2016年03月31日

◆民維合流は民主党の終わりの始まり?

塩田 潮


新党の名称を「民進党」と発表し、笑顔で退席する民主党の岡田代表(左)と維新の党の松野代表=14日午後、国会維新の党と民主党の合流による新党の名前が「民進党」に決まった。

公 募と世論調査の活用で2党合流を国民に広くアピールし、今夏の参院選で の得票拡大につなげたいという思惑と計算が働いたようだが、国民の関心 の高まりや盛り上がりはなく、効果は期待できそうもない。(iRONNA)


 
民維合流は、もちろん「1強多弱」といわれる政党状況を打破して、自民・公明の与党勢力に対抗し得る政治勢力をつくり上げ、政権交代可能な政党政治を再現するのが狙いである。

だが、合流による新勢力は衆議院が92議席、参議院は64議席(16 日現在)にすぎない。「多弱」打破のための合流とはいえ、新党名を決め るに当たって、政党として政治と社会の将来像や目標、行動・選択・決定の指針を示さないまま、漠然と公募や世論調査に託するというやり方は本来、政党と参集する政治家が取るべき道ではない。何を目指すのか

何を目指す党か、何をやる党かを一言で表現するのが党名だから、政党と政治家の側が責任を持って国民に提示する義務がある。だが、新党名の「民進党」というネーミングからは、どんな政治や社会を志向するのか、そのために何をどうやって実現するのか、というメッセージが伝わってこないと感じる人が多いのではないか。

振り返ると、昭和30年結党の自由民主党も、平成8年に最初の党を旗 揚げした民主党も、ここまで一度も党名を変更しなかった。それは曲がりなりにも「自由民主」と「民主」という党名が、政党としての理念や思想、行動原理、方向性などを指し示しているという意識が党内で共有されていたからだろう。

自民党はロッキード事件で大揺れになったときなど、一部で党名変更論が取りざたされたことがあったが、名前を変えなかった。民主党も10年の第2次結党、15年の自由党との合併の際も同じ党名の下に結集した。「自由民主」は自由と民主主義を共通の価値観とする中道・右派の道、「民主」は国民主権、公正な社会、生活重視を目指す中道・左派の路線を
一言で言い表すという役割を果たしていたといっていい。

一方、短期間で消滅した過去の政党の党名を見ると、何を目指す党か、何をやる党か、という点が明確でなかった例が多いことに気づく。日本新党、新党さきがけ、新生党、国民新党、みんなの党、次世代の党などはリーダーの個性はアピール力を備えていたが、政党としての正体は見えにくかった。

「民進党」という名前を聞いて、短命に終わった「新進党」(6〜9年)がすぐに思い浮かんだ。自民党に対抗し得る新政党を目指して新生党、公明党、民社党、日本新党、自由改革連合などが結集したが、3年半で空中分解した。

「名」は「体」をなす

民主党が再浮上を遂げるには、現在、完全消滅に近い国民の期待感の再醸成が不可欠だ。今回、合流政党の党名選びが話題になり始めたときから、筆者は個人的には「官主導ではない民権の政治を」という姿勢と路線を明確にするために「民権党」を名乗れば、国民の期待感を呼び戻す一助になるのでは、とひそかに思っていたが、似て非なる「民進党」となった。

かくなる上は、党の名前はともかく、自公政権に代わり得る選択肢、政策の対案と代案、対立軸などを欠かさず提示して、どんな政治や社会を目指すか、何をどういうふうにやるかを明確にする。

「名」はともかく、「体」をつくり上げる。それができなければ、待ち構えているのは「新進党の悪夢」の再現だろう。「民進党」が民主党20年の歴史の「終わりの始まり」とならない保証はない。

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【プロフィル】塩田潮 しおた・うしお ノンフィクション作家、評論家。昭和21年、高知県生まれ。慶応大法学部卒。52年から月刊『文芸春秋』の記者となり、58年に処女作『霞が関が震えた日』で第5回講談社ノンフィクション賞を受賞。主な著書に『大いなる影法師』(文芸春秋)『新版 民主党の研究』(平凡社)など。

産経ニュース【iRONNA発】2016.3.23
 


◆真っ赤シー旋風を引き起こせ!

MoMotarou



時期が来た。我が国も国の行政機関や立法府の反日共産主義者及び反日在日韓国朝鮮勢力を一掃する時だ。米国に遅れること数十年。GHQに隠れて見えなかった存在だ。日本共産党こそ米国の手先となり第三国人と手を組み、日本を赤化しようとした。

では綺麗ごとをいうが、権力を握ったら豹変する。貧しい人達から如何に富を搾り上げ搾取するかを、日夜考えるのがマルクス共産主義の実情だ。奴隷化。中国韓国北朝鮮を見よ!

■江東区塩浜に建設される「故郷の家・東京」:韓国人のための介護施設 舛添! 狂ったか? 在日韓国人の為の介護施設に8億円東京都が出すそうだ。それも国有地を借りて。

<東京に「故郷の家」を設立するのにかかる費用は23億円。うち8億円は東京都が補助し、残り15億円は法人が負担する予定だが、一部は募金で充当する>中央日報日本語版
http://www.christiantoday.co.jp/articles/14742/20141207/kokorono-tokyo-nyusatsu.htm

■見誤った米国(題:MOMO、「暁 鐘」p18 安岡正篤著)
(転載 始)

○これが政治や経済になってくると、、、

ますます大変な問題でありまして、大きな例を申しますと、過般の大戦争がそうです。アメリカはずい分勝れた、聡明な、有能なスタッフを集めて日本を処理したのですけれども、この日本の処理が、考えてみると、それこそ文字通り、「やまいだれ」 の中に入った知だったのです。馬鹿なことが多かった。


○まず第一に、ルーズベルトが、、、

えらい非難の的になっております。例のヤルタ協定というもの、これは実に愚かなもので、あんな戦争の末期に、あんな約束をしてまでソ連を引張り込んだということが、これがそもそも大変な誤りでありました。

そのソ連というものがどういうものであるかということを知らずに、ただ日本というものだけを見て、日本国民に容易に起つ能わざる打撃を与え、日本の軍国主義復興を永久に封鎖してしまえば、それでアジアに、太平洋に、世界に平和が来るものと、まことに簡単に割切ったわけです。

○そこで日本に進駐すると、、、

日本の武力というものを徹底的に解消してしまいまして、そうして日本を政治的、経済的はもちろん、精神的、思想的、教育的、宗教的にも、できるだけの骨抜きをやった。そうして日本というものを完全に無力化したと思ったら、ソ連、中共という日本よりもさらにさらに深刻な意味において悪質な脅威が俄然として勃発した。


○朝鮮のような所に駐兵をするのは無意味であると考えて、、、

あっさり朝鮮を放棄したら、途端に朝鮮に大戦争が始まった。その朝鮮の大戦争というものは、ソ連の共産党とは全く違う、ごく東洋的、シナ的な農村改良主義者にすぎない位に思っておった中国共産党が、ソ連以上の軍国主義、共産主義の戦力であった。そうして日本に払ったより以上の犠牲をあそこに払わざるを得なくされてしまった。


