わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
頂門の一針 6245号
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2022(令和4年)年 8月30日(火)
打算だけで成り立つ中露の蜜月関係:宮崎正弘
開戦への備えを急ぐべし:“シーチン”修一 2.0
ドゥーギンの娘を殺したのは:北野幸伯
既得権益層の不都合:大原浩
崖っぷちに立つ現状:宮崎正弘
重 要 情 報
身 辺 雑 記
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頂門の一針(まぐまぐ)
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打算だけで成り立つ中露の蜜月関係
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【心肺停止の中国】ウクライナ侵攻で露呈した中国の二股体質 ロシア支
援も…軍事物資の多くはウクライナ製
中国は、ロシアによるウクライナ侵攻で、一番得をしたのか?
ジョー・バイデン米大統領も、ボリス・ジョンソン英首相も当初、「民主
主義を守れ」と叫び、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領
を支援した。が、長期化とともに疲労が目立ち始めた。
米国民はウクライナに関心が薄く、バイデン氏の支持率はわずか36%。
一方、ロシアにおけるウラジーミル・プーチン大統領の支持率は83%で
ある。日本のメディアは英米の複写機だから、このような冷たい空気が読
めず、いまも「ウクライナが正義」と誤解している。
ゼレンスキー氏は、英米のお膳立てで西側主要国の国会で演説できた。と
ころが、「武器をくれ、金をくれ」ばかりで、イスラエルでは猛反発を食
らった。米国は、高機動ロケット砲システム「ハイマース」や、「155
ミリ榴弾砲」など高性能武器を送ったが、戦果は芳しくなくロシアのしぶ
とさが浮上した。そのうえ、武器の横流しが懸念されている。
ロシアへの制裁に加わらなかった中国はダンピング価格で、しかも恩着せ
がましく石油とガスを輸入し、インド、トルコなどが続いた。
プーチン氏が弱みを見せると、中国の習近平国家主席が居丈高となり、偉
そうに振る舞う。
もし、このままプーチン氏がへたると、習氏は「沿海州(=極東ロシア)
を返してもらおうじゃないか。もともと、ウラジオストクは中国領だった
し」などと言い出すだろう。
ピョートル大帝を敬愛するプーチン氏は沽券(こけん)にかけても中国に
譲渡しない。両国の蜜月関係は打算だけで成り立っている。
まして、中国のミサイル、空母、エンジンなど多くの軍事物資はウクライ
ナ製であり、ウクライナのエンジニアが中国に拾われて生産してきた。ロ
シアとしては、これも欣快(きんかい=非常にうれしく気持がいいこと)
な事態ではない。
どさくさに紛れ、中国の王毅国務委員兼外相は10日間かけて南太平洋に
浮かぶ島嶼(とうしょ)国家群を回り、とりわけ、ソロモン諸島と中国は
安保協定を結んだため、米国とオーストラリア、ニュージーランドが慌て
た。次に、ミャンマーへ足を伸ばした。
高関税、新型コロナ、ウイグル問題で、中国のサプライチェーンが寸断。
孔子学院廃校、ハイテクスパイ摘発と続き、巨大経済圏構想「一帯一路」
は、パキスタン、スリランカで失敗した。しかし、米ウォール街は中国投
資を継続している。
長期的には、米国と英国、NATO(北大西洋条約機構)、そしてロシア
の疲労を待ち、一気に国際秩序の主導権を握る耐久戦に臨んでいるのが昨
今の習近平氏だと理解できる。
■宮崎正弘(みやざき・まさひろ) 評論家、ジャーナリスト。1946
年、金沢市生まれ。早大中退。「日本学生新聞」編集長、貿易会社社長を
経て、論壇へ。国際政治、経済の舞台裏を独自の情報で解析する評論やル
ポルタージュに定評があり、同時に中国ウォッチャーの第一人者として健
筆を振るう。著書に『歩いてみて解けた「古事記」の謎』(育鵬社)、
『日本の保守』(ビジネス社)、『歪められた日本史』(宝島社新書)な
ど多数。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文
夕刊フジ令和4年8月28日採録
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開戦への備えを急ぐべし
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“シーチン”修一 2.0
【雀庵の「大戦序章」85/通算517 2022/8/27/土】玄関のタタキ(三和
土)が劣化してきたので新しいフロアシートに張り替えた。そこは増築し
た場所で少し入り組んでいるから、材料を買って、古いのをはがし、掃除
し、完成するまで1日がかり、稲刈りみたいな中腰姿勢で腰がおかしく
なってしまった。
この手のメンテナンスは、1)「心技体」が充実している時か、2)カミ
サンにせっつかれるかしないと、その気にならない。加齢とともに2)が
増えてきた感じがする。「いつまで放っておくつもりなの!」なんて急か
されないと腰が上がらない。現役時代も締め切りに追われ切羽詰まって
ヒーヒー言いながらやっていたが・・・
人間はざっくりと「計画を立てる人=心配性=理性的=計画派」と「行
き当たりばったりの人=能天気=感性的=楽観派」に分類できるかもしれ
ない。それぞれ一長一短がありそうで、どちらがいいかは分からないが、
前者は理系的で真面目な堅気が多そう、後者は文系的・芸術的というか無
頼漢的、自然児のような人が多そうだ。
記者という仕事はいろいろだが、政治部や外交部、社会部の記者の場合
は、昔は「羽織ゴロ」とか「インテリヤクザ」と警戒されていた。そんな
土壌があるのか、上記のジャンルの記者は清濁併せ吞むようなタイプが向
くようだ。
部下が急ぎの仕事で半日シコシコ書いているのを見て「お、結構なこと
だ」と思っていたら、なんと取材予定表を作っていてガックリしたことが
ある。彼は理系脳のタイプで、走りながら考える、考えながら走るという
野性的なアバウトさがなかったのだが、編集作業がアナログからデジタル
のIT時代になると俄然、能力を発揮した。一方でIT化に着いていけない社
員(デザイナー)は転職してしまった。
理系脳、文系脳、いずれも大事だが、近年ではデジタル理系脳とアナロ
グ文系脳を併せ持った人が経済、政治、軍事・・・多くの分野でリーダー
