「君は空を見てるか、風の音を聞いてるか」
小田和正がこんな歌を歌っている。
くるまに乗るとすぐに音楽を流すひとが多い。
ぼくもその一人だが、ときどきスウィッチを切ることがある。
すると聞こえてくるのは風を切る音、そしてエンジンの音だ。
アクセルを踏み込むと低い音が湧き上がってくる。
シフトアップしてやると、回転が落ちてまた静かになる。
まるでくるまと対話しているような気分だ。
もう25年くらい前、巴里出張の飛行機で隣あわせだったひとの言葉を思い出す。
F-1を専門にしているカメラマンで日本とジュネーブに家を持っているその人は、エンジンの音が好きでフェラーリを買ったという。
旨いものが食べたいときには、そのフェラーリでジュネーブからリヨンの
レストランまで走るのだそうだ。
人生を楽しむというのはこういうことなのかな、とその時思った。
2009.01.27
◆添付画像 : 今乗っているくるまと冬のアムステル川
(2008年12月31日 オランダ、アムステルダム近郊)