2021年01月31日

◆新社会主義が社会を壊した

Andy Chang


AC通信 No.826 (2021/01/28)


アメリカにおける過去5年の動乱はDeep Stateの新社会主義が民主社会を
乗っ取るための一連の動き
だった。社会主義者オバマ主導のグローバリゼーション計画ではオバマ8
年に次ぐヒラリー8年でアメリ
カ民主主義を社会主義化する計画だった。それがトランプの当選でストッ
プさせられたので彼らは2016
年から様々な反トランプ陰謀を行い、バイデンを担いで違法選挙による強
引な手段でトランプを追放し
た。トランプはDeep Stateの敵、バイデンは辛いに過ぎない。目標はアメ
リカの社会主義化だ。

哲学者の石平氏が「Will」三月号で、「一族中心主義」が現在の中国を支
配する普遍的な行動原理だと述
べている。自己一族の利得に益するものは全て「善」で、そのためには汚
職や詐欺のような社会で犯
罪、悪、権力濫用、暴力行使などは不問にする。石平氏の説明は中国人に
限らず、アメリカの「サヨク中
心主義」に当てはまる。「新社会主義」に染まった民主党政治家が民主国
家アメリカをとんでもない左
翼独裁国家にしてしまった。世界の羨望の的であった自由民主アメリカを
左翼団体の利得になるものは
「善」とした犯罪容認国にして民主社会の平和を壊したのである。つまり
「我に従えば違法も詐欺も善
だが、我に従わない者は正義でも粉砕する」である。

世界にあまねく知られたこの度のインチキ選挙は実にひどいものだった。
各問題州では州長や州務長官
が勝手な憲法違法で選挙法を変更した。投票所で起きた違法票、無効票、
計票、ドミニオン計票機の使
用など数多の違法が行われたにも拘わらず、地方法廷と連邦法廷は違法計
票の告訴を却下し、提示され
た数々の証拠を無視した。更に最高裁判所も提訴を受け付けなかった。
FBIは調査をせず、全ての違法を
無視した挙句、トランプは全ての控訴手段を失った。大手メディアは反ト
ランプの手先となって真相を伝
えないばかりか事実を歪曲した報道でトランプを攻撃した。

Deep Stateのジョージ・ソロスが支援するAntifaの暴力団体がトランプ支
持者を装って国会に乱入し、
死者が五人もでた。民主党もメディアはトランプが暴動を扇動したと攻撃
し、国会は真相を調査せずト
ランプを「扇動罪で罷免」案を通した。フェイスブック、ツイッターなど
はトランプ大統領とトランプ
支持者、トランプの閣僚など多くの口座を追放してトランプ側の発言を封
鎖するという民主国家にあり
えない暴挙を実施した。民間のSNSが独断で政敵の言論を封鎖したのである。

このような大掛かりなインチキ選挙と非民主的手段でバイデンが当選した
のである。バイデンはDeep
Stateの傀儡に過ぎないが、バイデンを起用したのは絶対不可である。
「サヨク中心主義」の二重犯罪で
ある。バイデンは副大統領の権力を悪用してウクライナ、中国などの外国
政府から賄賂を取ったのであ
る。アメリカの軍事援助金を盾にして息子ハンター・バイデンの金融犯罪
を調査していたウクライナの主
席検察官を罷免させた。しかもバイデンはこの権力濫用を堂々とテレビで
自慢した大馬鹿である。おま
けに初期アルツハイマーの兆候がある。

左翼メディアはバイデンを擁護して彼を「良い人」と宣伝した。日本の新
聞でも左翼メディアの受け売り
でバイデンを「良い人」と書いたことがある。だが事実は彼が無能でホラ
吹きだったということだ。学
位詐称もあったし、クラスのトップの成績を吹聴したので調べたらクラス
のビリから何番目だったとい
う記録もある。

Deep State民主党は大規模な違法選挙でバイデン傀儡政権を作り上げた。
絶対不可な男を担ぎ出して行
政、立法、司法の国家三権に加え、正義を守る最高裁までがグルになって
トランプを引き摺り下ろし、
世界で嘲笑される腐敗した政権を作り上げた。アメリカの国際的威信は地
に堕ちた。中国やイラン、世
界諸国に対する外交能力は「限りなくゼロ」になった。 Deep Stateがバ
イデンを自由に操れるのと同
様に中国、ロシア、EUなどは「バイデン収賄政府」を無視または軽蔑する
ことができる。

パックスアメリカーナがなくなればどうなるか。中共とロシアが台頭する
はずだ。中共が覇権拡張を始
めても中国に買収されたバイデンは何もできない。日本と台湾はシナの覇
権拡張に対抗する準備をしな
ければならない。バイデンのアメリカは頼りにならないばかりか、バイデ
ンは台湾や尖閣諸島をシナに
「譲渡」する条約にサインする可能性があるのだ。日本は今こそ永年の懸
案である新憲法を制定し、自
力防衛のための戦力を増強すべきだ・

台湾もこれまでの「現状維持」という寝言を捨てて真剣に中国の侵略に備
え、自己の戦力を増強すべき
だ。アメリカから最新武器を購入しても軍隊の士気と国を守る国民の意識
が必要だ。台湾人の80%が自
分は台湾人だと思っているという。だが台湾人の100%がシナの侵略を防
ぐという意識はあるか、これ
が喫緊の問題である。

北朝鮮も韓国併呑を試みるだろう。シナの覇権とロシアの脅威が増すにつ
れて世界は群雄割拠の時代に
なって、弱小国も争って核開発に励み、核保有国が無謀な核戦争を始めた
ら世界の滅亡を招く結果とな
る可能性もないとは言えない。

もちろんそのような結果になるまでに何年もかかるし、こんな結果はDeep
Stateが計画し、期待した将
来ではないはずだ。もともとDeep Stateとは馬渕睦夫大使が述べた国際金
融資本家の闇の帝国のことだ
が現在のアメリカ民主党のDeep Stateとは目的が違う。国際Deep Stateは
金融と貨幣をコントールし
て諸国の政治を操作し黒幕として君臨するのが目的である。だがアメリカ
のDeep Stateとは新マルクス
主義で民主主義の基本である多党政治を壊し、「一党独裁を達成して国民
と社会をコントロールする」
のが目的である。国際金融資本は経済で諸国を制覇するが、米国のサヨク
中心主義は政治独裁でシナの
習近平独裁にもにた社会主義国家を作りたいのである。

最も大切なのはアメリカの「サヨク中心主義」を防止することだが、トラ
ンプの反撃と違法選挙の訴訟
に期待する以外に手立てはない。私個人の考えではトランプが国際法廷に
インチキ選挙を告訴するべき
だと思っている。国際法廷がトランプの告訴を受理しなくても大規模な選
挙詐欺が国際問題になったら
諸国の同情と応援を得ることができてトランプの反撃に有利になると思う。

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at 07:49 | Comment(0) | Andy Chang

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(145」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/242(2021/1/28/木】このところ天気が芳しくな
い。思うようにチャリ散歩ができない→ 引き籠る→ PC・読書・新聞に没
頭する→ 頭クラクラ、目はショボショボ、手首も痛む→ ぐったり、となる。


健康的ではないので、今朝は経年劣化のレッグウォーマーの補修をしてか
ら外出し、あれこれ用事を済ませたが、目薬も買った。加齢とともに枕元
や机上に薬やらサプリ、耳かき、爪切りなどが着実に増え、すっかりヒッ
キーヂヂイの部屋になってきた。お世辞にも“きれいな部屋”とは言えない
が、窓辺でパイプを気兼ねなく楽しめることもあって快適だ。この巣窟で
往生できたら最高だ。


