2021年03月31日

◆雀庵の「諜報活動/インテリジェンスと日本(1」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/276(2021/3/29/月】我が家の前で少し「くの
字」に曲がる東西通りは車1台が通るのがやっとだが、このところ事故が
多い。26日の午前10時頃にはチャリのオバサンがこけた。「あっ、人が倒
れてる!」とカミサンが叫んだので下の道路を見たら、右側頭部から出
血、気絶しているオバサンと、その頭を支えている青年の周りに数人のヂ
ヂババが心配そうに佇んでいる。


「行ってケアしてやったら」と言うとカミサンは「何で私が」、「看護婦
なんだから応急手当したらいいじゃん」。それでも彼女は動かなかっ
た・・・なぜか。そこには重大な秘密があったのだ。パジャマかつスッピ
ンだから前線に押っ取り刀で駆けつけるわけにはいかないのである。支度
に20分近くはかかる。


鴎外の「渋江抽斎」には、抽斎が侵入強盗2人に刀で威嚇されていると、
それを察知した奥方は風呂場から腰巻ひとつ、口に短刀、手に熱湯の桶ふ
たつをもって参戦し、強盗を叩き出したとある。武士道の妻、さすがであ
る。奥方は武道の心得もあったが、周囲がその武勇を讃えるといつも恥じ
らっていたという。


どうだ、同志諸君、これが女ぞ、大和撫子ぞ。そう言えば東京外大インド
ネシア語科出身の撫子は凄かった。旦那は売れない芸術家だったが、「あ
んた一人ぐらい私が面倒見るから、どんどんやりなさい」と奮起を促し、
その勢いで小生も「これ、すぐに400万になるから」と折伏されて、ふく
よかなイタリア女のオブジェを120万で買ったものだ。今は玄関に置いて
いるが、美術商が見に来たことはない・・・22世紀あたりには結構な値段
になるか?


ケガしたオバサンはやがて救急車に乗って去ったが、介護していた青年と
見守っていたヂヂババが、救急車を待っている際にもにこやかに会話し、
救急車が去ってからは記念写真を撮っているのを見て、小生は「そういう
場面じゃないだろうに・・・」と変な感じを覚えたが、後でカミサンが言
うには、


「あの若者ね、プロボクシングのチャンピオンなんだって。○○の奥さんは
チャンピオンベルトを付けてもらって一緒に写真撮ったのよ!」


隣町のボクシングジム出身だという。調べたらスポニチ新聞2021/3/19に
こうあった。「プロボクシングの日本スーパーバンタム級王者・古橋岳也
(33=川崎新田)が19日、川崎市の福田紀彦市長(48)を表敬訪問した。
古橋は今年1月、久我勇作(ワタナベ)に9回TKO勝ちしてプロ36戦目で王
座を獲得。川崎生まれ、川崎育ち、川崎市内のジム所属選手で初の日本王
者となった」


ふーん、我が街の「あしたのジョー」、小生の中学校の後輩でもある。中
共包囲殲滅戦に夢中になって灯台下暗し・・・彼にとって今が一番輝いて
いる秋なのだろうなあ、初防衛戦は8月2日、後楽園ホール。カミサンに連
れて行ってもらうか。


「きのうのジョー」の小生は介助者がいないと遠出できないが、小生のシ
マの桜の名所(二か領用水沿い、上流の新川沿い、緑が丘霊園)は早朝の
チャリ散歩でたっぷり楽しめた。見納めになってもいいようにじっくり、
しつこく、舐めるように、いささか偏執狂的に愛で、もう思い残すことは
ないだろう。「サクラ、俺は旅に出る・・・」


ところがそうはいかないことがある。ライフワークのような「共産主義撲
滅&日本再生への道」の研究は、学べば学ぶほど奥が深くて、まだまだ中
学生レベル。知らないことがどんどん増えてきてトンネルの出口がいつ見
えるのか、全然分からない。トンネルを抜けるとまたトンネルだった、ま
るで京浜急行。


一歩一歩、シコシコ、先人の研究を勉強し、「こういうことなのだ」と自
分なりに納得したい、せめて第2次大戦勃発から今日までの戦史を知り、
それを糧に明日のための方向性を打ち出したい、と願っているのだが・・・


まあ、学べば学ぶほど奥行きが深くなる、頂上が高くなるから「学問に成
就なし」ということだ。とりあえず連載「ヴェノナ 我らの内なるスパイ
網」を前回で終わりにして、今回からは外交=戦争に不可欠な「諜報活動
/インテリジェンス」をテーマに考えていく。


以下は落合道夫・東京近代史研究所代表の「なぜ日本はあのとき『真珠湾
攻撃』を決断したのか」から抜粋。


<独ソ戦を控えたソ連のスターリンの戦略は、日本の軍事力を北上させな
いことであり、その第一弾が支那事変工作、第二弾が米国の太平洋政策を
利用した日米戦争工作であったのである。


(支那事変以降)ルーズベルトは日本を追い詰めてゆく。1939年には長年
の日米通商航海条約を一方的に破棄し、1941年には米陸軍航空部隊を蒋介
石の義勇軍(フライングタイガー)に偽装して投入する。明らかな宣戦布
告なき軍事攻撃である。しかし日本は日米交渉による平和解決を求めて隠
忍自重した。


さらに米国は日本を追い詰めてゆく。1941年6月に独ソ戦が始まるとソ連
支援のため中立法の解除が必要となり、自衛名目を作るために対日挑発行
為を加速した。いわゆる裏口からの参戦である。7月には米国は支那事変
に苦しむ日本の在米資産を凍結し、8月には戦争遂行に不可欠な石油、鉄
クズ輸出を禁止した。


それでも日本は野村吉三郎を特使として送り必死に日米和解を求め近衛首
相は首脳会談まで提案した。しかし米国は頑なに拒否し、その総仕上げが
11月27日の支那満州からの全面撤退を要求する「ハルノート」となったの
である。


ちなみにこのハルノートはスターリンが原案を作りNKVD工作員パブロフが
ワシントンに持参してソ連スパイの財務省次官のハリー・ホワイトに伝
え、それが財務長官、大統領経由でハル長官から発出されたものという。
ソ連は日米戦が始まれば日本の軍事力は確実に南に向かうので、安心して
対独西部戦線に専念できる。


発出されたハルノートを見て、スターリンはおおむね満足したという。こ
うして日本はソ連と米国の謀略により対米戦以外避けることのできない絶
体絶命の罠に陥ちていったのである。


日米戦の開戦理由の研究は今でも両国に東京裁判のしばりが残っているよ
うだ。「真珠湾」の著者、歴史家モーゲンスタインは米国では日米開戦前
の経緯を調べることは喜ばれないと述べている。


しかし、「米国の鏡日本」を著したヘレン・ミアーズ女史は戦前の外交記
録を調べれば米国が日本を圧迫し日本が必死に戦争を回避しようとしたこ
とは明らか、と記している。米国の歴史専門家は真珠湾攻撃が日本の自衛
反撃であることを知っているのだ。


その後米国は原爆まで落として1945年に日本を滅ぼしたが、米ソは対立
し、1949年には支那満洲が共産化し、米国は営々と築いてきた支那の全拠
点から追い出されてしまう。まさに米国の極東構想は「捕らぬ狸の皮算
用」に終わったのである。


そこで1951年にマッカーサーは米議会で、支那の喪失と共産化は米国太平
洋政策百年の最大の失敗と総括した。その後米国は日本防衛の国防費を節
減すべく、日本の再独立と再軍備に向けて対日政策を180度転換して行く
のである>


まったく激動の時代だった。そこには激しい諜報戦があり、日本は世界最
高の暗号システム「パープル」を開発したものの英国チャーチルに突破さ
れ、敗戦後にそれを知ったが後の祭り・・・諜報戦の生の現場を山崎啓明
(NHKディレクター)著「インテリジェンス 1941 ― 日米開戦への道 知
られざる国際情報戦」を引用しながら学んでいきたい、コケて大怪我をし
ないために・・・

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp

https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646

◆軍事衝突は不可避か。

津田 慶治


米中が「第二次太平洋戦争」準備開始の可能性

18日に行われた外相級会談でも激しい罵り合いを展開した米中ですが、も
はや軍事衝突は避けられないのでしょうか。「そんな両国はすでに第2次
太平洋戦争の準備を開始した」と断言するのは、日本国際戦略問題研究所
長の津田慶治さん。津田さんはメルマガ『国際戦略コラム有料版』で今
回、そう判断する根拠を記すとともに、戦時の際に日本は最前線となり、
各地の基地や都市に中国の核ミサイルが降り注ぐと警告しています。

米中の新冷戦入りし熱戦に

18日にアラスカで米中外相級会談が行われたが、怒鳴り合いというすごい
状況であった。今後の米中新冷戦とその後の熱戦を検討しよう。

アラスカで米中外相級会談が行われたが、紛糾したようである。米国のブ
リンケン国務長官は、中国にウイグルや香港での人権擁護を要求したが、
反対に中国は内政干渉と取り合わなかった。

米国のサキ報道官は「戦略で大きな部分を占めるのは、対中関係に強い立
場からアプローチすることだ」と述べたが、中国の趙立堅報道官は「米国
側は中国を大いに失望させる発言や行動を選んだ」とした。米中が完全に
敵対関係と見える会談になっている。


「厳しく、直接的な対話になると予期していたし、実際にそうなった」と
サリバン米大統領補佐官は会談後に記者団に語った。

この外相級会談の影響は、広範囲に及ぶことになる。トランプ政権は
ディールとしての外交であったが、バイデン政権は人権など価値観外交に
なって、議論の余地がない。取引ではなく、絶対的な価値を言うので交渉
の余地がない。

救いなのが、バイデン大統領が中国を名指しで批判していないことであ
る。国務長官が対中強硬な態度で臨み、最後は大統領がまとめるという外
交であると期待したいが、バイデン大統領は足腰も定まらないほど、弱っ
ている。

カラマ・ハリス副大統領がほとんどを代行している状況である。この米政
治体制が心もとない。米政府閣内の意見がまとまっているのかも不安になる。

そして、米国も中国も、第2次太平洋戦争の準備を開始した。中国の軍事
費は23兆円にもなり、軍事費に計上していない軍事費も合わせると米国と
同等レベルになっているとも言う。

中国軍幹部は、米中戦争になる予測理論である「トゥキディデスの罠」を
公言している。米軍は第2次太平洋戦争が起きた時にどうなるのかのシ
ミュレーションを行い、補給戦線を延ばした旧日本軍と同じ失敗をすると
見ているようである。

中国は戦争を覚悟しているのか知らないが、台湾を中国の領土であり、そ
こに内政干渉するなと強硬に言い始めている。徐々に言う範囲が大きく
なっている。

このため、米国は同盟国をまとめて、戦争に備え始めた。この一環とし
て、英国、フランス、ドイツの軍艦もアジアに送り、日米豪印の「クワッ
ド」と一緒に軍事訓練を行い、戦争準備を進めている。

戦争準備の一環として、中国なしでも困らない生産体制を整えつつある。
中国を除いたサプライチェーンの確立である。このため、戦場になる台湾
にあるTSMCの工場を米国に建てさせることで、戦争時でも半導体の補給が
できるようにする。同様に戦場になる可能性がある日本企業の必要な工場
も米国に招き入れるはずだ。

逆に、中国では、米テスラ車を軍人や政治家が使用することを禁止して、
軍事機密や軍事施設の場所を特定されないようにするという。また、日本
企業の工場を非常に良い条件で中国に招き入れようとしている。しかし、
戦争時に工場を徴収できることになる。技術と人を敵対国日本から確保で
きる。


両国ともに、すべては、戦争に備えるためにである。このような解説をす
る説を見たことがないが、今の米国と中国が行っていることは、戦争準
備、戦時体制構築である。

 

◆【変見自在】支那の思い上がり

高山 正之

 
U-24のサッカー代表がアルゼンチンに圧勝した:

まず、サッカー代表選手の方々失礼しましたと言わねばなるまい。昨29日
に北九州で開催された対アルゼンチンの2戦目を観戦して、我と我が身の
不明を恥じて、あそこまで強敵アルゼンチンを圧倒して勝ってくれた選手
たちと、サッカー協会にお詫びせねばならないと深く反省していた。

この滅多に褒めない私が褒めるほどの立派な試合振りであり、勝ちっぷり
だったのだ。感動さえしていた。何処にも批判したい所などなかった。つ
い先日まで「サッカーは見限っていた」などと妄言を吐いていたのを恥じ
た。彼らは進歩していた。

実は、第1戦ではアルゼンチンのサッカーの実態を掴みかねていた。言い
訳になって心苦しいが、解説者もアナウンサーもアルゼンチンの強さばか
りを強調するので、そうとは見えない彼らの寧ろ韓国風に当たり散らすだ
けのサッカーを見ていても、何時かは本当の力を出して我が方を圧倒する
のかと思い込まされていた。

我が方も点を取れそうな形にして貰えなかったが、彼らとてもあの強引に
切り込んでのセンターリングがなければ、1点も取れなかった程度に攻め
る形を作れていなかった。あれもこれも準備期間が短かった為だと、好意
的に解釈していたのだった。

ところが、前回から9人も入れ替えてきたという我が代表のサッカーは素
晴らしかった。前線の寄せも早く相手を思うように動かせなかったし、パ
スのコースも消していたのでアルゼンチンは無用な後陣での繋ぎのパス交
換か、縦一発に頼るしかなかった。私が褒めたいのがこの寄せの速さと、
体格の差を怖れない当たりの強さで、殆ど負けていなかったので、倒され
たアルゼンチンが感情的になって小突いたりしたのを何度も見て、我が代
表を見損なっていたと反省させられたのだった。あれならば、乱暴な当た
りの本家である韓国にも負けないと思ったほどだった。

兎に角寄せの速さ、相手のパスを巧みに横取り(インターセプションの意
味で、アナウンサーが「カット」と言うのは誤りであると思う)、豊富な
運動量、当たり負けしない強さ等々で、完全と言って良いほどアルゼンチ
ンのお株を奪っていた。

結果的にアルゼンチンはかなり苛立っていたというか焦りを見せて、パス
回しの起点となってきていた久保建英に対する当たりが必要以上に乱暴に
なってきていた。解説の松木安太郎は「だから、安全の為に久保を後半の
半ばで交代させたのだろう」と読んでいた。彼を起点として全体の息が良
く合っていたのも素晴らしかった。

久保建英君のスペインでのサッカーは常にテレビのニュースで見せて貰っ
ている。だが、テレビ局は「サッカーでは点を取る者が偉いのだ」的に報
道するので、久保君の真価は分からないままに昨夜の試合となった。私の
見る所では、上記のパスの起点となっている事、即ちゲームを組み立てて
行く型の選手であって、ゴールゲッターではないと解った。

また2度のCKから2点を追加する形になったFKの上手さと正確さも貴重だと
見た。テレビ局には何度も言ってやった事で、サッカーでは点を取った者
も良いが、組み立てた者を評価して上げないと浮かばれないのだ。

それにしても、体格と身長に優れたアルゼンチンを相手にしてあそこまで
やってくれたと言う事は、「本当に」か「現実に」と敢えて言うが、オリ
ンピックが開催されれば、サッカーは3位以内(私はオリンピックは世界
のメダル獲得競技会ではないと思っているので、メダルという表現は使わ
ない)には入れる確率は高くなってきたと思って見ていた。

森保監督はあれだけやって見せた者たちの中から、15乃至は18名を選ぶ為
には嬉しい悲鳴を上げるだろうと思わせてくれた勝利だった。一夜の出来
事でない事を心から願っている。