になりつつあるようだ。小生もそうだが、アナログ系のプーチンや習近平
は「前時代の人」のようで、晩節を汚す前にそろそろ引退した方が良さそ
うだ。これからの世界、特に戦争においては最先端のマルチの能力が雌雄
を決するに違いない。
日本戦略研究フォーラム(JFSS)の第2回政策シミュレーション「徹底検
証:台湾海峡危機 日本はいかに備えるべきか」が2022年8月6日、7日の
二日間、東京市ヶ谷で開催された。この模様を歴史学者のジェイソン・
モーガン氏が「中国が台湾を占領し、戦車や海兵隊を沖縄に上陸させた
ら、日本はどうするか」と題してJAPAN Forward 2022/8/14に英文で寄稿
しており、機械翻訳があったので以下、ざっくりと普通の日本語にまとめ
てみた。
<この戦争ゲームのシミュレーションでは可能性の高い「恐ろしいほど
タイムリー」なシナリオが使用された。会場のスクリーンでは中国による
台湾周辺と日本のEEZ南西部への弾道ミサイル発射映像を映している。日
本の「首相」は、80年近くも話さなかった言葉で宣言した、「我々は戦争
中だ」。
この「重大な宣言」はシミュレーションの一部である。「首相」は衆議
院議員・元防衛大臣の小野寺五典氏。彼の「内閣」は主要な政治家や役
人、識者で構成されていた。
すべて机上のドリルだったが、非常に現実的だった。セッションの1つ
では、中国軍が台湾にミサイルを発射する映像が巨大スクリーンに再生さ
れた。これは訓練ではなく、その日のニュースとして報じられていた。
中国の怒りで発射されミサイルは非常にリアルで挑発的だった。日本の
有力な政治家、識者が台湾の緊急事態に備えるために集まったとき、中国
は日本の排他的経済水域(EEZ)内に上陸した。平和で民主的な隣人に対す
るむき出しの侵略行為だった・・・
シミュレーションイベントは、ほぼ一ヶ月前に暗殺者の銃弾で倒れた安
倍晋三元首相への静かな祈から始まった。2022年4月、私は前年の第1回台
湾緊急シミュレーションの教訓を振り返るイベントで安倍氏の基調講演を
拝聴した。
安倍氏は、日本の防衛費をGDPの2%に引き上げる必要性について語っ
た。彼は「戦略的曖昧さ」を終わらせ、西太平洋に戦争が起こった場合に
ステップアップする準備をすると言った。あの4月の日、識者や報道関係
者でいっぱいの部屋を見回すと、ほんの2、3年前なら、このような演説は
日本の偏向メディアでは無視されていただろう、と思わずにはいられな
かった。
安倍氏は日本人の思考を変えた。彼は人生をかけて、日本と世界の多く
の人々に「日本は良き国であり、戦っても守る価値がある」と説いたのだ。
以前、安倍氏が日本の防衛強化について話し始めた頃、東京の記者クラ
ブなどの反日常連から氏は“ファシスト”と呼ばれたものである。自称「日
本通の専門家」は我々に「安倍は日本を軍国主義に導いている、日本はア
ジアで再び大暴れする準備をしている」と。
今では、中国は大量虐殺独裁国家、北朝鮮は国とは言えない捕虜収容
所、韓国は正気の政府と反日カーニバルの吠え声を交互に繰り返す異常な
国、ロシアはウクライナの民間人を殺すのに忙しい狂気の国。米国は2021
年夏、アフガニスタンを地獄のような運命に追いやった。
この現実は、日本の多くの“平和主義者”を目覚めさせたのだが、安倍氏
のメッセージが伝わるのに随分長い時間がかかったものだ。
話を「戦時」の今に戻そう。2日間の台湾緊急シミュレーション演習で
は「日本戦略研究フォーラム」のメンバー(筆者も会員)が、「小野寺総
理」と「内閣」に3つのシナリオを提示した。チームの誰もシナリオを見
たことがなく、各セッションの開始時にほんの数分ブリーフィングを受
け、その後、彼らは本当の緊急事態のようにリアルタイムで各状況に対処
しなければならなかった。
シナリオは非常に詳細かつ現実的だった。中国の軍艦や「漁船」は、他
の中国軍とともに、日本の離島である南の島々に群がったり、台湾に向
かって移動したり、中国のメディアや政府当局が偽のニュースでフェイン
トをしたりしていた。
このシナリオはステージ外でシミュレーション司令部を率いた岩田清
文・元陸上幕僚長によるところが大きい。他の5人の退役した自衛隊幹部
とともに、岩田将軍は、日本がすぐに直面するかもしれない問題に取り組
むようシナリオを準備した。
例えば、台湾と日本はネットワークや電力網に対するサイバー攻撃など
の猛攻撃を受けた、海底ケーブルが切断された、台湾と日本の離島が孤立
した、主要都市や地域全体の停電で市民はパニックになった、フェイク
ニュースが溢れかえっていた、台湾と日本に埋め込まれた中国の工作員た
ちは、台湾と日本の当局による指揮統制を弱体化させるために偽情報を広
めている・・・
緊急時にバックアップ形式の通信が必要なことは明らかだった。日本は
中国の攻撃後に通信ネットワークが破壊され、米国から借りた衛星利用で
やりくりした。しかし、それが実際に機能するかどうかは大きな疑問だった。
緊急時に台湾や中国から日本国民を避難させる方法も議論された。「海
上幕僚長」の渡邊剛次郎・元海将は、海自の艦船では台湾難民を含む数千
人、あるいは数万人の難民を日本に安全に運ぶのに十分なキャパシティが
ないと助言した。
「米国大統領兼安全保障担当補佐官役」のケビン・メア元米国務省日本
部長は、シミュレーション後の勉強会で、「緊急時に政府が船舶を指揮す
ることを認める法律は日本にはない」と指摘した。
「経済産業大臣」役の有村治子・参議院議員は、中国との戦争はいかな
る犠牲を払っても避けるべきだとの見解を示した。有村氏は、中国や台湾
がサプライチェーンを動かし続けなければ「日本企業の半導体や希土類金
属などの必須部品へのアクセスは停滞する、日本企業は悲惨な結果に苦し
むだろう」と指摘した。そして有村氏は、不測の事態に備えるためにサプ
ライチェーンの多様化と中国からの「ソフトデカップリング」を推奨した。
「財務大臣」を務めた山下貴司・衆議院議員は、中国に金融・経済制裁
を課すことについて、欧米全体で幅広い支持を得る必要があると述べた。
海外のカウンターパートと緊密に連絡を取り合い、中国の資産を凍結し、
中国との間のSWIFT(国際銀行間金融通信協会)取引を停止することを説
いた・・・
安倍氏は台湾の緊急事態を懸念し、7月に彼の声が沈黙するまで何年も
の間、私たちに警告し続けていた。「尖閣諸島に武装した中国漁民が上陸
し、同時に台湾へのミサイル攻撃が行われる」という事態は「いつか」で
はなく、明日かも知れない。シミュレーションは非常に現実的に思えた。
私見では、日本は尖閣諸島に恒久的な駐屯地を設置する方が良いだろうと
