2009年07月21日

◆「幻の鳩山総理」談義




                    石岡 荘十

月に1度、現役の記者やOB、評論家らが集まって言いたい放題、ときには「時の人」をゲストに招いて、一杯やりながら話を聞く勉強会をこの10年つづけている。

先日(16日)の会合では、ゲストスピーカーに竹中平蔵さんを迎え、機関銃のような早口で経済見通しを聞いた後、時期が時期だけに政治マターに関心が集まった。

まず民間人となってますます饒舌になった竹中さんの話。

「 “大不況”は少し持ち直したようなことをいう人がいるが、“二番底”がこわい。15兆円のばらまきで問題は解決しない。

今の政策には“Policy to help.”があるだけで、“Policy to solve.”がない。定額給付金のように一度ばらまくと、二番底が来たときに国民はone more helpを期待するだけだ。

今の政界には、『与党でいたい人』と『与党になりたい人』がいるだけだ。民主党が政権の座についても民主党にはマクロ経済の構想がない。政権を取って与党であり続けたいのなら、外交、経済、社会福祉などを含めた全ての分野について、180度方針転換をしたほうがいい。

小沢さんもかつて、『野党でいるときと与党になったときは言うことが違ってもいい』と言っている。その通りで、民主党には公約不履行を薦める。『君子豹変す』で、リアリストにならなければ政権は維持できない」とのご託宣であった。

経済紙の記者も「二番底説」を支持した上で、民主党が勝ったときマーケットはどう動くかについて解説。

「総選挙後、株価が上がったのはこれまで4回しかない。中曽根、宮沢、細川、それに小泉のときだ。今回の政治状況は細川のときに似ているが、来年もう一度衆参同時選挙という噂もあるので読みにくい」そうだ。

さて政治記者登場である。麻生後は誰か。

A:「舛添か小池」
Q(私):「小池? あの蝙蝠のような?」
A:「意外に実力評価は高いんだ。ややこしい中東問題にも強いし」
Q:「まあ、ショートリリーフ、敗戦処理短期野党の自民総裁だろうから、誰でもいいようなもんだけど。政界再編もあるだろうし---。次の次を狙うなら、本命は今回は辞退するのでは?」
A:「---」
Q:「それより、民主党が第一党になっても鳩山代表は総理大臣にはなれないような気がするけど? カネの問題が続いたからねぇ」
A:「うん、それはあり得る。総理ともなると野党の代表とはわけが違
うからねぇ」
Q:「その場合は、選挙後、岡田に?」
A:「---だろうね。でも選挙前かもしれない」
となると、「鳩山総理説は」雲散霧消する。

新聞やテレビのワイドショー以上(以下?)の情報しかないので、的外れな予感かもしれないが、臭いものには敏感な社会部出身者としては、小沢はいうに及ばず千葉県知事といい、宮崎県知事、鳩山兄弟、どれもこれも胡散臭い感じがしている。いずれ化けの皮ははがれる、と。

因みに、今年の新年会で、日本記者クラブが行った座興アンケートで、勿論、今日を予測できたわけはないが、私は「12月31日現在の総理は岡田」と書いて投票している。

リーマンショック後のダボス会議の席で、各国の出席者から「アメリカはまた何でこんなことになったのだ」と詰問されたアメリカ財界のある偉い人は、「音楽が鳴っているうちはダンスはやめられないもんだよ」と答えたそうだ。

間もなく多くの先生方がクビになる。この際、非正規雇用の不安をたっぷり味わってもらった方がいい。落選議員は木から落ちたサルだ。不安でじっとしていられないのはわかる。で、踊るのは勝手だが、国民はもう永田町の雑音・騒音には、うんざりしている。 20090718

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