お仕舞いに敢えて再度言うが、「見損なっていて失礼しました。お許し
を」の立派な勝ち方だった。お陰様で楽しい一夜になって良く眠れた。

前田正晶



 マニフェスト・デスティニーは神が与えた神聖な使命と訳される。

 新大陸に入った米国人がインディアンおぶち殺して西海岸まで領土にし
たことを正当化する言葉だ。

 カナンに入ったイスラエルびとが先住民の民を殺して建国したのと似
る。だから「我々は現代のイスラエルびとだ」とハーマン・メルヴィルは
言う。

 ただ地中海に出たイスラエルびとが満足したのに対し、西海岸に出た米
国人は「太平洋の先まで神聖な使徒の範囲」(ハリソン第23代大統領)と
感じた。

 で、ハワイ王朝を取ったが、次の大統領クリーブランドは「そこまで使
命は及ばない」と併合を拒否した。

 その次のマッキンリーは「いや使命はある」とハワイを併合し、グアム
もフィリピンも領土にした。

 あとは支那を取って上がりのはずだったが、そこに日本が立ち塞がった。

 以後の米国は日本を滅ぼすことに専念した。

 ウッドロー・ウイルソンは支那と組んで日貨排斥をやり、フランクリ
ン・ルーズベルト(FDR)は日本を黴菌と罵って国際社会から村八分に
した。

 「武漢コロナ」より遥かに失礼な言い方だった。

 その上で太平洋艦隊を孤立無援にしの真珠湾に囮として置き、日本に経
済封鎖の嫌がらせを仕掛けた。

 窮鼠猫を?む。?まれ役は御免だとリチャードソン艦隊提督が抗議したら
FDRは即クビにした。

 日本はFDRの罠に嵌り真珠湾を奇襲した。彼は「3カ月で日本を消し
去る」と世界に約束した。

 ただそうはならなかった。日本は3年も頑張り、欧米の植民地を解放した。

 「日本人は白人のアジア侵略を止め、帝国主義も植民地主義も人種差別
までも終止符を打った」(A・トインビー)

 それがFDRの後任でKKKの一員だったトルーマンを怒らせた。「け
だものはけだものらしく扱う」と原爆を投下した。

 神聖な使命の終着点に着いた彼は支那の市場化を民主党の高額献金者エ
ドウィン・ポーレーに命じた。

 ポーレーは日本の重工業施設をそっくり上海辺りに移して支那の市場経
済を活性化させ、米国産品を買わせる方針を立てた。

 一方、日本には綿糸工業だけを許し、収益は戦時賠償に充てさせる。日
本はもはや脅威でもなくなる。

 とてもいい計画に見えたが、肝心の支那が共産化し、朝鮮戦争まで起き
て日本の工業力がどうしても必要になった。工業国日本は潰されずにやが
て経済大国として蘇(よみが)えっていった。

 こうなるとFDRの責任が問われる。日本を怒らせておいていざ戦火が
広まると後始末もできず。欧州諸国は軒並み植民地を失って昔の貧乏国に
戻された。

 だからオランダ人もフランス人も日本嫌いだ。同時にFDRも嫌った。

 欧州復興のマーシャルプランは有り体に言えばFDRの不始末のお詫び
を形にしたものだ。

 米政府はそれで戦後も日本潰しを画策し、支那の市場にも執着し続けた。

 ニクソンは自立外交を始めた角栄をロ事件や金脈問題で叩き潰した。

 クリントンは日本を徹底無視したジャパン・ナッシングを演出し、一
方、江沢民を国賓として招いた。

 真珠湾に立ち寄った江沢民は「日本は米中共同の敵」と演説し、先の戦
争前の米支関係を復活させた。

 一般にオバマの時代に米国の「神聖な使命」は達成されたとされる。支
那はもはや米国なしではやっていけなくなったからだ。

 米国も支那なしではやっていけなかった。だからオバマは支那の南沙領
有もウイグル人淘汰もみな黙認せざるを得なかった。

 もしかしたら主客転倒というか、支那が米国を「神聖な使命として取り
込んでいた」という疑念すら持ち上がった。

 楊潔チが米国に「強国ヅラするな」「無作法者が」と上から目線で罵っ
たこともその証の一つだ。

 支那のしばき役だったトランプを葬ったバイデンの責任は重い。

 

出典:『週刊新潮』 令和3年(2021)4月1日号

    【変見自在】支那の思い上がり

著者:高山 正之



高山正之氏の本紙連載が、単行本になりました。

『変見自在  コロナが教えてくれた大悪党』(定価1450円)絶賛発
売中。


U-24のサッカー代表がアルゼンチンに圧勝した:

まず、サッカー代表選手の方々失礼しましたと言わねばなるまい。昨29日
に北九州で開催された対アルゼンチンの2戦目を観戦して、我と我が身の
不明を恥じて、あそこまで強敵アルゼンチンを圧倒して勝ってくれた選手
たちと、サッカー協会にお詫びせねばならないと深く反省していた。

この滅多に褒めない私が褒めるほどの立派な試合振りであり、勝ちっぷり
だったのだ。感動さえしていた。何処にも批判したい所などなかった。つ
い先日まで「サッカーは見限っていた」などと妄言を吐いていたのを恥じ
た。彼らは進歩していた。

実は、第1戦ではアルゼンチンのサッカーの実態を掴みかねていた。言い
訳になって心苦しいが、解説者もアナウンサーもアルゼンチンの強さばか
りを強調するので、そうとは見えない彼らの寧ろ韓国風に当たり散らすだ
けのサッカーを見ていても、何時かは本当の力を出して我が方を圧倒する
のかと思い込まされていた。

我が方も点を取れそうな形にして貰えなかったが、彼らとてもあの強引に
切り込んでのセンターリングがなければ、1点も取れなかった程度に攻め
る形を作れていなかった。あれもこれも準備期間が短かった為だと、好意
的に解釈していたのだった。

ところが、前回から9人も入れ替えてきたという我が代表のサッカーは素
晴らしかった。前線の寄せも早く相手を思うように動かせなかったし、パ
スのコースも消していたのでアルゼンチンは無用な後陣での繋ぎのパス交
換か、縦一発に頼るしかなかった。私が褒めたいのがこの寄せの速さと、
体格の差を怖れない当たりの強さで、殆ど負けていなかったので、倒され
たアルゼンチンが感情的になって小突いたりしたのを何度も見て、我が代
表を見損なっていたと反省させられたのだった。あれならば、乱暴な当た
りの本家である韓国にも負けないと思ったほどだった。

兎に角寄せの速さ、相手のパスを巧みに横取り(インターセプションの意
味で、アナウンサーが「カット」と言うのは誤りであると思う)、豊富な
運動量、当たり負けしない強さ等々で、完全と言って良いほどアルゼンチ
ンのお株を奪っていた。

結果的にアルゼンチンはかなり苛立っていたというか焦りを見せて、パス
回しの起点となってきていた久保建英に対する当たりが必要以上に乱暴に
なってきていた。解説の松木安太郎は「だから、安全の為に久保を後半の
半ばで交代させたのだろう」と読んでいた。彼を起点として全体の息が良
く合っていたのも素晴らしかった。

久保建英君のスペインでのサッカーは常にテレビのニュースで見せて貰っ
ている。だが、テレビ局は「サッカーでは点を取る者が偉いのだ」的に報
道するので、久保君の真価は分からないままに昨夜の試合となった。私の
見る所では、上記のパスの起点となっている事、即ちゲームを組み立てて
行く型の選手であって、ゴールゲッターではないと解った。

また2度のCKから2点を追加する形になったFKの上手さと正確さも貴重だと
見た。テレビ局には何度も言ってやった事で、サッカーでは点を取った者
も良いが、組み立てた者を評価して上げないと浮かばれないのだ。

それにしても、体格と身長に優れたアルゼンチンを相手にしてあそこまで
やってくれたと言う事は、「本当に」か「現実に」と敢えて言うが、オリ
ンピックが開催されれば、サッカーは3位以内(私はオリンピックは世界
のメダル獲得競技会ではないと思っているので、メダルという表現は使わ
ない)には入れる確率は高くなってきたと思って見ていた。

森保監督はあれだけやって見せた者たちの中から、15乃至は18名を選ぶ為
には嬉しい悲鳴を上げるだろうと思わせてくれた勝利だった。一夜の出来
事でない事を心から願っている。

お仕舞いに敢えて再度言うが、「見損なっていて失礼しました。お許し
を」の立派な勝ち方だった。お陰様で楽しい一夜になって良く眠れた。前
田正晶

松本市 久保田 康文さん採録 

◆お邪魔虫共産党

渡部 亮次郎


中国では幹部でも汚職がばれれば死刑になる。それでも幹部の汚職が引き
もきらない。いくら共産主義に共鳴しても、私欲とは人間の本能に等しい
ものだからである。

こうした目で中国を見ていれば、共産党が政権を掌握している限り、人権
尊重や政治の民主化なぞは絶対実現しないと思うのが普通だが、経済の改
革開放が進むのに比例して民主化が進むはずだと考える人々がいる。特に
アメリカの人たちに多い。