○そのシナについても、

むしろ中共よりも国民党を憎んだアメリカは、国民党政府というものに対華白書という三下り半を突き付けた。ところがその国府が完全に失脚した途端に全シナは中共の支配となり、彼等の最も嫌いな、従来の暴君もなし得なかったような、徹底的独裁政治、恐怖政治が断行され、アメリカの極東政策というものを根本的にひっくり返してしまった。

こういう思いがけないことは、全くアメリカの指揮者、アメリカの当局者を狼狽させたのです。それほどの手違い、狂いが生じた。そういうことはアメリカの理論家、政策家、極東通などが、全く予期どころでない、夢想もしなかった。識者もおりましたが、そんな人々は退けられました。 (終)

■女性はサヨク化

女性を誘導する。赤旗「日曜版」に一度でも登場した芸能人は巧みに「平和運動」に利用されていく。吉永小百合さん。女性はテレビの影響が大きく、マスメディアを使った手法で「平和・環境」を埋め込まれる。

その「平和・環境」を語らず、ただ繰り返す。「日本共産党」・反日在日に影響される。NHKをはじめテレビを乗っ取られたままでは危険である。「日本のお母さん」を取り戻せ!女性を日本共産党・反日在日韓国朝鮮人に渡してはならぬ!


◆外交知らずのダメダメ外務省

平井 修一


小生は骨の髄から日本人、日本/大和民族だと思っており、それを大いに誇りとしている。「日本は実にいい国だ」と思うナショナリストであり、日本人は優秀だと思う民族主義者である。ハードは神道と武士道、ソフトは仏教と儒教陽明学あたりだろう。

大体、普通の日本人はそういう愛国心や民族としての誇りを持っているのではないか、外務省の役人とアカ以外は。

外務省は根っからの事なかれ主義である。諸外国と波風が立つことを極端に嫌い、避けたがる。西郷翁は「外交では“戦”の心構えが大事だ」説き、毛沢東は有名な言葉「外交は血を流さない戦争、戦争は血を流す外交だ」と喝破している。

両者は外交の本質をしっかりとらえている。

外務省出身の外交評論家、宮家邦彦氏は大変優秀そうだが、ほとんど愛国心や民族としての誇りを持っていないようだ。氏はそれを蛇蝎のごとく激しく嫌悪している。氏は恐らく日本人であるという意識さえもないのではないか。多分、国籍やら人種、民族を超越したコスモポリタンとか地球市民と思っているのではないか。

地球上の摩擦、騒擾、衝突、事件、事変、戦争は多くの場合「国籍、人種、民族&宗教」が深くかかわっている。それにもかかわらず外交評論において国籍、人種、民族&宗教の問題をネグレクトするとか、偏見的に憎悪するばかりだと、かなり歪んだ見方になってしまうのではないか。

これは氏のみならず多分、外務省やその他の省庁でも似たような傾向ではないか。東大などの文系学部では左巻の教授が多いだろうから、恐らく優秀な役人は「俺は骨の髄から日本人だ」という意識は薄く、「自分はたまたま日本に生まれただけ。意識は地球市民だ」という人が多いのではないか。

世界中のインテリもそのような傾向がある。国籍、人種、民族&宗教という“事件のキモ”を見ないから、ほとんどの人がトランプ爆走を予想できなかった。

宮家氏の論考「テロの再生産をどう断ち切るか…対外諜報機関の創設は急務だ」(産経3/28)から。

<諸悪の根源はイスラム教そのものではなく、破綻国家となったシリアとイラクでテロリストの聖域がなくならないことだ。(平井:シリアとイラクがバカだったから? オツム大丈夫かよ、諸悪の根源はイスラム教の徹底的な独善的排他主義ではないのか、コーランに曰く「キリスト教徒とは仲良くするな」)

現在、欧州で起きている現象はポピュリスト(大衆迎合)的ナショナリズムの台頭だ。既得権を失うことを恐れる元エリート(平井:誰のこと? 仏ルペンやAfD党首のこと? 女性党首はエリートだったの?)は、現在の経済的困窮をもたらした原因が、腐敗したエスタブリッシュメントと新参移民にあると信じ、憎悪と不信を深めつつある。(平井:EU首脳は腐敗しているの? 宮家氏並にオツムが弱いだけだと思うが)

こうした現象はイスラム移民排斥運動が高まるフランス、欧州連合(EU)離脱を議論するイギリス、シリア難民を拒否する東欧諸国にも共通するものだ(平井:無条件で難民モドキを受け入れろということ? 大丈夫かよ)。

しかも、これは欧州の専売特許ではない。米国ではトランプ旋風が吹き荒れている。トランプ候補は米国社会の「ダークサイド」を代弁する大衆迎合型政治家だ。彼を支持する有権者層、すなわち白人・男性・ブルーカラー、低学歴層は、欧州で不満を深めている市民層と不気味なほど一致する。

(平井:トランプ支持者はバカだということ? ヒラリーの方マシだということ? エビデンスを示せよ。宮家氏のメガネは感情論で相当狂っているとしか思えないが・・・産経はこんなバカに原稿依頼するなよ。春から革マルの佐藤優にも書かせるそうだが、バカなことをしていると購読を切るぞ! ヂヂイを舐めるなよ)>

脇坂あゆみ氏は翻訳家で、現在はシリコンバレーの企業に勤めている。『肩をすくめるアトラス』の訳者でもあり、氏は「アメリカにも幽霊が出る。アイン・ランド(1905〜1982年)という幽霊だ。この思想家・政治家は米国の政治家、企業経営者の中に信奉者が多く、その著作は聖書に次いで多くの若者の思想形成に影響を与えたともいわれる」と書いている。

脳内お花畑のリベラル系の論者≒アカモドキ≒暗愚は、大統領選挙において切実な問題である国籍、人種、民族&宗教への照射をほとんどしなかった(平井:タブーなの?)からトランプ爆走を予想できなかったのだ。

米国民の多くが不法移民にうんざりしていること、イスラム系に不信感を持っていること、オバマが貶めた米国の威信を取り戻したいと思っていること、それが宮家氏のような“お花畑の地球市民”には分からない。

彼らは分かりたくないのだ、なぜならお花畑では「共生命、平等命、みんな善人」だからだ。彼らは「イスラム教徒は非常に危険だ、警戒すべきである」と言う人々を「ナチスだ」と叩きまくり、一方でどこの馬の骨かも分からないテロリストやその予備軍に寄り添うのである。

脇坂氏の論考「共和党候補がトランプに絞られたのは必然だ 討論会を通じリーダーシップへの期待高まる」(東洋経済オンライン3/29)から。

<ルビオは討論会で機転が利かないわけではなかったし、予備戦の序盤で新十ドル札にふさわしい女性を問われ、ローザ・パークスと即答した時は「共和党の未来」のように光っていた。

パークスは1950年代の差別的なジム・クロウ法のアラバマ州で、白人のためにバスの座席を譲ることを拒否した女性であり、公民権運動の母といわれた人物だ。ジェブ・ブッシュがマーガレット・サッチャー元首相を、ジョン・ケーシックがマザー・テレサをあげたのと比べると新鮮だった。

だが、トランプには勝てなかった。ルビオは3月15日に指名争いからの撤退を表明した。

共和党の視聴者は、イデオロギーにも選挙戦のキャンペーンにも大きく揺さぶられることなく、ただ候補者同士の応酬をみながら、「いざというときはトランプのほうが安定しており、仕事ができそうだ」という判断をくだしたのではないか。

才気煥発だが経験は浅い若者が、百戦錬磨の奸雄にはかなわなかったとでも言うしかない。大勢がはじめからトランプを支持しているというよりは、選挙戦を眺めているうちに彼しかいなくなってしまったという状況だ。

8年前、耳心地のいい演説の天才をリーダーに選んだアメリカは、スピーチライターが書いた演説の美辞麗句に飽きているし、共感できなくなっているようにも思う。

たしかに外国人である筆者から見ても、たとえば2012年のミット・ロムニーを指名した共和党大会とオバマ大統領を指名した民主党大会に大きな違いはなかった。両者のレトリックは、要するに「誰もが頑張れば報われる自由の国アメリカ」というものであり、まさに選挙用の美辞麗句だった。 

その点、トランプは実に「リアル」なのである。同じテーマを繰り返しはするが、そこにスピーチライターの存在を感じさせない。自分自身の生活と実業界での経験をもとにした本音を語っているか、戦術として台本のない本音を語っているように見せているかのどちらかである。

大統領選は究極のリアリティーショーである。トランプが自ら制作に関わり、君臨したテレビの『アプレンティス』と同様、複数の野心家の候補が試練にさらされ、少しの迷いや弱みが致命傷になる。審判はアメリカの有権者だ。彼らは昨年からではなく、トランプという人物と彼の物語を何十年にも渡ってみつめてきている。(平井:これは大きい)

*求められているのは「仕事ができるリーダー」

テレビをみてきた視聴者ならば、トランプの人格も言動も、おそらくは思想信条もある程度は知っている。彼が人種差別主義者でも過激派でもないことも知っている。

彼は多くの人にとって、口が悪く、勝つべきときにはとことん攻撃の手をゆるめることがない戦士だが、基本的には恐ろしく有能で、面白く、家族を大切にする愛すべき人物なのだ。

もう20年程も前のことだが、筆者の知人で現在関東・東北で住宅の建設や売買を手掛けている経営者の男性が、学生時代にマンハッタンを訪れた際、トランプタワーでたまたま本人を見かけ、写真撮影を依頼した。

トランプは快く撮影に応じ、後日知人が手紙を書き送ったところ、「君の志とやる気に感銘を受けた。これからもがんばれ」という趣旨の丁寧な返事が届いたそうだ。

極東の一学生にその気配りである。全米で広く商売を手がけている彼の選挙活動は、半世紀前から始まっていたと考えてもよい。

アメリカは、なんであれ仕事ができるリーダーを求めている。繰り返しになるが、実績のある経営者に国政をまかせてみたらどうだろう、と思い始めているのではないだろうか>(以上)

米国人の、あるいは世界の人々のリアルのマインドを知るには国籍、人種、民族&宗教にかかわるリアルを知らなければならない。外務省の役人など地球市民はそれを知ろうともしないから、まともな外交ができずに国益を毀損しているのだ。

この記事を書いて、小生は「宮家氏よりはまともじゃね」と思えるようになった。まさか東大法学部ではあるまいと調べたら、ズバリだった。東大出はクズばかりの発達障害、バカに勝ったところで自慢にはならんな。本当にがっかりだ。

産経には再度言っておく。宮家や佐藤を使うのなら購読をやめると。産経にリベラル≒アカモドキが巣食っているのだ。司馬遼の末裔。これを除染すべし。

おい、熊坂、舐めたらいかんぜよ、読者はバカではないぜ。読者のリアルなマインドをしっかりつかんで命懸けで経営することだ。(2016/3/29)

◆トランプの本質は“幼児的攻撃性”の小商人

杉浦 正章



「対牛弾琴」だが反論する
 

なんともはや米大統領選はとんでもない“化け物”を生んでしまったようだ。本選挙では民主党のクリントンが勝つだろうが、米国社会の歪みを見る上で極めて興味深いのが、共和党候補が実業家のドナルド・トランプになりそうなことだ。


その発想たるやすべてを自分の不動産業の経験から割り出す、「経費削減至上主義」だ。最近では日本への軍事経費を削減するため、日本の核武装を勧めるに到っている。すべてが安全保障への無知から来る“小商人(こあきんど)”の発想であり、成り上がりの財界人にみられる「幼児的攻撃性」の権化のようでもある。


北朝鮮にも金正恩という幼児的攻撃性の権化が存在しており、まさに世界の2大奇人が太平洋をへだてて向き合っている。いずれも論語の「小利を見れば大事ならず」で、常に小さな利益を重視して、大きな事業ができるような政治家ではない。


幼児的攻撃性は専門家によると先の先まで読むことが出来ず、常に敵を作る傾向がある。自分の目的や願望を拒むものは両親ですら敵という精神状態だ。


最近のトランプは移民に対する差別発言ばかりでは票にならない事に気づいたか、矛先を日本に向け始めた。最大かつ最良の同盟国を敵に回す発言だ。牛に琴を弾いて聞かせても意味がないことを「対牛弾琴」というが、ここは反論せざるを得ない場面でもある。
 

まずトランプは「米国が日本を守っていることをほとんどの米国人が知らない。日本に金を払わせる。負担を大幅に増やさなければ在日米軍を撤退させるべきだ」と、自分の無能なる尺度を丸出しにして発言した。これは無知から来る愚者の理論だ。日本が世界で唯一「思いやり予算」として今後5年間に9465億円を払う約束をしたことを知らない。


年間1848億円であるが、それとは別に基地周辺対策費、施設の借料、土地の賃料などを加えると年間なんと6710億円の支払いとなる。人種差別主義者だけあって、北大西洋条約機構(NATO)には何も言わないが、NATOが思いやり予算を払っているなどと言うことは聞いたことがない。


湾岸戦争の際にも130億ドル、約1兆5500億円もの戦費を負担しており、現在の中東危機に対する経済的貢献も大きい。日本のカネがなければ米国の世界戦略は成り立たないのだ。「その無知を恥じよ」と言っても馬耳東風だろうが。
 

さらにトランプは「日本は北朝鮮から自分の国を守った方が好都合だ。北朝鮮が核を持っている以上日本も核兵器を持った方がいい」と日本核武装論を展開した。これは日本に核武装させないというのが米国の極東安保の基本であることすら知らない。


なぜなら日本が核武装すればだいいちに「核の真珠湾」が怖い。信長の昔から奇襲攻撃に長けた民族であるからだ。トランプの居るホワイトハウスに正確に命中する核ミサイルなどすぐにでも完成できる。


