2009年07月01日

◆不法就労天国ニッポン



平井修一

「上に政策あれば、下に対策あり」は中国人の知恵だが、指紋を偽装までしても中国人や韓国人は日本に入国したいというのだから、よほど日本はおいしいのだろう。まるでシコメの深情けみたいに日本は好かれている。

<指紋“切除”で不法入国が続発 生体認証すり抜け狙い

入国審査時に指紋を読み取り、過去に強制退去処分を受けた外国人らのリストと照合する「生体情報認証システム」をすり抜けるため、指紋の一部を切除するなど改変し、成田空港から不法入国を図るケースが相次いでいることが29日、入管当局などへの取材で分かった。

昨年、不法残留で強制退去処分となった韓国人の女が特殊テープを指に張り付け、同システムをすり抜けて青森空港から再入国していたことが判明。警戒を強める中での新たな手口の登場に、関係機関も対策に追われている。

入管当局は今年から、青森空港事件などを受けて認証システム頼りの審査を見直し、指紋読み取り機が異常を察知した場合は逐一、入国者の指紋を直接肉眼で厳重チェックする方法に改めた。

この結果、成田空港では1月以降、指紋の一部を切除した後に縫い合わせたり、やすりのようなもので指紋を削った中国人の男女計4人を相次いで発見。千葉県警が、この4人を入管難民法違反容疑で逮捕し、いきさつを詳しく調べた。

県警によると「中国で、5千元(約7万円)で医者に手術してもらった」などの供述を得ており、中国側の密航あっせん組織が関与している可能性もあるとみて、動向を注視している>(2009/06/29 共同通信)

それまでしても日本に来たい理由は当然ながら「金」である。法務省によると平成20年に摘発した不法就労者3万2471人の報酬日額は、「5千円を超え7千円以下」が1万4829人と最も多く、次いで「7千円を超え1万円以下」が1万273人だ。中にはホステスやホスト、売春婦だろうか「3万円以上」という“猛者”もいる。

日銭1万円というのは中国人にとって魅力である。上海の大卒初任給は4万円、年収48万円であり、これで結構なエリートなのだ。日本で2ヶ月も働けばエリートの年収が稼げるのである。

1万円がいかに大金か。物価水準から言えば、彼らにとってそれは8万円に相当する。指を手術しても十分にペイするのだ。

彼らの受け皿が整備されているのだろう、うまく日本社会あるいは闇社会に潜り込めば摘発を免れて何年間も仕事にありつける。就労期間別で見ると、なんと5年を超える者が1万262人で、不法就労者全体に占める割合が31.6%と最も多いのだ。

今年は不況で製造業などが打撃を受けているために工員の仕事がないだろうから不法入国、不法就労は減るだろうが、景気が上向けばどっと押し寄せるのではないか。ご用心ご用心。

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