2009年08月27日

◆巴里だより「飾り気のない益子焼」

                 岩本宏紀(在仏)


この夏、出張と盆帰りを兼ねて日本へ帰国。

弟は益子焼の職人だ。久しぶりに益子を訪ね、
彼と奥さんと友人の共同個展を見に行った。

急須と鉢をひとつずつ買い求め、
オランダに持ち帰って、急須は会社で、
鉢は自宅で使っている。

これまでに無かった肌色の部分が気に入っている。

五輪真弓の歌に益子焼が登場したのに驚いたのは、もう20年も前だったろうか。

煙草の灰がぽとりと落ちて
物憂い秋の昼下がり
もつれた恋など どうでもいいの

ふるさとの匂いのするお店
飾り気のない益子焼の
手触りにふと 安らぐ心

わたし少し疲れたの


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