2009年09月07日

◆政治記者OBたちの嘆き



       渡部亮次郎

「政治記者OB会」という親睦団体が東京・西新橋にある。1979(昭和54)年の設立で今年、創立30周年を迎えた。戦前からの政治記者も含め、東京在住のOB百数十人が登録している。

30周年を祝う記念総会は5月25日、西新橋のビル会議室で開かれ私も出席した。全体で41人しか出席しなかったが、昭和20年代に吉田番を経験した清宮龍さんの「想い出」講演があり、今流行りの白洲次郎氏と相撲をとった話が出た。

これを含む当日の記録が「会報」として郵送されてきて、政治記者OB各氏も昨今の政治に関して「嘆き」を共にしている事を知った。消息を寄せたOBの最高齢者は98歳。

「2度(兵役に)召集を受けましたが、生き残りました。戦争に対して新聞は無力だった事を反省しています」とあった(朝日OB)

「今世紀は内外とも大いに面白くなりそうですね。アメリカの世紀は今や末期的だし、国内は自民党長期政権も末期症状で、どんな政権交代ドラマが展開するのか。一方で日米安保体制も大変わりかも
知れない等々、目を凝らしているところです」(毎日OB)

「この頃の政治がすっかり“お笑い化”している事は大変残念です。マスコミ界の責任もまた大なりというべきでしょう」(朝日OB)

「世襲政治は堕落の一途」(共同OB)

「病院生活で見ると、一体、日本の政治は何をやっているのかと思います」(東京OB)

「ミニ角栄・小澤一郎がのさばる政界。そのような人物を党首に推戴(当時)している民主党。検察批判を合唱する一部勢力。不愉快な現象の多い昨今です」(共同OB)

「満85歳になりますが、混迷する政局を見ては、まだまだ死ねません」(時事OB)

「NHKスペシャルの台湾統治を扱った番組を見て、余りにも偏った歴史観に驚き、怒り、NHKを正す会を結成、番組の作り直し再放送を要求。容れられない場合は集団不払いを掲げ”署名ネット“で賛同者を募っています。

国民の広い怒りとNHK内部で何が起こっていることが段々わかってきました」(NHK OB)

「政治に緊張感も見通しも無く、ただ選挙目当ての大盤振舞いに愕然としています。医療、年金等の制度改革が早急になされる事を強く期待する」(NHK OB)

末尾に訃報9人。田中 理(元共同論説副委員長享年77) 有馬純達(元朝日ヨーロッパ総局長・79) 緒方彰(元NHK解説委員長・87) 山根卓二(元産経編集局長、テレビ埼玉会長・80) 田島良雄(元共同電波対策本部長・76) 天野歓三(元朝日常務、NHK経営委員長・93) 三品 鼎(元読売北海道支社長、小学館専務85) 田川誠一(元朝日労組委員長、自治相・91)細川隆一郎(元毎日政治部長・90)。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック