平川さんのそうした表現を集めて「天下の馬鹿者列伝」なんて企画したら面白いかも。

永井陽之助の『平和の代償』は、もっと評価されてしかるべきだと思います。高坂正堯の陰に隠れてしまったかな?


(読者の声3)自民党の総裁選は菅氏で決まったも同然でしょう.しかし、はじめから期待してはいませんでしたが、三候補の憲法論議は、全く低調です。

これは本質的には、国民の関心の低さを反映しているからでしょう。

しかし、私が言いたいのは、関心の高い低いではなく、その内容です。

一口で言えば、国家にとって憲法とは何かという基本論がありません。基本論に照らした「日本国憲法」とは何かという視点の議論がなく、従って、国民の関心も盛り上がらないのでしょう。

その欠けている視点を書いてみます。

「日本国憲法」とは違法に(ハーグ陸戦条約43条違反)、非民主的に(30項目の報道規制の存在)、一国を統治する基本である憲法を定める統治行為を外国人から独立して行う権限が連合国最高司令官マッカーサーの下に置かれた状態(バーンズ回答の存在)で決めたものです。日本人が、こういうものを国の基本法として70年余り奉っていることは、日本人が独立国民としての正気を失っていることになります。

これは、日本人の多くが、考えねばならない国際法規や条約を知らないからと考えられます。

当時この「日本国憲法」を無効だとする考えを克服する理論として、知恵を絞って考えだした苦肉の策が、東大法学部教授宮沢俊義氏が唱えた8月15日革命説です。


革命があったのだから、一切の普通の法理論に縛られず、縁を切れると考えたのだと思います。この理論が白状しているのは、他のすべての「日本国憲法有効論」は、無効論に論理的に太刀打ちできないと宮沢教授は考えたということです。だから、こんな不自然な理論を考えたのであって、この動機だけは理解できます。

法改正に執念を燃やしたはずの安倍晋三氏は、このことに気づかず、拉致家族奪還とともに千載一遇のチャンスを失ったのです。惜しいことです。

西村眞悟先生が言われるように、拉致家族奪還を妨げている根本的なものは、交戦権を認めていない「日本国憲法」です。一刻も早く無効にすべきものです。

 まずは、このような属国、違法憲法を、どう意識するのか、国民的議論を起こすべき(関野通夫)

  ♪
(読者の声4)令和2年9・29反中共デー東京大会のご案内
 9月29日は反中共デーです。
 今年も下記の要領にて、令和二年9・29反中共デー東京大会を開催いたします。
 【日時】 9月29日(火)雨天決行。午前11時 大会開始。正午 行進出発
【場所】 三河台公園(東京都港区六本木4ー2ー27。六本木通り沿い/俳優座の隣)
【合意事項】●国旗の掲揚は大歓迎します。また、旭日旗やZ旗の掲揚も歓迎します。

●南モンゴル、ウイグル、チベットなど、中共に侵略され、独立を目指して戦っている国々の方が、ご自分の国家や民族を象徴する旗を掲揚することは歓迎します。

●超党派の運動のため、会旗など団体の旗を掲揚することは禁止します。
●拡声器の持参は歓迎します。

●車輌でのご参加はご遠慮ください。

【連絡事項】 本年も東京大会だけではなく、北海道大会(札幌)も、中部大会(名古屋)も、関西大会(大阪)も、九州大会(福岡)も、開催される予定です。
【呼び掛け】令和二年9・29反中共デー東京大会共闘委員会
【事務局】荒岩宏奨 石田和久 榎本隆生 小松良匡
  以上、ご案内いたします。
詳細はインターネットなどで<9・29反中共デー東京大会>を検索して、ご確認ください。1人でも多くの皆さまのご参加を熱望いたします。(三澤浩一)