2009年07月20日

◆医師の8〜9割は民主支持か



                      石岡 荘十

医師を始めとする医療関係者だけが会員のメールマガジン「So-net M3」が、東京都議会議員選挙後、「この民主党への追い風が来るべき衆議院議員総選挙でも吹くのか」というテーマでアンケートを実施し、15日までにその結果がまとまった。回答を寄せた会員は5251人だった。

それによると、【医師会員の結果 3738人】
・民主党への追い風が続く:87.6%
・与党(自民・公明両党)が巻き返しを図る:4.7%
・分からない:7.7%となった。

【医師以外の会員 1513人】

・民主党への追い風が続く:84.2%
・与党(自民・公明両党)が巻き返しを図る:5.9%
・分からない:9.9%

この調査の設問は、「自分がどの党へ投票するか」を聞いたものではないが、期待感を表す数字と受け取ることは出来る。

医師の利益集団と考えられた日本医師会は、大昔、武見太郎会長の時代(1957〜1982)から有力な政府与党の応援団であると同時に、圧力団体というイメージが強い。

ところが、小泉内閣の「聖域なき構造改革」政策以来、反発を強めている。医師会員は16万3000人で医師の6割を占めるが、開業医の利益を優先していると若い勤務医から批判を受けている。

開業医の3分の1は「欲張り村の村長さんだ」と武見自身が医療評論家に語ったことがある。

今回の調査に回答した会員の正確な構成は分からないが、臨床勤務医が多い。そのことを勘案しながら数字を見ると、大雑把に言って、若い臨床医の大部分は民主党支持と考えてもよさそうだ。

自民党はまだ総選挙に対するマニフェストを明らかにしていない。これに対して、民主党は、So-net M3の取材に対して次のように答えている。

・社会保障費の自然増2200億円削減の撤廃

・来年の改定では、救急医療や周産期医療をはじめ、地域住民にとって不可欠な医療を提供する病院の入院部門の診療報酬を1.2倍にする。(診療報酬の単価を一点10円から12円に引き上げる)

・医師の数を今の1.5倍に増やす
などの項目をマニフェストの盛り込みたいとしている。

医師の支持がなくとも、流れは決まったという雰囲気であるが、舛添厚労相の後任が誰であるにしても、マニフェストを真面目に実現しようとすれば、あの(悪名高い)医系技官との間で血みどろのバトルを展開することになるだろう。2009.07.17

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