昼食後、明日の夕食ために干瓢を戻して味付けしていたら雪が降ってき
た。屋外は2.4度だから積もらないだろう。怪しいベルリンは3度だが、危
険なワシントンDCはマイナス5度で随分寒そう、暴れると暖かくなるか?
「ドイツ国会議事堂放火事件」を思い出した。


<1933年2月27日の夜、ドイツ国会議事堂が炎上した。この事件によって
発令された緊急大統領令は、実質的に国家社会主義ドイツ労働者党=ナチ
ス以外の政党の抵抗力を奪い翌3月にはヒトラーは全権委任法を制定して
独裁を確立しヴァイマル共和政の議会制民主主義は事実上崩壊した。


その1か月前の1933年1月30日、ヒトラー内閣が成立した。(ナチスの支持
率は5割を切っていたので)ヒトラーは政権基盤を固めるために議会を解
散。3月5日に総選挙を行うことを決めた。


2月27日の午後9時30分頃、議事堂のそばを通りがかった帰宅途中の神学生
がガラスの割れる音を聞いた。彼は火のついたものを持った人影を見て、
警備の警官に急報した。消防車は10時少し前に到着したが火はすでにかな
り燃え広がっていた。


当時、議事堂の真向かいにある宿舎で寝ていたナチ党の外国報道部長ハン
フシュテングルは家政婦の悲鳴で火事に気付き、そのころヒトラーのパー
ティが開かれていたゲッベルスのアパートに電話した。ハンフシュテング
ルが議事堂が燃えていることを話したとき、ゲッベルスは冗談だと相手に
しなかった。しかしやがて議事堂の方角が炎で赤く染まり、ヒトラーは
「コミュニスト(共産主義者)の仕業だ!」と叫んで現場に急行した。


真っ先に現場に到着した国会議長兼プロイセン州内相ゲーリングは現場で
議事堂財産の避難と捜査に当たった。次に副首相パーペンも火事を知って
現場に急行した。現場に到着したパーペンにゲーリングは「これは明らか
に新政府に対する共産主義者の犯行だ」と叫んだという。


間もなく到着したヒトラーも、「これは天から送られた合図ですよ、副首
相閣下!」「もしもこの火事が、私の考えている通りコミュニストの仕業
だとしたら、我々はこの危険な害虫どもを鉄拳で叩きつぶさねばなりませ
ん!」と語った。


現場を捜索したところ、焼け残った建物の陰でちぢこまっていた半裸の人
物ルッベが発見された。ルッベはオランダ人でオランダ共産党員であった
(精神異常とか)。ルッベは放火の動機は「資本主義に対する抗議」と主
張しており、プロイセン内務省政治警察部長ディールスも「狂人の単独犯
行」と推定した。


しかしヒトラーは「共産主義者による反乱計画の一端」と見なし、「コ
ミュニストの幹部は一人残らず銃殺だ。共産党議員は全員今夜中に吊し首
にしてやる。コミュニストの仲間は一人残らず牢にぶち込め。社会民主党
員も同じだ!」と叫び、単独犯行であるとするディールスの意見を一蹴した。


9月21日からはライヒ裁判所で裁判が始まった。12月23日まで続いたこの
裁判は、海外の影響も受けてナチ党の思うように行かなかった(ゲーリン
グは残念がったが、後の法律改正でナチスへのブレーキはなくなった)。
ルッベには死刑が宣告され、1934年1月10日に刑が執行された。


1963年、フリッツ・トビアスは著書『国会炎上 神話と現実 』の中で詳
細な研究を行い、ルッベ単独犯行説を唱えた。1964年には現代史家のハン
ス・モムゼンは論文『国会炎上と政治的影響』を書き、トビアスの説を補
強した>(WIKI)


事件から30年後にどうやら決着したようだ。


石井茂著「量子暗号」は理系脳ゼロの小生にはチンプンカンプンだった
が、同書でも「1941年の日本による真珠湾攻撃は暗号解読されFDRルーズ
ベルトらが早くから知っていた」とあった。


FDRはWW2参戦に反対する米国民に「我が国が攻撃されない限り参戦しな
い」と公約していた。このために日本バッシングを続けて日本が開戦する
ように仕組んだが、日本の悲しさは暗号が解読されているとはまったく気
づかなかったことだ。


真珠湾の2か月前の10月にはゾルゲ、尾崎らのスパイ団が摘発されてお
り、東条英機は嫌な予感がしたのだろう、真珠湾攻撃の3週間ほど前には
暗号担当者に「盗聴されていないだろうな」と念を押したが、担当者の
「今度は大丈夫です」という言葉を信じた。結局、日本はFDRの罠にまん
まとはまってしまったわけだが、この件の米国の機密文書は永遠に公開さ
れそうもない。


ただ、FDRを崇拝する人々としては「どんな手を使おうが、参戦しなけれ
ば欧州はナチスなど枢軸国に支配されてしまっただろう。世界の最強国と
して今のアメリカがあるのは参戦したからだ」と言うことはできる。とこ
ろがそれを公開すれば不都合な、不名誉な、人道にもとる、許し難い罪の
記録もボロボロ出てくる。


身近な話では、「誠実でありたい」と過去のことを明かせば「あんたって
人は・・・絶対許さないからね!」と奥様から蛇蝎の如く嫌われ、死ぬま
で責められる、これがリアルだよなあ、同志諸君! 平和を求めて地獄に
落ちた亭主は成仏できずに「正義はやがて身を亡ぼす」と悔やみ続け
る・・・奥様だって気分は晴れない、「私の結婚は間違いだった」と苦し
むことになる。


古人曰く「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」「真実は劇薬、嘘
は常備薬」「沈黙は金」「嘘は墓場までもっていけ」・・・悔悟の苦しみ
から逃れたいから告白するのは身勝手、卑怯という説も成り立つなあ。


2021年1月6日のアメリカ合衆国議会(連邦議会)襲撃事件。今は左右のプ
ロパガンダ合戦で、左は「大本営発表」みたいに報道を牛耳っているか
ら、実際に「あれは何だったのか」という判断は小生にはできない。真珠
湾のようにほぼ永久的に真実は封印されるかもしれない。そうなれば「神
はいるか」論争みたいになる。


日本人は「神様はいっぱい、俺にもアンタにも神様が宿っている、虫にも
花にも大地、空、宇宙にも神様がいっぱい。太陽の恵みも神様がくださっ
たもの」と思っているのが一番いい、神様については。


バイデン民主党が赤色革命を目指すのなら連邦議会襲撃事件を封印するこ
とはなく、共和党を叩く材料にするだろう。民主党の極左連中は「共和党
の幹部は一人残らず銃殺だ。共和党議員は全員吊し首にしてやる。奴らの
仲間は一人残らず牢にぶち込め。エバンジェリカル(福音派)も同じ
だ!」と煽るのではないか。機会が来れば“腐敗階級”のみならず党に忠実
でない者を一掃するのがアカの伝統なのだから、何をするか分かったもの
ではない。多分、多くの識者は不安を感じているだろう。


ロバート・D・エルドリッヂ氏「バイデン大統領で米国民は結束できず」
(世界日報2021/1/26)から。
   

<ジョー・バイデンは、アメリカ合衆国憲法に定めている手続きを踏んで
第46代米大統領に就任した。就任式は「アメリカ・ユナイテッド」をテー
マにした。つまり、去る11月の大統領選挙によって一層進んだ分断されて
いる米国を再結束するということだ。


就任式を主催する委員会によると、テーマは「アメリカの魂を取り戻し、
国を一つにし、より明るい将来への小道をつくる始まりを反映している」
というが、これは具体性を欠き、アメリカの政治を長年ダメにし、国民を
騙してきた、単なる決まり文句にすぎない>


