2016年07月31日

◆改革へ!農政は企業を育てろ

平井 修一



日本の農業業界人が輸出=世界市場を本気で意識し始めたのは10年ほど前
からではないか。だいたい専業/主業農家は一握りで、ほとんどは兼業農
家。兼業農家はヂイチャン、バアチャンが基本的には自宅で食べるのが主
目的で、余裕があれば農協を通して近郊の市場で売って小遣い稼ぎをする
くらいである。

基本的に生活費は息子夫婦が近郊の町で働いて稼いでくる。つまり農業は
脇役みたいなもので、若い人にはほとんど魅力がない産業になってしまっ
た。つまり斜陽産業であり、未来はないという状況が永らく続いてきた。

今はどうなのだろう。いささかお疲れの様子の山下一仁・キヤノングロー
バル戦略研究所研究主幹の論考3/15「日本農業は世界に勝つ」から。

<"農政新時代"?

TPP対策には、"農政新時代"というキャッチフレーズが付けられている。
「輸出のため競争力をつけるのだ、農業生産資材の価格を見直すのだ、担
い手を育成するのだ」という。

しかし、減反・高米価政策、農協政策、農地政策という、これまで農業が
発展しようとするのを妨害してきた、三本の柱にはなんら言及されない。
農政新時代というなら、旧時代のアンシャン・レジームを破壊しなければ
ならない。それなのに、減反のような旧悪を強化しようとしている。

トヨタでもキヤノンでも、良い製品を作ると同時に、1円でも安く売れる
よう、価格競争力向上に日々努力している。輸出力をつけるというのに、
なぜ減反を強化して米価を上げるのだろうか。

肥料、農薬、飼料、機械、全ての資材価格が、アメリカの倍もする。しか
し、肥料で8割、農薬や機械で6割のシェアを持つ巨大な事業体である農協
は、独占的な力を利用して、組合員に高い資材価格を押し付けてきた。

農協を株式会社化して独占禁止法を適用しようとする改革は、頓挫した。
高い資材価格が高い農産物価格を生み、農業の競争力を失わせている現状
には、メスは入らない。

担い手も重要だ。しかし、農家出身者でない若者が、親兄弟、友人に出資
してもらい、ベンチャー株式会社を作って、農地を取得しようとしても、
農地法が認めない。

日本農業の最大の問題は何か?

それは、農家の7割が米を作っているのに、農業生産の2割しか生産してい
ないことだ。これは、米農業が零細で非効率な農家によって行われている
ことを示している。

2011年家計でのパンの支出が米を上回った。輸入主体の小麦の価格を抑え
ながら、米価を高く維持してきたために、米消費の減少、パン等麦製品の
消費増加を招いてきた。TPP交渉の結果、小麦価格は引き下げられる。他
方で、米の供給を減少させ、米価を高く維持する減反政策は強化される。

94年に1200万トンあった米の生産は年々減少し、2016年度の生産目標数量
は前年度より8万トン減少し743万トンになる。農林水産省も農協も必死に
なって主食用の米の生産を減少させようとしている。国産の米を不利に扱
い、輸入麦の消費を振興するという政策は、強化される。遠くない日に、
米の生産目標数量は小麦の消費量670万トンを下回るだろう。

*減反廃止

我が国の農政は、食料安全保障や多面的機能を損なってきた。多面的機能
のほとんどは、水資源涵養、洪水防止といった水田の機能である。しか
し、減反によって、40年以上も水田を水田として利用しないどころか、食
料安全保障や多面的機能に必要な水田を潰してきた。

所得は、価格に生産量をかけた売上額からコストを引いたものであるか
ら、所得を上げようとすれば、価格または生産量を上げるかコストを下げ
ればよい。しかし、農業資材を安く購入するために農家が作ったはずの農
協は、高い資材を農家に押し付けてきた。

1俵(60kg)あたりの農産物のコストは、1ha 当たりの肥料、農薬、機械
などのコストを1ha 当たり何俵とれるかという単収で割ったものだ。規模
の大きい農家の米生産費(15ha 以上の規模で実際にかかるコストは1俵あ
たり7012円) は零細な農家(0.5ha 未満の規模で1万5201 円)の半分以
下である(2014年)。

また、単収が倍になれば、コストは半分になる。つまり、規模拡大と単収
向上を行えば、コストは下り、所得は上がる。

都府県の平均的な農家である1ヘクタール未満の農家が農業から得ている
所得は、トントンかマイナスである。ゼロの農業所得に20戸をかけようが
40戸をかけようが、ゼロはゼロである。

20ヘクタールの農地がある集落なら、1人の農業者に全ての農地を任せて
耕作してもらうと、1300万円の所得を稼いでくれる。これを地代として、
農地を提供した農家に配分した方が、集落全体の利益になる。

地代を受けた人は、その対価として、農業のインフラ整備にあたる農地や
水路の維持管理を行う。農村振興のためにも、農業の構造改革が必要なのだ。

しかし、高米価・減反政策は、非効率でコストの高い零細な兼業農家を米
作に滞留させて、農地が主業農家に貸し出されることを、妨げてきた。主
たる収入が農業である主業農家の販売シェアは、野菜では80%、酪農では
93%にもなるのに、米だけ38%と極端に低い。

減反は単収向上も阻害した。総消費量が一定の下で単収が増えれば、米生
産に必要な水田面積は縮小し、減反面積が拡大するので、減反補助金が増
えてしまう。このため、財政当局は、単収向上を農林水産省に厳に禁じた。

今では飛行機で種まきしているカリフォルニアの方が6割も多く、50年前
は日本の半分に過ぎなかった中国にも追いつかれてしまった。減反廃止で
カリフォルニア並みの単収の品種を採用すれば、それだけでコストは1.6
分の1に下がる。規模拡大と単収向上で、稲作の平均コストは5〜6割低減
できる。

減反廃止で価格が下がっても、財政から直接支払いを行えば、農家は影響
を受けない。しかし、所得の高い兼業農家の所得を補償する直接支払い
は、国民納税者の納得が得られない。減反を廃止して需給が均衡する7.5
千円(60kg当たり)まで米価が下がれば、零細な兼業農家は農地を出して
来る。

主業農家に限って直接支払いをすれば、その地代負担能力が上がって、農
地は主業農家に集積し、コストが下がる。単収も向上し、消費者は価格低
下の利益を受ける。国際的にも高い評価を受けている日本の米が、減反廃
止と直接支払いによる生産性向上で価格競争力を持つようになると、世界
市場を開拓できる。

日本からの輸出価格が1万2千円だとすると、商社が7.5千円で買い付け輸
出に回せば、国内の供給量が減少して価格は1万2千円まで上昇する。7.5
千円のときの国内生産量が8百万トンだとすると、1万2千円では12百万ト
ン程度に拡大するだろう。輸出が4百万トンになると、2014年の米輸出量
4516トン輸出金額14億円を考慮すると、輸出金額は約1兆2千億円になる。

*第三次農地改革

農地制度は農業への新たな参入を拒み続けてきた。農地法は、農地改革の
成果である自作農(所有者=耕作者)を、維持するだけの立法だった。株
式会社の場合には、農地の耕作は従業員が行い、農地の所有は株主に帰属
するので、この等号が成立しない。したがって、株式会社の農地所有は、
認められない。

農業に参入したり、規模を拡大していくと、資金が必要になる。しかし、
農業と関係のない友人や親戚などから出資してもらい、農地所有も可能な
株式会社を作って農業に参入することは、農地法上認められない。

このため、新規参入者は銀行などから借り入れるしかないので、失敗すれ
ば借金が残る。農地法によって、農業は資金調達の面でも参入リスクが高
い産業となっている。

株式会社なら失敗しても出資金がなくなるだけである。後継者不足と言い
ながら、農政はベンチャー株式会社によって意欲のある農業者が参入する
道を絶っている。結局、農家の後継者しか農業の後継者になれない。農家
の後継ぎが農業に関心を持たなければ、農業の後継者も途絶えてしまう。

食料安全保障の見地から農地資源を確保するためにも、ヨーロッパのよう
にゾーニングを徹底すべきだ。そのうえで、企業形態の参入を禁止し、農
業後継者の出現を妨げている農地法は、廃止すべきである。これが、シン
プルな農地改革である。

*自由貿易こそ食料安全保障の基礎

海外からの農産物輸入が途絶えるときは、輸出していた米を消費して飢え
をしのぐ。輸出は食料危機時のためのコストのかからない備蓄の役割を果
たす。また、水田をフル活用することで、食料安全保障に不可欠な農地資
源を確保できる。

人口減少時代には、自由貿易は食料安全保障の基礎となる。多面的機能を
十分に発揮できるばかりか、主業農家主体の農業は農薬の節約など環境に
も優しくなる。真の農政新時代に期待したい>(以上)