思っている。
シミュレーション・イベントの終盤、「アメリカ大統領」のケビン・メ
アは「ほんの数年前、台湾の緊急事態を想定した出来事は狂気の沙汰だと
片付けられただろう」と述べた。しかし、今では一流の政治家や役人、識
者が懸念するようになり、人々は目を覚ましてきた。台湾緊急シミュレー
ションは、「その日」が来る前に日本が備えておくべき指針であった>
(以上)
歴史は勝者が創る。今の日本と西洋は先の大戦で事実上「唯一の勝者」
になった米国が創ったようなものだ。以来、中露北などの共産圏諸国はつ
まはじきにされ、為政者はずーっと臥薪嘗胆の気分だったろう。中露北は
米国主導の戦後世界秩序をガラガラポンし赤色陣営を増やさなければジリ
貧で、やがてはソ連のように消滅する運命だ。
追い込まれた中露北の為政者や特権階級は国家存亡の危機にある。「西側
諸国は戦争をちらつかせて脅せば譲歩する」はずだったのだが、調子に乗
り過ぎたプーチン・ロシアは露骨なウクライナ侵攻で「虎の尾」を踏み、
西側の大反発を引き起こしてしまった。中露北にとってはまさかの痛恨の
大失策だ。
この事態に中露北の為政者はかなり動揺しているはずだ。G7と多くの
G20の国から経済制裁を受ければ食糧危機という最悪の事態になり、窮民
革命で自壊しかねないのだから。
小生は「ロシアは食糧輸出国であり自給自足できる強みがある」と思っ
ていたが、現実はナント「西側諸国からのタネ、農薬、農機の輸入に頼っ
ている」のだという。服部倫卓ブログ「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ
探訪」2022/8/23「輸入なしでは成り立たないロシア農業」から。
<(ロシアのカーネギー・モスクワ・センターのA.プロコペンコという
専門家によると)ロシアの農業は、輸入品の種子に大きく依存している。
ロシアが完全自給している種は小麦だけであり、自給率はとうもろこし
58%、ひまわり73%。じゃがいもの種イモの自給率は10%、菜種は30%、
果物・ベリー類は10%から70%と様々である。
制裁によって困難に直面したのは農薬も然りで、約3分の1を輸入に頼っ
ている(主に中国、EUから)。
ロシアの畜産業は国内需要の70〜75%を満たしているが、育種の面で養
鶏業と養豚業において外国に依存している。その輸入代替を短期間で進め
るのは実質的に不可能だ。さらに、ロシアの生産者は動物用薬品のうち
70%を外国からの輸入に依存している。
イスタンブール合意(7/22のウクライナ穀物輸出再開)により、コンバ
インおよびハーベスター、そしてその部品を輸入しやすくなるかもしれな
いが、2021年にロシアの農機市場の75%は輸入品であり、主にドイツとオ
ランダからの輸入であった。
ロシアの農業生産者は、今年の収穫は問題なく乗り切れるかもしれな
い。しかし制裁の条件下では、来年の生産は心許ない。よりプリミティブ
な肥料、農薬、機械を使わざるをえなくなるかもしれない。種、育種、機
械の輸入なくしては、ロシア自身の食糧安全保障が脅威にさらされる恐れ
もある>
学ばざれば昏し・・・ロシアはクーデターでプーチンを排除、ウクライ
ナから軍を撤収するしかないのではないか。習近平はプーチンと距離を置
き始めた印象があるし、武漢肺炎対策で失敗し民心は離れ、さらに未曽有
の雨不足で泣きっ面に蜂、とても台日侵略の時ではないと思うのだが、逆
に求心力を高めるために開戦するという手もあるし・・・
いずれにせよ日本は最悪の事態に早急に備えるべきで、抑止力を高める
ために核武装も必要だ。立憲共産党など内なる敵との戦いも待ったなし
だ。試練を乗り越え日本を取り戻そう!
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★ドゥーギンの娘を殺したのは
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北野幸伯
【ドゥーギン自身】説
先日、「プーチンの頭脳」「プーチンのラスプーチン」と
呼ばれるアレクサンドル・ドゥーギンの娘が暗殺された話
をしました。
@まだ読んでない方は、まずこちらをご一読ください。
↓
https://www.mag2.com/p/news/549375この件、ロシアの諜報FSBは、即座に「ウクライナの犯行」と断定。件か
ら2日後には、容疑者をあげてきました。ナタリア・ヴォヴクという43歳
のウクライナ女性。
テロを起こして即座にエストニアに脱出したそうです。
容疑者の顔を見たい方はこちら。
↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc402edf606468d38deb12f86d30b23639703588ウクライナ側は、犯行を否定しています。
そして、この女性が犯人である件、「おかしいよね」とい
う声があがっています。
どういう理由で?
・犯人を見つけるのが早すぎる
(FSBは、反体制派が殺されたとき、全然犯人を見つける
ことができない。)
・ナタリア・ヴォヴクは、12歳の娘と常に移動している。
車に爆弾を仕掛ける危険な現場に、娘を連れていくか普
通?彼女はさらに、ネコとも一緒に移動している。
プーチンの頭脳を殺す危険なミッションにネコを連れて
いくか、普通?などなど。
そこから、「ロシアの自作自演説」がでてきます。
もちろん主張しているのは、ウクライナ政府です。
朝日新聞DIGITAL8月22日。
<事件の背景として、ロシア国民の不安をかき立て、正式
な兵の動員を始めやすくするためにロシア側が起こしたと
する見立てを紹介した。>
これは、何でしょうか?
ロシア軍は現在、「兵員不足」に悩まされています。
そこで、「動員令」を出したいが、反発が強そうだ。
わかります。誰でも、自分自身、自分の夫、自分の父、自分の息子を戦場
に送りたくありません。今回のような大義なき侵略戦争であればなおさら
です。
そこで、「プーチンの頭脳」ドゥーギンを暗殺。「ウクライナ憎し!」の
感情を煽り、「動員やむなし」の世論をつくっていく?こういうのがウク
ライナ側の説です。
もう一つ、「国民共和国軍」(NRA)が犯行声明を出して
います。NRA、今まで誰も聞いたことのなかった団体。「プーチン政権を
武力で打倒するために、パルチザン活動
をしている」そうです。
興味がある方は、こちらをごらんください。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=7ydgjekMr1c▼ドゥーギンが娘を殺させた説!