ウィーン発コンフィデンシャル「バイデン新政権就任早々の『変調』」
(2021年1月26日)から。


<バイデン氏が第46代米国大統領に就任してまだ1週間も経過していない
段階で、バイデン新政権に対し「ああだ、こうだ」と批判することは時期
尚早だろうが、前兆というか、懸念される変化が既に見られる。


海外反体制派中国メディア「大紀元」によると、バイデン政権発足後の21
日、米国務省のウェブサイトから「中国の脅威」、次世代移動通信網
(5G)セキュリティらの問題が主要政策項目(Policy Issues)から取り
下げられたというのだ。


同サイトには、反腐敗、気候と環境保護、新型コロナウイルスなど17項目
が掲載されているが、先述した「中国の脅威」や5G項目が削除されている
という。その理由は説明されていない。


好意的に受け取れば、バイデン新政権は国務省のウェブサイトの刷新中な
のかもしれないから、具体的な動きが出てくるまでは何も言うべきではな
いかもしれないが、少々心配だ。大紀元(2021年1月22日)によると、ト
ランプ前政権時代の政策課題から消滅した項目は「中国の脅威」、5G問題
のほか、「イラン・危険な政権」「ニカラグア・民主主義への回帰」「ベ
ネズエラ・民主主義危機」等々だ。


バイデン民主政権下には既に親中派が入り込んでいる。同時に、リベラル
なメディアには中国資本が入り、情報工作をしている。それだけにバイデ
ン新大統領が明確な対中政策を確立しなければ、中国共産党の懐柔作戦に
嵌ってしまう危険性がある。バイデン新政権下の国務省ウェブサイトの主
要政策項目から「中国の脅威」が削除されたというニュースはその懸念を
裏付ける>


共産主義は思想、信条とかいった生易しいものではない。「完全なる洗
脳=生きている兵器」を作る猛毒ウイルスで、絶滅しないととんでもない
ことになる。恥をさらすことになるので一度も書いたことはないが、19歳
の小生は「共産主義革命のためなら、党が『殺せ』と言うなら親でも殺
す」と言って、義兄から「バカ野郎、お前狂ってじゃないか」と怒鳴ら
れ、多少ながらも反省したことがある。


共産主義は反社会的な邪教とそっくりで、インテリのオウム幹部でさえ洗
脳されて赤ん坊まで殺し、無差別大量殺人も厭わなかった。それくらい強
烈な「精神破壊の猛毒菌」で、思想や宗教とは異次元のもの、「狂気、凶
器の精神病」と心得、見つけ次第除染隔離しないとパンデミックになりか
ねない。己の利益のためなら何をしでかすか分からない「目が点生物」、
文明の破壊者と心得ていた方がいい


<国営通信の新華社によれば、中国の公安部が2009年4月から2年間にわ
たって行った誘拐事件摘発キャンペーンで、子供1万3284人、女性2万3085
人を救出したという。摘発されたのは4535の誘拐犯罪グループで、容疑者
は3万人にも上った。あくまでも摘発された数だけで、これだけの数字
だ。実際にはどのくらいいるのか想像もつかない>(小林史憲「テレビに
映る中国の97%は嘘である」)


共産主義への甘い考えが14億の中共という化け物を作ってしまった。米国
に自浄作用が働かなければさらに3億の赤色帝国が追加されることになる
だろう。そういう世界に耐えられないのなら自由民主人権法治の国々が結
束して対峙しなくてはならない。前科者シーチン曰く「備えよ! パク
ス・アメリカーナの時代は最終章に入った」。

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp

◆指名公聴会で返答に窮す

宮崎 正弘

 
令和三年(2021)1月27日(水曜日)弐 通巻第6780号   

 ジナ・ライモンド新商務長官の指名公聴会で返答に窮す
  テッド・クルーズ「ファーウェイへの厳格な制限を続けるのか?」の
質問に

 1月26日、米上院議会はバイデンが指名した新商務長官のジナ・ライ
モンド(ロード・アイランド州知事)を呼んで、指名承認の公聴会を開催
した。

 ライモンドは「中国との通商交渉ではタフなスタンスを続ける。アメリ
カの国益のために、とくに通信の妨害やハッキングなどには目を光らせ
る」としたが、具体的な中国への制裁措置、とくにファーウェイ、
SMIC、テンセントなどへの厳格な制裁措置に関して具体的言及を避けた。
 「ハッキングやデータの窃取は国家安全保障上の深刻な問題だが、現時
点では中国の犯行とする明確な証拠は挙がっていない」とも補足した。

 またテッド・クルーズ上院議員(共和、テキサス州選出)の「「ファー
ウェイの厳格な制限を続けるのか?」の質問に対して明確な回答を保留した。

 ファーウェイへの半導体供給は昨年9月14日の期限切れを前に台湾
TSMCなどが2年分の半導体を輸出し、在庫はあるが、中国政府肝いり
のSMICの半導体生産はまだ軌道には乗っていない。また技術的には台
湾の半導体製品の質から4、5年ほどの遅れがあると専門家はみている

 だが、ハイテクに限らず、米国産業界のなかでもFAGA、GM、テス
ラは依然として中国投資にのめり込んでおり、まして中国に甘いバイデン
政権だから、リップサービスと現実の政策との矛盾が今後浮き彫りになる
だろう。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読 者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
(読者の声1)台湾は、この武漢コロナウイルスを、見事なまでに防疫し
(感染者数890人、死者数7人)、世界の模範生と言えますが、私は少
し危惧しております。 
と云いますのは、「このまま防疫体制を続けると、台湾の人々は、いつま
でたっても武漢ウイルスに対し抗体を持つことが出来ず、2023年に世
界の行き来が旧態に復したとき、台湾が孤立するわけにも行かず、しかし
行き来を再開すると、抗体を持たない台湾の人は危ないのではと危惧する
ものです。
ワクチン接種で抗体が出来るので、心配は要らないのでしょうか? 
逆に、日本の厚生省幹部は、「無症状・無自覚の感染者を動き回らせて、
早く国民に「集団免疫」を獲得させよう」という台湾とは真逆の戦略で
やっているのかな?と疑ったりもします。
(KI生、尼崎市)


(宮崎正弘のコメント)台湾の初動が成功したのは、中国大陸に無数の情
報アンテナを持っているからです。日本は十万人ほどの駐在や留学生がい
ますが、情報網もなければ、各自に国家に寄与する使命感に欠いており、
その彼我の差がでたのですね。

◆「馬」の渡来地先は大阪四條畷市

毛馬一三


わが国古代王朝の威光を軍事面で支えた「馬」の渡来終着先が、なんと大阪府四条畷市であることを知らされ、ビックリした。

大阪湾(古代は難波津)に接している大阪柏原市に鉄技術、堺市に土器焼成技術が古代に朝鮮半島から渡来していたことは知っていたが、まさか生駒山系が迫り、大阪湾と些かも面していない四条畷市が、「馬」の渡来終着地だったとは夢にも思っていなかった。

ところが、先般四條畷市主催の会合で、古代王朝や豪族たちの権力の象徴となる「馬」の渡来先が四条畷市で、これを証明する「蔀屋北遺跡(しとみやきたいせきあと)」が、四條畷市にあることを知らされたのだ。

四條畷市の西にある現在の寝屋川は、古代には難波津に繋がる海路ルートとなっていた。しかもこの海路の条件と、清い水と牧草に恵まれた肥沃大地の馬飼いの環境が見事に合致したことから、ここが朝鮮半島からの渡来先の終着地になったらしい。

しかも、四條畷を南北に横たわる生駒山系を越えれば、比較的なだらか下り坂となり、「馬」に負担を掛けず「大和」へ供給できた立地の良さが王朝・豪族に認められ、四條畷(当時・讃良)を「馬」の機動力を軍事制度に組み入れる「馬飼いの里」として定着させたという。

