2020年11月05日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(100」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/200(2020/11/3/火】昔から小生のモットーは少
欲知足、知足安分(欲少なく足るを知る、足るを知りて分に安んずる)。
「物欲はきりがないから、それに引きずられないで、今あるもので満足す
る」と解釈している。


モノではなく「真理」への飽くなき欲求はカネがかからないし、いくら増
えても場所を取らない、廃棄処分も比較的容易だ。(アカやナンミョー、
アーメン、アッラーに洗脳されると除染には10年、20年は最低でもかかる
から要注意


穢れた世界を厭い離れ、清らかな天国を求めるという「厭離穢土、欣求浄
土」も好きだが、小生は「この世をこそ安らぎの桃源郷にしたい、すべき
だ」という解釈だ。竜馬風「この世の洗濯」、洗い過ぎるとボロボロにな
るから塩梅が難しい。ソ連消滅、中共黄昏、米国崖っぷち・・・日はまた
昇るか・・・


資本主義経済は「買って買って買いまくれ、捨てて捨てて捨てまくれ」だ
から、小生には邪道だと見える。できるものなら強欲資本主義ではない
「知足安分主義経済」を理論化したいものだ。その原理、骨格の素描を創
れたら、後はプロがやってくれる。建築と同じだろう。


そんなことを考えながらチャリで綱島街道(溝の口・鶴見線)を鶴見川目
指してえっちらおっちら。縄張り拡張のためと、昔のマドンナの面影を訪
ねるセンチメンタルジャーニーでもある。溝の口の洗足学園を過ぎたあた
りに旧道が隠れるようにしてあり「末永」の表示があった。


父の妹、渋谷ミヨさん、通称「末永のおばさん」は多摩丘陵の天辺の広大
な畑で農業をしていたから、平地に「末永」の名称があるとは全く知らな
かった。狭くて曲がりくねった旧道を山裾に沿って行くと右手に急勾配の
階段があり、「熊野森緑地」と看板がある。「爺さん、どや、我慢できん
やろ、早よ登らんかい」と今日も元気だ、電波が走る。もうどうにも止ま
らない。


導かれるように手摺を頼りにヒーコラヒーコラ、頂上は小さな緑地だが、
北側はマンション、それ以外はドングリなどの広葉樹林で見通しが利かな
い。崖の斜面を行くと崩壊防止のコンクリートでガチガチに固められてお
り、どうにか上の道に辿り着いたが、住宅とマンションだらけ。よーこん
なところに住むなあ、怖くないのかなあ、と暫く歩いて、これまた急勾配
の下り階段、まるで「爺落とし坂」をこわごわ降りた。


自転車に乗ってさらに街道を行くとY字路あり、平らな右の道を進んだ
が、どうも既視感があり、戻ってY字路と「爺落とし坂」を見ると、
「あっ、タケノコ山の入り口だ!」。


我が家で言う「タケノコ山」は、「末永のおばさん」の渋谷家から父が
300万円で買った100坪ほどの傾斜地の竹林。小生一家は春になると弁当を
持ってタケノコ狩りを楽しんだが、別荘を建てるには土砂崩れを防ぐため
にべらぼうなカネがかかるのでタケノコ狩りだけの土地だった。その上は
「末永のおばさん」の広大な農地が広がり、土筆狩りも楽しんだものだ。


バブル景気真っ最中の1989年頃、ゴルフの清川CCが「丘陵の上にマンショ
ンを建てたいからタケノコ山を1000万円で売ってくれ」と言ってきた。
「工事が始まるまでタケノコ狩りOK」という条件で売ったが、それ以来、
現地には30年も行っていない。


今回のチャリ散歩コースは別ルートを辿ったので「爺落とし坂」がタケノ
コ山への滑りやすい山道だった所とは想像もできなかった。今、この坂は
東急田園都市線「梶ケ谷」駅への近道になっているようだ。


大地主の渋谷家はバブル景気に浮かれて農業から不動産業に家業を転換、
「この世をば我が世とぞ思う」数年を楽しみ、そしてバブル崩壊とともに
行方知れずになってしまった。奢れるもの久しからず、盛者必滅の
理・・・清川CCも倒産し、今は有志が自腹を切って経営していると
か・・・諸行無常だなあ。


今「タケノコ山」の上にはマンションが建ち、周辺も住宅だらけだ。その
うち「末永のおばさん」一家の夢の跡を辿ってみよう。帰路に振り返ると
畑にそびえていた東電の高圧線鉄塔だけが昔を偲ばせていた。


蛇足ながらタケノコ山の販売代金1000万円は、母に300万円を渡し(大姉
が相続)、屋上に2人の女児専用ペントハウスを増築し(300万円、今は小
生の隔離室)、母名義の不動産を相続した際の相続税(延滞金込みで400
万円)できれいに消えた。


キャッシュを手元に置いておくとすぐに無くなるというのは真実で、上記
は「公式発表」、実際は300万ほどは「不正支出」疑惑で、120万はブロン
ズ像購入費、180万は遊興費で消えた。悪銭身に付かず、いずれも「背後
に女あり」、あの世に持っていく話、妄想老人の戯言だで・・・


さてさて米国大統領選。前回選挙でトランプ優勢を唯一当てた世論調査会
社、ラスムセンが11/2にこう報じている。

<White House Watch Biden 48%, Trump 47% Monday, November 02, 2020>


1ポイント差の大接戦だ。経済紙「ブルームバーグ」も10/28にこう報じて
いる。


<ラスムセンの数字は外れ値の可能性もあるものの、ウェルズ・ファーゴ
株式戦略責任者ハービー氏は「ラスムセンは2016年大統領選の得票率を唯
一正確に予測した」と指摘。バイデン氏が勝利を確実にするためには、得
票率で少なくとも3ポイントの差をつけて勝つ必要があるだろうと分析した>


小生の尊敬する古森義久先生「米大統領選トランプ氏優位に」(japan-
indepth 10/31)から。


<独自の特色を持つラスムセン社の発表によると、全米でのトランプ対バ
イデン両候補の支持率は2週間前は12ポイント、先週は3ポイント、いずれ
もバイデン氏が優勢だったが、10月26日からの週は逆転してトランプ氏が
1ポイント、リードした。激戦区として動向のとくに注視されるフロリダ
州ではトランプ氏がバイデン氏を3ポイントリードしたという。


この種の僅差は世論調査では「誤差の範囲内」とされ、実際にはどちらが
勝つかはわからないとされるが、少なくともつい最近までの「バイデン候
補の勝利が確実」という見通しはこの終盤戦で大きく崩れてきたといえよう。


一方、ギャラップ社が10月27日までに発表したところによると、同社の全
米調査ではトランプ大統領の支持率が46%となり、これまでの同社の最高
だった49%に近づいた。


また同社による「大統領選ではだれを支持しますか」という質問ではな
く、「だれが勝つと思いますか」という質問での全米調査ではトランプ氏
が56%、バイデン氏40%という答えが出たという。


ギャラップ社では同時に「現在の生活は4年前よりよくなったと思います
か」という質問による全米調査を実施したところ、「はい」が56%、「い
いえ」が32%という答えが出て、これまたトランプ大統領の有利な情勢を
示したという。


以上のような最新の世論調査結果はみなトランプ大統領の意外な人気を示
している論拠とされ、今回のアメリカ大統領選が予測の難しい大接戦であ
ることを改めて明示したといえよう>


パンダハガーの元祖であり、かつ日本を徹底的に(根性なしの銭ゲバ・イ
ンポ野郎と正しく)バカにしていたキッシンジャーは、古森先生によると
ついに「今の米中関係は極めて危険な状態にあり、もし両国がこのまま高
まる緊張を上手く管理できなければ、両国は第一次世界大戦時に似た状況
へと落ち込んでいくだろう」と97歳にして転向した。悔い改めるに年齢は
関係ない、大いに結構だ。


選挙の最終結果がどうなろうと“悪の帝国”中共を包囲戦でくたばらせる上
で日本はメジャープレイヤーにならざるを得ない。核兵器など戦力を格段
に強化し、同時にスイスのように全国民を収容できるように核シェルター
を創っていく必要がある。


やらなければやられる、ということ。各国と長城包囲戦の具体策を練って
いかねばならないが、それだけでも中共への圧力にはなるはずだ。世界大
革命が間もなく始まる。

◆期日前投票はすでに9800万人

宮崎 正弘

 
令和2年(2020)11月3日(火曜日)通巻第6687号 

期日前投票はすでに9800万人。これはどちらに有利なのか
このうち6000万票が郵送、即日開票では決まらないだろう

混沌そのもの。不在者投票は郵便を含めてじつに980人に達して いる。

郵便による投票は本人確認を行うため、開票結果の集計には時間がかか
る。だから票の出方次第でトランプは早々と勝利宣言をだす可能性もある。

 ウォールストリートジャーナルは、専属コラムニストらが、トランプ勝
利を予測している。

これまで態度不鮮明だった地方紙の一部もトランプ当選を予測し始めた。

トランプは激戦州を最終日に集中してまわり盛り上げた。
これまでと異なって事前投票がすでに投票予想の三分の二を越えていると
いう異常事態であり、日頃投票しない有権者まで、郵送していることなど
を勘案すると、率直なところ、予測は不能と言って良いのではないか。

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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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【知道中国 2154回】              
 ──英国殖民地だった頃・・・香港での日々(香港36)
    ▽

唐君毅先生の次に思い出されるのは、やはり牟宗三先生だろうか。

いつも頭はサッパリと短く刈り上げられ、その下の目は鋭い光を放ってい
た。細面で中肉中背。春夏秋冬を問わずに身に纏った中国服の裾を華麗に
捌きながら、キャンパス内をゆったりと散策していた。

たしか足元は中国伝統の布靴が多かったような。これぞ伝統的中国読書人
の典型と思われるような立ち居振る舞い。いつ見ても「只今思索中」と
言った雰囲気で、やはり近寄り難かった。とはいえ時に恐る恐る声を掛け
ると、ギロッと一瞥した後にフッとこぼれる笑顔から、生来の優しさの一
端が感じ取れるようでもあった。