第2の理由は世界第3の経済大国の核武装は日本が軍事大国化することを物語っており、単に極東のみならず世界の勢力バランスが大きく崩れる。


したがって世界の安全保障は常に動揺する。核不拡散条約は崩壊し、世界の政治・外交・安保の秩序も予測不能の事態となり、もともと機能を発揮しない国連はさらなる弱体化を招く。米国の地位は相対的に低下して、小商人が目指す「米国の復活」などは絵空事となるのだ。


トランプは格好づけか「外交政策チーム」なるものを作ったが、そのトップに据えたのが上院議員・ジェフ・セッションズ。共和党では最右派に属し、不法移民問題に熱心に取り組んでいる議員だが、共和党本流からは馬鹿にされている。ブレーンとして機能するわけがない。


さすがに国務省のカービー報道官は、荒唐無稽(むけい)の対日発言に「ケリー国務長官も当惑している。アメリカは日本や韓国との条約を真剣に守るという考えに変わりはない」と、しごく当たり前の発言で沈静化に懸命だ。しかしただでさえ日本の一部にある核武装論を刺激してしまった。


大阪府知事・松井一郎は29日核保有の是非も含め安全保障政策の議論を進めるべきだとの考えを示した。松井は「日本はどうするのか政治家が真剣に議論しないといけない。完璧な集団的自衛権の方向か、自国で軍隊を備えるのか。そういう武力を持つなら最終兵器が必要になる」と述べた。まともな核武装論としては最初のものだ。
 

こうして米国内にとどまらず、世界中に迷惑をもたらす奈良騒音傷害事件の騒音おばさんのように、騒音老人がかしましいが、日本のマスコミ、とりわけ民放テレビは、今にも大統領になるような面白半分の報道を繰り返さない方がいい。予備選で大統領候補になっても本選挙が物事を決める。


共和党も分裂するかも知れない。まだ曲折があるうえに世論調査は冷静な傾向を示している。CNNの最新の世論調査でも全体の56%がクリントンが本選を制するだろうと回答。トランプの勝利を予想したのは42%にとどまっている。トランプの大衆催眠術にかかった米国民も、やがては目覚めると思う。

          <今朝のニュース解説から抜粋>  (政治評論家)

◆『親鸞』と『酒井友哉』D

〜生き仏の講話:シリーズ ― 酒井友哉〜 

浅野 勝人  (安保政策研究会理事長)



気がついたら下から冷たい風が入って来て、夜露かなんかでピューと冷たい感覚が来て、じっと見たら足の周りが血の海になってる。それでも生きているんですヨ。

人間、一遍やり損(そこ)なっちゃうと、もう一遍やろうと思ってもなかなか出来ないもんでネ。それでいつ自分が死んでもいいように顔を隠す手巾(しゅきん)ってのがあるんで、それを裂いて包帯にして足にまいたんです。

その時も、無意識のうちに刀をこうやって抱えてるわけ。あん時に重心が狂って刀が下に落ちちゃったら、ここらへんに刺さって、そのまま死んでた。

ところが、よっぽど僕は前世でもって悪いことしてたんだと思うんだネ。仏さんにしてみたら、こいつこんなに簡単にお終いにしてやるわけにはいかん。こんな生易しいもんじゃないんだ。もうちょっと生かしておいてひどい目に合わさなかったら、性根が直らないじゃないか。だから、もうこの辺で引き返そうてんで、仏さんに引き返されちゃったんだと思うんだよネ。

それで40分か50分位遅れて赤山まで行って、お参りして帰って来るんですが、赤山まで行ったら、いつも参拝の人がそんなにいないんだけど、その時に限って30人位岐阜の方から団体がお参りに来てくれていた。

いつもは3時半頃には着くんだけど、私が現れないもんだから、住職が心配して見に来てたんだネ。そこへ僕がのこのこ帰って来たもんだから、住職大きな声で怒鳴りだして、怒り出しちゃった。

「こらぁ、行者。そこで何してんだ! 皆んな寒いのに1時間も待ってるのに、お前なにしとったんだ」

怒鳴られたけれども、返事が出来ないですよネ。「すいませーん」って言うてネ。「昨日部屋を掃除してもらった時に、おばさんが時計を1時間も遅れてセットしちまったもんで時間を間違えました」なんてウソばっかりついちゃった。

「本当は、ついさっき短刀を突き刺して、失神して死にかかってたから遅れちゃったんです」とも言えないものネ。

和尚が怒鳴って「皆さんがさっきから待ってるんだから、お堂の中をお参りするのは後でいい。まず、この人達にお加持をしてあげて帰ってもらいなさい」って言うんだ。

堂入りが終わった次の年の初めての赤山苦行ですから、そんなに大勢の人に急にお加持したことはないんです。そのうえ、頭の中は真っ白になってる。お加持しろというけれども、こっちの方があんたさんにお加持してもらいたいわい。こっちは動けなくなって困ってんのって。その人達の前で一生懸命お加持するんだけど、何言ってんのかわからない。頭の中が真っ白になっちゃってるんだから無理だよネ。

なんとか決まり通りにお加持を終わってお堂を回って出て来た。普通だったら寒いから皆んな帰っちゃうのに,そんな時に限って帰らないでじーっと待っててくれるんですネ。僕がずっと赤山の裏道の方へ向かって歩いて行きながら、後ろ振り向いたら、誰も帰らないで手を振って「行ってらっしゃい」「頑張って来て下さい」なんて言ってる。

ここでへたるわけにはいかないわネ。ちょっと行ってまた後ろ向いたらまだ帰らない。やっと姿が見えなくなって安心したと思ったら、電気にポタポタポターと打たれたみたいになって腰が抜けちゃって、うえなくなった。(動けなくなった)

うえなくなったって、そこで10分休んだら10分、1時間休んだら1時間、それだけあしたにしわ寄せするだけですよネ。どんなことがあっても自宅へ帰らなきゃならない。びっこ引きながらずっと歩いて帰って行ったが、傷は縫ってないでしょ。お医者さんに見せたわけではないんだから。

だから、うちに帰ってからお手伝いのお姉さんに「すいませんけどクリーム貸して下さい」って言ったら「何するの」って言われて「ちょっと薬にする」って言ったら、「クリームは薬じゃないから駄目だ」って言うんですヨ。そんなこと言ってられないから、クリームを傷口にベターとつけて包帯まいて、あしたの出番を待っている。

そうすると足がズキンズキンして寝られない。あとはずっと足を抱えながら痛みに耐えて出発する時間を待つしかない。これが不思議に出発の時間になるとぴしっとして歩き出せるわけヨ。

ところが、歩き出すと体が水を欲しがってしようがないんで、水溜りだろうが、水屋だろうが、水が流れている所に足を突っ込んで冷やすの。だけど歩きはじめると5分も経たないうちに体がからからになっちゃうんです。

あの時は不思議と破傷風にならなくてすんだ。リンパ腺も腫れなかった。

そのうちに雨が降ってくると坂道だからしゃくれてしまう。濁流が流れてくるわ、石ころがゴロンゴロン落ちてくるわ、それでも傷口を縫わないまま行ったり来たりしてたんだけど、全然痛みがないんだネ。普通だったら破傷風になっちゃうのにならないんだヨ。