4つ目の説がでてきました。最初にお断りしておきますが、かなりぶっ飛
んだ話で、なかなか信じるのは難しいと思います。この説を語っているの
は、「ゲネラルSVR」として知られている人たち。直接話している人は、
ビクトル・ミハイロビッチと名のっています。もちろん、本名ではないで
しょう。
日本でも時々「SVR将軍」と紹介されています。SVRというのは、ロシア対
外情報庁のこと。ここの将校たちが、「政権内部の状況を暴露する」とい
うスタイルで情報発信しています。欧米メディアも諜報も、頭からは信じ
ないですが、「参考」にはしているようです。
さて、「ゲネラルSVR」は、ダリヤ・ドゥーギナ暗殺につ
いて、どう解説しているのでしょうか?
【ドゥーギン自身が殺させた】そうです。
なぜ?
全部話せば長くなるので、要約します。1か月ほど前、ドゥーギンは、FSB
の将校に会いました。FSB内の「ドゥーギン評」はわかれているそうで
す。「信者」もいれば、「過激思想を持つ危険人物」と見る人もいる。
ドゥーギンは、FSBの将校に、プーチン批判を展開しまし
た。要するに、プーチンのやり方は、緩すぎると。ドゥーギン的には、総
動員令を出して、100万人〜200万人の軍隊を編成し、ウクライナを制圧し
たいのでしょう。
ドゥーギンは、「どうすればロシア政府をもっと強硬にす
るきっかけを作ることができるだろうか?」と常に考えて
いました。考えながら散歩していると、子猫を見た。
それからしばらく歩くと、さっきの子猫とそっくりの子猫
が死んでいた。ドゥーギンはその時、悟ったのだそうです。「嗚呼、娘の
ダリヤを聖なる犠牲としてささげなければならないのだな」 と。
彼は、そのことをFSBの将校に話しました。FSBの将校もさすがに驚愕し、
すぐには信じられなかったそうです。
FSBの将校は、ドゥーギンとの会話を録音していました。
そして、その音声を、安全保障会議書記パトルシェフに聞
かせたそうです。
パトルシェフも強硬派で、「もっとガンガン攻めてウクラ
イナ全土を制圧してしまえ!」という意見の人。「ドゥーギンのアイディ
アは悪くない」と考えたのでしょう。これにボルトニコフFSB長官もから
み、「ダリヤ・ドゥーギナ暗殺」が決断されたとのことです。繰り返しに
なりますが、何のために?
ウクライナへの憎悪を煽り、総動員令を出しやすくするた
め。この辺は、ウクライナが主張する「自作自演説」とかわりません。し
かし「ゲネラルSVR」の主張は、「ドゥーギン自身が娘を殺せと提案し
た」ところが違います。
一般的には、「ドゥーギンがターゲットだったが、間違っ
て娘が殺された」ことになっています。この説では、「最初からダリア・
ドゥーギナがターゲットだった」ことになります。ちなみにプーチンは、
この陰謀を知らなかったそうです。どうやって知ったかというと、ゲネラ
ルSVRの仲間が、チクったから。
プーチンは、激怒しました。激怒した理由は、「ダリヤ・ドゥーギナを殺
したから」ではありません。「陰謀によって、自分(プーチン)の意見を
誘導しようとしたこと」
に激怒した。それで、プーチンとパトルシェフ、ボルトニコフとの関係は
悪化しました。
娘を「聖なる犠牲」にしたとされるドゥーギン。現在のところ、彼が望ん
だとされる結果は得られていません。「望んだ結果」とは、全ロシア国民
が「ウクライナ憎し!」となり、「総動員令が出される雰囲気が醸成され
る」こと。
皆さん、この話どうでしたか?ロシアを勝たせるために娘を犠牲にした?
なかなか信じるのは難しいですね。
それでも興味深い話なのでシェアさせていただきました。
この「ダリヤ・ドゥーギナ暗殺事件」。
はたして、真相が明らかになる日はくるのでしょうか?
ちなみに今回の出所「ゲネラルSVR」。
英語字幕もついていますので、興味がある方は、ごらんに
なってください。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=ebmmHUzrvU8 ━━━━━━━━━━━
既得権益層の不都合
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大原浩氏
☆安倍元首相暗殺とFBIトランプ氏捜査の共通点 既得権益層の不都
合、偏向メディアによるプロパガンダも
日米の政界で激震が続いている。7月8日に安倍晋三元首相が暗殺され、
米時間8月8日(日本時間9日)にはドナルド・トランプ前米大統領のフ
ロリダ州の邸宅に米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索が入った。国際投資
アナリストの大原浩氏は緊急寄稿で、親密だった元首脳が狙われた2つの
事件について、「共通点」や「つながり」があると指摘する。
FBIの家宅捜索についてジョー・バイデン大統領は、「事前にFBIか
ら説明を受けておらず、司法省独自の考えだ」と強調したが、良識ある米
国民のほとんどはそのような「言い訳」を信じていないであろう。
実際、FBIは民主党政権に絡んだ多数の「疑惑」はスルーしてきたとい
える。アフガン撤退の大失敗、ロシアとの駆け引きでやられっぱなし、さ
らにはインフレ対策も効果を現さず、景気後退の足音も聞こえるなど、追
い詰められたバイデン政権の「中間選挙における救済」を目指した捜査だ
といわれても仕方がないであろう。
2020年にバイデン氏が大統領就任し「政権政党」となったにもかかわら
ず、前大統領のトランプ氏をなぜこれほど恐れるのか。民主党と結託した
かのような偏向メディアやビッグテック(巨大IT)がどんな情報を流そ
うとも、「国民の支持」がトランプ氏に集まっているからだろう。
トランプ氏はクリーンな政治家だといえる。本業の不動産ビジネスでのや
んちゃなイメージが災いしているが、大統領職では年間40万ドル(約5500
万円)の給料を四半期ごとに連邦政府の機関へ直接寄付することによっ
て、「実質的に全てを返納」していたという。
「金で動かない」大統領が、米国の巨大な既得権益層にとって極めて不都
合であることは言うまでもない。大統領になるまで政治経験が全くなかっ
たトランプ氏は、政治家としての過去のスキャンダルも皆無に等しい。だ
から、議事堂襲撃事件で騒ぎたてたわけだ。
安倍氏も「政治で稼ぐ」必要など全くなかった。それゆえ、既得権益層の
思い通りにならずに憎まれるというのもトランプ氏と似ている。
安倍氏暗殺事件は、いつの間にか「政治と宗教」の問題にすり替えられた
が、偏向メディアを中心としたプロパガンダは真実を覆い隠すための煙幕
だとも思える。山上徹也容疑者の個人的恨みによる単独犯であるとの話が
流布しているが、本当にそうであろうか。
1865年のエイブラハム・リンカーン大統領暗殺事件は、熱烈な民主党支持
者の犯行との印象が強いが、実際には同時に要人を複数暗殺することで政
権転覆を狙ったクーデターだった。暗殺犯が大統領の背後に近づけたの
は、警備担当者が酒場にしけこんでいたからだという。
1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺もリー・ハーベイ・オズワルド
の単独犯だと発表された。しかし、ビルの屋上にいたはずの彼が撃てるは
ずがない、車列前方からの銃弾がケネディの額に当たる瞬間がフィルムに
残されている。
安倍氏の暗殺でも、銃弾2発のうち1発が消え去っている。
JFK暗殺の捜査資料はトランプ氏が2017年に公開を指示したが、関
係者の抵抗があったようで一部にとどまった。バイデン政権下で21年に
全ての機密情報が公開される予定だったが、22年末、つまり「中間選挙
の後」に延期された。
安倍氏暗殺事件も、「単独犯説」一辺倒でいいのか。安倍氏の存在が邪魔
だったのは「アベノセイダーズ」だけではない。外国政府などにも動機が
ある。われわれは暗殺事件の「背景」をもっと真剣に考えるべきではない
だろうか。
■大原浩(おおはら・ひろし) 人間経済科学研究所執行パートナーで国
際投資アナリスト。仏クレディ・リヨネ銀行などで金融の現場に携わる。
夕刊フジで「バフェットの次を行く投資術」(木曜掲載)を連載中。
大原浩
人間経済科学研究所、国際投資アナリスト
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文
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崖っぷちに立つ現状
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☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)8月26日(金曜日)
通巻第7440号
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崖っぷちに立つ現状は中国の小学生でも気がついている
両親は毎日家でぶらぶらしている。僕は予備校へ行かなくても良くなった
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武漢肺炎から足掛け三年、世界のサプライチェーンは円滑に機能しなく
なり、海外ツアーは沙汰止み、『地球の歩き方』は身売りして『ムー大
陸』などヴァーチャルな世界旅行へ埋没し、テレビの旅番組は何年か前の
フィルムを流している。
日本からすれば、あの行儀の悪い国々からのツアーがこなくなって、ゴミ
も減り、静かになった良かった、と潜在的に思っている人が意外に多いよ
うだ。
8月21日、中国の人民銀行は利下げを発表した。
プライムレートを0・05%下げて、3・65%に、住宅ローンは0・
15下げて4・3%とした。優遇金利がそれなら市中金利は2〜3%は高
く、ヤミ金はその二倍以上だろう。
しかし資金需要は前年比でじつに30%の激減。第二四半期のGDPはほ
ぼゼロ、欧米の経済シンクタンクは「中国のGDPは、事実上『マイナス
成長』だろう」とコメントしている。
習近平の表情から輝きが失われたのは2019年からだ。GDP成長率
は公式発表でも鈍化が明瞭だが、コロナ禍拡大に平行したサプライチェー
ンの損傷、機能低下は著しく、はてはGDPの30%を支えた不動産バブ
ルの瓦解。住宅ローンの支払いボイコット、そして各地の銀行では取り付
け騒ぎだ。
8月24日、中国当局は6兆円規模の景気対策を発表し、さらに電力供
給寸断に追い込まれた発電企業向けに4兆円の起債を許可した。また干ば
つで不振の農家にも2000億円の支援策を追加で発表した。
重慶などの計画停電の無期延期はサプライチェーンの悪化、頓挫を招
き、ホンダ、マツダなどは『中国抜きのサプライチェーン構築』を模索する。
ホンダはちなみに世界生産414万台のうち中国で162万台(日本で
は63万台)、じつに生産の40%もホンダは中国に依存しているのである。
第二十期中国共産党大会を前に、習近平は「2035年までにGDPを
二倍に、2060年までに脱炭素を達成」などと豪語してきたが、同じ台
詞を繰り返せるのか?
街から活気が失われたのはコロナの所為だと嘯いてきた。ところが、建
設中のビル工事は中断し、クレーン動かず、労働者がいないことは、明ら
かにコロナが原因ではない。不況に陥って、これから奈落の底へおちる。
その崖っぷちに立っていることくらい、小学生でも気がついている。テレ
ワークと称して自宅で両親は毎日家でぶらぶらしている。
大学を出ても就職口がない。家庭教師に予備校が閉鎖され、「僕は学習
塾へ行かなくても良くなった」と喜んでいる子供も、次第に何か異常な空
気を感じている。
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 マー
シャ・ブラックボーン米上院議員が訪台
八月だけで、米議員団の訪台は四回目。ちょっと異様?
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8月25日、午後1145,フィリピンから米陸軍輸送機UC35Aに
搭乗したマーシャ・ブラックボーン米上院議員が台北松山空港に着陸し
た。飛行場では台湾外務省北米局長の徐祐典が出迎え歓迎した。
ペロシ下院議長の訪台に際しては北京が嵐のような批判、ひきつづき米
国はエド・マーキー下院外交委員会アジア小委員会委員長、三回目はエ
リック・ボルコム議員が訪台。こんかいのマーシャ議員の単独訪台で、八
月だけでも四回となる。
マーシャ・ブラックボーンン議員は共和党タカ派の女性議員。トランプ
大統領に近い立場で、実業界にも身を置き、『保守的な女性のこころ』と
いう著作もある(70歳)。
テネシー州下院から、連邦下院議員を経て2019年に上院議員に当選
し、トランプ政策の殆どを支持してきた。米国の台湾支持派の有力議員で
ある。
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書評 しょひょう BOOKREVIEW
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 令和四年
六月十五日、増上寺の葛西氏の葬儀で弔辞を読んだのは安倍元首相だった
三週間後、おなじ増上寺で安倍晋三氏は多くの国民の涙に送られた。
♪葛西敬之『日本が心配だ!』(ワック)
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葛西敬之は財界人には珍しく本音を語り、憂国の弁を奏した。中国への
新幹線技術輸出を断固拒否した。
「われわれの商売に迷惑するから靖国参拝は止めろ」と発言したチンピラ
