2009年03月03日

◆トルコ航空機、墜落現場を見て来た

岩本宏紀(在仏)

先週アムステルダム空港に着陸中のトルコ航空機が、墜落した。テレビでは何度か現場の画像を見たが、実際に自分の目で見たくて昨日と今日、自宅から25キロほどの現場に行ってみた。

すぐ近くの一般道は通行禁止になっており、高速道路A−9からしか見ることができなかった。

添付画像を見ていただければ明瞭だが、墜落現場の数十メートル先には農家らしき建物がある。高速道路までは200メートルくらいだろうか。飛行機のすぐそばでは、金網を隔てて羊たちが草を食んでいる。

この事故で搭乗者150のうち死者10人、地上の犠牲者ゼロという数字は奇跡だと実感した。着陸時のスピードは時速200キロといわれているから、墜落するのがほんの数秒遅かったら、間違いなく高速道路に突っ込んでいただろう。

ハドソン川に着水させた機長は30秒でそれを決断したという。しかも全員が機外へ脱出したあと、自分でもう一度客室を見回り、だれもいないことを確認したのちに自分も外に出たという。

死亡したトルコ航空の機長と副操縦士も、最後の最後まで乗員の命、地上のひとの命を救うことを考えていたのに違いない。現場をこの目で見て、そう思った。

IMGP1388RE.jpg
◆オランダの現場で撮影(3月1日)  岩本
                3月1日オランダにて

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