だから、そんな時に初めてお堂入りの時のことを思い出した。これは自分以外の自分がもう一人いるのと違うか、まさしくこれが神様とか仏様といわれるものに違いない。神様とか仏様が居るとか居ないとかいうのは、このことを言ってるに違いないと思ったの。
< 続く >

2016年03月30日

◆脱力、漢族は想定外のタフ

平井 修一



国際弁護士・村尾龍雄氏のブログ3/24「日中間ビジネスコミュニケーションの難しさ(3)」から。氏の日中友好にかける熱意に感動し、涙が出た。

<昨年のことですが、日本でまだ10代の中国人留学生の女性がとある件で刑事事件の被疑者として起訴される可能性があるということで、私の事務所(大阪)に相談に来ました。

複雑なお話が中国語でしかできないので、私の事務所を捜し当てたようです。

どうも聞くと母子家庭で、日本でもアルバイトをしなければ生活に困るようなお話であり、「ここは平素から日中友好を旗印に掲げる私としては、無償でもお手伝いしなければ」と決意し、若手弁護士の先生と共に知恵を絞り、不起訴処分になるべく行動を開始しました。

その方針を説明するために、お母さんが北京在住であって、私どもの北京事務所(長富宮ホテル)から程近いところに住んでいるということで、北京事務所にお越しいただいて、テレビ会議越しに一生懸命、嫌疑をかけられているであろう犯罪と不起訴処分を勝ち取るための行動計画を中国語で説明しました。

お母さんはテレビ会議越しで何度も「お金は幾らかかるのか」「余り高ければ、母子家庭である自分には支払えない可能性がある」と繰り返すので、「いや、心配しなくてもいい。乗りかかった船なので、当面一切お金はいりません」など説明すると、「ありがとうございます」と何度も頭を下げるのです。

そこで、意気に感じて、一生懸命に行動を重ねた結果、若手弁護士の先生の活躍もあり、結果として計画どおり不起訴処分で案件を解決することができました。

最終説明のため、お嬢さんには大阪事務所に、お母さんには北京事務所にお越しいただき、どのように行動して、不起訴処分となったかの経緯の説明と今後同じ過ちを繰り返さないようにするための警告を1時間ほどにわたり、力説しました。

ここでもお母さんはテレビ会議越しに何度も頭を下げるので、「いやー、日中友好のために人助けをやって、清清しい気持ちだなあ」と感慨に浸っていました。

ところで、昨日北京で中国の超著名企業の本社で終日交渉があったので、一昨日から北京に入り、夜に北京事務所の所長弁護士と夕食を共にしました。

すると、彼が「昨年、先生が香港から帰阪された1週間ほど一生懸命やっておられた刑事事件があったでしょう?」と聞くのです。

そこで、「ああ、あれは日中友好の一助となって、頑張って良かった」と感想を述べると――

「いや、あれね、お母さんが最後の帰り際に秘書を呼び止めて、『あんたの事務所は本当に大丈夫? 本当は私、お金をたくさん持っているのに、あんな猿芝居で、事務所の代表弁護士がタダで、あんなに必死に働いて。

中国では代表弁護士なんて、絶対にタダで働くことはあり得ないし、ともかく最初に高く吹っかけて凄い弁護費用を口にしないと、信用されないのよ。あれでは駄目だね、絶対』と繰り返したうえで、『ほな、さいなら』と言い残して帰っていったらしいのですよ。

ということで、今度からは刑事事件でも日本にお嬢さんを留学させるくらいなのですから、相応の弁護士費用を取ったらどうですか?」と言うのです(絶句)。

日中間ビジネスコミュニケーションの達人への道はなお遠い・・・>(以上)

なんとも脱力・・・慰める言葉もない。海千山千の手練れの弁護士を手玉に取るとは。北京の阿姨(おばさん)は2ケタ違って海億山億だな。苛烈な歴史の中で鍛えられて、バイオニック・ジェミーやスーパーガールみたいにタフだ。性悪説の支那人にとってユルーイ日本人を騙すのは赤子の手をひねるようなものだろう。こんな猛者と商売するなんて・・・小生にはとても無理だ。

海外の駐在員の中でも「中国の駐在員の自殺数」が一番多いそうだ。

<経済成長を続ける中国市場に駐在員を送り出す日本企業の期待の高さと、社会のフォーマットが基本的に日本とは異なる中国での現地ビジネスの内情との間には、大きなギャップがある。そのため起こる本社との板ばさみに、中国人社員とのコミュニケーション不全が加わる。商観念や慣行も違う。

駐在員の多くは、変化の激しい中国社会での仕事と生活がもたらす数々のストレスやプレッシャーの中で、不眠症や自律神経失調症に悩まされ、なかには適応障害や急性ストレス症候群、うつ病、最悪のケースでは自殺に至る例も毎年のように報告されている>(プレジデント2011/5/30)

多くが1年以内に変調をきたすそうだ。こんな国と戦争したくないが・・・人民網は先日、防大卒業生の任官拒否が増えたとうれしそうに報道していたが、支那人も日本とは戦争したくないようだ。まったく今は日中友好ではないが、日中不干渉でいいだろう。戦争がなければ上等だ。(2016/3/28)


    

◆最高裁判事後任問題の混迷

櫻井よしこ



3月15日の米大統領選の予備選で、共和党のマルコ・ルビオ氏が撤退した。氏は共和党のいわゆる良識派の期待を担っていた。しかし、自身の地元のフロリダ州でドナルド・トランプ氏に大きく水をあけられて、撤退が決定的になった。
 
トランプ氏の暴言と“敵”をつくり続ける非常識な手法を、米国のみならず世界中が懸念する中で、極めて重要な国内問題の処理に共和党が頭を痛めている。2月に死去した米連邦最高裁判所判事、アントニン・スカリア氏の後任問題である。
 
氏は1986年にロナルド・レーガン大統領に指名され、30年間、最も筋を通した保守の判事だと評価されている。同氏の死去で9人の最高裁判事は8人となり、保守対革新で対4に勢力が二分されている。米最高裁の権威は非常に強く、議会が重要問題を決定できないとき、答えを出し、米国という国の方向性を決定する役割を、事実上担ってきた。

現在、移民制度改革、人工妊娠中絶の合法化、大学の入学選考における人種要素の考慮の可否などの事項が最高裁判断を待っている。
 
米国という国の根幹に関わる事柄で、最高裁判断が米国社会の在り方、国柄を形成するほどの影響力を有するだけに、4対4の拮抗状況を保守有利にするのかリベラル有利にするのかの鍵がスカリア氏の後任人事である。
 
最高裁判事はまず大統領が任命し、100人の上院議員のうち60人以上の支持を得て承認される。バラク・オバマ大統領は早速後任人事の選考に入っており、早ければ今週中にも議会に提案するとみられる。