中国が何故、共産革命に成功したか。それは国家権力を手中にしようとし
た毛沢東の策謀が成功したからである。国家の形態は何でも良かったが、
とりあえず貧民が国民の大多数だったので、「金持ちの財産を分捕り、皆
で平等に分配しよう」と言う呼びかけに合致したのが共産主義だった。

共産主義政府の樹立が毛沢東の望みではなかった。真意は権力の奪取だっ
た。日中戦争の終結で、日本軍の放棄して行った近代兵器を手中にして蒋
介石と国内戦争を続けた結果、蒋介石は台湾に逃亡した。毛沢東は昭和
24(1949)年10月1日、中華人民共和国建国を宣言した。

人民も共和も中国語には無い。日本語だ。畏友加瀬英明氏の説明だと、中
国語には人民とか共和と言う概念が無いのだそうだ。北朝鮮はそれに民主
主義が加わって嘘が深化している。

権力は掌握したが、人民への約束を果たす手段が無い。とりあえず人民公
社と大躍進政策が当時のソ連をモデルに実施されたが、農民は生産意欲の
低下とサボタージュで抵抗。

結果として食糧不足に陥って各地で飢饉が発生。餓死者は1500万人から
4000万人と推定されている(「岩波現代中国事典」P696)。

毛沢東の死(1976年)後2年、失脚から3度目の復活を遂げていたトウ小平が
経済の開放改革を断行。開放とは日本など外国資本の流入を認め、改革と
は資本主義制度への転換を意味した。

4つの近代化を掲げたのだ。工業、農業、国防、科学技術の近代化であ
る。今のところ実現に近付いているのは軍事の近代化である。

トウ小平は政治の近代化だけは断乎として拒否した。肥大化した経済が政
治(共産政府)を圧倒する危険を回避したのである。だから第2天安門事件
には反革命の匂いを嗅ぎ、断乎、弾圧した。

しかし発展する資本主義にとって共産党政府による様々な統制は邪魔以外
の何物でも無い。工場用地の確保一つとってみても、土地すべての国有は
障害でしかないが、自由にならない以上、共産党幹部を「買収」する以外
に方法が無い。

したがって多発する共産党幹部による汚職事件はいわば構造的なことで
あって、客観的にみれば「事件」ではなく「日常茶飯事」に過ぎない。

しかも冒頭に述べたように「私欲」は本能のようなものだ。所有を否定す
るのが共産主義の思想でも「本能」には勝てっこない。つまり共産主義体
制化で経済だけを改革開放すれば汚職簸自動的に起きるし、共産党幹部に
すれば、現状を変更するメリットは全く無いわけだ。

汚職は時たましか発覚しない。摘発で死刑になるのは不運な奴で政府の知
るところではないのだ。かくて中華人民共和国政府は汚職にデンと腰を下
ろした政権。民主化を抑え、人権無視の批判など絶対耳に留めない。耳が
左右に付いているのは右から聞いたら左から逃す為にあるのだ。

2021年03月30日

◆捏造に捏造重ねた朝日記事

【阿比留瑠比の極言御免】 

令和3年3月25日

 拉致被害者を救う会の会長である麗澤大客員教授の西岡力氏が、「また
朝日新聞が捏造(ねつぞう)した」と憤っている。元朝日新聞記者の植村隆
氏が「慰安婦記事を捏造した」などと指摘する記事や論文で名誉を傷つけ
られたとして、西岡氏らに損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁が11日付
で植村氏の上告を退ける決定をした件に関してである

 これについて朝日が12日付社会面に掲載したわずか15行のベタ記事が、
植村氏の記事について「意図的に事実と異なる記事を書いた」と捏造を認
定した判決を、さらに捏造していると西岡氏は訴える。

  反省の色なく

 植村氏の問題の記事は、朝日大阪版の平成3年8月11日付朝刊が掲載し
た「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く」で、日本軍・官憲によ
る誤った強制連行説が世界に広まるきっかけとなった。

 記事の書き出しは「『女子挺身(ていしん)隊』の名で戦場に連行され、
日本軍人相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』となってお
り、これについて東京地裁も高裁も西岡氏の主張を認めた。高裁判決には
こう記されている。

 「原告(植村氏)は、意識的に、(元慰安婦)金学順を日本軍(または
日本の政府関係機関)により戦場に強制連行された従軍慰安婦として紹介
したものと認めるのが相当である。原告は意図的に、事実と異なる記事を
書いたことが認められ、(捏造を指摘した西岡氏の主張は)その重要な部
分について真実性の証明があるといえる」

 金氏は女子挺身隊でもなければ、強制連行されたわけでもないのだか
ら、当然至極の判決だろう。

 ところが、今月12日付朝日記事は、地裁判決に関しては「重要な部分は
真実だと認定」と素直に書いたものの、高裁判決については「指摘にも不
正確な部分があると認めつつ、真実相当性があるとして結論は支持してい
た」と記している。

 補足すると、裁判用語では「真実性」と「真実相当性」は意味が異な
る。ざっくりいうと、真実性は文字通り証明可能な真実となるが、真実相
当性は事実と思ったことに相応の理由があることであり、結果的には真実
ではないということもありえる。

 西岡氏は、地裁も高裁も真実性を認めたにもかかわらず、朝日は高裁は
真実相当性しか認定しなかったかのように意図的に報じたとして、「捏造
だ」と怒っているのである。恥の上塗りならぬ捏造の上塗りというところ
だろうか

 また、慰安婦問題に火をつけて国際問題化する一因となった植村氏の記
事が捏造認定されたというのに、不正確なベタ記事で片づけて反省の一つ
も示さない朝日の姿勢も不誠実極まりない。まるで、記事によって日本と
日本人が被った被害に、何の責任も痛痒(つうよう)も感じていないかのよ
うである。 

  社の見解示せ

 植村氏の同記事をめぐっては西岡氏と同様に、「捏造」と指摘されて名
誉を傷つけられたとして損害賠償を求められていたジャーナリストの櫻井
よし子氏の裁判でも昨年11月、最高裁が植村氏の上告を退けている。この
判決時も朝日はベタ記事で済ませており、真摯に向き合う態度はみせな
かった。

 朝日は平成26年9月、当時の木村伊量社長が記者会見で自社の慰安婦報
道の一部について謝罪したが、ただのその場しのぎだったのか。このと
き、植村氏の記事について「事実のねじ曲げなどはない」と強弁していた
が、2度の最高裁判決を受けてもなおそう言い張るのか。きちんと社の見
解を示すべきだろう。

 (産経新聞論説委員兼政治部編集委員)


松本市 久保田 康文さん採録 

◆コロナ変異株に「第2世代」

高島 康司


新型コロナウイルス「第2世代の変異種」と呼ばれるものの発見について
解説したい。いま世界各地で蔓延が確認されている変異種は3つ。イギリ
ス型、南アフリカ型、そしてブラジル型だが、ブラジル型に新たな変異が
見られたという。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高
島康司)

3つのコロナ変異種

新型コロナウイルス「第2世代の変異種」と呼ばれるものの発見について
解説したい。

いま首都圏では2月7日から続いていた緊急事態宣言が解除され、かなり明
るい雰囲気になってきた。しかし、変異種による新たな蔓延の波が起こる
心配は絶えない。すでに26の都道府県で変異種が見つかっている。また東
京では感染者が4週連続でその前の週を上回っている。

世界では、すでにフランスやドイツでは変異種による感染が拡大してお
り、新たに厳しいロックダウンの措置が発動された。

イギリスと南アフリカでは、蔓延の主体が変異種にどんどん置き換わって
いることが確認されている。


すでに報道されているので周知だろうが、いま世界各地で蔓延が確認され
ている変異種は3つだ。「イギリス型」「南アフリカ型」そして「ブラジ
ル型」だ。

これらのどの変異種も、ウイルスが人間の細胞に侵入するために使う細胞
内の「ACE2」受容体に対する結合力が強く、従来のものよりも最大で70%
高い感染力を有する。

また変異がある部分が、ウイルスが細胞と結合するスパイクタンパク質に
集中している。そのため、従来の武漢ウイルスのスパイクタンパク質を前
提にして、抗体を産出するようにデザインされた現在のワクチンは、変異
型に対する効果が弱くなる恐れが指摘された。