小生は農業にまったくの素人だから上記の論考の半分ほどしか理解できな
いが、それでもガチガチの岩盤規制が農業の発展を阻害してきた、という
ことは理解できる。

単純に言えば、日本の農業のほとんどは「趣味の園芸」「家庭菜園」。正
しい政策を進めれば「日本農業は世界に勝つ」だろうが、補助金どっぷり
でやる気のない票田に迎合するような無策が続けば、勝つどころか、やが
ては後継者もなく滅びるしかない、と山下氏は悲憤慷慨しているのである。

お疲れ山下氏に励ましのメールを送ろう。(2016/7/28)


◆日本は南シナ海共同管理の先頭に立て

櫻井よしこ



オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が下した南シナ海問題に関する裁定へ
の中国の反発は常軌を逸している。公然と国際法を否定する中国の前で、
法治を旨とする民主主義陣営が確固たる手を打てないとしたら、ハーグの
仲裁裁判所も国際法も意味を失う。いま世界は国際法を守るのか破るの
か、法治を徹底させ得るのか、暴力支配の原理を許してしまうのか、とい
う分岐点に立っている。
 
フィリピンの訴えから3年半、裁定は7月12日に下った。骨子は、

・中国の主張する「九段線」には国際法上の根拠はなく、歴史的領有権の
主張も認められない

・スプラトリー諸島には海洋法条約上の「島」は存在しない。岩や満潮時
に水没する暗礁を埋め立て、構築物を建設しても、領海や排他的経済水
域、領空の権利は主張できない

・中国の埋め立てや中国船による漁業は周辺海域の生態系を破壊している

・中国船はフィリピンの石油探索や漁業を不法に妨害している

・仲裁手続きが始まっているのに、なおも大規模な埋め立てや造成を行っ
たことを非難する
 
などである。南シナ海に九段線を引き、内側すべてを自国領だとしてきた
中国の主張を悉く否定した内容だ。裁定には異議を唱えることができない
ため、これが最終決定である。中国の驚愕振りは彼らが示した激しい反発
に表われている。
 
習近平国家主席は裁定が下された当日に会談した欧州連合(EU)の
トゥスク大統領に、「裁定に基づく如何なる主張や行動も受け入れない」
と宣言した。
 
裁定後の15日からモンゴルの首都、ウランバートルにアジア欧州会議
(ASEM)参加の51か国の代表が集った。安倍晋三首相は李克強首相と
会談したが、李首相は安倍首相に「不必要なことに首を突っ込むな」と無
礼な発言をしたと共同通信が伝えた。ASEMでは国際法の原則や国連海
洋法条約に従った紛争解決の重要性を謳った議長声明が採択されたが、南
シナ海という固有名詞を入れられなかったほど、中国の反対は強かった。

無法国家
 
王毅外相も中国外務省も、中国共産党機関紙の「人民日報」も、傘下の
「環球時報」も、見事なまでに一体化して中国全体で国際法には従わな
い、つまり、中国は無法国家であると、自ら発信したのである。
 
裁定翌日の13日、外務次官の劉振民氏が中国の南シナ海白書を発表した
が、その中で仲裁裁判所の判事5人への「ののしり」(invective)をエス
カレートさせ、「偏向した、アジア文化に無知なフィリピン政府のために
働く輩」と語ったと、米主要紙の「ウォール・ストリート・ジャーナル」
(WSJ)が揶揄した。
 
中国人民解放軍(PLA)副参謀長の孫建国氏は、16日、軍高官とし
て、裁定後、初めての公式見解を発表した。清華大学における国際シンポ
ジウムで、「判決は軍隊に幻想を捨てさせた」「軍事力を強化し、やむを
得ない状況下で国家主権と権益を守るための最後の決定的な役割を発揮し
なければならない」と述べた(『朝日新聞』7月18日朝刊)。南シナ海で
軍拡するというわけだ。
 
孫氏は今年6月5日、シンガポールでのアジア安全保障会議で、「南シナ
海の問題は完全に解決されている」「ウィンウィンだ」などと演説した人
物だ。
 
事実と正反対のことを真顔で語る中国人に南シナ海での国連海洋法条約
違反を許してしまえば、やがて中国は東シナ海でも、プーチン大統領は大
西洋や地中海で、国際法を踏みにじっていくだろう。
 
21世紀の国際社会の基盤である国際法を自国の都合で曲げたり否定したり
する隣国に対処するには、共同管理体制を作るべきだ。平和で、法に基づ
いてどの国にも開かれた海を守り続ける先頭に日本は立つべき時だ。シン
クタンク「国家基本問題研究所」の理事で東海大学教授の山田吉彦氏は、
「アジア海洋管理協定」を構想する。スプラトリー諸島をはじめとする南
シナ海情報を集約し、共有して、複数国で警備する仕組みである。
 
共同管理と共同警備はASEAN諸国、オーストラリア、インドなどに
とっても国益に資するはずだ。航行の自由やハーグの司法判断を尊重する
意味で、フランスのル・ドリアン国防相も欧州諸国によるパトロールの可
能性を示唆する。海上保安庁と自衛隊、各国のコーストガードと海軍の連
携体制を作る先頭に、日本はアメリカと共に立つべきだ。
 
PLAの孫氏がいみじくも警告したように、中国が軍拡を以てこの状況
に対処する場合、中国への抑止力を高めるためにこそ、国際協力が必要で
ある。

秘密協定
 
他方で、中国の巧みな外交戦略と経済力を最大限活用した、搦めとり作
戦も警戒しなければならない。アキノ前大統領から6月に政権を引き継い
だロドリゴ・ドゥテルテ大統領はアキノ大統領の対中強硬策に否定的で、
中国との2国間交渉に応じると語っている。
 
フィリピンと中国の関係は2004年、注目すべき展開を見せたことがあっ
た。「フィリピン調査報道センター」(PCIJ)の資料によると、アロ
ヨ大統領(当時)がスプラトリー諸島を含むカラヤン諸島のほぼ全域、実
に2万4000平方キロのフィリピンの国土と海で中国企業が開発を行う権利
を認める協定を結んでいたというのだ。PCIJのサイトには、同協定に
関して「売国」「反逆」などの激しい非難の表現が散見される。
 
WSJは04年にアロヨ大統領がフィリピンの海に中国の法を適用すると
の秘密協定を、中国と結んでいたと指摘している。
 
シンクタンク「日本国際問題研究所」の福田保氏は04年11月にアロヨ政権
が中国と「防衛協力に関する覚書」を締結したこと、その背景に米比関係
の悪化と中国の対フィリピン援助が拡大されたと指摘している。
 
一度あることは二度あると思わなければならない。今回も、中国が十分
な額の援助を申し入れ、さまざまな開発計画を提案し、ドゥテルテ大統領
の歓心を買うことは大いに予想される。
 
中国の負債総額はいまやGDPの2・5倍、168兆元(約2650兆円)だ。
内、企業分が約5分の3、約1590兆円と推測される。かなりの部分が不良債
権になる危険がある。債務不履行(デフォルト)に陥った企業も出始めて
おり、急増しかねない。
 
このような状況下、尋常ならざる強気政策に出る中国の実相を捉えること
が対処の基本である。こちら側が団結して原則を譲らないことだ。そうす
れば、必ず、私たちの価値観で勝てるはずだ。

『週刊新潮』 2016年7月28日号 日本ルネッサンス 第715回


◆星野哲郎えん歌4000曲

渡部 亮次郎



戦後、演歌界の大御所作詞家は石本美由紀だが、それに優るともおとらな
い作詞家は星野哲郎だろう。2人ともこの世の人では既にない。

星野は、石本に遅れること1年、2010年11月15日,85で死んだ。若い頃、高
等商船を出て船員になったものの、腎臓結核で断念、腎臓の片方を摘出す
るなどしたが、幸運にも長生きだった。

晩年の美空ひばりの「みだれ髪」、北島三郎の「なみだ船」を作ったかとお
もうと「黄色いサクランボ」や渥美清の「男は辛いよ」も星野の作詞。演
歌だけでなく応援の援歌だとも言って4000曲を遺した。

世に出していない「遺作」が数千曲があるといわれており、今後も新作が
出現するだろう。

星野哲郎(ほしのてつろう、本名:有近哲郎、1925年9月30日 - 2010年11
月15日)は日本の作詞家。山口県大島郡周防大島町(旧・東和町)出身
で、東京都小金井市に在住していた。妻(1994年没)との間に一男一女が
おり、長男はシンガーソングライターの有近真澄。

1946(昭和21)年、官立清水高等商船学校(現・東京海洋大学)を途中結
核で休学しながらも卒業。翌年、日魯漁業(後のニチロ、現・マルハニチ
ロ食品)に入社、遠洋漁業の乗組員となる。

しかし就職して数年後、腎臓結核のために船を下りざるを得なくなり、腎
臓を摘出。郷里周防大島にて4年にわたる闘病生活を余儀なくされる。

4年に及ぶ闘病期間中に作詞を独学。家庭教師の傍ら1952(昭和27)年に
雑誌「平凡」の懸賞に応募した「チャイナの波止場」が入選し、選者の石
本美由紀の勧めで、翌1953(昭和28)年に作詞家デビューした。