朝鮮半島からは、比較的穏やかな初夏の海に「馬」を乗せた丸木船を2ヶ月かけて、玄界灘から筑紫(福岡)・豊浦(下関)・瀬戸内海、そして大阪湾(難波津)を経て、河内湖から寝屋川を通じて「蔀屋北遺跡」に辿り着いている。「馬」に同伴してきた渡来人もここに定住したそうだ。

そう云えば、「国内最古 馬の乳歯 四條畷」という記事が出ていたことを思い出した。

四條畷市の「蔀屋北遺跡」で、国内最古となる5世紀中頃の馬の乳歯が2頭分、大阪府教委の調査で出土した。2〜2歳半とみられ、同時期の遺跡で、若い馬の存在が確認されたのは初めて。

同遺跡は、国内で初めて馬を本格的に飼った牧場とされ、府教委は「朝鮮半島から子馬を船に乗せて連れてきたか、生まれた子馬を飼育し、軍馬として増産したとみられ、国内最初期の馬生産の実態がわかる」としている。


3世紀の中国の史書「魏志倭人伝」に、日本に馬はいないと記されており、5世紀頃、朝鮮半島から馬と乗馬の風習が伝わったとされる。(略)
松井章・奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長(動物考古学)は「乳歯はもろく、「蔀屋北遺跡」からの出土は珍しい。馬飼が、大規模に馬を生産していた様子がうかがえる」と話している。

たしかに「蔀屋北遺跡」とその周辺から、これまでに丁寧に埋葬された馬の骨(性別は不明)や永久歯計約500点、それにアブミ、鹿角製のハミ、鞍などの馬具も出土している。総数26基の井戸も発掘されており、このうち7基は、「馬」運びに使った舟を転用して、井戸枠を作っているのが分かっている。

その船は、西都原式といわれる準構造船で、実物が日本で初めてこの「蔀屋北遺跡」で発掘されている。復元船は、全長10b、幅1b、10人乗りの船。航海は2ノットぐらいの速度の船団だったと専門家は説明しているが、果たして1隻の船に一体何頭乗せて来たかは明らかではない。

四條畷市の「馬飼いの里」で繁殖された「馬」は、王朝や豪族の間で軍事・通信・運輸の活用に重用され、いわゆる権力誇示の証とされた。それだけに四條畷市の「馬渡来の終着地」の意義と「馬飼いの里」からの「馬」の供給価値が、権力側から高く受け入れられていた。

しかし文武4年(700年)になると、天皇に献上する公の牧場が諸国に作られ始められるようになり、そののち平城京遷都の時には、騎兵500人が威儀を正して行進し、「馬」が国家の資としての威容をみせつけている。

こうした時代の変遷のともない、平城京遷都の頃には、四條畷市の「馬渡来の終着地」の役割は終焉し、「馬飼いの里」は姿を消したという。

名所旧跡の多い大阪四條畷市では、こうしたあまり知られていない歴史を積極的に広報して、まちへの集客へ繋げる「観光政策」に力を入れたいそうだ。(了)
 参考―四條畷市立歴史民族資料館刊「馬は船にのって」   

2021年01月30日

◆中国「海警法」成立で尖閣危機

小川 和久


毎日以外が報じない日本の突破口

国際2021.01.28 8 by 小川 和久『NEWSを疑え!』


1月22日、中国が「海警法」を成立させ、国内法を盾に尖閣諸島周辺海域
での活動を活発化させる可能性が高まったと、マスコミ各社が伝えていま
す。しかし、毎日新聞を除けば踏み込みの足りない報道ばかりと嘆くの
は、軍事アナリストでメルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する小川和久さん
です。小川さんは過去にも「なぜ日本は尖閣領海に侵入する中国公船を取
り締れないのか?」などで領海法改正を訴えていますが、今回の海警法成
立は、日本が対抗するための突破口になりうると指摘。マスコミの正しい
認識と世論形成への尽力を求めています。

海警法に滲み出た中国の本音

中国が尖閣諸島にも影響の及ぶ海警法を成立させました。


「中国の全国人民代表大会常務委員会会議は22日、中国海警局に武器の使
用を認める海警法草案を可決、同法は成立した。中国メディアが報じた。
海洋権益維持を目的に発足した海警の法整備が完了し、体制や装備も強化
される。中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島の周辺海域や南シナ海
で海警の活動が活発化し、緊張が高まる恐れがある。施行は2月1日」(1
月22日付共同通信)

この動きは早くから報じられていましたから、これまで述べてきたとお
り、海上保安庁の増強、陸海空自衛隊の即応態勢の強化、日米同盟の深化
によって手出しを躊躇わせる抑止力を一層高めるとともに、領海法の改正
と日中漁業協定の決着を図り、鉄壁の領域防衛を実現しなければならない
のは言うまでもありません。

そのためには、政府と与野党が危機意識を持ち、コロナ対策があろうと何
があろうと、迅速に行動する必要があります。しかし、世論を形成し、政
治を動かしていく役割を担っているはずのマスコミの認識が気になるのです。


日本の新聞で今回の海警法問題の内容に踏み込んで報道したのは1月23日
付の毎日新聞だけでした。毎日新聞は見出しに「海洋進出に独自解釈中国
海警法、『管轄海域』あいまい」と掲げているように、中国の本音が滲み
出た「管轄海域」という表現に着目し、次のように伝えています。


「中国海警局の船は機関砲を備えるなど既に重装備化が進み、軍とも一体
的に活動する。22日に成立した『海警法』は、これまでブラックボックス
状態だった武器使用規定や具体的な権限の法的な根拠を明らかにしたと言
える。そこから透けて見えるのは、独自の基準を国内外に示し、新たな国
際秩序を生み出そうとする戦略だ。



中国は近年、他国との権益争いで『法律を武器』とする姿勢を鮮明にす
る。習近平国家主席は2020年11月の演説で『対外問題に関わる法整備を加
速し、立法、法執行、司法の手段で闘争し、国家主権や核心的利益を守
る』と述べた(中略)


権限の範囲を『管轄海域』と特異な表現にしたのも、南シナ海での一方的
な主張を正当化するためとみられる。中国は南シナ海の大半を占める『九
段線』内の権益を主張するが、オランダ・ハーグ仲裁裁判所は16年に『法
的根拠がない』とこれを否定した。もし海警法が権限の範囲を『領海』な
どと国際ルールに則して明記すれば、九段線の範囲で活動できなくなる。
そこで『管轄海域』という言葉を持ち出したとみられる。(後略)」


実を言えば、この部分にこそ日本が中国と渡り合い ...


◆習近平の焦りと国家安全法

和田 憲治


中国・習近平は明らかに焦っています。
 以下に示す4つの時期が到来すれば、
「栄光」はほぼ自動的に手に入るのに、
あえてわざわざ火中の栗を拾うが如く
事を展開しているようにしか見えません。

(1)【香港】

2020年6月30日に可決され、
7月1日に施行された中国の香港「国家安全法」は
香港の一国二制度を崩壊させました。

29条には、外国人と共謀して
中国中央政府あるいは香港当局への「憎悪」を誘発する行為は
犯罪とみなされる可能性があると規定して、
デモをしてもテロとして集会の制限されたり、
逮捕されることすらあり得ます。

また、38条には、
香港に居住していない外国人が起訴される可能性もある
ということなので、中国、香港だけでなく、
日本やアメリカで中国共産党批判をしてもアウトです。
中国の都市をトランジットで訪れることも危険だし、
エアチャイナやキャセイパシフィックなどの
中国系の航空会社に乗ることももはや危険です。


「国家安全法」の表現は曖昧であるがゆえに、
当局の以降次第でなんとでもなります。

英国の植民地だった香港は1997年に中国に返還され、
その後、香港は中国本土からの規制を受けない、
自由な高度な自治が認められていました。
しかし、その期間は「50年間」と決まっていたので、
本来、中国は大人しくして黙っているだけで、
2027年には、誰に文句を言われることもなく
安々と香港を手に入れることができたのです。
香港併合を待てなかった。


(2)【5G覇権】

これも、大人しくしてさえいれば、
アメリカに睨まれることもなく、
全世界にファーウェイ製の5Gシステムを
着々と導入することが出来ていたかもしれません。
警戒されつつも自由競争だからといって、
激安で高性能なファーウェイ機器は
受け入れられたでしょう。

(3)【GDP世界一】

中国にとって良い報道としては、
中国経済は拡大を続けており、
近くGDPでアメリカを抜くというもの。

GDPで逆転すれば軍事費も逆転できます。
よって中国は覇権を握ることができます。

しかし、良くない報道もあります。
それは中国の経済データは捏造だというものです。
実際の感覚として、
果たして、毎年7%成長をそう何年も続けられるものなのか?