ジレンマに陥ったのが共和党だ。オバマ大統領の支持率が低調で国民に不人気であるため、本来なら、次期大統領は共和党からだと多くの人が考えた。しかし、予備選の状況は、トランプ氏が共和党候補者になる可能性を強く示唆している。
 
無論、まだ決まったわけではない。トランプ氏が共和党大会までに過半数の代議員を確保できなければ、テッド・クルーズ氏やジョン・ケーシック氏の2、3位連合による逆転もあり得るかもしれない。

ただし、その場合、共和党が1つの党として勢力を維持できるかどうかは、不明である。結局、トランプ氏とヒラリー・クリントン氏の闘いになれば、後者が勝利する可能性がある。この展望に、共和党側が焦りを抱くのは当然である。
 
そうした中、最高裁判事人事について共和党内に、オバマ大統領の人選に向き合い議論すべきだとの声が上がってきた。オバマ大統領は上院の過半数を持つ共和党に受け入れてもらうために、極端な左翼思想の人物を推薦することはないだろうという読みから、この歩み寄りの提案は生まれている。
 
他方、こんなうがった見方もある。クリントン氏の私的メール使用問題には機密情報に関する非常に深刻な要素があり、連邦捜査局(FBI)の訴追を受ける可能性もゼロではない。訴追は大統領の許可なしには行われ得ない。

そこでオバマ大統領がクリントン氏を免責し、代わりにクリントン氏がオバマ大統領を次期最高裁判事に任命する可能性もあり得るというのだ。
 
無論これは推測にすぎず、具体的な根拠はない。しかし、このような見方さえもが一部とはいえなされるほど、最高裁判事の人事をめぐる保守対リベラルのせめぎ合いは激しい。
 
オバマ大統領はリベラル中のリベラルである。オバマ大統領がスカリア氏の後任に就くようなことになれば、米国司法のリベラル志向は強化される。

次期大統領は少なくとも4年間、米国の頂点に立つ。いま最高裁判事八人のうち3人が75歳以上である。スカリア氏の後任人事は別にして、次期大統領は3人の最高裁判事を任命する可能性がある。

実に、今回の大統領選は司法においても、米国を根本から変える意味合いを持っている。

『週刊ダイヤモンド』 2016年3月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1126
                 (採録: 松本市 保田 康文)

◆韓国憲法 ひどい歪曲憲法

野口 裕之



「韓日関係に新たな章を開くことを願う」。韓国の朴槿恵大統領が1日に行った演説にギクリとした。韓国憲法に「新たな章」が挿入され、《大韓帝国(1897〜1910年)が大日本帝国を併合した》などと、歴史をまた捏造するのではと、いくら何でも絶対に有り得ぬ想像を巡らしてしまったのだ。

《3・1節》式典での演説20分間の内、日韓関係部分はわずか2分であった。北朝鮮の脅威や経済悪化を受け、関係改善が不可欠なためで、感心するほどの豹変ブリではある。とまれ、韓国では憲法上、韓国が日本と成った《日韓併合/1910〜45年》は存在せず、代わりに併合期の《3・1運動/19年3月1日》を起点とする建国物語が記されている。

小欄は3・1を反日暴動、韓国は「独立運動」と認識するが、たった2カ月で収束。米国の独立戦争(1775〜83年)のような長期・大規模戦争を思い描くのは誤り。日本国憲法も“不磨の大典”を気取り進化を放棄しているが、韓国憲法は研磨し過ぎでバーチャル世界に踏み込んだ。生い立ちのいかがわしさ故に出来の悪い日本の欠陥憲法の方が、まだマシか…。

■ひどい曲解の前文

韓国憲法前文にはこうある。

《悠久の歴史と伝統に輝くわが大韓国民は、3・1運動で建立された大韓民国(韓国)臨時政府の法統…を継承》

朝鮮人が日韓併合期の3・1運動に際し独立を宣言した点は史実。ただ、憲法が宣言を捉え、建国をうたうのは無理スジだ。このシナリオだと、韓国は大韓帝国の正統後継国家で、日韓併合は史上存在しなくなる。《大韓帝国→大日本帝国→米国軍政→韓国》との正史ではなく《大韓帝国→日本の植民地→臨時政府→韓国》との虚構だ。日韓併合は国際法上合法だったが、朝鮮も大韓帝国も世界地図から消えた哀史を正視できていない。

3・1運動は2カ月で終わった上、参加者は多いが服役者は少なく、量刑も軽かった。何よりも初代大統領・李承晩(1875〜1965年)が大東亜戦争(1941〜45年)後の1948年に行った独立宣言の正統性まで問われかねず、運動に建国の起点を見いだすのは難しい(諸説アリ)。

確かに臨時政府は19年、中華民国・上海で結成され、その後、各地を転々とした。ところが、適性を疑われ連合・枢軸国双方が国際承認を拒んだ。

大東亜戦争後も米国は、朝鮮は国家でなく日本だったと公認。日本の統治権を取り上げ直接軍政を敷いた。米国は38度線以北に陣取るソ連軍をにらみ(1)統治能力欠如(2)度し難い自己主張や激高しやすい民族性(3)偏狭な民族主義や共産主義の跋扈…など、信頼性を欠く韓国に国家権能を与えたくなかったのだ。

実際、「臨時政府主席」の金九(1876〜1949年)は個人資格で“帰国”。自伝で憂いた。

《心配だったのは(大東亜)戦争で何の役割も果たしていないため、将来の国際関係において、発言権が弱くなること》

■一蹴された連合国資格

そう。近代に入り、日本と朝鮮は本格的に矛を交えておらぬ。まともな対日ゲリラ抗戦もゼロ。韓国は「日帝を負かして独立した」のではない。終戦3年後、半島で統一国家建設をたくらむソ連に対抗した対日戦勝国・米国が長期信託統治を断念。米国に独立を大きく前倒ししてもらった棚ぼた式だった。

にもかかわらず、韓国の「連合国願望」は筋金入りだ。

李承晩は長崎県・対馬の「返還」要求と抱き合わせで、領土も画定する「サンフランシスコ講和条約署名国の資格が有る」と49年、米国に訴えた。戦勝国=連合国入りさせろ-とゴネたのだ。駐韓米大使は米政府に口添えした。ワケがある。

韓国は在日朝鮮民族の連合国民扱い=賠償を求めるなど国際の法・常識を無視する数多の無理難題を吹っ掛けたが、日本は無論、米国もほぼ飲めぬ内容だった。米国は難題を抑え込むべく、韓国の署名要求を預かり、条約草案で一旦は締結国リストに加えた。

だが、日韓は戦っていないと英国が異を唱え、朝鮮戦争(1950〜53年休戦)を共に戦っていた米国も英国にならう。米国は《連合国共同宣言》への署名(42年)がないとも指摘したが、韓国は執拗に食い下がった。宣言参加国は最終的に47カ国。全物的・人的資源を対枢軸国用戦力に充てる方針に同意していた。

