2008年08月03日

◆橋下大阪府知事に異議あり

                      川原俊明(弁護士)

今、橋下府知事の意見として、伊丹空港廃止の検討が取りざたされています。大阪府の財政再建と称して、削減策ばかりを説く、府知事の姿勢には、大いに疑問があります。

「大阪府は破産状態にある」「歳出は、歳入の範囲内で」、それ自体は、もっともらしい発想ですが、府知事には、現在の固定化された歳入額しか念頭になく、歳入から歳出を引き算する、という単純すぎる発想では、大阪の未来はありません。

ましてや、府知事の単純計算のおかげで、大阪の文化をなくし、私学の伝統を切り捨て、大阪の玄関口まで閉ざしてどうする、というのでしょうか。

長年の歴史の中で大阪に根付いた文化を育てるどころが、「金がない」の一言で切り捨てるのは、言語道断です。タレント弁護士として、人気を誇る橋下氏の手法は、明らかに「府民の受け」のみを意識しています。

弁護士の破産管財人的発想では、大阪は、店じまいをしなければなりません。弁護士といえども、行政に経営的感覚をもたないといけません。今のままでは、大阪の未来を展望するどころか、大阪の経済・文化を切り捨てることになります。

府の与党は、大阪府予算案を承認したわけですが、今の政治家が、目先の票集めのことしか念頭にない態度には幻滅を覚えます。

いくらタレント性があり、人気があったとしても、その政策が、もし、間違っているとするならば、府民は、大いに批判すべきです。

橋下府知事の大阪府に対する今の認識では、大阪の地盤沈下は、ますます加速するでしょう。東国原宮崎知事のまねをして物産展に姿を現すだけでなく、100年先の大阪府を見据えて、大阪の経済活性化を考え、府政を司るべきでしょう。

この記事へのコメント
百家爭鳴之“水都大阪”
奉天渡普
想看到“水都大阪”的議論文章。
謝謝!
Posted by 奉天渡普 at 2008年08月06日 18:18
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