そもそも中国が発表する経済データが
嘘にまみれているからなのではないしょうか?
今が経済成長のピークであり、
自身の力、中国の力のピークであるならば、
アメリカの覇権に挑戦するなら
今がチャンスだと考えたのではないだろうか

(4)【台湾総統選挙】

2020年1月の台湾総統選挙は蔡英文が圧勝しました。

しかし、1年前までは対抗馬の親中派の韓国瑜に対して、
絶望的に劣勢でした。ではなぜ、逆転できたのか?

香港の一国二制度が崩れたからです。

2019年から香港の逃亡犯条例改正案に
反対するデモが大規模化し、
中国側からの鎮圧に暴力が繰り返されました。
2019年10月1日の中国の建国記念日にあたる
国慶節の記念式典で習近平は、
「平和的統一と一国二制度の方針を堅持する」と発表しましたが、
この習近平の言葉は、香港の現状を見れば
まったく信用できるはずがありません。
当然、そう思ったであろう、台湾国民が動いたのです。


上記をみても、わざわざ警戒されるように
持っていってしまうほど、焦りがあるのか、
それとも強制的にやってできる自信があるのか?

なぞですね。

◆需要が減ったのではない

宮崎 正弘

 
令和三年(2021)1月27日(水曜日)
通巻第6779号   <前日発行>

 コロナ禍以後、産業の地殻変動が続くが、日本は再生できるのか
  「需要が減ったのではない、変質しているのだ」

 コロナがもたらしたのはロックダウン、巣ごもり、飲食店やインバウン
ド業界の大量失業だった。一方で、テレワークの大流行はズームや関連家
電の大量消費がおこり、ズームの利益増は90倍。外食に代わって出前
(ウーバー)、そして巣ごもりの娯楽は映画となりネットフリックスの会
員は二億人を突破した。

在宅勤務はビジネススーツ需要を減らし、マスクは化粧品需要を変質させ
る。青山商事は売り場を半減させ、空きスペースにコンビニなどを誘致す
る。反対にカジュアル衣料、スポーツ関連が伸びる。

ファミレスのひとつサイゼリヤや居酒屋チェーンのワタミは赤字転落で後
者は83店舗を休業させた。吉野屋などは黒字。巣ごもりはインテリア充
足という需要が起こり、ニトリは空前の利益。
たしかに「需要が減ったのではない、変質したのだ」。

 雇用状況に地殻変動的な動きが表面化した。IHIは社員8000名の
副業を認めた。
 この「副業の制度化」は日立、日本製鉄、JFE、日産、ホンダなどを
例外に、三菱ケミカル、三井化学、ダイハツ工業などは取り入れている。
 典型は三菱重工の余剰社員をトヨタ車体が「出向」というかたちで引き
受けたように、雇用の移動がおきている。

ANA、JALは国際線が事実上止まり、国内線も大幅減便となって、余
剰人員を関連産業へ派遣した。業界ではJAL・ANA統合プランが噂さ
れている。

 観光旅行はGO TOキャンペーンで瞬間的な回復の兆しがあった。
その後、緊急事態宣言が再発令され、自粛された。ビジネス出張もテレビ
会議で代替するようになって、国内のホテルは四割減。新幹線も飛行機も
ガラガラ状態。旅客機は貨物輸送に振り替えている。

とくにインバウンド業界が深刻である。温泉旅館は閉鎖が目立ち、受け入
れのガイド、旅行代理店は閑古鳥が啼き、花形だったHISも世界の支店
の多くを畳んだ。観光ホテルは休業状態が続き、溢れ出た失業は、この先
の人生に不安を増大させる。

外食産業と言えば居酒屋、ファミレス、牛丼、トンカツ、回転寿司などだ
が、合計で480万人の雇用があった。現時点でまだ営業を続ける店も、
じつに37%が閉店、もしくは休業を考えているという。銀座は灯が消え
ている。これらはコロナがもたらした地獄図の表面の動きである。

 産業構造的な大改変は大きな災害のあとに行われるインフラ投資だが、
阪神淡路大震災では「新長田駅南地区」の大開発がいわれ、立派な複合ビ
ルや商店街が完成した。ところが商店街はいまもシャッター通りである。

 東日本大震災では、駅や病院の周辺に住宅地、商業施設などを集約した
コンパクトシティの建設、仙台空港の民営化や東北医科薬科大学に医学部
が新設された。仙台は一時建設ブームに沸いて、関東からパブや風俗産業
まで移転したほどだった。
「ポストコロナ」のインフラ建設の青写真はまで提示されていない。


 ▲住宅事情も大変化の最中

コロナ禍は不動産業を大きく揺さぶった。テレワークとなれば、都心のオ
フィスビル需要が急減し、有名ビルもテナントが埋まらず値下げになる。
反対に近郊都市への住居移転が顕著となった。週一回程度の出勤ですむ職
種の人は、新幹線通勤などに切り替え、残りの日々は田舎でのんびり。

じつは米国でもっと顕著である。シリコンバレーからエクソダスが始まっ
たのだ。オラクルは本社を移転し、テスラCEOのアーロン・マスクも自
宅を移した。
最大の理由はシリコンバレーの家賃が高すぎることで、在宅勤務ならわざ
わざ高い家賃のマンションに住まなくても良い。いや思い切ってテキサス
州はどうだとオースチン市あたりの人口は突如30万人も増えた。

逆に人口急膨張をつづけてきたカリフォルニア州で人口減という新現象が
うまれた。
カリフォルニア州は政治的に極左、ハリウッドではガガばかりか、シュワ
ちゃんまでが反トランプ。ハリス副大統領もカリフォルニア州選出の上院
議員だった。もうひとりの上院議員ファインスタインの秘書は長年にわ
たって中国のスパイだった。
カリフォルニア州は山火事も多く、アジア系移民がメキシコ移民より多く
なって、愛国心は希薄である。進歩的思考は福祉増大をうむが同時に州税
が跳ね上がり、税金への不満も高まっていた。


 ▲次の産業は何か。「脱炭素」「EV」「医薬品」。そして。。。。。

 模索から実践へ。これまでに言われたのはEV、医療設備、次世代半導
体などであり、投資家の資金投下が目立ち、ベンチャーキャピタルも虎視
眈々と新成長産業に注目し、投機する。

 次期半導体開発は、あたらしい産業界を牽引する象徴的な基幹部品だ
が、世界最大のTSMCやインテルは闘士を増やしている。日本のルネサ
スも注文を捌ききれないのは自動車用半導体が供給不足となっているからだ。
 半導体装置の東京エレクトンの株価は、コロナ発生時から三倍、ルネサ
スは四倍という急暴騰をしめしている。

 また半導体と並ぶ基幹部品はベアリングである。自動車がEV方向へ流
れはじめ、ガソリン車仕様の半導体が減少して行く傾向は明らか、日本精
工などは家庭用電気製品の部品生産を倍増させる投資をおこなう。