いまのところワクチンは、「イギリス型」と「ブラジル型」には従来型と
同程度の効力が確認されているものの、「南アフリカ型」にはやはり効果
が弱まるとされている。

続々と発見される変異種

いま世界各地で新たに蔓延しているのが、こうした変異種だ。感染力が極
めて強いため、短い時間で蔓延してしまう

日本でも変異種の蔓延が目立ってきており、今後のワクチン接種の進展で
どこまで蔓延が押さえられるかが焦点になっている。

一方、新たな変異種の出現は後を絶たない。当メルマガでも紹介した「カ
リフォルニア型」や「ニューヨーク型」などの新種の変異種が続々と発見
されている。

これらの変異種も他のものと同じく、従来のものよりも高い感染力と、ワ
クチンで作られる抗体に反応しにくい性質を持つ。


もちろん、新しい変異種のなかには蔓延するまえに自己崩壊し、消失する
ものも多い。だが世界各地で蔓延してしまう変異種もある。「イギリス
型」「ブラジル型」「南アフリカ型」などはその典型だ。

いまのところ「カリフォルニア型」と「ニューヨーク型」は、名前の由来
したアメリカの地域でしか見つかっておらず、今後どうなるかが注目され
ている。

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at 10:19 | Comment(0) | 番外編

◆新彊ウィグル自治区で

宮崎 正弘

 
令和三年(2021)3月26日(金曜日)
   通巻第6841号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  中国、
H&MにつづきNIKE、アディダス、バーバリの不買運動
  新彊ウィグル自治区で生産された綿花を使用しないメーカーに嫌がらせ

 全人代終了直後の3月15日、王洋(国家副主席)は新彊ウィグル自治
区視察に出かけ、ウルムチ、カシュガル、ハミ、トルファンを巡回、工場
などを見学した。またウィグル人の民家も訪問し、談笑している写真を人
民日報などが報じた。薄気味悪い談笑風景だ。

つづいて3月19日、公安部長兼国務委員の趙克志(中央委員、前貴州
省書記)が同自治区を訪問し、主に生産大隊、監視所、訓練基地を視察し
た。いずれも陳全国・新彊ウィグル自治区書記が同道した。

ネットで炎上したのは「新彊ウィグル自治区で生産された綿花を使用し
ない」とした欧米メーカーの製品不買運動だった。その陰湿な嫌がらせ
は、H&Mにつづき、NIKE、アディダス、バーバリの不買運動になった。

ナイキは「新疆ウィグル自治区に関係する強制労働の報道を懸念してい
る。ナイキは当該地区の製品を調達していない。また契約先も、当該繊維
やスパン糸を使用していないとの確認を得た」としたため、ネットが炎上
した。

新彊の綿花は「生産大隊」が、大規模な農園経営方式で、大量に栽培
し、綿糸から製品までの工場をもち、また輸出にも手を出している。

生産大隊は革命後に派遣された食いっぱぐれ軍人たちを主力に組織さ
れ、多くの娼婦も連行して現地に根付かせたため、豚の養豚から農耕、農
作物を総合的に生産する第二軍隊の機能をもつ。一説に旧国民党の軍人が
多かったとも言う。

新彊ウィグル自治区はもともと東トルキスタンという別の独立国家だっ
たが、天然資源に恵まれており、また石油、ガス、稀少金属、石炭などが
豊富である。

これら貴重な資源を漢族が横取りしての経営で、すべてを漢族が中心と
なって生産大隊の拠点は、国土のなかでも水資源に近く、豊饒な土地を生
産大隊が占拠している。先住のウィグル族が不満を募らせるのは、こうい
うやり方にも原因がある。

米国は中国制裁の一環として新彊ウィグル自治区の奴隷工場や、人権無
視の強制労働の疑いのあるメーカーとの取引を禁止するとして、昨年11
月には厳格に施行した。アパレルメーカーの多くが、じつは中国産綿花を
使用していた。

同時に欧米では北京五輪ボイコットの声がますます高まっている。

     
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評  BOOKREVIEW 
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「日本の伝統破壊」という台本が、いまも機能している
   カルトのような少数者の意見によって人間の根源にある価値は棄損
された


小川栄太郎『保守主義者宣言』(育鵬社)
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令和三年三月十七日、札幌地裁は、男と男、或いは女と女の「結婚」
を、両性の結婚と同様に扱う訳にはいかないして、その申請を受理しない
という「我が国の公序」は「憲法違反」だと、普通の人ならひっくりかえ
るような、歴史否定の判決を出した。

裁判官らの考え方は欧米を蔽う面妖な思想に汚染されていることは明瞭
であり、欧米に蔓延るLGBTQへの阿諛追従である。

GHQが残置していった占領憲法の狭窄的解釈にねじ曲げ、「日本の伝統
破壊」という台本が、いまも機能していることを示した。

何が何でも「人権」という美名の下、人間の根源にある価値は棄損され
た。カルトのような少数者の意見が、多数の伝統的価値観を阻害し、秩序
が破壊されている。このままでは日本はトンデモナイ国になりさがってし
まうのではないか。

そこで著者の小川栄太郎氏は「全世界の保守主義者よ、団結せよ」と、
「思想の力」を問い直すのだ。

「日本のオピニオン・リ─ダーたちは、中間共同体を保持するといふ常 識
的な知恵を、まるで時代錯誤であるかのやうに否定し続けた。一方で、
財政出動による止めどない福祉国家化が、この共同体殺しに拍車をかけた。

その挙句、国債乱発が慢性化し続けている。間もなく人口激減のなか
で、税収が怖ろしい速度で減少し始めれば、わが国に何がおきるか。共同
体が荒れ尽くされたあとに、国が個人を救済する余裕を失へば、わが国の
個人は、かつてない脆弱さの只中に放置されるに至るであらう」(19p)。

そうした認識は、毎日目撃する現実によってますます深まる一方である。

ならば世界と日本を守る保守主義の思想とは何か?

日本史が明示しているのは、「自民族による適度の保守と変革によるな
だらかな展開を示してきたために、あへて保守主義を奉じて防御戦に挑む
局面は存在しなかった」と分析する小川は、強い保守の思想が出現するの
は外敵に対しての反応だったとして、激烈なナショナリズムが甦生する経
緯を考えつつ、次のように言う。

「本質的な意味での保守思想の出現は、西郷隆盛にその嚆矢を見るべき
だろう。維新政府が急進的な近代化の路線を選択したとき、最大の功臣で
あった西郷隆盛はこれに強い懸念を示し、政府から離脱した。西郷の思想
は、武士が体現していた同義性への強い愛着と近代功利主義への根深い懐
疑と要約できる」(43p)。

西南戦争は、近代化の行き過ぎに対する保守の挑戦でもあったが、西郷
軍が敗れたことによって日本の近代化は逆に推進され、保守主義の本義性
は、行方不明となったことになる。

ならば保守の基盤とは何か?

それは「広義の文学伝統にある。民族の連綿たる記憶が基になければ、
そもそも国民、民族の単位で何かを守る意味がない(中略)。日本では、
記紀萬葉以来の文学伝統と天皇伝統が、保守主義の基盤となる」(82p)。

この文学性は特攻隊の遺書にも如実にあらわれているように、現代日本
人の多くが、いまも和歌を愛する伝統に繋がっていることを強調してい
る。重厚な思想の産物が本書である。
     
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読 者之声
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  ♪
(読者の声1) 3月23日通巻6838号にて私は「事実とは異なってい
たトランプ氏の発言。米国の主要新聞ワシントン・ポストは3月12日、自
社の記事の訂正を掲載しこれがアメリカ国内では大きな関心を集めてい
る」との古森記者の報告と、「トランプの『根拠ない発言』を頻繁に報じ
ていた産経新聞のワシントン支局がいまだにこれを報じていない」ことを
指摘しました。

更に昨日のJBpressで 古森氏はその詳細を以下の如く書いておられます。

「ワシントン・ポストの1月の報道によってトランプ氏の評判は大きく傷
つけられることになったが、現在では米国の主要新聞の読者も主要テレビ
の視聴者も、同紙
のトランプ発言報道が誤報だったことをほぼ認識している。1月9日の記事
が誤報だと明らかになったことで、同紙の1月3日の記事も信憑性が疑われ
ている状況だ。
・・・ところが日本では異なる。ワシントン・ポストの記事が誤報であっ
たことがほとんど報道されていない。・・・ワシントン・ポストの今回の
誤報事件は、
日本にいながら現在の米国政治を正しく認識するための教訓だといえる。
ワシ ントン・ポストをはじめ米国の主要メディアの多くはリベラル志向
で、民 主党支持、共和党
批判のスタンスをとる。とくにトランプ氏への攻撃は政権発足時から凄ま
じかった。