1909年に山東省生まれだが、祖先は湖北省からの移住している。1928年
に北京大学予科に。その後、哲学系に転じ33年に卒業し、翌年には「国家
社会党」に参加している。在学中、20世紀中国を代表する思想家で、後に
文革への抗議の意を込めた絶食が原因で病死したと伝えられる熊十力に師
事した。

互いに政治環境の違った地域に住むことになったが両者の間の師弟関係は
終生続き、熊の学統を継承したと評価される。

大学卒業後、故郷の師範学校を振り出しに広州、山東、広西などの中学
で、その後は華西、中央、金陵、浙江などの大学で西洋哲学を教えた後、
49年に台湾へ。

台湾師範大学、東海大学を経て60年に香港大学へ。68年に 新亜研究所
へ。70年代半ば以降は再び台湾に移り、台湾大学、台湾師範大学、中央大
学などで教鞭を執った後、95年4月に台湾大学医学部付属病院 で思想的戦
闘者としての生涯を閉じた。

先生の謦咳に接した時期に出版された『智的直覚与中国哲学』(71
年)、『現象与物自身』(75年)などを読むものの、教室での講義と同じ
ように難解極まりなかった。

一般に「新儒家(現代新儒家)の代表的哲学者として中国語圏の思想界
に巨大な影響を与えた」と評価されている。だが深淵な学理はともかくと
して、先生の学問の最大の関心は西欧勢力に完膚なきまでに敗北した中国
と中国民衆を如何に救うのかという一点にあったに違いない。「学は之、
憤の一字」という考えに従うなら、先生は学問の究極は経世済民(せい
じ)にありとする伝統的な中国知識人の生き方に忠実だったように思う。

全面的に西欧化することで中国を救おうと唱える胡適らの考えを否定
し、中国人の集団文化である儒教思想を再解釈し、中国人の世界観を鍛造
し直すことで中国の再生を目指した。敢えて誤解を恐れずに直截に表現す
るなら、毛沢東の共産党でも蒋介石の国民党でも、中国は救えない

伝統として民族が伝えてきた儒教を根底から再吟味し、中国文化の徹底し
た再構築を通してしか中国の再興はない──これが、終生の主張だったよう
思う。

当時、中国では毛沢東絶対の文革の暴風が吹き荒び、台湾では蒋介石の
堅固な独裁体制が依然として続いていた。

台湾海峡を挟んだ「2つの中 国」の一方が「新民主主義」を掲げ人民に
依る民主主義を謳えば、一方は 「自由中国」を標榜する。だが共に権力
の都合で無告の民の心を勝手に玩 び、良心を無残にも麻痺させ、ヒトと
しての尊厳を踏みにじる全体主義体 制では同じだろう。

極論するなら中国でも台湾でも、絶対的な政治権力を前にしては「学問の
自由」など寝言以下の扱いを余儀なくされた。

であればこそ、「熊十力門下の三英傑」と並び称される牟宗三、唐君
毅、徐復観の3先生は、当時は自嘲気味に「文化砂漠」と呼び習わされて
いたとはいえ「学問の自由」が息づいているイギリスの殖民地である香港
で、哲学・思想を軸とする中国文化研究の世界的拠点造りと言う壮大な夢
の実現を目指したに違いない。なお、徐先生の思い出は次回に。

だが、ここで疑問が浮かぶ。

牟宗三先生が生涯を賭して自らの民族の将来に向かって高らかに恢弘しよ
うとした中国、文化、そしてそれらを合わせた中国文化とは、いったい何
を指し示すのか。いま会うことが叶うものなら、こう問い質してみたいと
強く思う。
     
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴著『戦後支配の正体 1945〜2020』(ビジネス
社)の第4章「戦後経済の正体」の中で、宮崎・渡辺両氏は「ケインズ理
論に困惑している・・・貨幣論に問題がある」と疑問を呈しておられます。

私も既存の「貨幣論」には問題があるとは思いつつも、第6章の「復讐
権」の記述を読んだ際は、渡辺氏が「復讐権を歴史のメカニズムに組み込
もうとお考えになっていると拝察し、そうであれば私の考える「貨幣論」
もこれと同様の考え方ではないかという気がいたしました。

なぜならば復讐権も貨幣論も等しく生命(運動)体の本質的な形であるレ
シプロシティから誕生していると思うからです。それにしても、弁護士が
「復讐権を考えたこともない」とは驚きです。

そもそも「ハムラビ法典」を持ちだすまでもなく、法律の起源は「やられ
たらそれと同程度やり返す」というレシプロシティの「借方と貸方」を等
しくすることにあるはずですから。

残念ながら紙幅の関係上レシプロシティについて本稿で詳しく述べるこ
とは出来ません。しかし(1)「生物と無生物の間」(福岡伸一著 講談
社)からは生命体の本質を発見した分子生物学者のシェーンハイマーのレ
シプロシティを前提とする「動的平衡論」を知ることができますし、

(2)古代から現代社会迄、この世はレシプロシティが深く関与し機能し
ている実態を「ソクラテスはネットの無料に抗議する」(ルディー・和子
著 日本プレミアシリーズ)で気づかされます。

また(3)「贈与の系譜學」(湯浅博雄著 講談社)を読めば、ヒトなる
生命体はレシプロシティに則った動的存在であり、それは交換行為にてな
されること。等価性を規定するために法律が生まれ、等価性を知覚するた
めに貨幣が生れ、古代ギリシャでは正義とは「均等である」ことだったと
書かれています。

そして(4)「歴史の真贋」(西尾幹二著 新潮社)を読めば、レシプロ
シティが「この世」の中核的存在であることをニーチェ思想から感得でき
ましょう。
これら「レシプロシティ論」から貨幣に至る「系譜」について私がとて
も刺激を受けたのは「遺言」(養老孟司著。新潮社)という書籍です。

同書は「感覚と意識」や「ヒトだけが何かと何かを同じにみなすという特
別な機能を獲得した」との養老氏のご見解からスタートし、レシプロシ
ティが「同じにする」を経由して「交換」に繋がり「言語や貨幣をはじめ
様々な社会的システムを生んだ」のだと書かれています。

他にも細胞レベルから貨幣論を述べた書籍として、「貨幣の新世界史」
(カピール・セガール著 早川書房)があります。

同書は「全ての生物が何らかのエネルギー交換作用を以って生きている。
ヒトの場合は貨幣は、比喩ではなくツールとして出現した」と詳細に解説
した上で、「私は、お金は価値のシンボルだとする定義にたどり着いた。

シンボルとはほかのものの象徴であり、抽象的な形で表現される。一
方、 価値とは何かの重要性や値打ちを意味する。この二つを纏めれば、
お金は 何か価値あるものや大切なものの象徴と云う事になる」、つまり
(私の言 葉で要約すれば)「貨幣は価値そのものでは決してない」と結
んでいます。

ただ惜しいことに、この本はレシプロシティと貨幣論を連結する肝心な機
能(つまり等価性の追求・養老氏の「同じにする」)を論じておりませ
ん。(SSA生)

 ♪
(読者の声2) 貴誌前号の書評で取り上げた岡部伸『新日英同盟』白秋社)
に関連して、10月23日の経済連携協定(EPA)に署名した際のロイターに
よるトラス英貿易担当相と茂木敏充外相の写真が日英の緊密さをよく表し
ている。
https://jp.reuters.com/article/japan-uk-trade-deal-idJPKBN2780GD

さらに英国大使館の動画を見ると英国側の期待度がよくわかる。

動画より抜粋すると『今週英国は新たな歴史の幕を開けました。独立した
貿易国として初の貿易協定に合意したのです。志を同じくする民主主義国
家であり、重要な
同盟国であり、主要対英投資国との関係をより緊密にすることを意味しま
す。CPTPPに加入し英国の影響力を世界的なものにするという大望を
実現するために。

この協定は新しいものですがその基礎は何世紀も前に築かれました。日英
の最初の貿易協定締結は今から400年以上前のことです。現在14万人以上
の英国人が日本企業で働いています(背景は日立の鉄道車両工場)。これも
前の世代から受け継がれたものです。自由貿易への揺るぎない信念に基づ
いてマーガレット・サッチャー首相が1980年代に日英関係を新たな段階へ
引き上げました(以下ソニー、日産、三菱電機の例)。

日本との間で獲得した合意内容はEUの一員であったならば決して実現で
きなかったもので英国が野心的で外向きであるべきだということを示しま
す。この協定は始まりに過ぎません』

https://www.facebook.com/ukinjapan/videos/713671276171739/?t=122
 CPTPP加盟にむけては9月に全加盟国と事前協議が行われており正
式加盟も時間の問題かもしれません。
   (PB生、千葉)

  ♪
(読者の声3) 昨日配信の「読書特集」を拝読して感じた率直な疑問を申
し上げます。

(1) 人権を重視するはず(?)のリベラル派であるエズラ・ヴォー
ゲ ル教授(ハーバード大学)は、天安門虐殺事件の責任者であるトウ小
平 を、何故にあれほど賞賛するのか?

(2) 天安門虐殺事件の阿鼻叫喚を直に目撃し、大変な精神的衝撃を
受 けたはず(?)の「大新聞元北京特派員」が、(それぞれの社の方針
とは 言え)何故にその後もずっと中国(共産党)のお先棒を担ぎ続ける
のか?
 ヴォーゲル先生と言い、「大新聞元北京特派員」と言い、やはり中国を
「飯のタネ」にして生きてきた人々の「宿命」でしょうか?(KU生)

◆彼らは自分の敵か味方か?

