2009年11月16日

◆旦夕に迫った鳩山の命脈

渡部亮次郎

鳩山首相の政策のうち、外交政策の振り付け役は商社員だった寺島実郎しだという。産経新聞ワシントン駐在特別編集委員の古森義久氏も、数々の論文をトレースした結果、外交に関しては鳩山=寺島と断定している。

だから、寺島とは、如何なる人物か、紹介しようと思ったが止めた。なぜなら鳩山はすでに幹事長小澤一郎に見捨てられ、後任は菅直人、何時でもクビを挿げ替える態勢が出来ているらしいからだ。

私の後任の「赤坂太郎」(文藝春秋)2009年12月号によると、「小澤さんは、鳩山の故人献金問題は深刻。追究する自民党次第だが、鳩山内閣は来春まで保(も)つかどうか」と洩らしている。

「その場合は菅直人にスイッチすればいい。どんなことがあっても4年間は解散しない」と明言している、そうだ。完全に党首はオレだといっている。

尊敬するマスコミ界の「長老」は13日、オバマ大統領来日を前に「鳩山首相の命旦夕に迫った」と断じた。

「鳩山内閣が短命政権で終わるという予測を早くから立てていたが、それでも来年の春までは保(も)つと思っていた。外交・安全保障政策は内閣の命取りにはならないというのが、半世紀にわたって政治の世界を見てきた私の判断だからだ。

命取りは首相の汚職などの不祥事である。

しかし鳩山首相の命旦夕に迫った。下手をすると年内にも政権を投げ出すことになりかねない。そう思わないのは朝日、NHKぐらいではないか。虚偽献金問題は致命傷にならないと朝日、NHKは見ている。

だが首相の不祥事は虚偽献金問題だけでない。新聞、テレビはあまり大きく取り上げないが、オバマ大統領の訪日で、皇居で行われる歓迎の宴に鳩山首相が欠席するという。前代未聞だ。

天皇陛下に対する非礼に当たるが、他国の元首に対する非礼は国際的な常識から逸する。

いくら常識に欠ける”お坊ちゃん首相”であっても許されることではない。鳩山側近は諫めて、オバマ大統領が離日するまでシンガポールに出立する時間を変更すべきである。

政府専用機だから時間をずらすことは難しいことではない。それが出来ないようであれば、本当に鳩山政権は年内に倒れる」。

しかし、鳩山はまたまた幸夫人を連れて、13日夜のうちに飛び立ってシマッタ。シンガポールへ。東南アジア重視の姿勢を見せる為に天皇も大統領も無視した。とはいえ、東南アジア各国はシンガポールで軽蔑しただろう。「礼儀を弁えぬボンボン」。逆効果。

天皇陛下のお招きを断るとは、どういうことか分かっていない。まして、自分で招いた賓客が、まだ滞在中だと言うのに、自分がさっさと出かけてしまうとは、どれだけ失礼なことか、まるで分かっていない。

新聞報道に依れば、予算委員会での答弁も5億円以上とされる自身の巨額な資産報告漏れ問題について「恵まれた家庭に育ったものですから、自分自身の資産管理が極めてずさんだったことを申し訳なく思います。心を入れ替えて、しっかりとやりたい。しっかりと国民の皆さんの目線にあった政治を行っていきたい」と語った。

まるで悪戯坊主の言い訳みたいで、呆れるばかり。産経新聞の敏腕政治記者の阿比留 瑠比さんも呆れて、ブログに書いている。「私は当初から、鳩山首相はそう長くもたないだろうという観測を書いてきましたが、政府関係者と話していてもそういう見方が増えています」。裏付けるように内閣支持率がまた下がった。

<内閣支持率、54.4%に低下=半数「政治主導と思わず」−時事世論調査

時事通信社が6〜9日にかけて実施した11月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は54.4%で、発足直後の前月調査から6.2ポイント減少した。不支持は前月比7.2ポイント増の22.8%だった。

斎藤次郎元大蔵事務次官の日本郵政社長への起用など一連の「天下り人事」や、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる閣内の混乱、鳩山由紀夫首相の献金虚偽記載問題などが影響したとみられる。調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は66.2%だった。

支持する理由(複数回答)では、「政策が良い」18.1%、「首相を信頼」15.8%、「他に適当な人がいない」14.6%などの順。「リーダーシップがある」は5.4%と、前月からほぼ半減した。

鳩山内閣が「脱官僚」「政治主導」を実践できているか聞いたところ、46.9%が「そうは思わない」と回答、「そう思う」の28.6%を大きく上回った。

望ましい政権の形としては、「民主中心の連立」24.9%、「民主単独」18.6%、「自民中心の連立」12.0%、「自民単独」4.5%、「民主、自民の大連立」16.5%などだった>。
11月13日15時14分配信 時事通信

国民もようやく分かってきたようで、鳩山の命脈は尽きようとしている。2009・11・14

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