だが、そうしたトランプ氏糾弾の報道の多くが偏向しており、 ときには
誤報も含まれていたことが、なかなか日本では報じられな い。・・・ワ
シントン・ポストのような民主党傾斜のメディアは、バイデ ン政権擁護
の報道スタンスが顕著である。その種の米国メディアに情報を 依存する
日本の主要メディアは米国政治の一面しか伝えられていない。く れぐれ
も注意が必要だろう。」

此処で私が指摘したいことは、産経のワシントン支局がワシントン・
ポストの誤報(虚報?)自体を今もって報じてこない体質だけではありま
せん。

もっと重要なことは、「現在では米国の主要新聞の読者も主要 テレビの
視聴者も、同紙のトランプ発言報道が誤報だったことをほぼ認識 してい
る」という「実態」を報じない事です。

なぜならこのアメリカ人のマインドへの認識が、これからのアメリカ政治
に大きな影響を及ぼし、これを知ることが将来を予測する重要な材料であ
るからなのです(SSA生)

  ♪
(読者の声2)貴誌6832号(読者の声2)。輪廻と霊魂、見えない司令塔の
「クラウド」について、KM生様が、興味深い以下の投稿をされました。

〇原文「霊魂の不滅、輪廻転生を信じない人」のために。西風の強い所に
住んでいるので, 木が風になびくように変形して成長するのが散見され
る。風は常に一定方向でもなく、その強さも季節に応じて常に変化してい
る。「正し い」変形・成長を生み出すには1。かなりの期間、風の平均
値的な観測 と、記憶をも維持する。

2。そのデータを元に木の成長、地下の根の構造をも含めての計画・ 設
計を作り、

3。それを基に、常に施工するという解析になるが、木のあ らゆる部分
を解剖しても、そんな複雑な機能を受け持つ「脳」の部分は見 つからな
い。ということは、木の本体から離れて、上記の仕事をしてい る、今の
言葉で言えば、クラウドからの指示を受けている、らしい。それ を「霊
魂」と名付けても間違いでは無いだろう。しかも、個体の木とは独 立し
て継続しているのであれば、それを「輪廻」と呼ぶのも問題ではない。

地球生命界の存在は、仏教でいう盲亀浮木ほども宇宙の中でまれな事態と
思われ、生命進化についても謎です。十数年前に、それまでは美味な食キ
ノコだった耳茸による中毒が全国で一斉に報告されましたが、あれもクラ
ウドの指令だったかも。そのクラウドは媒体、いうに言われない存在から
の指令を伝える役。そのクラウドのなかの究極の発信者は、地球生命界限
定の支配人なのか、全宇宙の主なのか──という疑問が私にはあったのです
が、最新の宇宙論ではその区別が不必要になっているのかもしれません。

宇宙望遠鏡や理論的な解明によって、われわれが観測できているのは全
宇宙のわずか5%にすぎず、ダークマター、ダークエネルギーといういまだ
知りえないものが95%をしめる、というとてつもないことです(欧州宇宙機
関、2013.3発表)。それはマクロの方面。逆にミクロの方面をみても、究
極のところは原理的に見えないらしいことが判明したり、話題の超弦理論
では6次元7次元の世界が示唆されているとか、素人のYoutube仕込みです
が(笑)。

2014年の映画インターステラーも五次元だかの世界でした。

いうに言われないものは五次元にいる?

やっぱり霊魂や輪廻は軽々に否定すべきものではないような。ただキリス
トやシャカやマホメットの天国は独善的な人間専用でつまらないので、千
の風になって犬猫鳥獣たちと漂えればと思うのですが、昔から日本人は、
生前特別の威力があったひとは、死後も個霊としての作用を失わないとい
う信仰。八日間も旅行して平気な宮崎先生は二百寿ののちも個霊として活
躍されるでしょう。(石川県、半ボケ) 
  ♪
(読者の声3)時事電に拠れば、「米インド太平洋軍は24日、北朝鮮によ
る弾道ミサイル発射に関する声明の中で、日本海を韓国式名称である「東
海」と表記した。米政府はこれまで、日本海の表記を使用してきた。

イン ド太平洋軍報道官のマイク・カフカ大佐は声明で「米国は北朝鮮に
よる今 朝の東海へのミサイル発射を認識している」と説明した。米地名
委員会 は、日本海を「通常」表記、東海などを「変異」表記と区別して
いる」。

日本側はアメリカ軍に対し、抗議すべきである。日本流に無視し続けた
ら、そのまま、日本の西にある海が東海になってしまう。(斎藤周吾)

  ♪
(読者の声4)昨年11月に行われた「大阪市解体住民投票」が、なんとか
否決され、私も安堵していたところでした。しかし、それから、せいぜい
5か月で、大阪府議会は、大阪府・市が広域行政の権限の一部を一元化す
る関連条例案を24日に可決、26日には大阪市議会でも可決する見通しだと
いいます。

大阪市議会が、自らの権限を縮小するという条例案を可決すると見込ま
れているのは、公明党の賛成によるものでしょう。

しかしながら、2回にも及ぶ住民投票の結果を軽視するという点もさる
ことながら、こうした構想は、理念的にも、基礎自治体の権限を強化する
という地方分権の
流れに逆行するものです。 

また、府内には堺市という政令指定都市のほ か、東大阪市などの大きな
都市も存在するのですから、大阪市の自治権の 一部を奪い、他の都市と
の関係をどうするのか、疑問が残ります。 

ま た、将来的に道州制を導入するとすれば、それは府県の権限を基礎自
治体 と道州政府に移譲するものですから、その動きにも真っ向から逆行
しま す。しかも、維新なる団体は道州制推進をうたっているのですか
ら、短 期・長期の政策が完全に支離滅裂でしょう。

理念的側面だけではなく、歴史的にも逆行だということは、小生が、何
度も本欄で述べさせていただいたところです。ところが、そんな歴史の基
礎知識も「弁えない」議論が横行していることに怒りを感じていました。

ところが、『週刊新潮』3月25日号の「佐藤優の頂上対決」で、佐藤氏 の
「片山先生は、住民投票で否決された、府と市を一体化させる大阪都構
想には非常に懐疑的で、逆に東京都を府と市に分けることを提唱しておら
れますね」という発言に対して、片山善博氏が、この点を明確に述べてお
られますので、以下に引用いたします。

「東京は仕事が多く複雑すぎて、一人の知事の手に負えなくなっていま
す。神奈川県知事と横浜市長を兼ねているようなものですから、限界を超
えている。組織管理の観点からも分けたほうがいいですし、歴史的に見て
も、東京市の自治を奪う形で市と府を一緒にしたわけですから、元に戻し
たほうがいいのです。」
「昭和18年に東京府市を合体させました。それまで東京市長は議会から選
ばれていましたから、一応はデモクラシーの産物です。一方、当時の東京
府知事は官選で、デモクラシーとは無縁の中央集権型知事でした。つまり
この時、府市を統合することでデモクラシーから遠ざけようとしたのです。」
「明治時代にも東京市と大阪市は知事が市長を兼ねていた時期がありま
す。それをやめて市長を新たに選任することになり、それがまた一体化し
たという流れがある。都市の自治からすれば、東京市に戻したほうが理に
適っています。」
「ニューヨークもソウルもパリも大都市自治体です。小池知事がオリン
ピックの旗をもらいにリオデジャネイロに行きましたね。あれは『東京
市』の仕事。それから豊洲市場も都営地下鉄も東京市の仕事です。東京市
の膨大な仕事がありますから、どうしても『東京府』知事としての仕事は
おろそかになる。三多摩や島しょ部まで目が行き届いていません。東京都
でも奥多摩まで行くと、抱えている問題は鳥取県の田舎と変わりません
が、放置されているように見えます。」
 佐藤氏も、モスクワも大都市自治体であり、東京都の体制は国際的に見
ても異質です、と述べていますが、大阪府・市は、この東京都とも異な
り、他の県・政令指定市とも異質な変則的体制となります。
 大阪府・市議会は、どこまで理解した上で議論したのか、大阪市立小中
学校卒業の元大阪市民として、憂慮に耐えません。(椿本祐弘)

