2008年10月03日

◆箸にも棒にも掛からない



        渡部亮次郎

標題の意味は@どうにも取り扱えないもののたとえA何の取柄もないことのたとえ(『岩波ことわざ辞典』)。麻生総理にとって小沢代表が「箸にも棒にも掛からない」代表だろう。

来日したケ(トウ)小平閣下に教えられたことがある。中国の箸が長いのは、両脇の客に料理を取ってやる必要があるから。つまりは主人と客人は同一の料理を食する。「毒殺」の意志のないことを証明するのだ、と。

昔は中国でも日本でも招待した客が油断したところで食事に毒を盛って殺す事が多かった。日本では町奴の頭領・幡隋院長兵衛(ばんずいいんちょうべい)が争っていた旗本奴の首領水野十郎左衛門
に招待され、風呂に入ったところを殺された例がある。歌舞伎にもなっている。

中国で毒殺に使われた毒は「砒素(ひそ)」だったらしい。即効性が買われた。それを見破るために銀製の箸が工夫された。砒素がつけば銀は黒くなるからバレるわけ。

5000年前の中国で、煮えたぎった鍋から食べ物を取り出すのに2本の木の枝を使ったのが箸の始まりと言われている。

世界の約3割の人が、箸で食事をしているとの統計もある。現在、日本、中国、台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジア、モンゴル、韓国、北朝鮮などの国と地区で日常的に使われている。

但し、すべての料理を器ごと持ち上げて食べるのは日本人だけ。韓国人は日本人を馬鹿にする一方で、置いた皿に顔をくっつけて「犬食い」して日本人を苦笑させる。

日本料理や中華料理の世界的な普及により、欧米諸国でも、箸を使える人は少なくない。むしろ学校給食で正しい使い方を教えられてない子供が多くなっているという指摘もある。

宇宙の無重力状態では食事には箸が不可欠だそうだ。スプーンやフォークでは「掴む」ことは難事だろう。その点、箸は掴むだけでなく、割いたり、纏めたりも自由。日本の食文化は箸文化でもある。

しかし、箸の正しい使い方を知らぬ人の増える事は、日本料理の世界普及と共に醤油が外国でよく売れるのに、日本での消費量が少しずつ減っているのと似たような話では無いか。

ところで箸は、日本では、6世紀以前までは食事は手で食べていた。箸の文化は無かったが、遣隋使が日本へ箸を持ち帰り、聖徳太子によって広められたとされる。

食事に用いられる箸の典型は、日本のものでは短い木に漆・合成樹脂を塗ったもので、塗り箸と呼ばれる。日本の箸は先が細くなっているものが多い。

これは骨付きの魚を食べる際、骨と身をより分けやすくするためで、(食卓の上で各自が料理する)日本の箸は、塗り箸など木製が古来から主流であり、次いで竹製が使われる。現代では子供用や一部の食堂などでプラスチック製もよく使われる。

日本の箸の主な産地は福井県の小浜市。他にも産地はあるが、それは漆器の産地とほぼ重なっている。

小浜市の 若狭塗は貝殻や卵殻、松葉が神秘的な模様を生み出す伝統工芸品から大衆の塗り箸、更には携帯箸、子供箸まで幅広く生産されている。全国の箸の80―85%の生産量を誇る箸の一大産地だ。

中国のものはやや長く、先もその反対側も若干細くなっているが、日本の箸に比べてそれほど細くはなっていない。円柱型や四角柱型が多く、また四角形型のものも、食べ物を挟む部分はたいてい円柱型をしている。

最も高級なものは象牙を用いるが、普通は竹や木を用いる。またプラスチック製の箸を用いるところもある。

朝鮮半島では戦乱が多かったため、箸に耐久性が求められた。そのため短く、やや平たい金属製のものを使うことが多い。鉄製などがあるが、現代の韓国ではステンレス製が主である。

歴史上では、支配階級を中心に銀製も使用された。これは硫黄や砒素と反応し変色するため、暗殺を未然に防ぐ効果があった。庶民に暗殺事件はあったかなかったか、貧しい者は銀箸など求められなかった。

日本には箸にちなんだ諺や言い回しが多い。

箸が転んでも可笑しい年頃(十代後半の感情豊かな女性)
箸が進む(食が進む)
箸が端
箸の上げ下ろし
箸より重いものを持たない(裕福な家の子女)
箸を付ける(食べる)
箸を取る(食事する)
塗箸で芋を盛る(滑って難しい)

また、割れ目の入った細長い木片または竹片を縦に2つに割ることで箸になる割箸もある。これは使い捨て用の安価な箸として、店舗などで販売される弁当や一部の食堂などで提供される。

以前は材木として役に立たない木片や間伐材を使っていたが、近年の需要の伸びから森林の乱伐につながり、問題視されていると『ウィキペディア(Wikipedia)』は書いているが嘘。逆。間伐材が売れなくて山林所有者は困っている。杉の柾目の高級割り箸をもっと使ってください、と。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




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