2009年01月01日

◆マスコミの麻生降ろし

      渡部亮次郎(全国版メルマガ「頂門の一針」主宰)

<加藤・山崎氏が新党視野、来月にも新たに勉強会
激震・麻生政権>(2008年12月30日03時04分 読売新聞)

新聞は今回から元日が休刊なので、この記事が読売の麻生政権に贈る「お年玉」である。このところ露骨なぐらいに麻生政権の脚引張りを続けてきた読売新聞が遂に公然と麻生降ろしに化けの皮を脱いだのである。

<自民党で年明けから、離党や新党結成などの分裂含みの動きが強まる情勢となった。加藤紘一・元幹事長と山崎拓・前副総裁らは次期衆院選前の新党結成を視野に、1月にも新たな勉強会を発足させる>。そうは言っても勉強会の主だったメンバーが明らかになっていない。

仮に近くあきらかになるとしても、既に旬の過ぎた老骨に敢えて群がる酔狂者がいかに落ち目の自民党とは言え、そんなに驚くほど数がいるとは思えない。それなのに「若手にも動き」と報じて脅しをかける。

<また、道路特定財源の一般財源化を巡る政府の対応に反発する中堅・若手議員の一部が関連法案の採決で造反を模索している。民主党側も、自民党内の造反・離党を誘う動きを強める構えで、1月5日召集の通常国会は政界再編につながる緊迫した展開が予想される>。名簿を明らかにしていないところを見ると読売政治部の「希望的観測」ととるべきだろ

<加藤、山崎両氏らの勉強会は「日本の国のかたち、あり方を考える」を主題に、自民党議員と、学者や文化人も交えて5〜10人規模となる見通し。構造改革路線を批判する立場から、「行き過ぎた市場原理主義の是正」を旗印とした勢力の結集を目指すとしている。民主党議員の一部を連携相手に想定しているとされるほか、公明党との協力を探る可能性があると見られている。

一方、道路特定財源の一般財源化では、新たな「地域活力基盤創造交付金」の使途の8割が道路にあてられる予定で、「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」の河野太郎、水野賢一、柴山昌彦の各衆院議員ら自民党の中堅・若手が「骨抜き」と反発。政府が1月下旬をめどに作る関連法案に関しても、「新交付金に縛りをかけるなら賛成し難い」と態度を硬化させている議員もいる。

定額給付金事業では、先の衆院解散要求決議案の採決で造反した渡辺喜美・元行政改革相が、同事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案に反対する可能性を示唆。自民党内で同調者が出る可能性がある。

一連の動きには、麻生内閣の支持率急落などが作用している。参院で主導権を握る民主党は同党会派単独では参院の過半数がなく、自民党の一部との連携を模索する動きが出ている>。

それ見たことか。新党グループの規模は学者や文化人という「膨らし粉」を入れても最大10人規模。そんなものに血道をあげるほどの暇人は居るまい。もともと何もできない2世、3世議員ばかりの自民党。ボンボン議員ばかりだから政党に不可欠の躍動力を失ったのだ。

それだから自民党に決別するといったのでは自己矛盾。自らの尻尾を追いかけてから回りする犬に似ていないか。確かに新党の必要性こそは現下の日本政界に迫られた必然性のある宿題である。しかし加藤、山崎といった売れ残りの半端者が中心になったのでは、纏まるものも纏まらない。

読売は麻生への歓迎されざる「お年玉」を纏めるため誰かをけしかける必要があったのだが、乗ってきたのがこの2人ではのっけから竜頭蛇尾と貶しておこう。

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