原 彰宏


若者こそ知るべき日本会議と菅内閣の関係。

2020年10月27日 ニュース

菅政権は安倍政権に引き続き、若年層の支持率が高いという調査結果が出
ています。若者たちは支持政党が持つ国家観と、それに影響を与える支持
団体の存在を理解しているでしょうか?(『らぽーる・マガジン』原彰宏)


目次
・若者に支持される自民党
・本当に若者に優しい政策になっているか?
・国の役割とは?
・国家観を見ずに「エサ」に飛びついてはいけない
・支持団体の意向次第
・現政権の国家観に影響を与える「日本会議」
・日本会議を理解するキーワード「保守」とは?
・新興宗教「生長の家」が“大もと”
・菅政権も「日本会議」と密接な関係にある
・日本会議が目指す社会とは?
・政治は私たちの未来を作る、政治家を選ぶのは私たち

若者に支持される自民党

公職選挙法の選挙権年齢が、20歳以上から18歳以上に引き下げられまし
た。18歳といえば、就学生で言えば高校3年生ですね。

彼らにすれば、政治を意識したときからずっと安倍政権だったので、安倍
晋三前総理しか総理大臣を知らないということになります。それが、「7
年8ヶ月」という長期期間が意味するところでもあります。


高校3年生と言えば、大学進学希望者には受験が待っています。この学年
の受験から、今までのセンター試験とは違う新しい共通テストが始まります。

公明党は、コロナ禍ということで、各受験生に一律2万円を共通テスト受
験代として支給することを提案しています。共通テスト受験目的であれ
ば、受験料そのものを無料にするほうが事務作業や経費の面からも合理的
と言えるのですが、あえて現金給付にするのは、18歳の有権者に、政権与
党を強く意識してもらうためではないかという憶測もあります。

一般的に、最初に投票した政党を、その後の投票でも支持するという傾向
があるとも言われています。共通テスト受験のための振り込みは、もうす
でに終わっているのですがね。

自民党は、若者層の支持が大きいことが統計からも示されていて、それを
背景にした若者層へのアピールだとするなら「いかがなものか」と思いま
すね。

とにかく、目先の利益、それも生活に身近なメリットを前面に出すことで
支持を得ようとする動きを、有権者はどう考えるのでしょう。

本当に若者に優しい政策になっているか?

菅政権は、発足して1ヶ月以上も国会で所信表明をしませんでした。「携
帯料金値下げ」は、たしかに国民受けの良い政策で、とくに若者層には受
け入れられやすい政策ではありますからね。

「木を見て森を見ず(物事の細部にとらわれると、全体を見失う)」とい
う意味で、細部に拘ると、ものごとの本質を見誤るというものです。

同じような表現で「鹿を追う者は山を見ず」というのがあります。鹿を捕
えようとしている者は、獲物にばかり気を取られて山全体のことが目に入
らなくなってしまうことから、目先の利益を追っている者は、それ以外の
ことが見えなくなり道理を忘れてしまう…という戒めの意味があります。

大事なのは「目の前の優位性」ではなく、「将来の安心」をどうするのか
にあります。

国の役割とは?

国の役割とは何か。会社組織で考えてみましょう。

会社運営のためにお金を稼いでくるのが「営業部門」、お金を生み出すた
めの製品を作るのが「製造開発部門」、そしてお金を稼ぐための業務潤滑
を担う「総務・人事、経理部門」、顧客サポートの部門もあるかもしれま
せん。クレーム処理も、お金を稼ぐ大事なお仕事です。

これら直接お金を稼ぐことに関わる部門とは別に、社長や役員たちの「管
理部門」があります。彼らの仕事は対外折衝、つまり他社や業界団体・行
政などとの交渉です。会社を代表する責任者という存在です。同時に、会
社のお金に関する責任もあります。広報や株主総会など、社外に向けての
説明義務もあります。

従業員にとって求められる政策は、待遇改善であり、さらに給料アップに
つながれば嬉しいですね。

経営者にとっては会社経営のために、法人税減税や業界全体の規制緩和が
求められます。

会社役員は、直接お金を作りはしないですが、従業員が会社の業績を上げ
やすいように、対外折衝などでサポートするのが仕事です。従って、従業
員の待遇改善も役員の仕事です。

これを国家に当てはめると、「管理部門」は政権(内閣)が担います。総
理大臣が国家の社長で、さしずめ各大臣は役員(取締役)といったところ
でしょうか。

国家(いわゆる政権)が行うことは、お金を直接稼ぐのではなく、国民が
安心して働くことができ、安全に生活できるように以下を行います。

•外交(国を代表した対外折衝)
•安全保障(国の安全、国民生活の安全)
•お金(税金)の管理と分配(生活保障等)

国民を代表してこれらのことを行うので、その方向性をしっかりと国民に
示すことが大事で、それにより私たちは、国が、現在の、そして将来の私
たちの生活をどのようにしてくれるのかを判断することができるのです。

それが、政権の支持・不支持を決める材料になるのです。

国家観を見ずに「エサ」に飛びついてはいけない

私たちの生活を、将来どのように導いてくれるのかというのが「国家観」
です。

政権が示す「国家観」に基づいて、各省庁が方針を決め、そのための法律
を国会で審議します。それを具体的に私たちにサービスとして提供するの
が行政・役所になります。

携帯電話料金値下げ要請は「国家観」ではなく、会社で言えば、社長が
「ダンピングしてでも安売りして売ってこい」と音頭を取っているような
もので、会社展望や営業方針を打ち出しているものではありません。目先
の売上を上げるための、社長としての決断を述べているに過ぎません。

会社のためにお金を生むのは「営業部門」であり「製造・研究部門」で
あって、「管理部門」はお金を生みません。営業や製造がお金を生みやす
いように対外折衝や行政との交渉に動くのが管理部門の役目です。

国家も同じです。お金を生む(納税)のは国民で、国は、国民が安心して
生活できるように動くことなのです。

政党ごとに「国家観」があります。それを見比べることで、どの政党に、
私たちの未来を託すのかを判断します。
at 08:36 | Comment(0) | 原 彰宏

◆万葉集に軍事メッセージ

毛馬 一三 


「万葉仮名」で書かれた「難訓歌」や「未詳歌」、つまり日本語では判読出来ない歌のほとんどを、韓国語で詠んでみると、「未詳歌」ではなく、総て読み明かせると聞いた事を思い出した。

しかもその「万葉集の未詳歌」には、当時の日本と百済との間で「軍事、政治に関する驚くべきメッセージ」が秘められているということだ。

この話をしてくれたのは、以前のことだが、韓国の著名女流作家、李寧煕(いよんひ)氏。韓国大手新聞社「韓国日報」の政治部長・論説委員長から国会議員を経て、韓国女流文学会会長を歴任された。ただ、今もご健在か確認出来ていない。

筆者は、以前「韓国日報」からの紹介で、李氏が来日された折、2日間、奈良県桜井の「万葉の道」やその周辺の「古代天皇古墳群」散策の案内役を務めた。

その時李氏が、こもごもと語ってくれたのが、この「万葉集」に秘められた日本と百済との「軍事、政治に関する驚くべき秘話」だった。

李氏が、日本の「万葉集」と関わりを持ったのは、国会議員だった当時、日本の高校の歴史教科書に韓国関係記述が歪曲されているという問題が提起されているということから、日韓両国国会議員による特別委員会を設け、事実調査を始めたのがきっかけだったという。

つまり、歴史書が歪曲されているかどうかに探るには、古代史にまで遡って検証する必要があり、そのためには両国歴史書に目を通すことだった。

その時、日本の「万葉集」に魅せられて仕舞ったというのだった。その瞬間から「万葉仮名」の研究に励み出されたそうだ。

「万葉仮名」で書かれた「難訓歌」や「未詳歌」、つまり日本語では判読出来ない歌のほとんどを、何と韓国語で詠んでみると、「未詳歌」ではなく、総て読み明かせること分かったというのだ。これは大発見に違いなかった。

帰国した李氏から、筆者に李氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」が送られてきた。読んでいくうち「日本語訳では見えない様々な謎」が書き込まれていた。その中に、特に注目すべき下記の記述があった。

<万葉集20巻、4516首の内に、日本語では判読できない、正式に「未詳歌」は「3首」があり、このうちの1首に恐るべきメッセージが織り込められている。

斉明天皇(655年即位)の心の中を、額田王(ぬかだのおおきみ)が代わって歌にしたのが、それである。

◆原文: 金野乃 美草苅葺 屋杼礼里之 兎道乃宮子能 借五百礒所念 <巻1の7・未詳歌>

・日本語で詠むと、(秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 宇治のみやこの 刈廬(かりいほ)し思ほゆ)

「日本語解釈」では、下記のようになっている。
(秋の野の 萱(かや)を刈って屋根を葺き 旅宿りした 宇治のみやこの 仮の庵が思われる)。

この解釈だと、額田王が何を言いたいのか、さっぱり意味が伝わってこない。だからこの歌が、解釈不能または解意不明であることから、公式に「未詳歌」とされたのだろう。

そこでこの詳らかでないこの歌の原文を、韓国語で読んでみた・・・。すると、
(徐伐『そぼる』は 鉄磨ぐ 締め苦しむること勿れ 上の都は 刀来るぞよ 陣地固めよ)。

・韓国語訳―(新羅は刀を磨いで戦いに備えている。締め苦しめないといいのに・・・。吾がお上の、百済の都は、敵が襲ってくるから、陣地をお固めなされ)>。

李氏の韓国語詠みによる解釈によると、これは明らかに斉明天皇が「百済」に送った「軍事警告メッセージ」だということが、はっきりと分かる。

となれば斉明天皇が百済に、これほどまでの「国家機密情報」を送らなければならなかった理由があったのか、その疑問にブチ当たる。

<皇極天皇(斉明天皇と同じ・斉明天皇は二度即位)から斉明天皇の時代は、朝鮮半島では、新羅、百済、高句麗の3ヵ国の間が緊張状態にあった。

この歌(皇極時代の時の648年に入手していた機密情報)は、斉明天皇に即位してから、額田王に作らせた歌だ。百済が、新羅・唐連合軍に滅亡させられた661年より13年も前のメッセージだから、このメッセージ自体には「歴史的真実性」がある。

実は斉明天皇は、百済の滅亡と遺民の抗戦を知ると、百済を援けるため、難波(大阪)で武器と船舶を作らせ、自らその船に乗り込んで瀬戸内海を西に渡り、百済とは目と鼻の先の筑紫(福岡)の朝倉宮で新羅・唐との戦争に備えた。

だが斉明天皇は、遠征軍が百済に出陣する直前、その意志に貫けず、出陣先の筑紫(福岡)で亡くなった。

斉明天皇の異常なまでの「百済贔屓」について日韓学者間では、斉明天皇は実は、百済第三十代武王の娘の「宝」で、百済最後の王、義慈王の妹だった説がある>。

恐らく斉明天皇自身もさることながら、親族関係も「百済」と強力な血脈が在あったのではないだろうか。額田王の「万葉集」(未詳歌)歌に秘められた「軍事警告メッセージ」も、その視点で詠めば「未詳歌」ではなくなってくるような気がする。

