2009年01月22日

◆哄笑!日中共同歴史研究

渡部 亮次郎

日中歴史共同研究、両国の溝埋まらず 中国「天安門」削除をと産経新聞が1月16日付け誌面のトップで報じたから笑ってしまった。歴史的事実をどうやれば削除できると言うのか。

どのように否定したところで天安門事件は存在した。テレビを通して全世界が見た。死傷者の数こそ"確定"していないが、全世界は歴史的事実と認識している。

その「歴史的事実」をこのタイミングに発表すれば人民を刺激するというが、歴史を政治でゆがめようとするもので、中国の学者たちは科学者とはいえない。日本なら御用学者とか似非学者と非難されるところ。

庶民は、このことを知らないから黙っているだろうが、産経新聞の記事を一瞥すればおそらく仰天する事だろう。「学者とは科学を肯定する人たちのことじゃなかったのか!」

何度も呆れるが,中国共産党とは、まったくもってご都合主義を科学とする集団ではある。

<【北京=野口東秀、矢板明夫】日中両国の有識者による歴史共同研究で、民主化運動を武力鎮圧した天安門事件(1989年)に関する日本側の記述を中国側が「極めて敏感」な問題として削除するよう求めていることが関係者の証言で明らかになった。

天安門事件から20年の今年は「政治的に敏感な年」(中国当局者)で、世論引き締めを強化する中、中国政府は国民を刺激しかねない記述には神経をとがらせており、研究報告書の公表が大幅に遅れる原因にもなっている。

戦後の日中関係史の部分で、双方の意見の相違が露呈。天安門事件(6月4日)については、現代中国に対する関心を高める大きな出来事。日本側は「避けて通れない史実」として報告書に盛り込んだ。

ところが中国側は「今年は事件20周年」で敏感な問題と懸念を示した。天安門事件の死者数は数百人とも千人以上ともいわれるが、真相は公表されていない。再評価を求める声もあるが、中国政府は「反革命暴乱」とした公式評価を変えようとしていない。

また、日本側は戦後の日中関係に関し論文で、「中国政府の青少年に対する愛国主義教育が日中戦争の歴史を過度に強調、戦後の日本を客観的に評価していないことが両国関係に悪影響を与えた」との主旨の記述をしているが、中国側はこれにも猛反発し削除を求めてきた。

中国側の学者は報告書に対する国民感情を考慮していることを示唆しており、中国側が日本側に要請するたかちで、報告公表の時期を遅らせているとの指摘もある。

日中両国政府主導で2006年末にスタートした双方の有識者による歴史共同研究。日中からそれぞれ10人が参加し、日本側は北岡伸一東大法学部教授、中国側は社会科学院近代史研究所の歩平所長が座長。

「古代・中近世史」とアヘン戦争以降の「近現代史」の分科会があり、会ごとに意見交換し論文を作成する。論文に関する討議は非公開とされる。報告書の発表は当初、昨年7月だったが、その後、昨年末への変更後、現在は「今年の春」と遅れている。

研究をめぐっては昨年末にまとめの報告書が発表される予定だった。当初は南京事件(1937年)などに関する記述が注目されていたが、関係筋によると、日中戦争史の部分について双方が「両論併記」の形で簡単に触れることで合意したという。

中国側が「愛国主義教育」と称して“反日教育”を行っているとの日本側の見解にも、中国側は強く反発しているという。>
(産経新聞 2009.1.15 22:01) 09・01・20

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