石本の主宰していた歌謡同人誌「新歌謡界」に参加、同人として作品の発
表や後進の育成に携わった。「新歌謡界」は多くのプロ作詞家を輩出し、
同期生には松井由利夫・たなかゆきを・岩瀬ひろしらがいる。

1958(昭和33)年、横浜開港100年祭記念イベントに応募した「浜っ子マ
ドロス」「みなと踊り」がそれぞれ1位、2位を獲得。このイベントの審査
員をしていた作曲家の船村徹に誘われる形で上京、日本コロムビアと専属
契約を結ぶ。

船村とは以後永きにわたってコンビを組み、作詞:星野哲郎、作曲:船村
徹の作品を数多く世に輩出することになる。1964(昭和39)年にクラウン
レコードの創設に関わり、同レコードに移籍、1983(昭和58)年にフリー
作家となる。コロムビア時代からを通じて手がけた歌詞は演歌を中心に
4000曲に及んだ。

1996(平成8)年7月9日、石本美由紀の後を継いて社団法人日本作詩家協
会の会長を務め、2001(平成13)年10月1日には社団法人日本音楽著作権
協会 (JASRAC) の会長を務めた(2004年9月30日まで)。

これらの功績が認められ、1986年(昭和61年)4月29日には紫綬褒章を、
1988年(昭和63年)8月31日には紺綬褒章を、2000年(平成12年)11月3日
には勲三等瑞宝章を受章している。

1988(昭和63)年6月16日には出身地である東和町(現・周防大島町)の
名誉町民に選ばれ、2008(平成20)年6月5日には宮崎駿と共に居住地であ
る小金井市の名誉市民第一号に決定し、同年10月5日に名誉市民証が授与
された。

1985(昭和60)年2月21日、故郷周防大島に「なみだ船」(歌唱:北島三郎)
の歌碑が建立される。2007(平成19)年7月26日には周防大島町に町営の
「星野哲郎記念館」が完成、周防大島の子供達を支援する償還義務のない
奨学金制度「星野哲郎スカラシップ」事業を立ち上げた。

2010(平成22)年11月15日午前11時47分、心不全のため東京都武蔵野市の
病院でで死去。享年85。葬儀・告別式は11月19日に東京都港区の青山葬儀
所で営まれた。喪主は長男の有近真澄が務めた。

葬儀では長年親交が深かった作曲家の船村徹と、愛弟子である水前寺清子
が弔辞を読み上げ、自ら作詞した「男はつらいよ」の曲に乗せて出棺され
た。戒名は「宝徳院航謡暁哲居士」。

星野哲郎の死去に当たり、日本放送協会が追悼番組『追悼 作詞家 星野哲
郎』を急遽制作し、2010年11月21日にNHK総合テレビジョンにて放送した。

星野節とも称される、自分の実体験をベースにした独特の世界観を持つ
作風で知られる。船村や石本と銀座に繰り出しては音楽論をたたかわせ、
そのとき思い浮かんだフレーズをコースターにしたため、翌朝までに夫人
がそれを清書した物を作詞の下地としていたという。

こういった形で生まれた歌詞を星野自身は「演歌」と称さず、遠くにあり
て歌う遠歌、人との出会いを歌う縁歌、人を励ます援歌などと称してい
た。星野哲郎記念館でも、これらをまとめて星野えん歌と表現している。

なかにし礼によると、性格は大変穏和で、「荒っぽい大声はついぞ聞いた
ことがなく、後輩でも丁寧に扱った」という[。

水前寺清子・都はるみ・北島三郎など、デビュー前から関わってきた歌手
も多い。水前寺の愛称である「チータ」は「ちっちゃな民子」から連想し
て星野が名付けたものである。

主な作品
青山ミチ 叱らないで(1968年)
渥美清 男はつらいよ(1970年)

北島三郎
なみだ船(1962年) 兄弟仁義(1965年)
函館の女(1965年) 風雪ながれ旅(1980年)
北の大地(1991年)
小林旭  自動車ショー歌(1964年)
昔の名前で出ています(1975年)

小林幸子  雪椿(1987年) 福寿草(1989年)

島津亜矢
愛染かつらをもう一度(1991年)母ごころ宅配便(1993年)
海鳴りの詩(1995年)女にゃ年はいらないよ(1996年)
感謝状〜母へのメッセージ〜(1997年)
波(2001年) 海で一生終わりたかった(2003年)
大器晩成(2005年) 温故知新(2010年)

水前寺清子

涙を抱いた渡り鳥(1964年)
いっぽんどっこの唄(1966年)
いつでも君は(1967年)
三百六十五歩のマーチ(1968年)
真実一路のマーチ(1968年)

スリー・キャッツ、ゴールデンハーフ
黄色いサクランボ(1959年)

瀬川瑛子
函館の雨はリラ色(1970年)
たそがれ港町(1971年)
高知の夜(1972年)
あのひとの雪国(1972年)
再見上海(1973年)
釧路の夜白い夜(1974年)
噂・モトマチ・涙町(1974年)
たばこ(1975年)
長崎霧情(1977年)
東京夜景(1978年)
月あかり(1978年)
相生橋(1981年)
サザン瀬戸ブルース(1987年)
春の海(1989年)
潮騒の町(1989年)
海の城下町(1990年)
帰らぬ夢(2006年)

鳥羽一郎
兄弟船(1982年)

西方裕之
北海酔虎伝(1987年)
流れる(1988年)
恋文流し(1993年)

美川憲一
お金をちょうだい(1971年)(2010年)

美空ひばり
みだれ髪(1987年)
塩屋崎(1987年)
都はるみ
アンコ椿は恋の花(1964年)
夫婦坂(1984年)

山形英夫
親子鯨(1958年)
山口瑠美
寿宝船 ことぶきたからぶね(1999年)

山本譲二
長州の男(1986年)
七夕月(萩の花咲く頃)(1993年)
生きる(2003年)

鰐淵晴子
春うらら(1967年)

その他 母校の後継校である東京海洋大学の新校歌を作詞している。作
曲は鈴木淳。また、旧東和町の大半の小中学校の校歌の作詞を手がけている。

長崎国際大学の校歌の作詞している。作曲は都倉俊一。

周防大島の伊保田港と柳井港・松山港を結ぶ周防大島 松山フェリーの就
航船「しらきさん」は周防大島の白木山にちなんで星野が命名したもので
ある。

自らが元船乗りと言うこともあってか、海や船・港にちなんだ歌詞が多
く、これがきっかけで1971(昭和46)年には運輸大臣より海事功労賞が、
1985(昭和60)年には運輸大臣より交通文化賞を送られている。
(「ウィキペディア」)12・5・3


      

◆春日局は光秀重臣の娘

毛馬 一三



春日局(かすが の つぼね)は、本名斎藤福(さいとう ふく)と云い、江戸幕府の3代将軍・徳川家光の乳母。「春日局」との名は、朝廷から賜った称号である。

ところが、福の父は本能寺の変で織田信長を暗殺した明智光秀の重臣・斎藤利三で、福はその娘だった。

斎藤利三は捕えられ斬首されたが、そんな本能寺の変の主役の娘・福をどうして江戸幕府の大奥に招き入れ、大奥の頭の「春日局」にまで優遇したのだろうか。「謎」の一つだ。

<福は父斎藤利三の所領のあった丹後国の黒井城下館(興禅寺)で生まれる。丹波は明智光秀の所領であり、利三は重臣として丹波国内に、光秀から領地を与えられていた。

光秀の居城を守護するため、福知山城近郊の要衝である黒井城を与えられ、氷上群全域を守護していたものと思われる。福は、黒井城の平常時の住居である下館(現興禅寺)で生まれたとされている。

こうして福は、城主の姫として、幼少期をすごした。

その後、父は光秀に従い、ともに本能寺の変で織田信長を討つが、羽柴秀吉に山崎の戦いで敗戦し、帰城後に坂本城下の近江国堅田で捕らえられて斬首され、他の兄弟も落ち武者となって各地を流浪していたと考えられている。

そうなって福は、母方の実家の稲葉家に引取られ、成人するまで美濃の清水城で過ごしたとみられ、母方の親戚に当たる「三条西公国」に養育された。これによって、公家の素養である書道・歌道・香道等の教養を身につけることができた。>ウイキペディア

このような歴史背景から見て行くと、明智光秀の重臣だった父親の血を惹く実の娘が、江戸幕府に召し上げられて、「春日局」となるとは、首を傾げたくなる訳だ。

大阪堺の歴史家によると、徳川家康は本能寺の変の前に、織田信長を訪ね酒杯を頂きながら戦況を交わしている。明智光秀はこの酒杯のお世話を担務したが、段取りを信長に嫌悪されて過激の叱責を受け、信長側近の地位を剥奪された。