ところが、「万葉集」を古代の珠玉の日本文学と仰ぐ人たちにとっては、この韓国語読みは認め難く、あくまで額田王作の「未詳歌」としてしか、今でも取り扱わない。

とは云え、このあと白村江の戦いの敗戦(663年)まで、百済国の救援にこだわり続けてきた日本の歴史を見れば、日本と百済との関係は極めて緊密であったことは明らかだ。

だとすれば、万葉集愛好家も「万葉集の未詳歌」に、韓国語で詠み明かされる新たな視点を投げかければ、「万葉集」珠玉を更に広げることになるのではないだろうか。詠みを広げてみては如何。

(了)    (修正加筆再掲)

参考―・李寧煕氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」

2020年11月04日

◆トランプ・バイデンは何を争ってきたのか

加瀬英明


あと2日、日本時間の11月4日にアメリカで大統領選挙の投票が行われる。

 私はアメリカの脈を計るのを生業(なりわい)としているが、2020年
の大統領選挙はかつてない、奇妙としかいえない戦いだ。

トランプ大統領とバイデン前副大統領が最後に対決した2回目のテレビ討
論(ディベート)が、10月22日に行われた。第1回目は、酒場で罵りあ
う喧嘩のようだったが、2回目もバイデン氏は同じように目に力がなく、
生気が失せてみえた。

私は1960年の大統領選挙のケネディ対ニクソンの最初のテレビ討論以
後、歴代の大統領候補のテレビ対決を見てきたが、バイデン氏は病みあが
りのようで、大統領候補
らしくまったくなかった。しばしば視線を降してメモを盗み見たが、これ
までなかったことだった。これまでの候補者は、颯爽としていたものだった。

2回目の討論が終わってから、アメリカの大手新聞・テレビの大方の審判
は、「引き分け」だった。大きな理由が、バイデン氏に「失言がなかった
から」というものだった。

バイデン氏は77歳になって、あきらかに知的能力を失って、アルツハイ
マー症の初期症状を患っている。3月に民主党の大統領候補を選ぶ予備選
挙が13州でいっせいに行われると、バイデン氏は上院議員だったころを
思い出して、マイクへ向かっては上院議員選挙に挑戦している」と述べた
り、別の会場では「今世紀に入ってから、アメリカで銃犯罪(ガンクライ
ム)によって、1億5000万人が死んだ」「私が大統領となったら、4
億人のアメリカ女性を応援する」(アメリカの人口は3億2000万人)
と口走った。

7月には集会で、「アメリカでコロナによって、1億2000万人が死ん
だ」と叫び、11月に入って、「私は上院議員選挙に挑んでいる」と、ま
た口を滑らせている。

どうして民主党は、バイデン氏のようなまったく精彩を欠く、耄碌した候
補者を選んだのだろうか。バイデン氏はこの春まで、民主党の多くの候補
のなかで下位にあった。

予備選挙が始まると民主党の敵は、トランプ大統領ではなかった。

高い支持を獲得していたバーニー・サンダース上院議員が、主敵だった。

 
サンダース氏はソシアリスト(社会主義者)を自認して、大企業に重税を
課し、国民皆健康保険、大学無料化、国防費大幅削減など、アメリカを福
祉国家にかえることを訴えて、世間知らずの若者たちの熱狂的な支持をえ
ていた。

もし、サンダース氏が大統領候補となったら、民主党の自殺となった。

そこで、大統領候補を選ぶ民主党全国大会が開かれる前に、競っていた全
候補がいっせいに降りて、妥協できるバイデン氏を担いだ。

私はこの春からバイデン氏が、認知症を患っていると指摘してきた。

バイデン氏は先週、集会で誤ってドナルド・トランプ大統領を、「ジョー
ジ・トランプ」と呼んで(ジョージ・ブッシュと混同したにちがいな
い)、わきにいた夫人が「あ
なた、ドナルドよ!」と注意する声も、マイクに入った。

一方の大統領候補がアルツハイマー症を患っているのは、重大事であるは
ずなのに、アメリカの主流のマスコミは、事実を無視してきた。トランプ
大統領を攻撃することに
熱中して、バイデン氏に不利な情報をいっさい報じなかった。

アメリカの大手テレビ・新聞の偏向は、酷いものだった。ジョン・レノン
とオノ・ヨーコの子であるショーン・オノ・レノンが、「アメリカの大手
メディアによる報道
は、スターリン治下のソ連の言論弾圧よりはるかに酷いものだ」と、ネッ
トを通じて訴えた。

もし、バイデン氏が当選したら、1月20日の大統領就任式までに78歳
になっているが、認知症が進んで、判断力が衰えているために、副大統領
候補のカマラ・ハリス上
院議員と「共同大統領」をつとめることとなろう。

大統領が1年か、2年後に辞任する可能性がある。アメリカが迷走するこ
とになる。

カマラは55歳、左派であり、鼻柱が強く高慢なために、女性や、有権者
から嫌われていたので、昨年末までに大統領候補レースから退いていた。

4年前にアメリカを2つに分けた、トランプ対ヒラリー・クリントンの戦
いも、同じ構図のものだった。

拝金、国家意識を弱めるグローバリズム、個人の放縦な自由をうやまい、
伝統社会を抑圧・差別的だとして、LGBTQ(Qは変態(クイアー))な
どに力を与え、何よりも「多様性」を上に置く"WOKE"(ウォーク)――目覚
めた人々と、伝統的な共同体との戦いである。

多くの調査によると、民主党支持者が大きな都市圏に住み、高所得、高学
歴であるのに対して、民主党支持者からトランプ支持者は見ると、“愚鈍
で遅れた”人々だ。

社会の弱者、被害者だと感じる人々が、いっさいの責任を社会に押しつけ
るかたわら、放縦な自由を求める多くの“目覚めた(ウォーク)”人々が、伝
統社会のいっさいの
束縛を柵(しがらみ)として嫌悪して、弱者が勝手気ままに振る舞うのに喝
采している。

人種差別主義者だったといって、コロンブス、ワシントン初代大統領、リ
ンカーン大統領の銅像であれ、何でも破壊するのが、良識とされている。

バイデン前副大統領を御輿として担ぐ“目覚めた”人々と、トランプ大統領
を支持する“愚鈍で遅れた”人々との戦いだ。

◆来月で俺「離婚」するんだよ

馬場 伯明


私たち後期高齢者から20歳下の55歳くらいまでの世代に絶大な人気の歌謡
曲がある。「吾亦紅(われもこう)」だ。ちあき哲也作詞、杉本眞人作
曲、(同人の)すぎもとまさとが歌う。歌詞・曲・歌い手も、全部よい。
長いが転載する。(1行2フレーズとする)。


マッチを擦れば おろしが吹いて  線香がやけに つき難(にく)い
さらさら揺れる 吾亦紅      ふと あなたの 吐息のようで
盆の休みに 帰れなかった     俺の杜撰(ずさん)さ嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて   仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて   山裾の秋 ひとり会いにきた
ただ あなたに 謝りたくて

小さな町に 嫁いで生きて     ここしか知らない 人だった
それでも母を 生ききった     俺 あなたが 羨ましいよ
いまはいとこが 住んでる家に   昔みたいに 灯りがともる
あなたは あなたは 家族も遠く   気強く寂しさを 堪(こら)えた
あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 
身に沁みていく やっと手が届く  ばか野郎と なじってくれよ

親のことなど気遣う暇に      後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉   守れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ 
そう はじめて自分を生きる

あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても
俺 死ぬまで あなたの子供     
(「吾亦紅」 歌詞copy-write O/B/O JASRAC)

15年前、長崎県の古い友人のS君が上京し、ふるさと長崎県島原半島ゆか
りの四谷のスナック「千々石(ちじわ)」でこの「吾亦紅」を歌った。渋
く太い声を抑えて歌った。上手かった。見知らぬ客が感激してビールを注
ぎに来た。

ところが、端っこにいた別の客がぼそっと言った。「最後の辺りの『あな
たに あなたに 威張ってみたい。来月で俺 離婚するんだよ』の台詞(せ
りふ)の『離婚』が厭だなあ〜〜」と。母と自分の疎遠な関係を詫びる流
れの中で、唐突に出てきた「離婚」に違和感があったのだ。確かに、私
も、一瞬、思わないでもなかった。

そして・・・ときは過ぎ、先月、2020年10月、コロナ禍の合間、東京駅八
重洲地下街での飲食中に、友人らと、なぜか、この「離婚」台詞の是非論
争になった。まず、K君が「反離婚論」を展開した。

「終わりの『台詞』を変えてくれんか。この台詞(離婚)により、歌は、
自分と母のことだけではなく、突然、妻や子供や周囲の人たちとの人間関
係にまで話が広がってしまう 何で? 自分と母との関係を語り歌い、最
後まで来ているのだから、そこでの『離婚』は余計なことである」。

「離婚も人生の一つの出来事であるが、より複雑な背景が秘められている
『離婚』をなぜこの歌に取り入れるのか?後悔だらけの男が母の苦労続き
の生き様を想い、その教え(形見の言葉)を(専ら)噛みしめ再出発する
ものとして私はこの歌を聴きたい」。

「『あなた(母)に威張ってみたい』の台詞自体はいいが、『離婚』を自
分一人の事象とする独りよがりのこの部分は許せない。自分勝手なダメ男だ。

離婚する妻との間には子供もいるだろう。その子供らは大人になったとき
どのように父や母を想い、歌うのだろうか?『離婚』を台詞に使ったこと
で、『想母恋』の歌が、自分の周囲の幸・不幸の全体に思いが至らない、
単なる利己的な男のぼやき歌になってしまった。残念でしかたがない」。
(K君の「反離婚論」、終わり)。

これに対し、F君が「いや、いや、『離婚』宣言もありだよ。結末は衝撃
的であるけれども、含蓄がありとても印象深い歌(楽曲)となった」と反
論した。

なお、「離婚」理解・擁護論は、「吾亦紅」発売以来当然に展開され説明
されている。なぜなら、作詞家のちあき哲也氏が「現にそう作詞してい
る」という無言の事実がある。(ちあき氏は2015年に66歳で死去)。