 フードテックは、植物素材から肉や卵を量産するプロジェクトで、パン
やおやつ、甘酒パウダーと餅米のピザ用務チーズなど、三十何前から本格
化しているマグロの養殖も技術が格段にあがったとされる。
 加工食品業界も大きく変貌する曲がり角にある。
 IHIなどの基幹産業のイメージから離れて副産物で魚、野菜の栽培
に、副産物の酸素を活用する実験が繰り返されてきたが、23年実用化の
目処がたったという。これは水素を造る過程で酸素がうまれる田小目、環
境負荷のすくない特性から生産や流通コストが軽減されるため脱酸素につ
ながる。
 なにしろ日本は「2050 脱酸素」を宣言しているのである。
 

同時に医療現場で夥しい矛盾が発覚した。
国民健康保険や介護保険は財源が限界にきているが、医療と保険の相互関
係が、本来の医療目的とは乖離した実情を現出させていた。
病床はあまっているのにコロナ感染者を受け入れる病院が極端に少なく医
師会のやり方に批判が集中した。

これは今後、異常な生命維持装置重点主義、植物人間維持システムの改編
につながる方向へ進むのか、どうか。
日本経済は転換点、それも歴史的な岐路に立っている。

     ◎☆◎◎み☆◎□☆や□◎◎☆ざ◎◎□☆き   
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
(読者の声1)貴誌6777号の宮崎さんのコメントに「明智は御霊神社
に祀られ、各地には記念の石碑などが建立されています。頼山陽や芭蕉
が、光秀をちゃんと評価していたことなぞ、お読みになったダイジェスト
ではなく、拙著『明智光秀 五百年の孤独』(徳間書店)を是非お読みく
ださい」とあり、早速、アマゾンに注文したところ、古本か、キンドルし
かありませんね。
古本で購入することにしましたが、レビューを見ると、夥しい読者のコメ
ントがあって、80%が前向きの評価です。この本、文庫入りして長く売
られるものと確信します
   (HS生、宮城県)

   ♪
(読者の声2)貴誌1月18日付け(通巻6768号)にレアアースを中
国は対米貿易交渉の武器とすると予測されましたが、大手メディアも報じ
るようになりました。
老生は、宮崎さんと同世代の団塊派ですので、宮崎さんのデビュー作『も
う一つの資源戦争』(講談社)をいまも持っていますよ。なんと40年前
の警告です。
コバルト、チタンなど稀少金属の鉱山をソ連が狙っているという資源争奪
の戦争実態でしたが、いまはレアアース戦略の確保、備蓄を急ぐべきで、
事態は変わりました。
スマホ、電池、半導体に不可欠のレアアースが主力の材料。争奪戦が世界
各地でおきています。そこで提案です。ぜひ新盤資源戦争で「レアアース
戦争」を書いて下さい。
   (TY生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)レアアースはエンジニア的でマイナーな分野ゆえ
に一般図書としては、おそらくどの出版社も引き受けないでしょうね。

 ♪
(読者の声3)「ファクトで読む米中新冷戦トアフターコロナ」(近藤大
介著 講談社新書)を読んでもう一つ印象的だったことは、ファーウエイ
と習近平政権の間の距離間の事です。
 同書では「ファーウエイの本社を視察するとわかりますが、まるで
Googleの本社にいるかのような自由闊達な社風の会社です。・・・・私は
これまで多くの中国企業を視察してきましたが、こんな『知のキャンパ
ス』のような会社はファーウエイだけです」
とありますが、これは恐らく同社は国営企業であるかのような印象を持つ
であろう多くの読者にとっては意外な事であったと思われます。
実は私はトランプ政権がファーウエイ排除の動きを始めたころ、旧知の某
経済紙の元幹部(現役時代に私と一緒に何度か中国に出張したことがあ
る)にファーウエイの事を尋ねた時、彼の「自分が直接取材した経験から
すればファーウエイは最も民間企業の風土を有した会社であり、それを国
営企業的な企業とみなすのは誤りだ」との見解を戸惑いの気持ちで聴いた
ものです。
しかし今回 近藤氏の御意見を同書から読むとどうやら、彼の云う事は正
しかったのだろうと思うようになりました。
なおファーウエイが「民間会社から「国営企業」に変質させられてしまっ
た現在では、同社を制裁の対象にすることに異議を唱えることは出来ませ
んが、「アメリカは肝心な時にいつも間違いを起こすのだ」としばしば言
われる通りです。
中国にしてみれば「ソ連崩壊を成功体験として持つアメリカは、中国に資
本主義を教えてやる」という態度で接してくるであろうことは「想定通
り」であり、中国はそれを十分取り込み、利用したうえでの戦略を実践し
ているように感じます。
(SSA生)


(宮崎正弘のコメント)バイデン政権になって、じっとカナダは変化を見
すえていますが、もしかしてトルードー政権は、拘束中の孟晩舟(ファー
ウェイCFO)を中国と取引して、「解放」する可能性があります。
       

◆身 辺 雑 記

頂門の一針主宰
渡部亮次郎
━━━━━━━
渡部亮次郎わたなべりょうじろう、1936年1月13日秋田県生まれ85歳だ
が、故障個所が皆無だから100位までは生きるだろう。  
                        
手相の生命線は長生きを示している。母親は98まで生きた。俳優三船敏郎
は 秋田県人だった。因みに菅首相も
秋田県人。大学での後輩でもある。

渡部亮次郎は元NHK政治部記者。厚生大臣秘書官及び外務大臣秘書官の
後、 社団法人の理事長を18年間。そのせいで私のあだ名は「理事長」。

県立秋田高校及び法政大卒。郷里秋田では、昭和の大歌手東海林太郎の後
輩。 兄誠 一郎は地方紙秋田魁新報の元常務だったが肺炎により81歳で先
年死んだ。

私の息子竜生はキャンピングカー研究者。

薫は自慢の娘だ。朝日新聞記者。3児の母長男は大学生。 
               
渡部 亮次郎

◆世界最古の政治小説「源氏物語」

毛馬 一三


世界最古の長編小説「源氏物語」が一条天皇に献上されたのは、寛弘5年(1008年)11月17日。

紫式部が、父の赴任先の越前国で当時、何よりも貴重だった「越前和紙」とめぐり合い、2年間にわたって思いのままに、物書きに熱中したことは、本欄ですでに触れている。(平成20年8月29日号=和紙と生きた紫式部)

ところで、この「源氏物語献上」に先立つこと3年前の寛弘2年(1005年)12月29日に紫式部は、宮中に呼び出されている。何とこの召し上げの仕掛け人が、藤原道長だったのだ。

どうして藤原道長が、紫式部を宮中に召しあげたのか。それは当時宮中で繰り広げられていた壮絶な権力闘争と無関係ではない。

その権力闘争とは、道長の兄道隆盛の息子「伊周(これちか)と道長とが、真っ向から繰り広げていた藤原同族同士の宮廷内対決だった。

内大臣伊周に対抗するには、道長はこれを超える役職への昇進しかなかった。道長は画策した。一条天皇の生母で、実姉の強力な支援を懇願して、「関白」に次ぐ地位の「内覧」職を獲得し、役職の上では、一応互角に並んだ。

だが、道長にとっては、まだ後塵を拝する処があった。伊周は、妹の定子を一条天皇の中宮に送り込み、堅牢な地位を確保していたからだ。

道長にしては、この一角を何としてでも切り崩す必要があった。このため陰謀を試みたのが、それは一条天皇のもう一人の中宮に娘の彰子を送り込んだのである。

こののち中宮彰子は、1008年9月11日、「敦成(あつひら)親王」(後一条天皇)を出産。道長は、これによって、遂に権力の頂点を立ったのである。

しかしそれに至る以前に、政治家道長がなぜ紫式部の召し上げにまで手を打った老獪な魂胆とは一体何だったのか。

恐らく文学好きといわれた一条天皇の気を惹くため、紫式部の「源氏物語」の献上を早々と仕組んでいたと思われる。言い換えれば、天皇の歓心を買うための一種の「政争の具」として周到に紫式部の召し上げを準備していたのだろう。

紫式部は、中宮彰子の教育係として勤める傍ら、3年近く宮中の様々の人間模様、権力構造、熾烈な利害闘争などをつぶさに見ながら、冷静な考察と巧みな筋立てを描きながら、得意満面に「源氏物語」を書き綴っていったとみられる。

色とりどりの54帖の冊子、400字詰原稿用紙にすれば、2300枚ともなるとてつもない長編小説。

越前和紙と墨を使ったきらびやかな「源氏物語」の献上が、一条天皇の心を捉えて仕舞ったことは、想像に難くない。

次々と広がる物語の中で、天皇自身が、思い当たる舞台での隠れた暗闘と情念の世界の展開や登場人物への特定がすべて思い当たり共鳴感動したとしたら、天皇にとりこれに勝る興味を満たす悦楽は、他には無かったのではないか。

そう見ていくと、源氏物語は、「悲恋」、「純愛」、「禁断の恋」の物語ではない。むしろ宮中文化の中で、現場で目撃し鋭敏に感じ取った「政治暗闘の記録文学」だったのだ。

世界で最古の「政治小説」と言ってもいいかもしれない。「政治小説の源氏物語」となれば、また。評価も見方も読者層も、大きく変わっていくのではないだろうか。
(了) 

2021年01月29日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(144」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/241(2021/1/27/水】詐欺師は商売柄「真面目で
誠実な人」を装う。小生のような「自分でも自分を信用できない」怪しい
人は詐欺師にはなれない。


詐欺には2回遭った。顔馴染みの東京商工リサーチの調査部長の紹介で訪
ねてきたHは「真面目で誠実な人」に見えたし、大手経済情報誌との連携
プロジェクトとの触れ込みだという初期のPC(FM7)を130万円で買った。
後で調査部長が慌てふためいた感じで「Hは詐欺師だ、新型PCが出る前の
不良在庫を売りつけている!」と電話してきた。


今さら返品もできないし、H自身もガラクタとは知らずに売っていたのか
も知れない、と気にしないでいたが、それから2、3年後、Hが訪ねてきて
「経営コンサルタント会社を始めました、ついてはPR誌に“当世往来”のよ
うな記事を書いてくれませんか」と言う何となくしおらしいし、今さら昔
のことを持ち出すのも嫌だから二つ返事で了承した


ところが4号ぐらいまでは稿料は振り込まれたが、それ以降は連絡しても
音沙汰がなく、未払い額が40万円ほどになった時に弁護士名で催促すると
「やれるものならやってみろ!」、まるで居直り、ゴロツキ。時々我が社
に来ていた女子社員に町で会ったので「Hさん、どうしてる?」と声をか
けたら「その名前、二度と言わないでください!」とパニックになったよ
うに駆け出して行った。ひどい目に遭ったのだろう。


その後のHの消息は分からないが、日本では詐欺事件があると「騙した奴
が悪いが、騙された方も甘い、欲に目がくらんだのだろう、気の毒だけれ
ど警戒心がなさ過ぎ」という“裁定”が多数派ではないか。


日本人は子供の頃から「嘘ついたら針千本飲ーます」「嘘つきは泥棒の始
まり」と教えられ、長じてからは稀に「ま、ここは嘘も方便、事を荒立て
ることもないか」となるが、堅気の人を騙して私腹を肥やすといった悪事
はまずしない。


治安ランキング2020年(Watashi Tabi)によると1位:スイス、10位:日
本は先進国で唯一トップ10入り。独16位、英29位、仏32位、米44位、中国
80位、ロシア86位。ただ、「日本は安全で良かったね」と喜んでいる場合
ではないだろう、そういう時代はもう終わったと肝に銘じた方がいい


米中ロは軍事大国で、いずれも「力治国家」法や道義よりも力を優先させ
る国という意味だ。勝者=正義、敗者=悪者、となり、嘘、捏造、ルール
違反もOKである。汚い手を使っても勝てばいいという世界に暮らしている
人々である


トップがそうなら国民もそうだろう。たとえ選挙戦があっても負け組は
「騙した、汚い手を使った、許せない」と怒るが、勝ち組は「負け犬の遠
吠えだ、尻尾巻いてとっとと失せろ」。試合は終わった、ノーサイド、と
はならず、憎しみだけが積み重なっていく。


選挙があるだけマシだが、世界200か国あるうち、不正のない、血も流れ
ない民主主義的選挙でリーダーを選ぶという国はせいぜい2割、40か国ほ
どだろう。大体、中ロにはまともな選挙がない。かつてのソ連は異見を許
さず、党中央に逆らう者は反革命、裏切者としてすべて一掃し、自浄作用
が効かずに最後は自壊した。


ロシア・ビヨンド「日本のソルジェニーツィン:ソ連の強制収容所で生き
延び告発した日本人」から。



<作家・思想家の勝野金政(かつの・きんまさ、1901〜1984)は、社会主
義的ユートピアを信じ、最初はパリ、それからモスクワ、そして・・・あ
らゆる権利を剥奪されてシベリアの強制収容所に送られた。何万、何十万
人もの囚人が斃れるなか、勝野は生き残り、スターリンの粛清システムの
恐ろしさについて告発した世界最初の一人となった。


1930年代から1950年代にかけて、ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンの下で
行われた、国家による粛清は、ソビエト社会を震撼させた。最も控えめな
推算でも、78万6千人以上が粛清の犠牲になり、約380万人が刑務所や強制
収容所で服役した。


悪名高き「グラーグ」。これは、ソ連の強制収容所で、正式名称は「強制
労働収容所・矯正収容所」だ。その実態を自ら体験し、それを文章に表
し、本にした最初の人間の一人は、驚くべきことに日本人の勝野金政だった。


勝野の著作『凍土地帯――スターリン粛清下での強制収用所体験記』と『赤
露脱出記』は、早くも1930年代に日本で出版されている。勝野は、多年に
わたる非人道的な奴隷労働を生き延び、祖国に帰ることができた。しか
し、そもそも彼はなぜソ連にやって来たのか?


◆地元紙で狂人呼ばわり: 勝野金政は1901年に長野県で生まれ、ごく若
い頃から一般の人々の利益を守ろうとしてきた。 早くも15歳のときに、
彼は村のクラブで、政府の不正について講演した。


「その2日後、私は警察に逮捕され、2日間拘留された。この話は我々の村
で知れわたり、地元の新聞には、私を狂人呼ばわりした記事が出た」。彼
は、1934年にソ連の強制収容所で書いた自伝で、当時を振り返っている。


もちろん、この若者は狂人などではなく、正義感の強い情熱家で、マルク
ス主義思想に魅了されていた。勝野は何によらず妥協を拒んだから、常に
様々な問題にぶつかった。たとえば、1918年に教育の民主化を求める記事
を書いた後、日本大学から放校処分になった。


この粘り強く才能ある学生は、別の大学、早稲田に入学した。そこで彼
は、志を同じくする人々を見出し、彼らとともに左翼的な雑誌を出版し、
抗議行動に参加して、二度逮捕された。


日本に社会主義思想が広がるにつれて、当局は、左翼への取り締まりをま
すます強化していった。1924年、勝野は日本を離れ、フランスに向かった。


◆海外の同志のもとへ: パリでは、この日本の活動家は、すべて一から
やり直しだった。食うや食わずの生活、勉強(今度はソルボンヌ大学
で)、地元の共産主義者との出会い、抗議活動。