間の悪いことに、フィリピン独立準備政府や多くの亡命政府も参加していた上、連合国(United Nations)なる用語が宣言で正式採用された。交渉過程で韓国は、日本の講和条約締結を終始妨害し、島根県・竹島の韓国編入すら主張した。結局、韓国が得たのは在朝鮮半島の日本資産移管のみ。講和会議へのオブザーバー参加も拒絶された。

■棚ぼた式の独立

日本だった朝鮮の人々は、欧州列強の植民地兵のごとく人間の盾にされもせず、日本軍将兵として戦った。朝鮮人の軍人・軍属は24万2000人以上。朝鮮人高級軍人の目覚ましい武勇に触発され、志願兵の競争率は62倍強に沸騰した。2万1000柱の英霊が靖国神社に祭られる。

国際社会に連合国資格を一蹴されても、韓国は歴史の粉飾・捏造に耽った。臨時政府は40年、中華民国内で《韓国光復軍》を立ち上げる。韓国の教科書にも載るが、2013年の光復軍創立73周年、韓国メディアは光復軍について講釈した。

《英軍と連合して1944年のインパール戦闘をはじめ、45年7月までミャンマー(ビルマ)各地で対日作戦を遂行した》

実は、光復軍の動員計画は遅れ、創設1年目の兵力は300人。米CIA(中央情報局)の前身で抵抗活動を支援するOSS(戦略諜報局)協力の下、朝鮮半島内で潜入破壊活動を考えたが、日本降伏が先になった。

作家・池波正太郎(1923〜90年)によると、剣客は真剣での立ち合いに敗れると、相手と10年後の勝負を契る。再び負ければさらに10年後と、勝って自信を取り戻すまで挑み続ける。日韓関係は池波の逸話とは微妙に違う。

韓国は日本と戦ってはいない。独立を勝ち取ったのでもなく、日本を負かした米国の進駐で、棚ぼた式に日本統治の終わりを迎えた。従って、歴史を正視すると永久に自信は取り戻せない。取り戻すには、歴史の粉飾・捏造が手っ取り早い。

邦家の命運を外国に委ねる日本のお粗末憲法でさえ、歴史はデリートしてはいない。
(政治部専門委員)
産経ニュース【野口裕之の軍事情勢】
                 (採録:松本市 久保田 康文)
  

◆ナイヤガラ瀑布は誰も止められない

杉浦 正章



同日選へ与野党が雪崩を打って走り出した


 ナイヤガラ瀑布の流れは誰に求められない。だいいち誰も止めようとしていない。首相もだ。


予算成立で政局は雪崩を打って衆参同日選挙に向けて走り始めた。29日の記者会見は首相・安倍晋三が衆参同日選挙を止める最後のチャンスであったが、「頭の片隅にもない」と述べるにとどまった。本当は「やるかやらないか」と「やるにはどうするか」で頭の中が98%いっぱいなのに「片隅にもない」とは傑作だ。

しかし会見ではそのいっぱいの頭の中の傾向をちらりと垣間見せた。それは「予算の成立こそ最大の景気対策と申し上げてきた。早期に執行することが必要だ。可能なものから前倒し実施するよう麻生財務相に早速指示する」という発言だ。


明らかに選挙を意識した景気対策である。安倍はサミットを前に予算とは別に秋にも補正予算の編成も含めた経済対策を打ち出すことを考慮しているようであり、サミットでは財政刺激策の必用で一致する流れとなってきている。


こうした状況を見れば、走らせておいて参院選だけの選挙を選択する余地は極めて少ない。シングルで参院選に敗北した場合、久しぶりの“政局”が待っているからだ。首相の姿を読んでか、こっそり首相からささやかれたからか、これまでダブルに反対だった公明党代表・山口那津男が、筆者が「反対論の公明はしょせん“転ぶ” 」と予言したとおりにすぐ転んだ。


山口はダブル選挙について「解散権を持っているのは首相だ。安倍が決断すれば、受けて立たざるを得ない立場だ」と述べ、安倍の判断尊重に大きく転換した。やっと支持母体の創価学会のダブル容認論が伝わったかのようである。


山口は「仮に打診があれば、その理由や勝てる可能性、国民に説得力があるかを真摯(しんし)に相談したい」とまで述べたのだ。しかし未練たらしく「ダブル選は望ましくないと言ってきた。(自民党との)選挙協力がしづらくなるし、政権すら失ってしまうリスクが高い」と付け加えたが、引かれ者の小唄のように見える。
 

一方、幹事長・谷垣禎一も変わった。これまで谷垣は参議院議員会長・溝手顕正が正直にも「ダブルに賛成」と述べたことに対して「参議院側の願望も含めての話ではないか。ばらばらに、いろいろな発言が出てくるのはいかがか」と苦言を呈するなど慎重だった。ところが29日の記者会見で、衆参同日選に関し「同日選や衆院選については現在、口をきかないことにしている。


幹事長が『こうだ、ああだ』と言い出したらしようがない。私は慎重だから今は発言を差し控える」と述べた。口を利かないというのは党内が走り出すことを認めるということなのだ。


こうした与党幹部の言動を固唾をのんで観察している野党が「すわ解散」と踊り出さないわけがない。民進党の岡田克也代表に到ってはもはやとどまるところなきがごとく選挙一色の様相だ。結党後の記者会見で「衆参ダブル選の可能性があるので、候補者擁立をさらに進めていきたい。新しい党になったので公募も新たに行いたい」と言明。


両院議員総会でも「結党の勢いを衆院補選や参院選につなげたい。とにかくしっかり結果を出していこう」とハッパをかけた。「出戻り新党」と揶揄(やゆ)され、共同通信の調査でも、民進党について「期待する」が26.1%、「期待しない」が67.1%。「結党の勢い」が何処にあるのか分からないがとにかく括弧付きの「結党の勢い」なのだ。しかし民進党には大きなジレンマがある。
 

政策上のジレンマだ。共産、社民と共同で安保関連法廃止法案を提出して、これを軸にダブルを戦おうとしていることだ。シールズなどという何も知らない若い衆をだまして動員し、国会前を占拠して、「安保反対が国論」とばかりに示威行為をするのが基本戦略だ。これが成り立つかどうかだが、極東情勢を展望すれば時代錯誤もいいところである。 


筆者は安保法制の抑止力がなければ北朝鮮が本気で露呈させる「極東の危機」を乗り越えられないだろうとみる。そしてその危機は今そこにあるのだ。安倍が記者会見で「先般、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、従来よりも日米はしっかりと情報を共有しており、体制整備も、以前より格段に進歩した。


これはハリス太平洋(軍)司令官もそう述べている。まさに助け合うことのできる同盟は、その絆を強くした、その証左であろうと思う」と言明したが、まさにその通りである。日米の信頼関係、とりわけプロである制服組のそれは法制により大きく進歩した。
 

これに異論を唱えて選挙に勝てるだろうか。今後北は31日からの核サミットに合わせて狂気の核実験をしかねない状況があり、ミサイルも狂ったように撃ちまくる。民主党は一部で臆測されているように金正恩が核サミットに合わせて核実験をやりかねない状況を何と見ているのだろうか。日米協調で北の暴挙を阻止する安保法反対で日本の安全は確保出来ると見ているのだろうか。まさに反対論は国民の生命財産無視の観念論に過ぎない。
 