代表的な『離婚』理解・擁護論は次のようなものである。COPY-WRITE
「鯉瀧堂の記事」より、引用し、(馬場による)『抄録』を載せる。
(「反離婚論」との表現のバランス上、「ですます」調を「である」調に
変更した)。
https://otokake.com/matome/hrGexy?page=2

「歌詞の『離婚』は主人公の決意を綴る。決めたことを実行すれば、少し
は最後の約束を果たすことになるのだろうか。

でも、その決意はあまりにも切ないものである。歌の主人公が決めたのは
『離婚』という重いもの。その人生の辛さと悲しさがこの2文字に凝縮さ
れている。妻と別れ再出発することで(その後の)人生を変えたいのだろ
う。それは彼にとって人生で初めて見せる強さなのかもしれない。そし
て、過去の呪縛から自分の力で抜け出すことで(母に)自分を認めて欲し
かったのだ」。

「・・・この『離婚』は2つの場面を描いているようにも思われる。1つは
歌の主人公(彼)が「来月」に『離婚』を実行すること。もう1つは亡く
なった母が、(じつは)心の中で(自分の『離婚!』を)考えていたのか
もしれないという想像である。

だから、自分が『離婚』を決断すれば(母に対し)威張ることができる。
『お母さん、やったよ』と。『はじめて自分を生きる』ことを決めた彼
は、その寂しさを埋めたくて、また(彼岸の母に)呼びかけるのであ
る」。(以下略)。

ここで、「離婚」理解・擁護論」に対し、再びK君が反論する。「『(母
に)威張ってみたい』と『俺、離婚する』との関係を追及しているのでは
ない。家族や他の人間関係での葛藤を省略した純粋な『母と息子の昇華さ
れた物語』の歌を独り静かに聴きたいのだ」と。

「う〜〜ん、K君、そう来たか!真っ当な論だな」と思った。でも、悩ま
しい。K君はなぜ主人公の所業に怒るのか?「離婚」すると言った彼をな
ぜ許せないのか?おそらくこうではないかと私は推測する。

K君は、普通の人生を送ってきた。普通とは「平穏・無事」という意味
だ。高校・大学を卒業し一流の企業に就職し、工場の責任者などに就き、
立派な仕事をし、定年まで業績を上げ、円満に仕事を終えた。

普通の結婚をし、4人の子供に恵まれ、9人の孫も順調に育っている。自分
の兄弟姉妹とも話し行き来し田舎の両親の墓参りもそれなりにしている。
大金持ちにはなれなかったが、ある意味では良質で典型的な日本人の生き
様で真っ当に生きた。(妻子らに隠した苦悩もあったらしいが・・)。

それに引きかえ「吾亦紅」の主人公(彼)は、歌詞の展開から見れば、お
そらく、仕事や生活も自堕落で半端な男である。根源的には、この辺り
が、K君が「安直に『離婚』を口にした彼を許せない」と断罪した急所な
のであろう。だが、少し見方を変えると、これは、K君ののっぴきならな
い「上から目線」での物言いであると見ることもできる。

「吾亦紅」の彼は、そうしたくはないのにそうなってしまった、結果とし
てそんな人生を歩いてしまった。苦労の母に対し恥ずべき人生だったと自
認している。

だから、彼の『離婚』宣言は安直な判断ではなく、亡母の『形見の言葉』
を想起し噛みしめた一世一代の決断だったとみるべきかもしれない。そう
ならば、私たち常識人が気軽に上から目線で彼の「離婚宣言」を批判し非
難することの妥当性が逆に問われることになる。

そこで、私は、あっけらかんとした提案を行いたい。(元の歌詞)「あな
たに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう はじめ
て自分を生きる」を、(新しい歌詞)「あなたに あなたに 威張ってみた
い 来月に俺 結婚するんだよ そう はじめて自分を生きる」と、三文字
だけ入れ替えるのである。

元の歌詞より何となく平板な感じになる。でも、断崖絶壁から突き落とさ
れるような歌の流れの喪失感や常識人としての違和感はなくなる。

しかし、私は「結婚」を決めた彼の状況を次のように厳しく想定したい。
(元の)「吾亦紅」の作詞の「離婚肯定論」に対峙させるために・・。そ
れが原曲(作詞)への一種の「反歌」になってほしい気もある。

彼を代弁する。「(自分は)『髪に白髪が混じり始めた』40男である。大
した仕事もなさず、ある女と同棲し、これまで、ぐずぐず暮らしているう
ちに、早や10年経った。子供もいない。不義理しているうちに母には先立
たれてしまい、実家の家屋敷も従兄弟に渡ってしまった」。

「思えば・・・『親のことなど気遣う暇に 後で恥じない 自分を生き
ろ』と諭された。今、あなた(母)の 『形見の言葉』の意味にやっと気
づいた。世間の男並みに結婚するよ、お母さん。俺の人生はこれからさ。
「はじめて自分を生きる」。(お母さん!)あなたは、彼岸からずっと俺
を見続けていてほしい。ありがとう」。(私の代弁、終わり)。 

私なりの結論を言う。「吾亦紅」は不思議な歌である。最後の台詞の「離
婚」を「結婚」に代えても歌として十分通用する。

じつは、何よりも密かに期待していることがある。それは、コロナ禍が明
けた都内四谷のスナック「N」でのカラオケで、K君が堂々と「♪あなたに
あなたに 威張ってみたい 来月に俺 結婚するんだよ そう はじめて自
分を生きる」と熱唱してくれるに違いないと想像することだ。

想像するだけで、私はうれしい気持ちになる。K君、「♪来月に俺 結婚す
るんだよ」と、いっしょに、大声で歌おう。(2020.11.2千葉市在住)


(追記)

「帰らんちゃよか」(関島秀樹・作詞作曲 ばってん荒川、島津亜矢・
歌)を聴いたことがおありだろうか。都会で暮らす息子のことを気づかう
母がさびしさと期待の心情を熊本弁でせつせつと歌っている。友人S君の
持ち歌でもある。

(歌詞の最後・・・)
心配せんでよか 心配せんでよか
親のために お前の生き方かえんでよか
どうせおれたちゃ 先に逝くとやけん 
おまえの思うたとおりに 生きたらよか
それで、息子は、母のこの愛にどう応えるのだろうか?(了)


◆トランプ形勢逆転の可能性高まる

宮崎 正弘

 
令和2年(2020)10月31日(土曜日)通巻第6685号 

選挙終盤戦。トランプ形勢逆転の可能性高まる
 熱気と勢いはトランプにあり、バイデン集会はガラガラ

大統領選挙での演説会の様子ですがユーチューブの同時配信での視聴者数
はトランプ陣営が12万人超に対しバイデンは3千人あまりだったとか。
FOXニュースによる各地の演説会の様子を見るとものすごい盛り上が
り。ペンシルベニアでのメラニア夫人の演説も堂に入ったもの。

トランプ大統領の全米各地のキャンペーンを2分間の映像にまとめたもの
がこちら、映画の予告編みたいです。
https://twitter.com/JuliansRum/status/1321670720942952451
  (PB生、千葉)
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜書評 しょひょ
う BOOKREVIEW 書評 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜自国の歴史を教
えず、他国が先進的で進歩的だと
  なぜ日本の教科書は錯綜した嘘八百を並べるのか?

   ♪
伊勢雅臣『学校が教えない本当の日本史』(育鵬社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 

主として蝦夷、沖縄、少数民族差別など、戦後の「れきし」教科書がデ
フォルメして教えている内容を精密に吟味し、問題だらけのなかでも、と
くに重要な問題点を指摘し直している。

そのうえで本書は、正しい歴史はこうではないのかと平明に説明してい
る。これなら中学生でも読めるうえ、まとめ方が論理的体系的で、納得し
やすい工夫がされているポイントに感心した。

たとえば秀吉、家康の切支丹伴天連の禁教を、日本の教科書は時代錯誤で
誤った政策であるように描く。
 キリスト教への不信がおきないような洗脳工作ではないかと勘ぐりたく
なる。

信長ばかりか、大村も有馬も大伴も布教を許した。

教科書では「切支丹が日本で学校を建てたり、福祉に協力する善意の使者
だった」と嘘を強調する一方で、秀吉、家康がなぜ反動的に、進歩に背を
向けて「鎖国」に踏み切ったのかと詰問姿勢だ。この偏向教育の基軸にあ
るのはキリスト教的価値観である。

だがちょっと待った。

日本侵略を企図したスパイ、軍事尖兵だったのがイエズス会であり、大名
を洗脳し、神社仏閣を破壊し、仏像を棄却し、僧侶を虐殺し、領民を奴隷
として外国船に売ったのが高山右近ら伴天連大名だった。

こうした真相を教科書は一行も書かずに、キリスト教が善意のミッション
でもあったかのように平然と記述する。
基底にあるのはGHQの神道指令だ。

またマッカーサーは聖書をばらまき、7000名の宣教師を呼び寄せ、日
本国民をキリスト教に改宗させようとした。この壮大な野望は、見事に崩
れ去り、いまもって日本国民のキリスト教徒は1%に満たない。

GHQの目論見は大失敗に終わった。

こうした歴史的な誤謬を著者の伊勢氏は克明に説明している。
           
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)10月27日付「毎日新聞」「朝日新聞」は、「現状と分割後
を比較した市財政局の試算では、新たに218億円の行政コストが表面化
し、大阪市廃止で設置される4特別区の財政運営に懸念を生じさせる結果
となった」と報じていることを述べました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/820958a934d53fb470797c18ed30ae5f7b712e4a

その後、これは前提が違う積算だとかで維新側が誤報だと騒いでおり、橋
下氏などは「朝日新聞」は訂正記事を出したが、「毎日新聞」は出してい
ないなどと喚いているようです。

たしかに10月28日の朝日新聞では、大阪市の2局長が訂正?会見を開いた
旨を報道しています。

しかしこの記事でも、説明した2局長は、「人口規模が小さくなればス
ケールメリットが低減してコストが増える傾向があることを認めた上で」
と述べられており、「市」機能を「分割」すればコスト増となることは認
めています。こんなこと、あまりにも当然のことで、否定しようもないで
しょう。

基本的論点として、どこが誤報なのか。

反対側は、「メリットが少なく、逆にコスト増になる」ということさえ証
明できればよいのであって、賛成側が、メリットについての「強力な挙証
責任」を負うのは当然です。