そこで信長を将来の身を絶望恨み、本能寺の変を決意した。ここで重要なことだが、重臣斎藤利三を遣って、徳川家康に信長暗殺を秘かに伝え、本能寺の変に突入したのだそうだ。そして徳川家康には、無事に京都から大阪を経て、堺まで逃げ込む方策を告げたのだという。

密告通り、京都で「変」が起こったことを知った家康は、迎えに駆けつけてきた斎藤利三の強力家来に誘導されて方策通り、堺に向けて脱出。そのあと伊賀の多数の忍者に擁護されながら、本城の三河城に苦労して辿りついたという。

この行動は、恰も本能寺の変とは「無縁」であり、むしろ「被害者」たる姿勢を世間に見せ付ける行動を敢えて披露したように見える。堺にはそれを裏付ける資料もが少々あるというのだ。

つまり、家康にとって、斎藤利三は命の恩人ということになる。秀吉にとってもゆるせない反乱重臣の斎藤利三は、家康にとっては恩返しをしなければならない重要人物であることは間違いない。つまり、福は紛れもない命の恩人の娘だったのだ(歴史家)。

ところが、もう一つの見方もある。「謎」の二つ目である。

つまり、家康がすみやかに京都を脱出出来たのは、家康と光秀の間で、信長を暗殺する方策を事前から立案し合っていたものではないか。その脱出方策の実行を斎藤利三に任せ、家康の身の安全と、信長後任の詰めまでも、申し合わせていたのではないかと云う見方もある。つまり、家康こそ「暗殺首謀者」だとの見方だ。

方策は見事に成功した。だが、斎藤利三は斬首された。となれば上記と同様、家康は、紛れもない命の恩人の娘だった福に、父親の恩を返してやることを考えたに間違いないと考えられる。

さて、<福は、将軍家の乳母へあがるため、夫の正成と離婚する形をとった。慶長9年(1604年)に2代将軍・徳川秀忠の嫡子・竹千代(後の家光)の乳母に正式に任命される。このとき選考にあたり、福の家柄及び公家の教養と、夫・正成の戦功が評価されたといわれている。

家光の将軍就任に伴い、「将軍様御局」として大御台所・江の下で大奥の公務を取り仕切るようになる。寛永3年(1626年)の江の没後からは、家光の側室探しに尽力し、万や、楽、夏などの女性たちを次々と奥入りさせた。

また将軍の権威を背景に老中をも上回る実質的な権力を握る。

寛永6年(1629年)には、家光のほうそう治癒祈願のため伊勢神宮に参拝し、そのまま10月には上洛して御所への昇殿を図る。

しかし武家である斎藤家の娘の身分のままでは御所に昇殿するための資格を欠くため、血族であり(福は三条西公条の玄孫になる)、育ての親でもある三条西公国の養女になろうとしたが、既に他界していたため、やむをえずその息子・三条西公条と猶妹の縁組をし、公卿三条西家(藤原氏)の娘となり参内する資格を得た。

そして三条西 藤原福子として同年10月10日、後水尾天皇や中宮和子に拝謁、従三位の位階と「春日局」の名号及び天酌御盃をも賜る。

その後、寛永9年(1632年)7月20日の再上洛の際に従二位に昇叙し、緋袴着用の許しを得て、再度天酌御盃も賜わる。よって二位局とも称され、同じ従二位の平時子や北条政子に比定する位階となる。

寛永11年に正勝に先立たれ、幼少の孫正則を養育、後に兄の斎藤俊宗が後見人を務めた。寛永12年には家光の上意で義理の曾孫の堀田正敏を養子に迎えた。

寛永20年(1643年)9月14日に死去、享年64。辞世の句は「西に入る 月を誘い 法をへて 今日ぞ火宅を逃れけるかな」。法号は麟祥院殿仁淵了義尼大姉。墓所は東京都文京区の麟祥院、神奈川県小田原市の紹太寺にある〉。  ウイデペディア。

このように福の奇跡的な生涯を見て行くと、上記に<武家である斎藤家の娘の身分のままでは御所に昇殿するための資格を欠くため>とあって、これを秘匿した工作がはっきりしてくる。「謎」の一つは解けそうだ。

しかも、素晴らしい殿中での政治的画策の実現を図る、福の明晰な頭脳が分かる。

しかし、家康と明智光秀が共謀者同士だったかの、二つ目の「謎」は分からない。
                                        
この「春日局」の生涯には、興味が深い。
以上(再掲)
                        

2016年07月30日

◆私の「身辺雑記」(367)

平井 修一



■7月26日(火)、朝5:30は室温26度、曇、怪しい涼しさ、天気は荒れそうだ。

怪しいと言えば都知事選候補の増田だ。人を見下している感じ。どうせ東
大出だろうと調べたらそうだった。発達障害。

伊藤陽平・新宿区議会議員の論考「増田候補、競馬に投じた330億円の闇
は今も超深い」(アゴラ7/26)から。

<増田ひろや氏は、岩手県知事、総務大臣などのご経験を前面に押し出し
「実務家」としてPRをされています。岩手県知事時代にファーストクラス
を利用していたこと、借金が7000億円から倍増し1.4兆円になったことな
どが話題となりました。

増田ひろや候補の陣営は「いわれなき批判」として以下の文書(略)を発
表されています。

ファーストクラスに関しては、他人を批判しながら自分は利用していたこ
と、過去の議会では不況を考慮し県民の税金でファーストクラスをやめて
欲しいと切実なお願いされていたにも関わらず、自ら答弁することもなく
県庁職員を通じて冷たく却下したことについては、一切触れられていません。

また、借金を倍増させた理由に関しては、県立大学(約500億円)や新幹線
(約950億円)についての説明のみです。

こちらに掲げられている実績はごく一部のもので、他の事業についても検
証を行う必要があります。

そこで、岩手県に2泊3日で滞在し、増田ひろや氏の実務能力について徹底
検証してみることにしました。

今回の調査では、増田ひろや県政時代に議論された、県立大学、県立情報
センター、県立美術館、県庁、花巻空港、久慈港、盛岡競馬場、森のト
レーなどに訪問をさせていただきました。

第一回目は、増田ひろや氏が管理者として組合のトップを勤められていた
競馬事業についてご紹介させていただきます。

(盛岡競馬場の)美術品に関しては気になったので調べてみました。増田
ひろや氏が知事になる直前の委員会でのご発言ですが、ご紹介します。

“それから、絵画の御指摘があったけれども、1億円以上の絵画の購入が確
かにある。1億300万円というようなものである。スーチンという作家の油
絵である。それから、ブロンズ像についても1億6480万円というものがあ
る。そして、絵画とか彫刻はほかにも買い求めておって、合わせると都合
3億8500万円程度になるわけであるが、

この目的としておるのは、新しくできる新競馬場が、ゆとり、触れ合い、
そして、自然を醸し出すような、これからの新しい競馬場としてゆったり
とした雰囲気の中で、また、落ち着きのある雰囲気の中で楽しんでいただ
こうということを目途として、絵画や彫刻をその中に展示いたしたいとい
う目的で今、そろえつつあるものである。出典:予算特別委員会 濱田副
知事 (平成7/1995年3月1日)”

なんと、絵画に1億円以上。この頃とっくにバブルは終わってるはずなの
ですが(笑)盛岡競馬場が移転したことが赤字の大きな原因となりました
が、バブル期であれば結果は違っていたかもしれません。

増田ひろや氏もバブル期と同じような感覚で事業を行い、赤字が出ても問
題を先送りしたことが借金をつくる原因になったものと考えられます。

特に(馬券の)販売額に関してはバブル崩壊後に急激に落ち込み、平成
4/1992年の700億円をピークにその後は減少。現在では200億円台、当時の
約1/3となりました。

最終的に、増田ひろや氏は解決策も見出せず、借金問題を抱えることにな
りました。そして、それを補填するために(県は競馬場に)330億円の融
資を行うことになります。

“岩手競馬は、平成18年11月「新しい岩手県競馬組合改革計画」を策定
し、平成19年3月に構成団体(岩手県、奥州市、盛岡市)から330億円の融資
を受け、単年度ごとに収支均衡を実現し、新たな赤字を出さないことを存
続の条件として事業を運営してきた。出展:岩手県競馬組あい競馬事業収
支改善計画書 平成23年7月より”

融資と書かれてはいますが、返済の見込みもないため実質的な公費負担で
はないかと、県議会でも厳しく追及をされてきました。修繕費などを積み
立てなければならない関係で、まだ330億円に関しては利息の支払いだけ
で元本は一切減少していません。

増田ひろや氏が残した負の遺産は、現在も県政にとっては大きなマイナス
となっています。

ちょうど、昨日行われた候補者ネット討論会で、増田ひろや候補が競馬に
関して追及をされる場面がありましたが、

「かつての先輩方はこれまで競馬事業は収入になっていた。今もきちんと
運営されている。これまでの投資が岩手県の姿を変えて、未来への投資が
進んでいる」

とお答えになりました。

明らかに現在に至るまで岩手県に損害を与え続けている状況にも関わら
ず、競馬事業は知らんぷり。こうした過去の実績には触れず、実務家とし
て打ち出されていますが、インチキな候補者だとしか表現のしようがあり
ません。