  ♪
(読者の声)「宮崎正弘の生インタビュー」(ゲスト中村彰彦氏)で話題の
渋沢栄一について。
故堺屋太一氏は「日本を創った12人」に渋沢氏を含めているが、彼の評価
は、明治から昭和頃までは、渋沢式の官民融合体、護送船団方式が極めた
有効であったが、その成功体験故に、近年では世界についていけない悪し
き社会主義的な、硬直な現実に即応できない強固な官僚的体制になっている。
それは経済・金融活動のみならず、日本社会のあらゆる分野で渋沢文化が
浸透している。つまり渋沢制度から脱却できるか否かが、日本の未来を決
める、と。
現在の既得権益集団は、彼を神様・守護神と崇める。聖徳太子を超える。
(KM生)


(宮崎正弘のコメント)富岡幸一郎氏と佐藤優氏との共著『危機の日本
史』(講談社)が、同じ基調で、時代区分を明治、大正、戦前、戦後にわ
けて、主として日本人のメンタルな面から、総合的な、複眼の目で分析し
ていますね。

◆「黄砂アレルギー」に注意

毛馬 一三


花粉症歴の経験が全く無い筆者にとって、軽い風邪症状の一種かなと思って、余り気にも止めていなかった。

ところがとんでもない。次第に喉の違和感が痛みを伴うようになり、咳も痰も出るようになった。

そこで、慌てて近くの内科診療所に飛び込んだ。内科医は喉の症状を見た途端、「炎症がひどいですね」という。「原因は?」と訊いたら、「飛来してくる黄砂の黴によるものと思われます。花粉症ではありません」と教えてくれた。

同医師によると、黄砂によるいろんな健康被害で訪れる患者が、急増しているという。同医院から、

・抗生物質―フロモックス錠100mg(毎食後1錠・3日間分)
・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、痰や鼻汁を出しやすくする薬―ムコダイン錠500mg(毎食後1錠・7日分)
・胃薬―セルベックスカプセル50mg(毎食後1カプセル・7日分)薬を貰った。

だが、マスクを付けて外出を余儀なくさせられた1週間が過ぎても喉の炎症と咳、痰共に治まる気配が無い。再診の結果、まだ喉の炎症は完治してないと診断され、改めて下記の薬を貰った。

・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、出しやすくする薬―クリアナール錠200mg(毎食後1錠・7日間分)
・炎症を抑えて腫れや痛みを和らげる薬―ダーゼン5mg錠(毎食後1錠・7日分)
・SPトローチ0.2mg(28錠・1日4回)
・アズノールうがい液4%(5ml・1日4回)

2度目の薬を飲んだり、うがいを励行したところ、数日が経過してやっと喉の痛みや違和感がなくなり、咳と痰も出なくなった。

喉にこのような強度な症状が出たのは初めてのことだ。しかも気にはなっていた飛来の「黄砂」によるものだ。

今強烈になっている中国の大気汚染と原因が重なっているらしく、中国から飛来する「黄砂と大気汚染」が、日本に被害をなすりつけているのだ。気象庁も「中国で黄砂が急激に発生してる」と指摘している。日本が被害者になるのか。無性に腹が立つ。

話は後先になるが、<黄砂(こうさ)とは、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠または乾燥地域の砂塵が、強風を伴う砂嵐などによって上空に巻き上げられ、春を中心に東アジアなどの広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ気象現象。あるいは、この現象を起こす砂自体のこと>である。

細かい砂の粒子や、粒子に付着した物質、黄砂とともに飛来する化学物質などにより、さまざまな健康被害が生じる。

即ち、咳、痰、喘息、鼻水、痒みといった呼吸器官への被害や、目や耳への被害が目立つ。黄砂が多い日には、花粉症、喘息、アトピーなどのアレルギー疾患の悪化が見られる。>という。 
参考―フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

花粉症で悩まされるだけでなく、黄砂アレルギーで健康被害を煩わされるのでは、堪ったものではない。

ところが肝腎の黄砂による呼吸器官への被害が、増えていることにはあまり知られていないようだ。

黄砂の飛来が顕著な九州や関西では、既にこの被害が出て問題化しているが、全国にも広がるだろう。

黄砂の飛来が予測される時は、TVの「天気予報」で早めに知らせてほしい。

しかも喉などに異常を感じたら、医療機関で診察を早めに受けられることをお勧めしたい。(了  再掲)     

2021年03月29日

◆雀庵の「ヴェノナ我らの内なるスパイ網(13)

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/275(2021/3/27/土】すっかり春になって6時前
には明るくなり、雀たちが「朝飯マダー?」と待っているからボーっとし
てはいられない。


部屋に入れて保護していたブーゲンビリア4鉢などを日射しに慣らすため
に朝には外に出し、夕方には内に戻すのも面倒だが、手抜きするとすぐに
死んじゃうからやらざるを得ない。自業自得、因果応報というか、ま、自
己責任、自らまいた種ということで、「苦あれば楽=楽しみあり、楽あれ
ば苦=世話あり」、結婚や子育て、人生と一緒だな。


結婚、子育て。男は先楽後憂で短期間(10〜15年?)は楽しむものの、そ
の後は無視されたり苦労したり、女は先憂後楽で苦労するが、その後は
長ーく楽しむ、か。


女子の生理、男子の生理。男の苦しみは一種の地獄ではないか。猿と同様
で、力のあるオスは多くのメスを抱えて子孫を増やすというのが神様の与
えた初期設定だから、軟弱で冴えないオスは残念無念。


普通の男子はまずモテナイから女子の機嫌を取るために奢ったりするけれ
ど、ほとんど無駄。生理が重症化するとお娼妓さんに治癒してもらったり
するが、治療費は3〜5万円もかかる。何だかんだで金欠病を併発してトホ
ホ・・・青春は概ね悲惨になる。


会社や政府が男子の生理による負担を軽減するために補助金を出してくれ
ないかなあ、と男子は声を上げたいが、それを言っちゃあオシマイよ、女
子からは間違いなく「キモッ!」、男子からも「バカか、モテたければ出
世するしかないんだよ、出世!」なんて軽蔑されたり。男はつらいよ、
ンッタク・・・牝鶏鳴きて国滅ぶのじゃないか。


16世紀に南米は欧州人に侵略されたが、猿と同様に人間の雄は負けた雄を
殺したり追放する。猿は子供も殺したようだが、学者曰く「それは育児期
間は雌の排卵が抑制されるからで、勝者は寡婦となった雌(畑)と交尾し
て自分の子供をどんどん産またいわけ」という。人間も同様だろう。


20世紀までは近代医療が未発達で子供はなかなか育たなかった(5人産ん
でも2人しか成人しないなど)ため、とにかく安全保障のために子作りが
大事な仕事だった。


女(畑)は頑張って運がよければ一生に5〜10人ほどは産めるが、明治頃
までは成人に育つのは1〜5人あたりか。一方で男は20〜30人の女を懐妊さ
せることができるから、上手くいけば10年20年で50人ほどの子供を持て
る。第11代将軍・徳川家斉は正妻の他に側室24人、“お手付”が20人以上
で、名前が確認されている子供だけでも男子26人、女子27人とか。徳川家
を維持発展させるために世継ぎを産むのが最大の仕事だったわけだ。


敗戦国の女は自分の夫や子供を殺した敵である男と交尾するか。今の価値
観では否定されるだろうが、何万年も昔から猿と同様にそれは普通だった
ろう。白人に侵された南米では先住民の男はほぼ絶滅したどころではな
い、先住民の女は強者=白人の子供(混血、ハーフ)を競って産んだらし
い。何十代もそれが続けば、逆に純粋先住民に似たような顔つきの子供が
生まれると“まるで野蛮人、サルみたい”と嫌悪されたようだ(今で
も!)。「異端」がある時期から「正統」に転換するのだ。そして本来の
正統は原始人と蔑まれる。


日本が米国に占領されていた時代、「日本の婦女子の防波堤になる」ある
いは「生活のためには身を売るしかない」という決意でパンパンやオン
リーさんになった撫子は多かったろうが、「敗戦国に未練はない、日本は
もう終わったのだ」と勝者=白人に擦り寄った女も少なくはなかったろ
う。オンリーさんは羅紗綿(らしゃめん、洋妾)と蔑まれたが、米国によ
る占領が長引き、男が駆除されたり奴隷状態に置かれたら、今頃日本は白
人系と黒人系ばかりになっていたのではないか。女は強い男の庇護を受け
たい、そのためにはカスガイとして子供をなしたい、というのは本能だろう。