ネット上では、山口という方が、「損を覚悟で『都構想』に賛成する大阪
市民はエライかもしれない!」と述べておられます。「エライ」というの
は、もちろん、婉曲的表現で(笑)、こんな「愚案」に賛成する大阪市民
は「アホウ」だと言いたいのでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikazuomi/20201029-00205320/

藤井聡京大教授がまとめていますが、
https://news.yahoo.co.jp/articles/19e75fc0e6fef1a7f8097236d1cbe584944eaf15?page=1
 (1)「都構想」は行政の専門研究者の間では「論外」
 (2)特別区になると、「権限と使えるオカネ」が著しく低下
 (3)行政サービス劣化:介護、医療、福祉、教育が軒並み劣化
 (4)「二重行政」という問題は存在しない
 住民投票日も迫ってきましたが、こんな「愚案」を賛成多数として可決
してしまって、後の長きにわたって、「大阪市民はエライ」などと「嘲
笑」を浴びされ続けることがないことを切に祈る次第です。(椿本祐弘)



   ♪
(読者の声2)産経新聞の大きな広告を拝見し、宮崎先生の『中国解体
2021』を駅前書店で購入、2日がかりで拝読しました。

貴誌にも時折、論評がありましたが米中激突を貿易戦争、技術争奪戦、そ
して金融戦争と三段階にまとめ、時系列にその実態に迫っていて、米中対
決の基本構造がびっしりと展望されています。

類書が夥しく出ていますが、中国嫌いの感情論も目立つなら、貴著は論理
的に、整合性があり、大いに迷妄を開かれました。(SB生、横浜)



  ♪
(読者の声3)貴誌は無料マガジンでもあり、有名人のメルマガは有料が多
いなかで、いまや孤軍奮闘の観がありますね。

一部で根強く有料化を求める声もあるようですが、さて問題はそのことで
はなく、配信先を「まぐまぐ!」に移管されて以後、貴誌の登録が難し
く、撥ねられます。


「登録できません」「登録に失敗しました」と友人らが言ってきます。

なにか邪魔をされているのか、それとも無料マガジンは冷遇されているの
か、問題があると思います。貴誌の増大、読者拡大を望まない勢力のメカ
ニズム攻撃かとまで考えてしまいます。
 貴編集部ではいかなる対策を取っていますか?   
   (JJセブン)


(編集部から)率直に申し上げて、お手上げの状態です。メカニズムに弱
いので、対策がありません。

(宮崎正弘のコメント)昨晩の番組(フロントJAPAN)でも、上島嘉郎
氏がフェイスブックの「検閲」実態を報告されていましたが、小生もウィ
キペデイの書き換えなどで悪影響がでています。
  https://www.youtube.com/watch?v=DUy6BtdvFrM



  ♪
(読者の声4)  大東亜戦争敗戦75年後、祖国防衛の第一線で戦った決死
の兵士達の多くが鬼籍に入られている。身内がどうだからとかでもありあ
せんが、つい先日初めて地元の護国神社の秋季例大祭に参列した。

2年前の終戦記念日に別の自治体の護国神社の慰霊祭に参列して以来で、
「護国神社」参拝は2回目ですが、個々の場所に靖国とはまた違う雰囲気
がある。(貴誌読者諸兄の様な立派な保守層の方々は春秋季の例大祭には
必ず参列されると推察(汗)。

安倍ちゃんも首相退陣後に辻褄合わせの如く靖国を2度参拝したが、小泉
パパの様に退陣後は露骨に参拝止めるよりマシか、笑)

貴誌通巻第6621号(読者の声2)に掲載された拙文で、国民的資産である
インフラ造成維持問題を長期的視野で判断出来ない熊本と秋田の愚鈍な知
事に付いて述べました。令和二年の今日、御存命の元兵士の方々も90代
となり、安全保障観または国家観そもそのが欠落した知事など自治体の長
達が日本全国にサバクトビバッタの如く大量発生している。

地域エゴ或いは権益か、奴らは日本国家に対して悪質なクレーマーの如く
振る舞う。その最たる例がわずかな県域しか通過しないのに、JR東海のリ
ニア中央新幹線の工事着工を滞らせる、川勝平太という学者上がりの静岡
県知事である。このまま推移すれば、東京と名古屋間開通予定の2027年に
間に合わない。

川勝の言い分は大井川上流の水源の保全だが、本音は東京、神奈川、山
梨、静岡、長野、岐阜、愛知とリニア沿線七都県の中で静岡県だけに駅
(益)が無いので妨害したのだ。因みに静岡市は静岡県とは正反対の立場
である。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/03/news005.html

国は大井川上流地域を県境変更して山梨県域に移すべきである。さらに伊
豆半島全域は歴史的に関東地方とつながりが深いので、静岡から剥がして
神奈川県に加える「静岡処分」がスッキリして良いであろう。大体、静岡
に新幹線の駅がいくつ要るのだ?(怒)。

話は変わるが、フランスで新型コロナ感染症による一日の死者数が27日に
523人に達し、欧州に本格的な「第二波」が到来。各国は再び外出禁止令
を出さざるを得ない。

色々要因があるが家に靴のまま入るからという指摘もある。デイリー新潮
記事では在仏日本女性が、「欧米ではホテルだけではなく、個人の家でも
靴のまま入るのが普通です。外を歩き回ってきた靴で室内やバスルームま
で入るのですから、日本人の感覚としては衛生的とは言えません。

また日本のように幼稚園や学校で上履きに履き替える、という習慣もあり
ません」と報告。信じられないが欧米では道で犬の糞を踏みそのまま家に
入り、バタンとベッドの上で寝るとか言う事が普通なのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2268c26e6915b3caca3f9b9b4e1482236cf452ce

先進国の欧米でこれでは、南米やアフリカや南アジアなど発展途上国で新
型コロナ感染拡大が近々収まる訳もない。いまだに新型コロナを治療薬や
効果的なワクチンの有る弱毒のインフルエンザと同一視する人が居るが、
30日時点で新型コロナの世界の感染者総数は4470万人で死者117万人、つ
まり死亡率2.6パーセントである。

感染者数がこれだけ増えてもインフルエンザの26倍の死亡率なのだ。よっ
て、東京五輪の来年開催に期待しても無理。竹田恒泰氏などは、2024年の
パリ五輪を4年ずらせて、東京で開催すれば良いと主張。ただ、新型コロ
ナの影響での混乱は四年後でもまだ残るであろう。ならば、東京(と名古
屋共催)五輪をパリ五輪の後の2028年に開催すればどうか。政府が強力に
指導すれば、リニアは開催までに間に合う。そこで、東京と名古屋を40分
であたかも一つの巨大都市の様に結びつける世界初のスーパーメガポリス
五輪を日本で開催し、海外から訪れる人達に時速500キロの世界最速列車
に 乗ってもらい日本の最新テクノロジーを見せつける。マラソンなど炎
天下の東京から離れて東京と名古屋の中間地点の飯田ででもやれば良い。
(道楽Q)

◆春日局は光秀重臣の娘

毛馬 一三

春日局(かすが の つぼね)は、本名斎藤福(さいとう ふく)と云い、江戸幕府の3代将軍・徳川家光の乳母。「春日局」との名は、朝廷から賜った称号である。
ところが、福の父は本能寺の変で織田信長を暗殺した、明智光秀の重臣・斎藤利三で、福はその娘だった。

斎藤利三は捕えられ斬首されたが、そんな本能寺の変の主役の娘・福をどうして江戸幕府の大奥に招き入れ、大奥の頭の「春日局」にまで優遇したのだろうか。「謎」の一つだ。

<福は父斎藤利三の所領のあった丹後国の黒井城下館(興禅寺)で生まれる。丹波は明智光秀の所領であり、利三は重臣として丹波国内に、光秀から領地を与えられていた。
光秀の居城を守護するため、福知山城近郊の要衝である黒井城を与えられ、氷上群全域を守護していたものと思われる。福は、黒井城の平常時の住居である下館(現興禅寺)で生まれたとされている。

こうして福は、城主の姫として、幼少期をすごした。
その後、父は光秀に従い、ともに本能寺の変で織田信長を討つが、羽柴秀吉に山崎の戦いで敗戦し、帰城後に坂本城下の近江国堅田で捕らえられて斬首され、他の兄弟も落ち武者となって各地を流浪していたと考えられている。

そうなって福は、母方の実家の稲葉家に引取られ、成人するまで美濃の清水城で過ごしたとみられ、母方の親戚に当たる「三条西公国」に養育された。これによって、公家の素養である書道・歌道・香道等の教養を身につけることができた。>ウイキペディア
このような歴史背景から見て行くと、明智光秀の重臣だった父親の血を惹く実の娘が、江戸幕府に召し上げられて、「春日局」となるとは、首を傾げたくなる訳だ。

大阪堺の歴史家によると、徳川家康は本能寺の変の前に、織田信長を訪ね酒杯を頂きながら戦況を交わしている。明智光秀はこの酒杯のお世話を担務したが、段取りを信長に嫌悪されて過激の叱責を受け、信長側近の地位を剥奪された。
そこで信長を将来の身を絶望恨み、本能寺の変を決意したという。

ここで重要なことだが、重臣斎藤利三を遣って、徳川家康に信長暗殺を秘かに伝え、本能寺の変に突入したのだそうだ。そして徳川家康には、無事に京都から大阪を経て、堺まで逃げ込む方策を告げたのだという。

密告通り、京都で「変」が起こったことを知った家康は、迎えに駆けつけてきた斎藤利三の強力家来に誘導されて方策通り、堺に向けて脱出。そのあと伊賀の多数の忍者に擁護されながら、本拠城の三河城に苦労して辿りついたという。
この行動は、恰も本能寺の変とは「無縁」であり、むしろ「被害者」たる姿勢を世間に見せ付ける行動を敢えて披露したように見える。堺にはそれを裏付ける資料もが少々あるというのだ。

つまり、家康にとって、斎藤利三は命の恩人ということになる。秀吉にとってもゆるせない反乱重臣の一人斎藤利三こそ、家康にとっては恩返しをしなければならない重要人物であることは間違いないことになる。つまり、「福」は紛れもない命の恩人の娘だったのだ(歴史家)。
ところが、もう一つの見方もある。「謎」の二つ目である。