こうして流れは滔滔(とうとう)とダブル選挙に向かっているのだ。自民党幹部の中には総裁特別補佐の下村博文のように「4月24日の北海道5区の衆院補選で自民党が敗北した場合は、ダブルは困難になる」などと若い記者をだます発言をする向きがいるが、気は確かかといいたい。


同補選はまず現在リードしている自民党が勝つと思うが、負けてもダブルの流れには影響は出ない。そもそも小局が大局を左右したためしがない。木の葉を見て森を見ない浅薄なる“読み”であろう。

     <今朝のニュース解説から抜粋>  (政治評論家)

◆軍事メッセージの万葉集

毛馬 一三


韓国百済の都扶余の遺跡から、618年に作成された「出挙(すいこ)」の木簡が、発見されている。

「出挙」とは、作付けの季節に農民に利子つきで貸出した「種もみ」を、収穫の秋に利子分を含めた作物を現物で回収する制度で、木簡には農民毎に回収した「作物の量」が記録されている。画期的な国家制度だ。

実はこの同じ木簡が、日本では飛鳥時代以前の遺跡から、発掘された。

つまり、この「出挙」は中国で発祥した超国家税収制度。それが百済を通じて、日本へ導入されているから、百済と日本の間に当時、極めて緊密な外交関係があったため、日本へこうした国家構築に属する機密が伝わって来たのだ。

この発掘記事を読んだとき、日本と百済との「秘めたる繋がり」の秘話を話してくれた、韓国の著名女流作家のことを思い出した。

同作家は、李寧煕(いよんひ)氏。韓国大手新聞社「韓国日報」の政治部長・論説委員長から国会議員を経て、韓国女流文学会会長を歴任。現況は連絡が取れない。

私は、「韓国日報」からの紹介で、李氏が来日した折、2日間奈良県桜井の「万葉の道」やその周辺の「古代天皇古墳群」散策の案内役を務めた。

その際李氏が、こもごもと語ってくれたのが、この「万葉集」に秘められた日本と百済との「軍事、政治に関する驚くべき秘話」だった。

李氏が、日本の「万葉集」と関わりを持ったのは、国会議員だった当時、日本の高校の歴史教科書に韓国関係記述が歪曲されているという問題が提起されたことから、日韓両国の国会議員による特別委員会が設けられ、事実調査を始めたのがきっかけだったという。

つまり、歴史書が歪曲されているかどうかに迫るには、どうしても古代史にまで遡って検証する必要があり、そのために両国の歴史書に目を通すうち、日本の「万葉集」に魅せられて仕舞ったという。

ここから「万葉仮名」の研究に惹かれたそうだ。ところが「万葉仮名」で書かれた「難訓歌」や「未詳歌」、つまり日本語では判読出来ない歌のほとんどを、何と韓国語で詠んでみると、「未詳歌」ではなく、総て読み明かせること分かったというのだ。これは当時としては大発見に違いなかった。

帰国した李氏から、私に李氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」が送られてきた。読んでいくうち「日本語訳では見えない様々な謎」が書き込まれて居た。その中で、特に驚くべきことが、こう記述されていた。

<万葉集20巻、4516首の内に、日本語では判読できない、正式に「未詳歌」は「3首」があり、このうちの1首に恐るべきメッセージが織り込められている。

斉明天皇(655年即位)の心中を、額田王(ぬかだのおおきみ)が代わって歌にしたのが、それである。

◆原文:  金野乃 美草苅葺 屋杼礼里之 兎道乃宮子能 借五百礒所念 <巻1の7・未詳歌>

・日本語詠みだとこうなる。(秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 宇治のみやこの 刈廬(かりいほ)し思ほゆ)

この歌は、「日本語解釈」では、下記のようになっている。
(秋の野の 萱(かや)を刈って屋根を葺き 旅宿りした 宇治のみやこの 仮の庵が思われる)。

この解釈だと、額田王が何を言いたいのか、さっぱり意味が伝わってこない。だからこの歌が、解釈不能または解意不明であることから、公式に「未詳歌」とされたのだろう。

そこでこの祥らかでないこの歌の原文を、韓国語で読んでみた・・・。すると、
(徐伐『そぼる』は 鉄磨ぐ 締め苦しむること勿れ 上の都は 刀来るぞよ 陣地固めよ)

・韓国語訳―(新羅は刀を磨いで戦いに備えている。締め苦しめないといいのに・・・。吾がお上の、百済の都は、敵が襲ってくるから、陣地をお固めなされ)。>
ということになるのだ。

李氏の韓国語詠みによる解釈によると、これは斉明天皇が百済に送った「軍事警告メッセージ」ということがはっきり分かる。

となれば斉明天皇が百済に、これほどまでの「国家機密情報」を送らなければならなかった理由とは何か、その疑問にブチ当たる。

<皇極天皇(斉明天皇と同じ・斉明天皇は二度即位)から斉明天皇の時代は、朝鮮半島では、新羅、百済、高句麗の3国が緊張状態にあった。

この歌(皇極時代の時の648年に入手していた情報)は、斉明天皇に即位してから額田王に作らせた歌だ。百済が、新羅・唐連合軍に滅亡させられた661年より13年も早いメッセージだから、このメッセージ自体に歴史的真実性がある。

実は斉明天皇は、百済の滅亡と遺民の抗戦を知ると、百済を援けるため、難波(大阪)で武器と船舶を作らせ、自らその船に乗り込んで瀬戸内海を西に渡り、百済とは目と鼻の先の筑紫(福岡)の朝倉宮で新羅・唐との戦争に備えた。

しかし斉明天皇は、遠征軍が百済に向かう前、意思に反して亡くなっている。

斉明天皇の異常なまでの「百済ひいき」について日韓学者の一部には、斉明天皇は百済第三十代武王の娘の「宝」で、百済最後の王、義慈王の妹だったとの説がある。>

恐らく斉明天皇自身さることながら、親族関係も百済と強力な血脈が在あり、この額田王の「万葉集」(未詳歌)歌に秘められた「軍事警告メッセージ」も、その視点で詠めば「未詳歌」ではなくなってくる。

「万葉集」を古代の珠玉の日本文学と仰ぐ人たちにとっては、この韓国語読みは認め難く、あくまで額田王作の「未詳歌」としてしか今でも取り扱わない。

しかし、このあと白村江の戦いの敗戦(663年)まで百済国の救援にこだわり続けてきた日本の歴史を見れば、日本と百済との関係は極めて緊密であったことは明らかだ。

だとすれば、万葉集愛好家も韓国語で詠み明かされる「万葉集の未詳歌」に、新たな視点を改めて投げかければ、「万葉集」の珠玉を更に広げることにはなるのではないだろうか。(了)再掲

参考―・李寧煕氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」
   ・小林恵子著「白村江の戦いと壬申の乱・現代思潮社」
   ・ウィキぺディア