岩手県には現在進行形で当時の問題解決をしている方がいらっしゃること
を受け止めていただき、同時に、なぜ同じことを都政にも繰り返さないと
言えるのか、きちんと説明をしていただきたいと思います>(以上)

美術品が大好きって・・・桝・増のMMはなんかそっくりのような・・・大
学も一緒だし。鳥越は中身のないMM(無知蒙昧)で京大出(善人を装う岩
波系)、毎日新聞(同、今はただのアカ)出身、今はルーピ―痴呆症、中
共走狗のアカだ。増も鳥も鳩ポッポ、宇宙人。結局、まともな人類は小池
百合子しかいない。

【今朝の産経から】2面主張「ロシア除外見送り 五輪は瀕死の危機にあ
る IOCの判断は責任放棄だ」。

スポーツは興行である。興行主は客を楽しませて客から、さらにはスポン
サーからカネを得る。莫大なカネが手に入る。興行主(江戸時代から親分
衆、昭和=ひばり時代は山口組)はそれで飯を食っている。カネが絡めば
WINWIN汚職もある。

五輪は最大規模の国際興行で、参加国の名誉もかかっているから、政府も
応援する。特に独裁国は誇るべきものがないから五輪で国威発揚、世界に
威張りたいと思う。ここでもカネが動き、さらには薬物も動くことにな
る。「勝てばいいのだ」、でも絶対バレてはいけない。

独裁国ではメダルをとれば一生食っていけるから、選手の中にもやむを得
ず、あるいは積極的に薬物を常用する人がいるだろう。

フェアプレーは理想だが、反則という罰があるのだから選手はフェアとア
ンフェアの境界線上で戦うのが普通だろう。美しい時もあれば醜い時もあ
る。選手も観客も感動したりブーイングしたり。人生そっくり。

スポーツを美化しすぎる傾向が目立つが、いかがなものか。五輪利権でお
いしい思いをしているのがIOCなどだが、国際大会がゴマンとある現在、
五輪は本当に必要なのかどうか。よく考えた方がいい。

クソ暑い真夏に東京五輪だって。巨額放映権目当てのカネカネカネ優先。
バッカジャナイ、最低、五輪死ね!の気分だ。

3面「限界さらしたASEAN 日本 結束呼びかけ 中国 切り崩し奏功」。
地獄の沙汰も金次第。カネの威力は絶大だ。これが現実。

8面「独南部で自爆か 15人負傷『また移民』独揺さぶる」。そのうち欧
州は中近東並みになりそうだ。日常茶飯事、「お、昨日はたったの30人
か」となる日は近い。立派なトップを持った独仏国民は幸せだ、天国へ連
れて行ってくれるのだから。

29面「運転中ポケモン摘発71件 物損事故36件」。7/22〜7/25午前11時
半までの警察庁まとめ。ポケGOで死ねば歴史に名を残すのか。一番乗りは
誰だ。そう言えば今朝、歩きスマホのお姉さんが街灯のポールとコッツン
コしていた。65年の人生で初めて見た光景。そのうち日常茶飯事になるこ
とは間違いない。(俺のポールにぶつかってくれ、がっちり抱き止めるぜ)

ハーフ散歩。タバコ屋でパイプ煙草「HALF AND HALF」5パック入りを買
う。6250円。パイプ煙草はいい趣味、煙道、紙巻き煙草はただの悪習。

園庭の 歓声消えて 夏休み(修)

わが日々は 毎日連休 天に謝す(修)

蝉しぐれ 体をほぐし 四股を踏む(修)

体調は少しずつ良くなってきた。歯茎の腫れもかなり緩和。キチ○イ水を
飲みすぎないことだ。分かっちゃいるけどやめられない、人生はときどき
コッツンコ、しっかり前を見ないとポールにぶつかったり穴に落ちる。

・・・これはちょっと触れたくはなかったが、キチ○イ・・・わが故郷の
近くで起きた未明の大量殺人。どうすべきか。

精神科の婦長であるカミサンによると精神病は完治しない。国の方針は3
か月以上の入院はダメ(回復の可能性がある急性期の患者、ほかの病気も
同じ)。精神科でできることは症状を緩和することぐらいだが、退院する
と患者は薬を飲まない。通常は3か月で再入院するが、1か月で戻ってくる
患者もいる。

家族も大いに困惑している。親は歳とっているから、30代、40代の“元気
のいい”精神病の子供を面倒見切れないのだ。この際、民活で「隔離施
設」を造って収容するしかない。費用の半分は保護者負担とかで。

江戸時代の監獄は、斬首、遠島、所払い、蟄居閉門、手鎖などの刑が確定
するまでの一時拘留の場だった。懲役、禁固などの刑を科す場ではなかった。

長州藩の士分向けの牢獄「野山獄」は松陰先生が入っていたことで有名だ
が(松陰を守るために入れたのだろう)、収監者11人中、藩命によるもの
は2名、9名は「借牢」といって家族の費用負担で“厄介者”を収容していた
のだ。

収監者はゲスト、獄卒は松陰を尊敬していた。だから野山獄は学問の場で
あり、松陰にとって淡い恋の機会でもあった。江戸時代は全国的にそうい
うシステムだったのではないか。

「隔離施設」では24時間、檻に閉じ込める必要はないだろう、夜だけは施
錠するが、それ以外は運動場や図書館、教室、あるいは娯楽室で過ごせる
ようにする。看護師がちゃんと薬を飲ませるし、時々医者が検診に来る。
そんなイメージ。為政者にはぜひ検討してほしい。

精神病患者なら不起訴でせいぜいが措置入院。やがて退院する、神戸の少
年Aのように。彼らを社会に野放ししていたら大事故の元だ。国民は真剣
に「隔離施設」を考えるべきである。

■7月27日(水)、朝5:00は室温26度、曇、涼しい。

カミサンに取材した。

――精神科の患者に病識はあるの?

まったくないわ。自分は正しい、病気じゃないのに無理やり入院させられ
た、冗談じゃない、早く出してくれ、って。

――患者の知的レベルはどうなの?

もう東大出とか慶応なんていう有名大学出がいっぱいいるわ。統合失調症
と学歴は関係ないけれど、高学歴はプライドが高い分、罵詈雑言がすさま
じい。現役の医者も担ぎ込まれたりするけど、私に向かって「老いぼれバ
バア、さっさと辞表出して失せろ!」なんて言う。

こういう悪口雑言に私は慣れているから「このバカが」と心の中ではあし
らっているけれど、若い看護師は言葉の暴力に耐えきれずめげちゃう人が
結構いる。

高学歴の患者は序列をものすごく意識するわね。看護師の言うことなんか
まったく聞かない、看護師長には半分従う、医師の言うことは全面的に聞
く、っていう感じ。

――退院すると薬を飲まなくなるのはなぜ?

そもそも病識がない、つまり自分は病気じゃないと思っているから、薬を
飲まないわけよ。精神病は薬と注射でかなり回復するの。看護師は一所懸
命に薬を飲ませようとしていても、飲んだふりして舌の奥に隠して洗面所
でぺーっするとかは日常茶飯事。

退院すれば患者に無理してでも服用させられる人がいないでしょ。俺は病
気じゃない、お前らがおかしい、今度入院させたら殺すぞ、なんて威嚇さ
れたら、両親だってお手上げよ。

退院ですから引き取ってくださいと両親に連絡しても、あーだこーだ言っ
て引き取りを拒否する。もう老人の手に負えないのよ。気持ちは分かるけ
れど、病院だって困ってしまう、ベッドが空くのを待っている患者さんが
いるのだから。(以上)

犯罪は模倣される。精神病、特に幻聴幻視幻覚で暴発しかねない統合失調
症に特化した「隔離施設」を造らないと“津久井の悲劇”は繰り返される。
嫌なものだが「もっとフェンスを!」と叫ぶしかない。油断すれば殺され
るのだ。(↓)

http://jp.ntdtv.com/news/16517/中国%20サファリパークで女性がトラに
襲われ死亡

【今朝の産経から】1面「障碍者施設 19人刺殺 元職員26歳男逮捕 26
人重軽傷」。

泰平の 眠りを覚ます 妄想狂 たった一人で 被害甚大(修)

ソフトターゲットの警備は必須だ。センサーや警備ロボット、老人(元警
官がベスト)を活用すべし。

7面正論、ジェームス・アワー氏「インドへの飛行艇US2輸出を急げ」。
メーカーの新明和工業サイトから。

<「飛行艇」とは、飛行機と船の両方の特徴を持ち、陸上だけでなく海面
にも着水できる飛行機のこと。 新明和工業が製造するUS-2型救難飛行艇
は、海難事故の救助活動を目的に、防衛省海上自衛隊によってUS-2が5
機、US-1Aが2機が運用され、前身となるUS-1から起算すると900回以上も
の出動回数を誇っています。

