毛馬一三
久し振りに出身高・福岡の福岡中・福岡高関西同窓会総会に出席した。筆者は昭和32年同高の9回卒で、大阪市内のホテルで開かれた同総会には、福高の前身福岡中2回卒の大先輩から福高45回卒までの会員110余人が集まった。
福岡高校は、福岡市博多区堅粕にある県立高校。大正6年の創立以来、「至誠励業・剛健成風・操守堅固」の校訓のもとに、黒田藩校を前身とする修猷館高校をライバル高として競い合っている伝統進学校として知られている。
今回の総会は、メインイベントの懇親会の趣向が凝らされ、誠に興味と感動をそそるものだった。つまり多彩な同窓生を演壇に上げて、参加者の耳目を集める工夫がされていたのだ。
まずは、世界的に有名な肖像画家・小野日佐子さん(高校22回卒)の講演で、その内容は秀逸だった。
<高校在学中に人物画の権威・津田克巳画伯に師事して人物画に制作に没頭。89年、俳優ショーン・コネリーの人物画制作を機に世界へ飛躍した。95年にはゴルバチョフ財団USA主催のフォーラムにオフィシャル・アーチストとして招かれ、その際出展したゴルバチョフ、サッチャ-―、ジョージ・ブッシュ、テッド・ターナーなどの肖像画に、主催者ゴルバチョフら参加者から絶賛を受けた。
世界の要人の肖像画制作には、日本の香りが匂い立つような作風を意識しており、そのことが世界において、ほかに無い価値や存在感を生み出すことになると思う>。
小野さんは、会場のスクリーンに映し出される自分の記録画像を背に、こう語った。<肖像写真より、肖像画の方が存在感が在る。これからもこの制作活動で人生を楽しみたいと思う>と締めくくった。
肖像画の制作で、世界の著名なリーダーと接することが出来る自体が素晴らしいことだ。
懇親会をつづいて盛り上げたのは、ミュージック・インストラクターの中林望さん(高校22回卒)が演奏するピアノに合わせて、女性ボーカル歌手が懐かしいジャズやポップスを聴かせてくれたことだった。
このあと同窓会趣味の会「コーラス部」が登壇して、総会のために練習してきたという「心の歌」と「千の風になって」の合唱を披露し、参加者全員もコーラスに合わせて合唱するという試みも、懇親会の雰囲気を盛り上げた。
結びは伝統の福高応援団の演舞、続いて小山富夫関西同窓会長(高4回卒)による「博多祝い歌」と博多一本締め。こうして3時間に及ぶ総会は終了した。
ところで、筆者にとって今回の総会での特記すべきことは、「関西福中・福高同窓会のホームページ」のリニュアールに携わってくれるよう要請を受けたことだった。
実は、同窓会のホームページと筆者主宰のメルマガ「ネットメディアおおさか」をリンクさせたのがきっかけで、同メルマガを見た杉原行幸副会長(高4回卒)が「寄稿者の卓見が面白いうえ、その日のニュースが読める素敵なメルマガですね」と言われた上で、「同窓会のホームページ」のリニュアールに協力を求められたのだ。
出席していた同じ9回卒の畏友たちも勧めるので、総会終了後、会長、副会長、制作担当者(高28回卒)、広報担当副会長(高20回卒)と懇談、その席上、正副会長から正式に要請された。
どうやら、現行のホームページは有効な情報発信機能を発揮しているものの、制作担当者が現職と兼務しているため、なかなか情報収集や更新作業に手が回らず苦労していることが、筆者への要請の理由のようだった。
筆者も仕事を抱えており、その要請にどれだけ応えられるかは不明ではあつたが、正副会長の熱意を感じ、「メディア世界の経験者として、同窓会の発展と会員同士の意思疎通の活性に少しでも役立つのなら、人肌脱ぎましょう」と申し出を快諾した。
制作担当者が、「現ホームページに拘らず、一から構築した方がリニュアールは速いと思います」と助言してくれたことが印象に残った。
とにかく、筆者の親しいIT専門技術者に相談して、リニュア-―ルのコンテンツを急ぎ作ろうと思っている。
思いがけない事態に発展した同窓会総会になったが、これによって母校への懐かしさと博多への郷愁感を増幅させる一方で、関西に在住する同窓生同士の生き様や培った経験や知識の情報交換、趣味の会の案内、次世代後輩へのメッセージなどを掲載してみたい。
そうすることが、同窓会にいきいきとした交流やIT文化の創生に繋がれば、これに優る喜びは無い。(了)2009.05.19
2009年05月20日
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