「パリでは頻繁にデモが行われていた。ある日、共産主義者の女の子が、
「あ、日本人だ。あなたも来て!」と言って、私の手を握った。その時の
嬉しさを今でも覚えている。フランス共産党に入党すると私は、労働者の
ストライキの組織化に参加した。間もなく世界革命が起きるような感じが
していた」。勝野は後に回想している。


日本におけると同様に、仏当局も勝野の活動に不満で、1928年に国外追放
処分とした。


「革命は、他の国では起こせるかもしれないが、フランスでは駄目だ」。
勝野は地元警官の言葉を書き留めている。ソ連が指導していた「コミンテ
ルン」(国際共産主義運動の指導組織)の助けを借りて、彼はドイツ経由
でソ連に行った。ソ連では、左翼活動家には何の問題もないように思われ
たのだが・・・


◆モスクワで罠にはまる:初めのうちはすべて順調だったモスクワで勝野
は、片山潜に庇護された。片山は、日本の労働運動の草分けの一人であ
り、コミンテルンの幹部でもあった。勝野は、片山の秘書を務め、モスク
ワ東洋学院で日本語を教え、ソ連の新聞と日本の地下出版物のために、盛
んに執筆した。後者の出版は、コミンテルンが援助した


勝野は「労働者と農民の国家」にとどまろうと真剣に思ったこともあった
ようだ。彼はロシア語を習得し、ソビエト国籍を取り、ロシア名「アレク
サンドル・イワノヴィチ」さえもらった。だが、その後まもなく逮捕され
て、この名前で、尋問調書に署名する羽目に陥るのだった。


モスクワ・グラーグ歴史博物館の職員の説明によれば、勝野は、コミンテ
ルンの日本部門の内部闘争の側杖を食ったようだ。彼の「師」片山の政敵
は、片山派を「裏切り」で告発。勝野を含む多くの日本人共産主義者が投
獄された。


「1930年10月末、私は路面電車の停留所に立っていた。雪が舞い、私の顔
を冷たく撫でていた。そのとき、何者かが私の腕を強く掴んだ。私は、鳥
打帽をかぶった二人のがっしりした男に挟まれていた。そして、ルビャン
カにある「OGPU」(ソ連の秘密警察で、正式名称は「合同国家政治保安
部」)の本部に連行された」。勝野は逮捕された日をこう描いている彼は
外国を利するスパイ行為で起訴された


◆囚人による大土木工事で: しかし、OGPUには、勝野が有罪だという証
拠はなかった。尋問調書によれば、彼はなぜ学者や軍人と連絡を取り合っ
たのかと尋ねられ、日本に情報提供したという事実無根の非難を受けた。  


「私は、スパイ行為の告発が荒唐無稽であることを断固主張する」と勝野
は言った。刑務所で過ごした18か月の間に、彼は2回ハンガーストライキ
を行い、自分を処刑するか釈放するかどちらかにしてくれと要求した。


代わりに彼は、強制収容所5年の刑を宣告され、最初にケメロヴォ州のマ
リインスク市近郊のシベリア収容所(モスクワ東方3645キロ)へ、さらに
その後は、白海・バルト海運河(モスクワ北方1100キロ)の建設現場に送
られた。


白海・バルト海運河は、スターリン時代の非人道的な巨大プロジェクト
だ。10万人以上の囚人が、20か月で白海とオネガ湖の間に227キロの運河
を掘らなければならなかった。それも機械を使わずに、シャベルと手押し
車だけでだ


「原始の山の中だ。恐ろしい程静かである。白夜の地平線の彼方、雲の中
に光のない日が浮び、鳥の群が飛んでいる。人間の姿の見えない自然の
中、そこには文化の影もない。そこへ今、大勢の人間が送りこまれてきた
のだ。だが、それは自由のない人間ばかりなのだ。自由のない人間に文化
はない。文化とは人間の精神生活の造形である」。勝野は収容所を思い出す。


毎日、午前5時から深夜0時まで、石を砕き、土砂を引きずる。休日も休憩
もない。1日のノルマをこなせなかった者は、食事の配給量を減らされた。


だが、勝野は奇跡的に生き延びた。仕事で重傷を負い、病院に移されて、
刑期の終わりまで医者の助手としてそこに残ったからだ。白海・バルト海
運河の囚人にとっては稀な幸運だった。さまざまな資料によると、運河の
建設中に1万2千人〜5万人が死亡している。


◆さらばソ連: 1934年6月、勝野は刑期前に釈放された。収容所の実態を
目の当たりにし、自ら体験した後、この元活動家は明らかに共産主義に幻
滅した。モスクワに帰ると彼は、また逮捕されるのを待たずに、日本大使
館に赴き、祖国に送られた。


早くも1934年夏には、日本の新聞に、ソ連の強制収容所での勝野の体験談
とともに、「赤いロシア」の「払拭された幻想」についての記事が出た。
日本政府は彼を反共宣伝に利用した。勝野は後に、やはりグラーグについ
て語ったロシア作家への連想から、「日本のソルジェニーツィン」と呼ば
れるにいたる。しかし勝野は、政治から距離を置いた


勝野は回想録を出版し、家業(製材業)と慈善事業に携わり、長寿を全う
し、1983年に亡くなった。ロシア政府が、かつてソ連に生きた日本人「ア
レクサンドル・イワノヴィチ」を完全に名誉回復する13年前のことだ>


悪逆非道の共産主義に騙されるな、ということ。ソ連の後継であるプーチ
ン・ロシアの工作に加え、世界制覇を狙う習近平・中共の篭絡・洗脳に
すっかり汚染されたような米国民主党は、ひたすら共産主義国を目指して
いるように見える。FDRルーズベルトは謀略を駆使してWW2を征し、事実上
唯一の戦勝国になり、世界に君臨した。FDR信仰は今でも根強い。


一方、バイデンは本丸で天敵・共和党を一掃する米国版文化大革命を進め
るだろうから、インド太平洋の守りは二の次、手薄にならざるを得まい。
大体、民主党にとって中共は最大のタニマチ、ウィンウィンのお友達、日
本は油断ならない潜在的敵性国家なのだから、中共とガチンコしてまでイ
ンド太平洋に関与するとは思えないが・・・


ヒトラーのドイツ軍将校昇進予定者を前にした演説(1942年)から。


<ギリシャの軍事哲学者ヘラクレイトス曰く「闘争、戦争は万物の父であ
る」。自然界を眺めると、この命題が真実であることがよく分かる。永遠
に選択が行われ、強者が常に生命、生きる権利を保持し、弱者は滅んでい
く。これは自然界の鉄則である。


地球上に人間の住んでいない地域などどこにもない。ある民族が弱くなれ
ば、他の民族が必ずとって代わる。生存競争は、弱者を除去しつつ、強者
をますます強くすることによって、生物を進歩発展させている。弱者のた
めの世界秩序などというものはあり得ない。弱者には、ただ服従の運命が
あるのみである。


もしもわが民族が内部闘争を通じて民族を結集していなかったら、外部か
らの侵略に対する抵抗能力など全くなかったであろう。歴史家が民族内部
の内輪争いと考えてきたものが、実はドイツ民族の諸種族や諸領邦、諸王
朝の間に秩序を確立するための闘争だったのだ。


もしもわが民族とヨーロッパが消えうせることを望まないのなら、ドイツ
は一定の生存圏を基礎として、指導的な大国へと成長しなければならな
い>(村瀬興雄「ナチズム ドイツ保守主義の一系譜」)


正論である。自国の安全を80年も旧敵に依存するという国はどう見ても弱
国だろう。危機が迫っているのに「見捨てないでね、絶対守ってね、指切
りして」とすがり続ける・・・初心とか女々しいを通り越して醜悪であ
る。「恥」という字をご存じか? ご先祖様は泣いているぞ。

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp