2008年09月15日

◆沖縄産モズクから腸の薬


渡部亮次郎

モズクは苦手だが、大腸菌O―157に対する殺菌効果を発揮するなど腸内環境改善作用が確認できたとして、薬品利用の特許が申請される。

<水産物加工・モズク製品販売を展開する海産物の「きむらや」(鳥取県、木村隆之社長)はこのほど、オキナワモズク(本モズク)などに含まれる「フコイダン」に腸内環境改善作用が確認できたとして、薬品利用の特許を出願した。

「きむらや」は昨秋から今春まで、鳥取大学の協力を得てフコイダンの腸内環境改善作用を研究。腸過敏性症候群と呼ばれるストレスなどを原因とした下痢や便秘の改善が見られたという。

同社はこれまでに、「フコイダン」による抗がん剤の副作用の抑制効果でも特許を取得している。酢の物の需要が頭打ちとなり取引価格が低迷する沖縄県産養殖モズクの新たな需要拡大に、県漁連なども期待を寄せている。

フコイダンはモズクやメカブ、コンブなどの海草類に含まれるが、含有量はオキナワモズクが最も多いという。

同社は1996年、製造する味付けモズクが大腸菌O―157に対する殺菌効果を発揮したことを発見。以降、食品としてだけでなく医薬品などとしてオキナワモズクの可能性を研究している。

2006年にはがん細胞と同時に正常な細胞も破壊する抗がん剤の副作用から正常細胞を守る働きも発見し、特許を取得した。

当面は特定保健用食品として液状や粒状の「腸内環境改善剤」を販売する方針で、同時に医薬品としての実用化も目指すという。商品は子会社のキムラヤファンクショナルフーズでネット販売する。
URLはhttp://www.fucoidan1.jp/index.html

沖縄県漁業協同組合連合会(下地敏彦会長)の担当者は「定番の酢の物の需要は頭打ち状態だ。開発は新分野での需要開拓につながる」と期待を寄せた。同時に今後は県内でも2次加工品の開発を進める必要性も指摘した。>琉球新報 2008年9月10日


モズクを食べるのは日本人ぐらいだろう、と思ったが台湾でも食べるようだし、身体にいいと分かったからには、やがてハンバーガーの人も食うだろう。

雪国の海では採れない所為か、秋田生まれの私は東京で大人になったけれど、だからと言ってモズクの酢の物は苦手な食べ物のトップである。

腸は記者時代、水害取材で赤痢にやられて以来、強くないほうだから液状や粒状の「腸内環境改善剤」が販売されたら買いたいものだ。

ところでモズク(水雲、海蘊)は、褐藻綱・ナガマツモ目のうち、モズク科やナガマツモ科に属する海藻の総称。枝分かれのある糸状藻類である。漢字表記では「藻付く」とも。

長さは数十cmほどもあるが、幅は1―数mmほどしかなく、各所で枝分かれする。表面には多糖類が分泌されており、手で触れるとぬめりがある。

おもに熱帯から温帯の浅い海に分布する。日本沿岸では冬から春にかけて、光が届く潮下帯の岩礁に生えるが、夏には他の海藻類と同様に枯れてしまう。

ホンダワラなど他の褐藻類に付着することから「藻付く」という名がついたといわれる。オキナワモズクなどは褐藻ではなく石に直接付着する。

主産地は、日本では沖縄県、日本国外では、トンガが特に有名である。台湾などでも、髪菜(ネンジュモ)の代用品としてオキナワモズクの養殖が試みられており、「海髪菜」という商品名を付けている。

食材としては、食酢で和えた「もずく酢」や、塩に漬け込んだ塩辛などが一般的である。土佐酢、三杯酢などと合わせてプラスチック容器に入れ、そのまま食べられるように加工した食品が主に流通する。

他にも生のモズク(あるいは塩漬けを十分塩抜きしたもの)に衣をつけて天ぷらにしたり、吸い物、雑炊などにも利用される。沖縄では衣が厚い独特のてんぷらにソースをつけて食べる。

海中に自生している時は褐色だが、他の褐藻類と同様熱湯に通すと緑色が出てくる。噛むとワカメのような歯ざわりがあるが、表面の多糖類のため、ぬるぬるとした食感が先に立つ。

成分

ぬめり成分―多糖類(食物繊維)
フコイダン(Fucoidan)―フコース
アルギン酸
フコオリゴ糖
キシロース
カロテノイド - フコキサンチン(ビタミンAの1つ)
アラキドン酸(必須脂肪酸・ビタミンFの1つ)
ビタミンC
ビタミンK
エイコサペンタエン酸(EPA)
フコステロール
アミノ酸 - グリシン
無機質 - マグネシウム、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、鉄

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2008・09・11

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