実業家がいた。土光敏夫や桜田武がいた頃の「憂国経団連」は、いまや
「売国経団連」と揶揄されかねないほどに国益を軽視した親中派の経営者
が目立つ。松下幸之助は泉下で哭しているだろう。
そんななかで葛西敬之氏は希有な憂国の士だった。JR東海の名誉会長である。
安倍晋三元首相の証言が残っている。
「葛西さんは靖国参拝をめぐって、中国だけでなく米国にも毅然として
態度で臨みました。私が2013年に靖国参拝すると、オバマ政権は在日
米国大使館を通じて
声明を発表。『日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動
をとったことに失望している』というものでした。葛西さんは民主党の元
上院議員らの前で反論しました。同盟国に『失望』という言葉を使うのは
いかがなものか。東京大空襲や広島・長崎への原爆投下によって、無辜の
民間人が犠牲となった。それでも戦争に敗れた日本人は米国を責めずに堪
え忍んできた。日本人は礼儀正しく、本音を言わないことが多い。しか
し、英霊への敬意と尊崇の念を否定するのであれば、われわれも口を開か
ざるを得ない」
葛西言行録はつづく。
こんどは櫻井よしこ女史の証言
「JR東海は米国への技術提供を惜しまない一方で、中国には絶対にリニ
アの技術を渡さなかった。日米同盟の強化と中国への技術流失阻止。この
二つは現在、日本が抱える喫緊の課題です。ようやく時代が葛西さんに追
いつきました。(中国の国のかたちとして)一党独裁が敷かれています
が、国家資本主義と銘打って市場経済が導入されている。ヒトラーも国家
社会主義と称して、ナチズムの手法を打ちたてていました」
葛西氏自身、こう発言した
「台湾の独立を認めない一つの中国という思想が、ヒトラーが唱えた一
つの民族、一つの言語、一つの国家に基づくオースリア併合と同じだ」。
「ヒトラーはアーリア人選民思想を掲げて国に世論の支持をかためまし
た。ホロコーストの背景には、人種差別的イデオロギーがあったわけです
が、中国の行動原理である中華思想にもとづく独善性は、ナチスの選民意
識に似ています」
「国家のリーダーに求められることは民意に従うことではなく、国民に
進むべき道を示すことです」
しっかりした言葉である。
令和四年六月十五日、増上寺で行われた葛西氏の葬儀で弔辞を読んだの
は安倍晋三元首相だった。三週間後、おなじ増上寺で安倍晋三氏は多くの
国民の涙に送られた。
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
【知道中国 2412回】
──習近平少年の読書遍歴・・・「あの世代」を育てた書籍(習78)
▽
『為革命読書』は幼い時に「急病を患い、毛主席が派遣された解放軍医師
によって命を助けられたが眼に障害が残ってしまった」雷鋼クンの刻苦勉
励物語である。
8歳になった入学の日、母親は「いいかい、我々労働者の先人は旧社会
では学ぶ権利すらなかった。それが今では、毛主席が勉強する権利を与え
てくださった。毛主席の著作をシッカリと学び、お話を心に刻み、労働者
の心意気を示すんですよ!」と励ます。
だが学校は劉少奇のブルジョワ修正主義教育路線に支配されていて、眼
に障害がある者は学校に来るな、と校門から叩き出される。雷鋼クンから
勉学の権利が奪われてしまった。
やがて「偉大なる領袖・毛主席は自ら文革を発動・領導し」、劉少奇路
線打倒の戦端が開かれる。獅子奮迅の戦いを続ける雷鋼クンは、紅小兵や
革命的教師の励ましを受けながら、左手に虫眼鏡を、右手に鉛筆を持ちな
がら日夜倦むことなく毛沢東の著作を学ぶのであった。その真摯な姿は、
「毛主席の紅小兵」の鑑と褒め称える。
『為革命読書』は、全ての少年に雷鋼を手本に「毛主席の紅小兵」たら
んことを強く求めるのであった。じつは毛沢東は目の健康に強い関心を示
していた。そんな事情が雷鋼の物語につながったかもしれないが、『常見
眼病的防治』(上海人第二医学院付属新華医院眼科編 上海市出版革命
組)が出版されている。
この本では麦粒腫、結膜炎、トラコーマなど17種類の日常的な眼病の症
状を白黒とカラーの両写真で示し、それぞれの原因を詳細に解説し、これ
ら眼病治療ための漢方・西洋双方の常備薬と調剤法を紹介するばかりか、
手術方法をイラスト入りで説明している。オマケに近眼検査表まで付いた
優れモノであり、眼病に関する「家庭の医学」でもある。
だが時は文革最盛時ならば、やはり眼病治療であろうが政治から逃れる
ことはできない。
文革開始前、「医療衛生戦線においても、二つの階級、二本の道筋、二本
の路線での闘争は熾烈を極めていた。叛徒であり内なるスパイであり裏切
り者の劉少奇と衛生部門における彼の代理人は、毛主席の衛生工作に関す
る一連の指示を長期間に亘って、しかも狂ったように妨害し、反革命で修
正主義の衛生路線を頑なに推し進め、広大な農村や山間地を医者も薬も少
ない環境に打ち捨てたままだった。トラコーマ、結膜炎、角膜炎などは現
在になっても一般的に治療をえられない」のである。
そこで、「医療工作の重点を農村に置け」との「毛主席の輝かしき指
示」を受けた「赤脚医生(はだしの医者)」の登場となる。
赤脚医生とは1950年代半ばから行われていた制度で、農作業に従事しな
がら農山漁村で医療衛生活動を進めていたセミプロ医療従事者を指す。一
定程度の学歴を持つ若い農民に初歩的医療実務を短期間(1か月から3か
月程度)学ばせ、農山漁村での公衆衛生対策に当たらせた。農村の医者不
足の解消を目指した苦肉の策でもあったわけだ。
ところが文革中、赤脚医生は毛沢東思想と結び付けられ、万能の医者と
して内外に大々的に喧伝されることになる。当時、彼らによる「マユツバ
もの」の治療や手術の模様が、文革派官製メディアを通じ洪水のように伝
えられたものだ。
「毛主席に無限の忠誠を誓う広範な赤脚医生は、毛主席の革命路線に限
りない誠意を捧げ、熱い心を込めて多くの貧農下層中農に服務する。い
ま、溌溂と胸を張る労働者出身の医者の隊伍は成長しつつあり、より多く
の工場における衛生戦線の基幹となる。
広範な医療関係者は毛主席の教えを固く護ることを誓い、『一不怕苦、二
不怕死(一に苦労を、二に死を恐れない)』の徹底した革命精神を発揚
し、『完全』に『徹底的』に労働者・農民・兵士に尽くすことを心に定め
る」。かくて毛沢東思想は万病を治せる万能薬となった。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読
者之声
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(読者の声1)戦前のユダヤ研究家の本に欧州視察中、普通選挙が日本で
もとうとう実施されることに落胆するフランス貴族の話がでてくる。普通
選挙法制定は大正14年(1925年)だから欧州の戦間期・復興期の話。
フランス貴族が落胆したのはユダヤ新聞が世論を操り、普通選挙により
衆愚政治・金権政治が当たり前になることへの危惧だった。実際に欧州も
日本も政治が腐敗堕落していくのだが欧州政治は第二次大戦後も実質的に
貴族政治なのは欧州金融やEUの選挙によらない官僚支配を見ればわかる。
旧ソ連の人間が見ても欧州委員会はソビエト最高会議と同じじゃないかと
いうほど。
第二次世界大戦後に農地解放で農地を細切れの個人所有にしたのは実質
的に日本だけだった。それが自民党の票田となり左派勢力を抑えることに
なるのだから面白い。
NHKのドラマ「おしん」ではおしんが心を寄せる農民運動に熱心な活動家
がでてくる。特高の弾圧で転向、戦後におしんと再会し,おしんを援助す
るが、共産主義の理想など農民の土地を得て満足する現実に無力だったこ
とを描く。
中国では共産党が地主を打倒し土地を農民に分配し豊かになった農村、
という人民公社設立までの1950年代の数年間を岩波や朝日などが絶賛して
いた。その先には大躍進と文化大革命の地獄がまっていたが岩波・朝日は
理想のポチョムキン村ばかり報道した。
第二次大戦後に欧州の貴族社会が続いている例として長谷川慶太郎は東
ドイツ軍の将校がみなユンカー階級出身だったと書いている。フランスで
新幹線に対抗してTGVが作られた際には土地買収は数人の地主だけで済ん
だという。
西欧は第一次世界大戦では英仏独が消耗戦だったが、第二次世界大戦で
はドイツにすぐに降伏し、ほとんど戦場になっていない。被害が大きかっ
たのは空襲を受けた英国以外はドイツの都市部とポーランド以東であり、
ソ連、とくにウクライナがひどかった。パリは燃えなかったし早々に降伏
したイタリアもソ連の破壊の凄まじさと比べたら小競り合い程度のものか
もしれない。
独ソ戦初期にオーストリア軍に従軍した日本人記者の従軍記を読んだこ
とがあるが、ベルリンから2000kmも攻め込み、いたるところ廃墟のロシア
寺院がある。これが革命政府によるものだと共産主義の恐ろしさを伝える。
ある村では顔から血を流す少女がいた。第一次世界大戦にも従軍したオー
ストリア兵はすぐに手当をするが、話をきくとソ連兵を匿っていた少女が
両手を上げ、オーストリア兵が近づいた際にソ連兵が発砲してきたため腹
いせに顔を切られたという。オーストリア兵いわくドイツ兵なら間違いな
く殺されていただろうと付け加える。このあたり文明のオーストリア、蛮
族のプロイセンという欧州的価値観なのだろう。
かつてのプロイセンが現在のアメリカに重なる部分がある。ナチスの残
党を引き受け、世界中で社会主義政権を潰し、力こそ全てのアメリカ。一
方でフランクフルト学派という文化マルクス主義に教育も司法も侵されキ
リスト教の建国理念など忘れさられた感があるアメリカ、右も左も全体主
義ではいずれ滅びる日が近いのかもしれない。
新型コロナ騒ぎと世界経済フォーラムのグレートリセットで影の支配
層が大衆を管理しようとする試みは世界中で反発を招いた。ロックダウン
やワクチンパスポートに熱心だったのがカナダであり、また反発も大きく
ワクチンパスポートなどうやむやになってしまった。
カナダは英国の実験場みたいな面があるが、一般国民は過去英国のいい
なりに戦争に参加させられた反発もある。旅行中のカナダ人は戦争好きの
アメリカ人と一緒にされたくないとカエデのカナダ国旗を身につける。
ニュージーランド人もガサツなオージーとは違うとキウイやらをアピール
する。中国に対する反発が大きい国で日本人が日の丸で日本人アピールす
るようなものかもしれない。
ウクライナ情勢では KievなどGoogle翻訳でウクライナ語読みのキーウ
になっていたのがいつの間にかキエフに戻っていた。欧州からの援助は激
減、支援に熱心なのは英米だけかもしれない。ウクライナではゼレンス
キーが農地をアメリカ企業や中国企業に売り飛ばす段取りだったという記
事もあったが真偽不明。
ロシアメディアの報道ではカナダで修理していたシーメンスのパイプラ
イン用タービン5基の移送許可が下りたとか。またサハリン2プロジェク
トには三井物産・三菱商事とも権益維持のため新会社に参画と報道。
ドニエプルペトロフスクの鉄道駅がミサイル攻撃された件ではウクライナ
は子供を含む25人が死亡したとつたえ、ロシア側ではウクライナ軍の部隊
にイスカンデル・ミサイルが直撃した結果、200人以上のウクライナ軍予
備兵と10ユニットの軍事装備が破壊された、としている。どちらも大本営
発表だから割り引いて聞く必要があるが、アメリカ供与のHIMARSが射程を
70kmに制限したものに対し、イスカンデルは最大射程500km。RUSSIA
BEYOND に解説記事がある。
https://jp.rbth.com/science/83593-iskander-m-donna-heiki(PB生、千葉)
(読者の声2)「蜜蜂の踊り」と「直接民主主義」について。
一人の女王を担ぎ、数百の働き蜂は、言論の自由を行使し、独自に得た
貴重な一次報道を「踊り」の言語で伝え、それを人民は見て評価し、それ
ぞれが独自に判断し行動に移す。
踊りとは「どの方角に、どの距離に、どの様な量の蜜がある」という情
報・報道である。指導者、独裁者、女王蜂が、それを見て全員の行動を指
揮するのではなく、各自が自分の知識と経験と能力に基づき、自分の責任
で判断し、結果を生み出す。
この仕組みは、自由資本主義・直接民主主義の理想的な現実化の様に見え
る。NHKや朝日のような曲がった組織に依存せず、個人が個人に対して
「正直に」表現するネット情報拡散方式は、蜜蜂の仕組みに近い。
大事な点は、ミツバチは自分で自らの足で、舌で集めた最新の情報を気前
よく、タダで拡散することにある。そしてそれを真剣に見る行動力のある
視聴者がいる。
しかし多くの人間は「個人の私有財産、所得」が保障されないと、種
族、全体の利益の為には全力を尽くせない。
日本の有識者の動画を見ていると、なかなか良い話をしているが、本題に
入ると、「この先は有料になります」と閉じられてしまう。
前金を要求する娼婦の如く。あるいは延々と自分の書籍、ブログの宣伝を
恥ずかしげも無くしている。日本人論者の貧困化は、それ程酷いのだろう
か。かつて「武士は食わねど高楊枝」を咥えて、満腹している体裁を見せ
ていた。
近年、米国でも「断食」が知識人、高額所得者の間で流行っていて、デ
ブは下層階級・低知能の印になった。
そこで、例によって弱者を擁護する政治的配慮が働き、信じ難いがデブの
モデルが水着の宣伝などに出てくる。世も末。劣化が止まらない。
1960年代前期の映画を見ていると家を出るときは、男は帽子、背広にネク
タイが当然であった。見かけなど関係無いと言う文化になったが、私が気
に入っている論者たちは、相変わらず古めかしい背広を着ている。服装に
思想が現れるらしい。(在米のKM生)
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重 要 情 報
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◎何故スワローズは勝ったのか:前田正晶
今や時代は「勝ち方を知っている」だけでは済まない時代なのである。昨
日は「勝ち方を知っているかどうかだ」と表現したが、優勝した経験がな
い指導者である三浦大輔監督は、日本シリーズまで制覇した経験がある高
津臣吾監督に1点及ばす敗戦となった。
だが、私は敢えて「この両者の力量の差は1点だけのことではない」と指
摘しておきたいのだ。それは、三浦監督が単に「勝ち方を知らない」とい
うだけの問題ではなく、彼には「自分のティームを率いて優勝した経験が
ない点」を指して言っているのだ。即ち、彼は未だ「勝ち方を知らぬ指導
者」の域にあるのだ。
この辺りは、一度は問題を起こして元の2部にまで落ちていた日本大学
フェニックスを、任期の3年目に甲子園ボウル出場まで持っていった橋詰
功前家督が語っておられたと仄聞した「勝った経験が無い指導者の下で
は・・・」のことを言っているのだ。一寸聞いただけでは「勝ち方を知ら
ない」というのと同じ事のように聞こえるが、勝った経験がある指導者は
どのようにしてティームが勝てるように指導するかを承知している点が違
うのだと思っている。
私はスワローズの場合は昨年の経験で選手たちも「勝ち方」を会得したこ
とが大きいと思っている。それは揺るぎない勝ち方の自信を持っていれ
ば、平常心でどのような難しい局面にも対応できるのだ。
これは、何も野球だけのことではないのだ。今や我が国は言うに及ばす、
全世界の多くの国々が未だ嘗て経験したことがないような国の内外に困難
な問題を数多く抱えている。これらに対処する際に指導者がふらついてい
たのでは何ともならない。指導者には「経験」が必要な時代なのだ。で
は、全世界の何処に経験豊富な指導者がいるだろうか。
敢えて言えば、我が国はその大変な時期に「如何にして難局に対応してい
くか」について、豊かな経験持ち主である安倍晋三元総理を失ったのは、
悔やんでも悔やみきれないと思うのだ。
◎下記の投稿が、30日に掲載して頂けても遅いのですが、敢えて再度投稿
します。=前田正晶
昨日の22時近くに結果が出ていたように、スワローズが村上宗隆の素晴ら
しいホームランで勝っていました。
上原浩治はスワローズ対ベイスターズの優勝争い?は今夜の3戦目次第だ
と言った:
今朝ほどのTBSの関口の時間に出てきた上原浩治が「スワローズが優勝す
るかどうかは今夜のベイスターズとの3戦目次第」と言っていた。一時は
スワローズがベイスターズを17.5ゲームも引き離していたものが、多くの
COVID感染者を出したこと等もあって、今回の3連戦前ではベイスターズが
4ゲーム差までに迫っていた。ところが、スワローズが奮起して昨夜まで2
連勝して6ゲームと引き離しに成功していた。
そこで、今晩には上原が言う3戦目があるのだ。私は12球団の何れも贔
屓にしておらず、ただただジャイアンツを好ましく思っていない野球愛好
者である。そこで、この両ティームの優勝争い(なのだろうか)では、折
角リーグの2連覇がかかっている以上、スワローズに勝たせてやりたい思
いはある。だが、今夜の試合については、先頃取り上げたばかりの「スワ
ローズには前日の試合での打ち過ぎによる心身両面の疲労が残っているの
では」との不安材料がある。
それと言うのも、何故か肝腎のこの試合のテレビ中継が無かった昨夜は
不慣れなスマートフォンを駆使して試合の途中経過を調べていた。それが
9対1と解った時点で調べるのを止めて寝てしまった。今朝新聞を見れば、
何と23安打に7本塁打で16点も取っての大勝利だと知った。「これは不味
い」と感じていた。即ち「23本も打ち続ける間の緊張感と長すぎるオフェ
ンスの時間で、意外にも勝利者の方が敗者よりも疲労したのではなかった
か」という懸念というか問題があるのだ。
換言すれば、ろくに打てておらず負けてしまったベイスターズの方が草
臥れていなかったのかも知れないと、経験上も言えるのだ。余り自慢にな
らない経験だが、負け試合では自分の思うようには展開せずに、相手にい
いようにやられる一方で、何をしていたか分からないうちに試合が終わっ
ていて、殆ど疲労感が残っていないから言えるのだ。言うなれば、ベイス
ターズの方は体力も気力も十分に残してあり、昨夜の仕返しをしようと懸
命に当たってくるだろうと予想している。
そもそも、以前にも指摘したことで「ベイスターズには12球団全体でも
珍しいほど優れた打者、佐野・牧・宮崎・雑ではあるがソトが揃っている
のだ。但し、ラミレス前監督以前からの雑な野球から未だに抜けきってい
ないのが悪材料だ。一寸信じられないような非常識で緻密さを欠いた試合
運びをするので、中々上位に浮かび上がってこられなかったのだ。投手陣
にも今永はいるが、本当の意味でのエースはいないと見ている。
尤も、投手陣が不備という点ではスワローズも似たようなものだが、打
つ方には何といっても村上宗隆がいるし、塩見も山田も未だ未だ注目すべ
き存在だ。加えて、8番打者の長岡もいれば、9回になると「ここぞ」とい
う時に打つ中村悠平もいる。スワローズに残された最大の利点は「昨年
リーグ優勝し、日本シリーズも取った」という実績だ。私の好みの言い方
では「勝ち方を知っている」のは何物にも代え難い利点である。
という次第で、幸い今夜はNHKが中継する試合を楽しみにしている。
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身 辺 雑 記
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30日の東京湾岸は雨。
渡部亮次郎わたなべりょうじろう86歳。
元NHK政治部記者。当時「文芸春秋」に「赤坂太郎」で
政治評論を書いた。1字10円だった。
仙台、盛岡局勤務の後、東京の政治部へ。河野一郎を
担当。河野先生は酒 を一滴も飲めなかった。毎夜、赤坂の料亭に立ち
寄っていたが、お膳を前にお茶を飲んでいたとは。呑み助の私には想像も
できない。
外務大臣秘書官。その後、社団法人の理事長を18年間。
現在は年金生活者。メルマガ「頂門の一針」主宰者。
秋田県生まれ1936年1月13日。どこといって故障個所は無いから100位まで
は生きるだろう。このメルマガの届かなくなった日が私の死亡日です。
兄は81で、姉は91で死んだ。遺伝の話をすれば、 父親は60代に死んだが
母親は98まで生きた。
渡部 亮次郎
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渡部 亮次郎