つまり、家康がすみやかに京都を脱出出来たのは、家康と光秀の間で、信長を暗殺する方策を事前から立案し合っていたものではないか。その脱出方策の実行を斎藤利三に任せ、家康の身の安全と、信長後任の詰めまでも、申し合わせていたのではないかと云う見方もある。つまり、家康こそ「暗殺首謀者」だとの見方だ。

方策は見事に成功した。ところが斎藤利三は斬首された。となれば上記と同様、家康は、紛れもない命の恩人の娘だった「福」に、父親の恩を返してやることを考えたに間違いないと考えられる。

さて、<福は、将軍家の乳母へあがるため、夫の正成と離婚する形をとった。慶長9年(1604年)に2代将軍・徳川秀忠の嫡子・竹千代(後の家光)の乳母に正式に任命される。このとき選考にあたり、福の家柄及び公家の教養と、夫・正成の戦功が評価されたといわれている。
家光の将軍就任に伴い、「将軍様御局」として大御台所・江の下で大奥の公務を取り仕切るようになる。寛永3年(1626年)の江の没後からは、家光の側室探しに尽力し、万や、楽、夏などの女性たちを次々と奥入りさせた。

また将軍の権威を背景に老中をも上回る実質的な権力を握る。
寛永6年(1629年)には、家光のほうそう治癒祈願のため伊勢神宮に参拝し、そのまま10月には上洛して御所への昇殿を図る。
しかし、武家である斎藤家の娘の身分のままでは御所に昇殿するための資格を欠くため、血族であり(福は三条西公条の玄孫になる)、育ての親でもある三条西公国の養女になろうとしたが、既に他界していたため、やむをえずその息子・三条西公条と猶妹の縁組をし、公卿三条西家(藤原氏)の娘となり参内する資格を得ている。

そして三条西 藤原福子として同年10月10日、後水尾天皇や中宮和子に拝謁、従三位の位階と「春日局」の名号及び天酌御盃をも賜るのである。

その後、寛永9年(1632年)7月20日の再上洛の際に従二位に昇叙し、緋袴着用の許しを得て、再度天酌御盃も賜わる。よって二位局とも称され、同じ従二位の平時子や北条政子に比定する位階となる。
寛永11年に正勝に先立たれ、幼少の孫正則を養育、後に兄の斎藤俊宗が後見人を務めた。寛永12年には家光の上意で義理の曾孫の堀田正敏を養子に迎えた。

寛永20年(1643年)9月14日に死去、享年64。辞世の句は「西に入る 月を誘い 法をへて 今日ぞ火宅を逃れけるかな」。法号は麟祥院殿仁淵了義尼大姉。墓所は東京都文京区の麟祥院、神奈川県小田原市の紹太寺にある〉。  ウイデペディア。
このように「福」の奇跡的な生涯を見て行くと、上記に<武家である斎藤家の娘の身分のままでは御所に昇殿するための資格を欠くため>とあって、これを秘匿した工作がはっきりしてくる。「謎」の一つは解けそうだ。

しかも、素晴らしい殿中での政治的画策の実現を図る、「福」の明晰な頭脳が分かる。

しかし、家康と明智光秀が共謀者同士だったかの、二つ目の「謎」は分からない。
                                        
この「春日局」の生涯には、誠に興味が深い。      以上

2020年11月03日

◆【変見自在】コンテンツはゼロ

高山 正之
 

村山家とちょっと離れた朝日新聞は美土路昌一(ミドロマサイチ)を最初の社長に選んだ。

 彼は東京裁判史観を崇め、支那に岡崎嘉平太を送って「日本はナチみたいだった」と詫びさせた。

 次の広岡智男は「支那朝鮮を崇め日本を貶める」社是を確立し、その証として本多勝一の「中国の旅」を連載した。

 後任の渡辺誠毅も広岡に倣い「日本を貶めるのに真実はいらない」編集方針を立てた。

 これに応じて大阪本社の清田治史は吉田清治の「済州島で200人の性奴隷を狩り出した」という嘘を書いた。

 東京本社の佐竹昭美も空にもくもくの煙幕写真を添えて「これが日本軍の毒ガス戦だ」とやった。

 ただ佐竹の嘘は通らなかった。産経新聞が「毒ガスが空に上がったらカラスしか殺せない」と指摘した。

 佐竹は産経に乗り込んだが真実は産経にあった。

 渡辺は引責辞任した。

 因みにこの反論記事は石川水穂が執筆し、担当デスクは高山正之だった。悪い社長の首級を挙げられたのはたまらない快感だった。

 渡辺の後任は一柳東一郎で、彼は見抜かれない嘘を書けと記者に注意した。しかしカメラマンには注意するのを失念した。

 で、沖縄の海に潜ったカメラマン本田嘉郎は珊瑚に「KY」と落書きしてその写真を紙面に載せた。

 自作自演の嘘はすぐばれて一柳は辞任した。

 後を継いだ中江利忠は「敬支而貶日」の初心に戻り、支那のために天皇訪問実現に奔走し、一方で植村隆に「慰安婦金学順が重い口を開いた」嘘を書かせた。

 ただリクルート事件では本多勝一、疋田桂一郎に加え中江も江副浩正にたかっていたことがバレて三代連続不祥事で辞任した。

 後任の松下宗之は病死。

 次の箱島信一時代は酷かった。本田雅和が「安倍晋三と中川昭一がNHKに圧力をかけた」とでっち上げ記事を出し、次いで週刊朝日がサラ金の武富士に5000万円を上納させたことが判明する。

 箱島は辞任し、秋山耿太郎に代わるが、代わってすぐ「田中康夫と亀井静香が長野で会談」が載った。

 担当記者は取材もしなかった。支局記者のメモを元にありもしない会談を生き生きと描いていた。

 秋山は在任4カ月で辞任のはずだったが、前任の箱島が新聞協会の会長を辞任することでちょんにした。

 うまく逃げたと思ったら今度は耿太郎の息子が大麻でパクられた。

 ちょっと後に、みのもんたの息子が窃盗で捕まり、もんたは責を問われ「朝ズバッ」を降板させられた。

 しかし耿太郎の方は朝日が報道を控えて、これもうまく逃げおおせた。

 かくて狡太郎こと耿太郎は任期満了まで務め、木村伊量が引き継いだ。

 彼が就任した途端、週刊朝日が佐野眞一の「ハシシタ 奴の本性」を掲載した。人を蔑視する。こんな非常識ネタを他に知らない。

 これがまだ燻(くすぶ)る中で党首討論会が開かれ、よせばいいのに星浩が安倍次期総理に慰安婦問題を糺した。

 安倍は「慰安婦問題の元は吉田清治のペテン話を朝日が広めた」と応じた。

 朝日はフェイク新聞と言われた。木村は50年前まで遡って記事を精査した。吉田清治だけでなくどれも嘘ばっかりだった。

 木村は吉田調書の捻じ曲げ報道の責任も取って辞任した。美土路から8人の社長の内5人が偽り報道で辞任している。

 今の渡辺雅隆もモリカケ疑惑と称する捏造報道がある。そのうち辞任する。こんな新聞社は他にない。

 グーグルは世界の新聞社に対しニュースの対価として年間3億ドルを支払っていくと発表した。FBやアップルも右に倣うという。

 質の高い情報コンテンツは新聞しか生めない。

 だから斜陽の新聞界を救う気になったそうだが対象は欧米各国とブラジル、豪州の新聞のみ。日本の新聞社は対象外らしい。

 それも当然か。虚報の朝日を未だに排除できない日本メディア界。そんなところで質の高いコンテンツができるわけもない。



出典:『週刊新潮』 令和2年(2020)11月5日号

    【変見自在】コンテンツはゼロ

著者:高山 正之



高山正之氏の本紙連載が、待望の文庫化!

『変見自在  トランプ、ウソつかない』(定価605円)絶賛発売中。

『週刊新潮』 令和2年11月5日号


松本市 久保田 康文さん採録

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(99」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/200(2020/10/31/土】「喜怒哀楽」・・・怒と哀は強過ぎない方が良さそうだが、ヂヂイの脳ミソの劣化を抑えるには喜楽をもたらす「感動、驚愕、発見」は効きそうだ。


小生の場合、老化は病気や足腰が弱ることから始まった。胃がん全摘で食事が上手く摂れない、嘔吐、下痢、低血糖による目まい・・・引き籠りになりがちで、刺激が乏しくなり、気分が高揚するからと飲酒量が増え、アル中になり、脳ミソが壊れ、発狂してしまった。最悪パターン・・・


そう言えば4年前の2016年10月29日に発狂して“保護”されたから丸4年だ。「断酒歴4年です」なんて自慢できないが、断酒とママチャリ散歩の効果で体調と脳ミソはそれなりに徐々に正常化してきたのではないかとは思う。狂暴化してきたような感じもするが・・・ウー、ワンッ!