「戦争」という緊張がないと(つまり平和が長続きすると)人種、民族、
国民という結束は弱まり、男女の紐帯も怪しくなる。しかし、戦争の危機
が高まると「戦士向きの勇猛果敢な男子」の需要が高まるから、産めよ増
やせよの肝っ玉母さんも増えてくるとか。戦略家のルトワックらは戦争
(命懸けの競争)は民族、国民を活性化させると説いている。先進国の過
度の平和は確かに人口減を招き、個人主義が過度に叫ばれ、国民の結束も
劣化するばかり。人間性や文明文化を劣化から救うには戦争やその緊張が
必要だという説は説得力がある。


共産主義は家族、人種、民族、国民という結束を否定し、「共産党中央=
独裁者」への忠誠心こそが唯一の正義だという宗教である。原始以来の人
間本来の価値観と大きく外れるから未だに成功例がなく、失敗ばかりで
100年もった国はない。米国は戦後の共産主義の駆除が曖昧だったために
リベラル≒アカ(リベラルを装った共産主義独裁信奉者)が復活してし
まった。愚の骨頂。


「ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動」からの続き。


<「ヴェノナ」解読文は、米国共産党がソ連のスパイ活動を支援している
という事実を明らかにした。このことが、トルーマン政権をして1947年の
行政命令に踏み切らせたのである。これは「米国政府の公務員は合衆国へ
の忠誠心と秘密保全上の厳格な身上調査を受けねばならない」というもの
で、1950年代初めにアイゼンハワー政権がこれを強化した。


また、1948年にトルーマン政権の司法長官が、米国共産党指導者を「スミ
ス法」の反政府扇動罪で起訴した時にも「ヴェノナ」から得られた理解が
もとになっていたことが今日ようやく分かったのである。米国共産党とソ
連諜報活動とは深く関係していることは一般国民にも浸透した。


ソ連が1942年から45年(の大戦中)に行った米国に対する無制限のスパイ
活動は、あたかも敵国に対する類のもので、40年代末にはその規模と強い
敵意は「ヴェノナ」に明らかで、冷戦は第2次世界大戦の何年も前から始
まっていたのである>(とりあえず終わり)

・・・・・・・・・・・・・・・

小生は2001年の9.11米国同時多発テロで会社整理に追い込まれ、そのスト
レスもあったのだろう、胃がんで入院し、療養中に近代史をたまたま学び
始めたため10年、20年でどうにかアカ的な思考を除染できたが、アカでメ
シを食っている労組の専従、アカ団体の職員、日教組、日共、立民、朝
日、岩波などの人々は、除染する、あるいは歴史を学び直すということは
まずしない。ズブズブだからアカ利権を手放すなんて考えもしないだろう。


天動説の世界で地動説が認知されるのに紀元前300年から西暦1700年まで
の2000年かかった。宗教という既得権益集団は、この世の天も宇宙も大地
も人間も動植物も唯一神が創ったことにしているから、太陽系宇宙や、宇
宙の中心が地球ではないというような地動説では聖書の否定になり、到底
受け入れられるものではない。未だに宗教、宗派によっては天動説を唱え
ている。


アカ思想とか共産主義信仰の「マルクス教」は預言者レーニンにより、
1917年のロシア革命でマルクス神が降臨し、ソ連という“この世の天国”を
創ったことに始まる。ところがいつの間にか天国は地獄になり消滅、入れ
替わりで第2代の天国は中国になった。9000万の信者(党員)にとっては
確かに天国かも知れないが、それ以外の13億、なかんずく6億の貧者(棄
民)にとっては「飢えないけれど夢を持てない地、まるで生き地獄」のよ
うだ。実態がどんどんばれて今は世界の嫌われ者になっている。


ここに「我こそは正真正銘の正統派天国たらん」と急速に第3代に名乗り
を上げたのが米国リベラル=アカ教団である。「第2代の信仰には濁りあ
る、教義を汚している」ということなのか、ただの縄張り争いなのか、小
生にはよく分からないが、独裁政治で米国民を抑え込み、黙らせて、挙国
一致体制で中国のボス一派を倒して「正統派による赤色世界革命を」とい
う野望を持っているのかもしれない。世界はこの遅れて来たアカに「なん
だコイツ、何考えてんだ」と疑心暗鬼になっているようだ。


今どきのアカ・・・ポスト中共の世界の頭痛の主役は米国アカになり、先
進国では出生率が高まるかもしれない。米中ガチンコは日本独立のチャン
スだ。

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp

https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646

◆迫られる「米国か中国か」の選択

原 彰宏


どっちつかずで沈む日本、覚悟を決めて成長するインド        
     

日本では重要な海外情勢がほとんど報じられません。先日の米中外交トッ
プ会談では、米中対立がより鮮明になりました。日本は「米国か中国か」
の選択を迫られています。(『らぽーる・マガジン』原彰宏)

【関連】NHK受信料削減の切り札「Eテレ売却」にTV各局が反対するワケ。
田中角栄と電波利権の闇=原彰宏


※本記事は、『らぽーる・マガジン』 2021年3月8日号の一部抜粋です。ご
興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

世界情勢に疎い日本人

3月19日、米中外交トップ会談の2日間の日程が終了しました。今の世界
ツートップ会談の結果は世界が注目するところですが、日本ではあまり報
じられていませんね。

日本では国内情勢は報道されますが、海外情報はなかなか報じられないよ
うです。コロナでそれどころじゃないのでしょうか。

中東事情、アジア諸国、そして世界的会議内容など重要なニュースはたく
さんありますが、日本はどうも内向きで、世界情勢には“疎い”と言えそう
です。


日本国民が世界情勢に興味がないのか。それとも、あえて国民を鎖国状態
にしているのか。

たとえばスイスで行われるダボス会議(世界経済フォーラム)の内容もほ
とんど報じられないですし、ASEAN会議の内容も詳しくは伝えられませ
ん。G7の主要国首脳会議は一種のイベントのように伝えられますが、G20
主要20ヶ国・地域の会議の報道は扱いが軽いようです。

海外のスポーツも、日本人選手が活躍するものは報道でも扱われますが、
その競技で日本人が活躍できなければ、誰が優勝したかは報じられませ
ん。日本人選手が決勝に残らなければ、決勝戦も報じられません。オリン
ピックで、やたら金メダルを強要するのも、日本人の特徴かもしれませんね。

情報面でも心理面でも、未だ日本は「鎖国状態」だと感じます。

インドの影響力が増してきた

米中外交会談は、バイデン米大統領就任後の初の対中交渉の場です。米国
側はブリケン国務長官、
中国は楊潔篪(よう けつち)政治局員が出席しました。

米中協議が世界的に注目されるのは、かつての米ソ冷戦の様相にも似た
「新冷戦」となっているからです。

今世界では、安全保障の観点からも大きな対立構造があります。

米・豪・日・印「QUAD(クアッド)」 vs. 中・露

この「QUAD(クアッド)」に、英国も参加の意思を表明しています。

確認ですが、インドの存在感が増しており、太平洋地域を「インド太平
洋」と表記します。暖流の流れから生物地理学的に「インド太平洋」と、
海洋を1つにまとめるだけでなく、外交戦略上、QUAD(クアッド)のよう
な日米豪印戦略対話と称されるように、インドのプレゼンスが大きく増し
てきたことが伺えます。

もうインドは、無視できない存在になっているということです。

近い将来、中国がGDPはで米国を抜いて世界1位になると言われています
が、大手米銀レポートによれば、インドの名目国内総生産(GDP)は、
2028年までに、日本を抜いて世界3位になるとの予想も出されています。

中国とインドは、実際に国境付近で衝突は繰り返されていますし、新型コ
ロナウイルスでのワクチン外交でも、インドは中国をかなり意識しています。

日本では、安倍前総理が、2016年8月のケニアで行われたアフリカ開発会
議(TICAD)で打ち出した外交戦略「自由で開かれたインド太平洋戦略
(FOIP:Free and OpenIndo- Pacific Strategy)」を提唱しました。“自
由で開かれた”というところが“ミソ”です。

「QUAD」に関しては対中包囲網の様相が強いですが、日本側の立場として
は、中国を牽制するイメージを和らげたいという意図があるようでもあり
ます。

at 07:46 | Comment(0) | 原 彰宏