2009年08月05日
◆意気軒昂! 大阪府庁稲門会
毛馬一三
<本稿は、全国版メルマガ「頂門の一針」1630号・8月5日(夕刊)に掲載されました>
平成21年度の「大阪府稲門会」の総会が4日夜、大阪梅田の大阪マルビルの宴会場で開かれた。大阪府庁に入庁した早稲田大学卒の現役職員やOBらを会員とする同窓生交流会である。
いま時の人の橋下徹知事も同窓生で、知事に出席要請をしたそうだが、残念ながら同知事は公務多忙を理由に出席出来ないという返事だったという。同窓会は100余人の会員のうち31人が参加した。
私は府庁職員OBではないが、NHK記者時代に府庁記者クラブのキャップをしていた頃の親交の深かった府議会議員や府幹部職員からの推薦で、20数年程前から、「同会顧問」として招かれている。
今回は勿論久しぶりに旧友たちと再会するのが主目的だったが、特に打ち解けた雰囲気の中で府庁現場の実情を確めたい事もあって出掛けた。
というのは、橋下知事の府財政改革に伴う職員待遇の切り詰めなどにより、知事と職員との間に軋轢が生じていると巷間流布されていることが、事実存在するのかどうかを質したかったのだ。
現職とOB(府外郭団体勤務)職員のそれぞれ複数人に、雑談の合間にそれとなく訊いてみた。総じて返答は一致していた。
<いきなりの給与カットは痛かった。過去の知事と悉く異なる業務指示のスピードに、当初困惑したことも事実だ。しかし、これが府財政再建を最優先させる知事の政治姿勢だと理解出来始めてからは、納得して業務に励んでいる。
知事からの業務指示はメールで職員個々に伝えられるが、指示内容は適切なので、それに沿って案件処理を円滑に行っている。違和感は特にありません>、ということだった。
だとすれば、知事と職員間の確執が広がりつつあるとの風評は、一体どこから発せられたものなのか。少なくともこの稲門会会員の間からは、そのような危惧やボヤキは皆無だった。
ところで、交流会は盛り上がった。私と同じ「顧問」として出席していた自民党府議2名と共産党府議1名から、近況報告と激励の辞が述べられ歓声が沸いた。私にも挨拶を促されたので、マスコミ出身の立場から「ワッハ上方移転」に触れた。
「知事は、吉本興業の抗議に対して契約書を精査すると言っておられるが、これは実務上同締結に携わった中川和雄元知事と谷川秀繕元副知事(当時)に質すべで、契約もあと2年残っていることも勉強すべきです。知事には渡している拙著「ワッハ上方を作った男たち」を熟読して欲しいですね」。
こう言ったら、「ワッハ上方の本、読んだよ!」という声があちこちから飛び交い、感激の余り胸がつまった。
ところで、隣に座ったのが中川元知事時代に知事室長を務め、府水道管理者で退職した田中建治氏(現家裁調停員)だった。今年70歳になる同氏が面白い話を聞かせてくれた。
<ボケ防止には、毎日一、十、百、千、万の鍛錬があります。「一」は1時間の読書。「十」は内容にある十の会話。「百」は深呼吸の数。「千」は毎日千文字書く。「万」は万歩の歩き。私は毎日意識して之を励行しているんです>
そうか、これが健康維持の秘訣か。そう思うと同じ年の田中氏の健康ぶりが如実に伺える。私もやってみようと思った次第だ。
総会の締めくくりに、その田中氏が演壇に立ち、今年の11月23日13時から「53年ぶりにオール早慶戦・甲子園決戦」が行われるので、早めにチケットを求め早慶戦を盛り上げようと呼びかけた。ハンカチ王子の斉藤祐樹投手(早稲田)も参加するという。
とにかく有意義かつ意気軒昂な「府庁稲門会」総会ではあった(了)
2009.08.05
◆本稿掲載の「頂門の一針」
<1630号(夕刊)目次>
・元米大統領、米女性記者と帰国:古澤 襄
・これがアメリカのやり方だ:花岡信昭
・中共に日本を売る民主党:平井修一
・初期水戸藩の一風景:照山忠利
・意気軒昂!大阪府庁稲門会:毛馬一三
・話 の 福 袋
・反 響
・身 辺 雑 記
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