小生のチャリ散歩は、最近は癒し系の散歩というレベルを越えて、「感動、驚愕、発見のための徘徊、探索、冒険」という奇人変人的レベルになってきた感じだ。病膏肓、神ってる! チャリで片道1時間ほどの所では「稲城大橋」「とんもり谷戸」「五力田」「枡形城展望台」「タローの庭」などに魅せられて、「お気に入り」に追加した


日々ますます意気軒高だが、体力的に1日に3時間が限界だ。それ以上では帰路の途次に救急車の世話になったり、行旅死亡人になったりして社会の迷惑になりかねない。当然、マーキングエリアというか縄張り、シマ、“領土”は限られてくるので、昔買った「マップル首都圏道路地図」を下書きに「ママチャリ散歩境界地図」を創ってみた。伊能忠敬のオツムと体力、根性、好奇心に刺激された面もある。


それによると南北5km(多摩丘陵〜武蔵野台地)、東西12km(等々力渓谷〜是政橋、多摩川の沿岸)の長方形が「シーチン王国」になる。是政橋の北には「東京競馬場」と「サントリービール工場」があり、ユーミンの「♪中央フリーウェイ」で有名な場所だ。ユーミンは「流星」の気分、小生は「流浪浮浪」の気分。


そう言えば国木田独歩の「武蔵野」シリーズには溝の口(大山街道、かの子の生誕地)も紹介されているが、先だって散歩していたら「おい、爺さん、こっちだ、こっち」と天からの電波を受信し、行ってみたら津図書館のある公園に「国木田独歩の碑」があった。


<独歩は明治30年(1897)3月、みぞれまじりの日に溝の口の亀屋に宿泊。『忘れえぬ人々』で亀屋の主人のことを書いています。昭和9年(1934)、亀屋の主人・鈴木久吉の立案で亀屋の前に碑を建てました。題字は文豪・島崎藤村です。その後亀屋は廃業、平成10年に津図書館前に移設されました>(トリップアドバイザー)


小生の散歩癖は独歩や荷風の影響も受けているようだ。引き籠りではなく狩猟採集の縄文人とか日本原人のDNAの影響かも知れない。徘徊多動老人。


チャリ散歩は往復で2〜3時間だが、ルート(西北、西南、東、南方面)によって移動距離は10〜24kmと異なる。ペダルを漕いでいる時も、降りて散策している時も、常に「何だろう、なぜだろう」と考えながら徘徊、探索、冒険し、何かを発見すると感動、驚愕、発見に大きな満足感、エクスタシーを覚える。


最近は夢でも考え続けて、「なるほど、そういうことか」なんて、それなりに「解」が見つかることが結構あり、その度に「脳ミソを休ませた方がいいんじゃないか」とちょっと心配になる。1回の発狂は容赦されても2回目以降は追放されたり・・・キチ〇イにもわずかながらも理性というか、「痛い目に遭った記憶」はある訳で・・・


それはともかくも「感動、驚愕、発見」、これは不老長寿とは言わないまでも「呆け防止」にはかなり効くのではないか。足腰がどうにか動くなら介護福祉施設などに相談して車両を借り、できるだけ自力で散歩、散策したらいい。


先日、両手でペダルを漕ぐ式のスピード用3輪車椅子に追い抜かれたが、ずいぶん気持ち良さそうだった。要は「本人のやる気」が肝心だということ。


96歳の母を看取った経験から言うと、老人は家に引き籠ると刺激がなさ過ぎて、始めはBGM代わりのようなTV依存症、やがて半醒半睡になり、オツムも肉体も急速に劣化る。できるだけ外出して「感動、驚愕、発見」とか読書など思考力に効きそうな「知的刺激」を受けた方がいいと思う。


「認知症の窓」というサイトから。(見出しは小生による)


<ワシントンポスト紙が、カナダのトロントで開催された第31回国際アルツハイマー病協会国際会議(2016年)で発表された研究結果を報じています(2017年には京都で第32回が開催され、78カ国約4000人が参加)。


◆食生活により認知機能が低下する可能性


欧米人の場合、日本人のように魚や大豆製品、米、野菜等を多く食べるのではなく、赤身の肉類や加工肉、精製されてビタミンやミネラルが失われた小麦粉のパン、添加物や油等が多く含まれる加工食品や甘いお菓子を中心とした食生活を送っていることが多く、このような食生活は認知症になりやすいようです。


たとえそのような食生活を送っている人でも、頭を使って脳を刺激し、人との関わりを多く持つ職業に就いている人は、認知症になりにくいという結果が発表されました。


◆対人関係の知的職業は認知症になりにくい


頭を使って人と多く関わる職業に就いていた人たちは、それ以外の職業に就いていた人たちと比べて、記憶力や問題解決能力が低下することなく維持できている傾向があることがわかりました。


認知症になりにくいとされている職業と、なりやすいとされている職業にはどのようなものがあるのでしょうか。


今回の研究では、認知症になりにくいとされている職業の例としては、医師、弁護士、カウンセラー、ソーシャルワーカー、牧師が挙げられています。いずれも、人と対話をしながら助言や指導、診断等を行う職業です。


◆指示や規則に従うだけの仕事は認知症になりやすい


反対に、認知症になりやすいとされている職業では、他者から指示を受けて単純な労働をする職業で、機械の単純な操作をするオペレーター、一般的な肉体労働者、商店やスーパーのレジ係などの職業が挙げられています。


日常的に物やデータを扱う職業に就いている人よりも、人と多く関わる職業に就いている人の方が、脳に刺激を与え活性化させることができるため、認知症になりにくいようです。


◆脳の機能をできるだけ多く使う


人と対話をして問題解決を図ろうとする職業では、豊富な知識や経験はもちろん、高いコミュニケーション能力が必要とされます。これは、メンタリングとも呼ばれる方法であり、脳の一番複雑な機能を使っているとされています。



日常生活はもちろん、職業以外の趣味やいろいろな活動においても、自分自身の脳の機能をできるだけ多く使えるような機会を持ち、周りの人と多く接していくことを心がけることが大切なのではないでしょうか>


他者との接触は小生には苦手だが、故人を含めて多くの識者の論考、作品を読んで自分なりにあーでもない、こーでもない、と考えるのも、まあ「他者との接触」だろう。


そして「結局はこういうことか」と自分なりに解釈するが、最近では「基本的な価値観が異なる国家とは冷戦であれ熱戦であれ、戦争は避けられない」と確信するようになった。


自由民主人権法治の国民国家における国民の普通の感覚だと「競争はいいが、戦争は避けるべきだ」と当たり前のように思い、そのために「三方一両損」で譲歩することもあるだろうとは思う。


血を流す外交=戦争でなく、血を流さない戦争=外交で国家間の軋轢は軟着陸させた方がいい、というわけだ。多分、これは少なくとも先進国が共有している価値観だろう。2つの世界大戦でうんざりするほど血と涙が流され、「戦争になることだけは避けたい」と多くの人が思っているに違いない。


ところが中共・紅軍は本格的な戦争をしたことがない。1945年の終戦まで蒋介石・国民党軍と戦ったり、時には国共合作(野合)で日本軍と戦ったようだが、基本的に中共・紅軍は戦中は辺境の地で逼塞していた。終戦後にソ連の後押しを得て、「俺にも分け前を貰う権利がある!」と表に出てきたのである。


その後は日本軍の武器を得て蒋介石軍と戦ったが、これは内戦だ。さらにベトナム、ソ連と短期的に衝突したがいずれも戦果と言えるものは何もなかった。今はインドとの小競り合いをしているが、戦争以前の「衝突事件」に過ぎない。


つまり中共は結党の1920年から2020年までの過去100年間、「戦争というリアル」をほとんど経験したことがない。その一方で過去20年間、中共・紅軍は急ピッチで軍拡を進めている。趣味? 世界制覇の為?


日経2019/3/5「中国国防費、7.5%増19.8兆円 強軍路線が鮮明に」から。


<中国政府が5日公表した2019年予算案の国防費(中央政府分)は前年比7.5%増の1兆1898億元(約19兆8千億円)となった。伸び率は前年(8.1%増)を下回ったものの、国内総生産(GDP)成長率目標よりも高い水準。経済成長が鈍化しても軍備増強を急ぐ姿勢が鮮明になった。


【関連記事】中国、成長鈍化でも軍備増強 米に対抗


中国の国防費は米国(約80兆円)に次いで世界第2位の規模で、日本の19年度当初予算案の防衛関係費(5.2兆円)の3.8倍にあたる。李克強首相は政府活動報告で「改革による軍隊強化や科学技術による軍隊振興を踏み込んで推進しなければならない。実践的な軍事訓練の水準を高め、国家の主権・安全・発展の利益を断固守る」と強調した>


毛沢東は「東風が西風を征す!」と欧米列強を赤化する目標を(最初は本気で、後には飾りで)掲げていたが、毛の真似っ乞食の習近平は権力基盤である紅軍を手なずけるために軍事予算を拡大し続けた。素行不良の息子にフェラーリを買い与えて、「サーキットの中で遊んでいろ」と手なずけた感じだ。


支那では大昔から「良い鉄は兵士にならない」と言われるほど、将兵の質は悪かった。ゴロツキ、不良、厄介者の類。今は「安全で楽な仕事で私腹も肥やせる」から高学歴の若者も結構多いらしい。毛沢東の孫も軍人になった。


世界を見渡しても、中共を侵略しようと一瞬でも思う国はゼロだ。本音では付き合いたくないが、商売だから、まあそれなりの距離を置いて付き合っている、というのが実情だろう。ましてや侵略して14億の民を食わせるなんて、そんな奇特な国や国民があるわけない。


つまり中共の軍人に緊張感はない。私腹を肥やすことしか興味がない素行不良の息子は、やがて「サーキット遊びはもう飽きた、フェラーリは街中が良く似合う、お洒落な通りをぶっ飛ばしたい、ドリフトして喝采を浴びたい、許可しないなら暴れまくるぞ! 嫌ならカネを出せ!」となる

まるで私利私欲で軍事予算にたかる軍閥だ。5戦区あるから5大軍閥、さらに陸海空や基地ごとに派閥などがありそうだから、複雑な人脈網なのだろう。


習近平・中共は余りにも強引な外交、内政で世界の不評を買っており、たとえ孤立しても14億国民経済がそれなりに成り立つ方策を模索しているが、今さら文革時代の50〜60年前の貧困生活に戻れるわけがない。


「看中国」10/31によると、10月29日に閉会した「中共第19回中央委員会第5回総会」では、足元の「第14次5カ年計画」の具体的な経済成長策、つまり内需、雇用、投資、貿易などについてはほとんどビジョンを示すことができなかったという。


<10月30日のVoice of America は、香港大学の識者の声をこう伝えている。


「中国が過去20年間に生み出した技術革新と活況は、米国からの資本と技術支援による。計画された経済システム下であろうと(孤立した)100%の内部循環では、革新と競争力が非常に弱くなる。中国の人口が14億人とは言え、国内の科学者や技術者に頼っての技術力だけでは不十分だ」>


前門の“戦狼”中共軍、後門の“虎(ンプ?)”米国連合、習近平・中共はどちらかを選ばなくてはならない。あなたならどーする・・・狼に逆らえば確実に殺される、虎に逆らえば国が危うくなる・・・西太后の光緒帝処分みたいに密かに虎の力を借りて狼のボスを駆除するという手もあるなあ。


追い詰められた毛沢東は一発逆転の文革で甦った。習近平も真似してみたらいい、「大体、我が国は人口が多過ぎる。半分死んでもまだ7億もいる」と。