波高3メートルもの荒海に着水することが可能。過酷な状況での人命救助
に運用されています。

優れたSTOL《短距離離着水(陸)》性能で、一般の旅客機のような長い滑走
路は不要です>

動画を見たが、沈没寸前からまるでバタフライみたいに滑走、離水、すご
い迫力。261の離島にアクセスできるという。(↓)
http://www.shinmaywa.co.jp/aircraft/us2/

同社曰く――

<水陸両用の航空機を製造しているのは日本、カナダ、ロシアの3カ国の
みです。その中で、外洋に着水でき、大人数を乗せることが可能で、かつ
長距離を飛ぶことができる、これらの市場要求をすべて満たしているのは
「US-2」だけです。

今、メーカーである私たちに課せられているのは「製造コスト」の削減です>

最高級品、アワー氏は有力なPRオフィサーだな。

8面、湯浅記者「中国が恐れる国連総会」、曰く「日米豪印が中国に対す
るコスト高(負担を強いる戦略)を狙うなら、南シナ海の不法行為を監視
する多国間枠組みをつくることが考えられる。国際社会はソマリア沖に展
開する国際合同任務部隊の活動で経験済みである」。

中共はついに海賊呼ばわりされるようになった。

9面「仏の教会 司祭刺殺 IS戦闘員2人射殺」。カトリックの司祭は喉を
切られた。殺さなければ殺されるということ。ためらったら負け。

26面「祖父(76)の首絞め死なせる 容疑の中3女子逮捕」。父親はいな
いみたいだ。孫に殺される老人は珍しくないが、アメ10とムチ1とかで上
手く調教しないとだめだ。

■7月28日(木)、朝5:00は室温26度、曇→晴、涼→暑。梅雨明け、炎天下で
壁に這う蔦除去。放置すると大変なことになるから、早めに駆除するのが
いい。テロとの戦いも同じ。「芽むしり仔撃ち」が肝心だ。放置すれば老
害になる。

【今朝の産経から】1面「相模原殺傷 容疑者送検『後悔も反省もな
い』」。予備軍は予防拘禁で隔離すべし。犯人は薬物で脳ミソがいかれて
いたのか。

同「経済対策28兆円超」。安心して産んで育てられる環境こそが「未来へ
の投資」の一丁目一番地だろうが、安倍氏は分かっていないのではないか。

2面主張、「慰安婦財団の設立 韓国が誠意を見せる番だ」。韓国に誠意
なんてあるわけないし、一部に誠意があったとしても最高法規の「国民感
情法」があるから誠意を見せたら社会的に抹殺される。10億円をドブに捨
てるだけだ。

売春婦になったいきさつはいろいろだろうが、慰謝料モドキを払うバカな
国は日本だけだ。恥を知れ恥を。娼婦のゴテドク。Shame on you!

5面、瑠比ボナパルトの「韓国を冷静に突き放す10億円」。泥棒に追い
銭、朝鮮ピーに手切れ金か。

7面、野口健氏「災害時におけるリーダーの役割」。片岡聡一・岡山県総
社市長は今どき珍しい、武士道を体現した政治家のようだ。こういう方が
いれば日本は大丈夫だ。実に頼もしい。“ポマード・ハニトラ”橋龍総理の
公設第一秘書だったが、鳶が鷹を生んだようだ。結果オーライ、橋龍を許
そう。

同、木村汎氏「ドーピング生んだプーチン統治」。ドーピン・プーチン、
ドースル・プーチン。

8面、矢板記者「中国 行政の現場混乱 ツートップ 経済で対立」、中
南海は中共中央/習近平の南と、行政府/李克強の北の「南北戦争」が本格
化してきたようだ。

李克強は窮鼠猫を噛むか。秀才・李克強はカリスマ性も愛嬌もないから、
彼の気持ちを忖度して習近平を処分する刺客はいないだろうな。この辺が
プーチンとは大違いだ。

9面、岡部記者「ポーランドとの絆」。同国はヤルタ密約をいち早く日本
人陸軍武官に伝えたが、その夫婦のことがNHKで放送されるそうだ(30
日)。反日放送だから日本を貶す内容に違いないが、産経がNHKを宣伝す
るなんてアンビリーボーだ。

24面「横田めぐみさん母『日本という国はどうなっている』」。小4中2坊
主が大半だから「ポケGOで浮かれています」としか言いようがない。総連
さえ潰せない去勢国家。

27面「障碍者支援団体が声明『全力で皆さんのこと守る』」、できないの
に夢のようなことを言ってはいけない。「まずは自分の身は自分でも守ろ
う、護身術を身に着けよう」と言った方がより現実的だ。小4中2坊主につ
ける薬なし。この団体の会長は脱原発を叫んでいるようだが、障碍者と原
発はどう関係するのだろう。ま、言っても詮無いが。(2016/7/28)

◆東シナ海の危機に民共で対処できるか

櫻井よしこ 



民進党や共産党は公約として安保法制廃止を掲げているが、どう考えても
理解できない。日本周辺の安全保障状況が厳しさを増す中で、民進党も共
産党もどのようにして日本国民と国土を守るつもりなのか。
 
7月3日、中国は南シナ海のパラセル諸島海域で新たな強硬策を取ることを
世界に宣言した。5日から11日までの1週間、軍事訓練を実施するとして各
国に同海域への進入禁止を通告したのだ。
 
11日までとは、フィリピンが中国を訴えた常設仲裁裁判所の判決が出され
る前日までということだ。国連海洋法条約に基づく判決を受け入れるつも
りがないことを示すもので、国際社会への開き直りと挑戦である。
 
中国共産党の対外向け機関紙「環球時報」は今回の軍事演習の目標を、
中国には自国領の主権を守り通す能力があることを示すためであるとし、
その一方で演習を、これは中国の常套句ではあるが、平和維持のためとも
説明した。
 
日本政府は、南シナ海領有権を巡る仲裁裁判所の判決を中国を含む全て
の関係国が尊重することを求める共同声明を、先進7か国(G7)が歩調
を揃えて発表するよう働きかけてきた。国際法を守る側と守らない側の闘
いであることを明確にするのは正しい戦略である。
 
伊勢志摩でのG7首脳会議でも安倍晋三首相は南シナ海の写真を示し、
中国による埋め立て、軍事拠点化の実情を詳しく説明した。南シナ海は
ヨーロッパから遠いため、欧州指導者の多くが急速に進行する中国の侵略
について詳しいわけでも関心があるわけでもない。

だが、安倍首相の説明は欧州諸国の対中認識を改めさせたはずだ。欧州の
指導者も、南シナ海における中国の行動がクリミア半島におけるロシアの
プーチン大統領の行動と同質の侵略であることをよりよく理解したに違い
ない。

中国にとって、12日に示される常設裁判所の判断も、またG7の共同声明
も、厳しい内容となるのは避けられないだろう。

「攻撃動作」
 
死に物狂いと言ってよい習近平主席の強硬策の下では、このような国際
社会の動きに対して現在の中国が取り得る唯一の手段は、物々しい軍事演
習の断行である。
 
演習の現場となるパラセル諸島は、40年以上前の70年代に中国が当時の
南ベトナムを攻撃して軍事力で奪い取ったものだ。ベトナムは現在も領有
権を主張しているが、同諸島は南シナ海支配に欠かせない中国の巨大な海
軍基地となった。

「環球時報」はパラセル諸島の西北、トンキン湾近くの海南島にすでに中
国3艦隊の軍艦が集結したと報じた。その中には北海艦隊のミサイル搭載
駆逐艦、東海艦隊のミサイル搭載駆逐艦、ミサイル搭載フリゲート艦など
が含まれているそうだ。
 
南シナ海を管轄するのは南海艦隊だ。それ以外の艦隊も参加する大がか
りな演習は、核心的利益を守るためには国際法による決定も断固拒否する
という中国の国家意識の表現である。国際社会における問題解決に、中国
は軍事力の行使を厭わず、帝国主義的行動を選ぶということだ。
 
中国の強硬策は南シナ海に限らない。わが国の東シナ海上空で6月17日
に航空自衛隊の戦闘機が中国人民解放軍(PLA)の戦闘機に対して行っ
た緊急発進(スクランブル)について、中国国防部は7月4日、「日本側の
発言は全く白黒逆で、世論を惑わす」と反論した。彼らは、中国の防空識
別圏を中国軍のSu(スホーイ)30戦闘機2機が巡視していたところに、
日本の航空自衛隊のF15戦闘機2機が高速接近した、つまり緊張をつくり
出しているのは日本だと非難した。実際には何が起きたのか。
 
同件については6月28日に元空将の織田邦男氏が警告を発した。中国軍
機が日本の空に急接近してきたのに対し、空自機がスクランブルを試み
た。その空自機に中国軍機が「攻撃動作」を仕掛けた。空自機はドッグ
ファイト(格闘戦)に巻きこまれる危険性があったため、自己防御装置を
使用しながら中国軍機によるミサイル攻撃を回避しつつ、戦域から離脱し
た、というものだ。
 
日本政府は空自機がスクランブルをかけたことは認めたが、中国側の攻
撃動作は否定した。一方中国政府は、「日本の戦闘機が急接近、挑発し、
射撃管制レーダーを中国側に照射した。中国側が果敢に対処し、戦術機動
などの措置を講じた。日本機は赤外線フレア弾を発射して退避した」と発
表した。
 
彼らはこうも語った。「中国側は日本側に対して、一切の挑発的行為を
止めるよう求める」。
 
中国は日本側を嘘つきとなじっている。しかし、私はよく知っている。
嘘をつくのは中国側だと。

「白黒逆」の嘘
 
10年9月7日午前、尖閣諸島の領海で中国漁船が海上保安庁の「よなくに」
などに激しく船体をぶつけてきた。当時の菅直人首相と仙谷由人官房長官
は現場を収録したビデオを公開せず、その間に中国政府は一貫して「全く
白黒逆」の嘘をつき続けた。中国側はどのように海保の船が中国漁船に体
当たりしたか、中国漁船がどれ程懸命に日本の攻撃を逃れようと回避行動
をとったかを、ご丁寧にも図まで描いて公表した。
 
ところが一色正春氏が独断で公表したビデオは全く正反対の事実を私たち
に示してくれた。
 
ベトナムも同じ被害に遭った。14年5月、中国はベトナムが領有権を主張
するパラセル諸島海域に巨大深海用掘削装置を繰り出し、石油掘削を開始
した。ベトナムは29隻の船で抗議行動に出た。中国は80隻を投入し、ベト
ナム船に激しい体当たりを加えた。
 
5月9日、中国外務省は「8日夜までにベトナム側が中国側に180回余りも体
当たり攻撃を加えた」と公表した。だが、ベトナム政府は直ちに映像を公
開し、体当たりを仕掛けていたのは中国船だという事実を世界に示した。
 
そもそも日本の自衛隊は厳格すぎる程、法を守る組織だ。空でも海でも陸
でも見事に自らを律している。無謀に相手を挑発することは断じてしない
と言ってよい。今回も同じである。東シナ海上空の攻撃動作は中国軍機に
よるものだと考えて間違いないだろう。
 
明らかなのは、中国が軍事攻撃をも辞さない決意で膨張しようとしてお
り、中国の脅威に日本が晒されているということだ。日本を守るために安
保法制でほんの少し集団的自衛権を行使できるように改めたが、専門家の
多くは、これではとても不十分だと見ている。にも拘わらず、民進、共産
両党はこれを廃止するという。このような党に日本は任せられないと思う
のは私だけではあるまい。
『週刊新潮』 2016年7月14日号
日本ルネッサンス 第712回


◆納豆OK「プラザキサ」なのに

渡部 亮次郎



納豆食べても大丈夫!ワーファリンに代る脳卒中予防の新薬ダビガトラン
(商品名:「プラザキサ」)承認

血管を詰まらせる血栓をできにくくして脳卒中を予防する新しい抗凝固薬
の製造・販売が厚生労働省から承認され、2011年4月から国内で発売され
た。私も2012年4月から服用し始めた。

従来薬「ワーファリン」は、納豆を食べると効かなかったが、新薬は食べ
合わせなどの影響はない。

独製薬大手べーリンガーインゲルハイムが開発した「プラザキサ」(成分
名ダビガトラン・エテキシラート)。血液を固めるトロンビンという酵素
に直接作用する。

心臓病の一種の「心房細動」(不整脈)の患者が1日2回服用すると、従来薬
よりも35%、脳卒中や全身性塞栓症の発症が減る。

1950年代から使われているワーファリンは、心房細動後の脳卒中予防のほ
か、人工関節や人工心臓弁の装着など血栓ができやすい手術の後に欠かせ
ないが、血液中の凝固成分を増やすビタミンKの作用を抑える薬なので、
納豆やクロレラなどビタミンKを豊富に含む食品は禁忌だった。

畏友石岡荘十さんは心臓手術をしているのだが、無類の納豆好き。我慢し
切れなくて食べたら、ワーファリンの効き目はたちどころに消えてしまっ
たそうだ。だから石岡さんにとって「プラザキサ」
の発売は実に待ち遠しいものだった。ところが、弁膜症経験者には
まだ許可がでないのは残念至極。

さりながら実は新薬だから医師は厚生労働省の指示で1回に処方できるの
は2週間分だけだったが、2012年4月からは指示が消えた。

もともとワーファリンは抗凝固薬として脳梗塞の予防などに用いられてい
て、脳梗塞の発症は、心房細動(不整脈)などの「心原性」と「非心原性」
の2つに大別される。

非心原性にはアスピリンやクロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小
板薬が、心原性には抗凝固薬の投与が推奨されている。

これは、心原性脳塞栓症については、大規模臨床試験の結果から、抗凝固
療法の効果が抗血小板療法の効果を上回ることが明らかにされているため
だそうだ。

ダビガトランは、経口直接トロンビン阻害剤で、血液凝固カスケードの下
流にあるトロンビンを阻害して抗凝固作用を発揮する。NEJM誌電子版に報
告された大規模臨床試験によって、ワーファリンの代替として有用である
ことが明らかになった。

ワーファリンは、食べ物や他の薬物の影響を受けやすい上に、個人による
変動が大きいため、プロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)をモニタリ
ングしながら、至適用量を決める必要がある。だからせめて1ヶ月1回の
採血検査も欠かせない。

ところがプラザキサは治療域が広く、凝固モニタリングの必要性がないこ
とや、肝臓の薬物代謝酵素の影響を受けにくいこと、早期の効果発現など
の点で明らかにワーファリンよりも優れている。

ワーファリンは安価だが、凝固モニタリングの費用などを考えると、経済
的にも「プラザキサ」が優れている。

一昨年発刊された「脳卒中治療ガイドライン2009」では、心房細動を原因
とした脳梗塞が含まれる心原性脳塞栓症については、ワーファリンが第一
選択薬として推奨されている。しかし、この「プラザキサ」や現在、開発
が進められているファクター]a阻害剤などが次々に出てくるので、このガ
イドラインも近々変わるだろう。

心原性脳梗塞の予防薬としてはワーファリンが唯一の経口剤だったが、@
納豆などの食品、薬品に対する相互作用が多いA感受性に個人差があり、
血中濃度の安全域が狭く、定期的な採血検査を必要とする。など制約が多
い薬だった。

これに対して「プラザキサ」は納豆などのビタミンKに対する制約もな
く、採血をし、血液凝固能を測定する必要もない。今までワーファリンの
マイナスとされていた部分の多くを克服している。

またワーファリンとの比較試験ではワーファリンよりも有効性が高く、大
出血のリスクは有意に低かったという結果が出ている。

しかし、よい点だけではない。問題のひとつとしてワーファリンに対して
薬価が高いこと。プラザキサの標準量1回150mg1日2回だと
132.60×4=530.4円/日、ワーファリン1mgが1錠9.7円なのでかなり値段
が上がる。

60日分が3万円強。高齢期後半は1割負担だからそれでも3000円強。しかも
なぜか尿酸値が急上昇したため、納豆向こう2ヶ月間禁止を言い渡された。


◆法律コラム 「離婚理由」ランキング

川原 俊明(弁護士)

 
あるサイトにて、離婚理由ランキングというものが発表されていました。

1位 性格の不一致

2位 不倫

3位 DV(暴力)

4位 精神的暴力・モラハラ

5位 子供への愛情が感じられない


いかがでしょうか。

実務上の立場から申しますと、離婚事件として当事務所にご依頼いただく際、
この5つのどれかに該当することがほとんどだな、という印象があります。

特に、上位2つが8割を超えているのではないでしょうか。

あとは、性格の不一致から生じる暴力や、不倫を前提としたモラハラ、子への愛情不足など、上位ランクは、すべて派生的に発生することが多いでしょう。

よく様々なサイトで、
「不倫なら慰謝料◎●円!」などとうたい文句がありますが、
例えば先ほどの例である、不倫→モラハラなどであれば、
追加的に慰謝料請求を行うことが可能な場合も多々あります。

言いたいことは一つです。
これらの判断は弁護士だから可能なのです。ご自身で判断され、行動することよりも、
確実な法的知識を有する弁護士に事件解決を依頼し、適切な手続きで相手方との交渉を行うことが、一番の近道であると断言することができます。

また、電話で無料相談をご希望される方がいらっしゃいますが、実際に顔を合わせ、事情をご説明いただかなければ交渉の必要性をはじめ、その判断自体もできかねます。

(一般論はあくまでも一般論に過ぎません。あなたに該当するかどうかは不明です。)

そのためにも、電話口だけでなく、
ご足労はおかけしますが、面談という方式にこだわり、
依頼者様一人一人に適したアドバイスをしていきたいと
考えております。

離婚をはじめとする、男女問題のトラブルには絶対の自信を持って事件解決に望んでいます。

2016年07月29日

◆韓国を冷静に突き放す10 億円

阿比留瑠比



後はどうなろうと「全て韓国側の問題」だ

昨年12月の日韓合意に基づき、韓国政府が28日に設立する元慰安婦の 支
援財団に対し、日本政府が近く10億円を拠出する運びとなっているこ と
に、主に保守派から異論や批判が噴出している。いわく「お人よしすぎ
る」「また韓国にただ取りされる」「善意は通用しない」…などの意見で
ある。そうした懸念が表明されるのも当然だろう。

自民党側からも、6月1日の外交・経済連携本部などの会合では、ソウ
ルの日本大使館前に不法に建てられた慰安婦像の撤去前に、10億円を出
すことへの疑問や不満の声が相次いだ。

日韓合意履行に向けて、韓国側にさしたる動きが見えないのに、日本側
ばかりがことを進めることに不安を覚えるのも、これまたごく自然なこと
である。

ただ、その気持ちはよく分かるものの、筆者の見解は異なる。安倍晋三
内閣はお人よしの善意に基づいて10億円を拠出しようとしているのでは
なく、むしろ、冷静に韓国を突き放そうという狙いがあるからこそ、さっ
さと10億円を韓国側に渡してしまおうとしているのではないか。

筆者は月刊「正論」3月号での現代史家の秦郁彦氏との対談で、日韓合
意の意義について「日韓間の政治問題だった慰安婦問題が、日韓合意に
よって韓国の国内問題になったことだ」と述べ、こう続けた。

「合意によってこれで例えば韓国が国内の(韓国挺身隊問題対策協議会な
どの)反対勢力の説得に失敗しようが、新しく立ち上がるはずの基金(財
団)が頓挫しようが、もうそれは全て韓国の問題なのです」

この見方は現在も変わらない。一方、インターネット上などでは韓国政
府が設立する財団がかつてのアジア女性基金の二の舞になり、カネを食う
だけで問題解決にはつながらず、失敗に終わるのではないかという危惧も
示されている。

だが、今回の財団は以前の基金とはまるで性質が違う。アジア女性基金
は日本側が日本国内でつくったものだが、今度は韓国側が韓国内に設置す
るのであり、その成否や運営に責任を持たざるを得ないのは、あくまで韓
国政府なのである。

それでは、日本大使館前の目障りな慰安婦像はどうなのか。確かに日韓
合意ではこの点に関して、「関係団体(挺対協など)との協議を行う等を
通じ、適切に解決されるよう努力する」と明示されている。

とはいえ、政権基盤が弱体化している朴(パク)槿恵(クネ)政権が韓
国政府の政策に「拒否権を持つ」(元韓国外務省幹部)とまでいわれた圧
力団体、挺対協をそう簡単に説得できるとは、日本側もはなから思っては
いまい。

本当に慰安婦像の撤去・移転が実現すれば歓迎するが、現状の韓国政府の
不作為にしても、日本側にとっては当初から半ば織り込み済みのことだろ
う。それならばこっちは素早く10億円を拠出してしまい、あとは韓国側の
合意不履行を責めて、道徳的優位に立った外交を行えばよかろう。

日韓合意があるにもかかわらず、公館の威厳の侵害を禁止した国際法
(ウィーン条約)に抵触する慰安婦像を放置し続ける韓国のありようを、
国際会議などの場で取り上げるのもいい。

 特定非営利活動法人「言論NPO」などの発表によると、日韓合意を
「評価する」人は日本では47.9%なのに対し、韓国では28.1%にと
どまっている。韓国側がより多く不満に感じてることが、この合意の持つ
意味を表していよう。

(論説委員兼政治部編集委員)

産経ニュース 【阿比留瑠比の極言御免】7.28




◆欧州は難民・移民と心中か

平井 修一



自分自身を「正義だ、良識だ」なんて思っていると、とんでもない間違い
を犯す。米国のほとんどの記者を含む“識者”は「トランプは前座さ、すぐ
にこける」と見ていた。ところがトランプはトリを取りそうだ。今は大統
領一歩手前まで来た。

トランプは2012年から準備していた、ずーっとマーケティングしてきた。
この年の11月には、スローガン「Make America Great Again!(米国を再
び偉大な国に)」を商標登録した。満を持して今回の選挙に臨んだ。

脳ミソが足りないくせに“識者”を装うバカ、自称リベラルは、自分の見込
みが大はずれし、大慌てをしている。“識者”は、小生のように「自分はバ
カだ、信用できない、いい加減なやつだ、気分、空気、感性で動いたりす
る、結構怪しい」とは思っていない。

だからトランプを正面からしか見なかった。後ろから(アメリカンドリー
ムの歴史=正攻法でカネを創ったものは偉大なり)、上から(支持者を獲
得するというマーケティング)、下から(サイレントマジョリティの本
音)を見なかった。

見ないのだからちっとも観察できない、観察できなければ判断を誤る。ほ
とんどの“識者”がドジったのである。筆を折るべきなのにそうしない。
“識者”は恥を知らないからだ。

ヒトラーはゲルマン民族の正義、誇り、使命を煽った。メルケラー総統も
それを倣った。ともに空前絶後の高みから空前絶後のどん底へドイツを導
く“狂気のお導師さま”である。

メルケラー総統とその取り巻きが反省することも恥じ入ることもない、
“識者”なのだから。こういうイカレポンチは選挙で引きづり降ろすしかな
い。まともなドイツ人はそう思っているだろう、米国人がきれいごとを言
うお上品なエスタブリッシュメントにNO!を突きつけているように。

EU加盟国には死刑がない。死刑廃止が加盟の条件だからだ。片や難民・移
民のテロリストは死刑容認どころか死刑推進派だ。殺せば殺すほどアラー
はお喜びになる。

テロリストに寛大な丸腰EU、対するに白人を容赦しない武装テロリスト、
どちらが勝つでしょうか。子供でもわかるが、オランドやメルケルなどリ
ベラル≒アカモドキにはまったくわからない。現実を見ない、見えない、
見たくない人々、つまりただのバカ、暗愚、無知、狂気、痴呆症、発達障害。

山口昌子氏の論考「もうどこにも安全な場所がないフランス人の生活 独
ミュンヘンでも銃乱射、壊れていく欧州の治安」(JBプレス7/25)から。

<*「政府は何をやっているのか」

フランスには公安の監視対象のリストとして「Sリスト」があるが、(ト
ラックテロの)モハメドの名前は記載されていなかった。カズヌーブ内相
はこの点について、「急激に過激化したようだ」と言い訳をしている。

Sリストの有効性については批判が多い。2015年1月の「シャルリ・エブ
ド」襲撃テロの犯人であるクアシ兄弟や、11月のパリ同時多発テロのテロ
リスト10人のうち大半がリストに記載されていたが、十分に監視されてい
なかった。

リストの記載者数は約3000人と多いため、監視困難という理由で実質的に
放置されているのだ。

国民議会のテロ調査委員会は、ニース事件の直前にSリストの記載者全員
を収容する留置所の設立などを求める報告書を内相に提出した。だが、内
相には一蹴されている。

こうした対応に、国民の間には「政府は何をやっているのか」という怒り
の声が上がっている。

ヴァルス首相が、7月17日に現場で行われた犠牲者を悼む式典に出席した
時には、住民から激しいブーイングが起きた。

遺族の中には、当局の警備不備を告訴する動きもある。

当日は、花火見物の3万人の人出が予想されていたのに、警官、憲兵隊な
ど警備の人員は約100人だった。また、現場の遊歩道は車両の進入を禁止
していたが、市警の警官がトラックの突入を阻止できなかったことも批判
の的となっている。テロが予想される観光名所などには「ロケット砲を準
備するべきだ」(グエノLR議員)との声も出ている。

今やフランス人の間では「いつでも、どこでもテロは起こりうる」「もは
や100%の安全はない」が合言葉になりつつある。フランス人はテロと隣
り合わせで暮らさなければならない暗黒と恐怖の時代を迎えている>(以上)

まあ、何度も言うが、自業自得だ。自らが禍を招き入れたのである。

フランスの刑務所はイスラム教徒が多数派になり、刑務所内でも「信教の
自由」があるから礼拝所があり、リーダー格があれこれ信者に聖戦主義を
教え込んでいる。信者は立派なテロリスト予備軍になり、保釈されて、あ
るいは満期出所で、アッラーうれし、偉大なるアッラーを称揚して、異教
徒や無信仰の人を殺しまくるのである。これが彼らの正義なのだから。

デタラメルケル、ダレモオランド、あなたたちは「正義、良識だ」。絶叫
マシン「暗黒と恐怖の時代 バカモンGO」をゲップが出るほど楽しむがい
い。血と破壊の中から新しい秩序が生まれるかもしれない。それがイスラ
ム色かキリスト色かは神のみぞ知る。(2016/7/26)