2009年11月30日

◆シルクロードの核汚染

渡部亮次郎

<2009年6月6日、「核ハザードの危険を隠してきたNHKシルクロード番組に関する公開質問状」と題する書状が、NHK会長・福地茂雄氏あてに突きつけられた。差出人は札幌医科大学・高田純教授、その一節には、こうある。

「私は、核爆発災害研究の専門科学者として、世界の核被災地を調査してまいりました。その結果、中国共産党がシルクロードの要所であった楼蘭遺跡周辺での総威力22メガトンの核爆発により世界最悪の災害が発生したことを、確認しました。

その総核爆発は、広島の核の1375発分です。現地では 100万人以上のウイグルの人たちが死傷しているのです。>伊勢雅臣「シルクロードの裏側」より。http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/

NHKはその事実をよく調べもせず1980年3月に現地入りして撮影し、『シルクロード』を放送。それを見て、27万の日本人がシルクロード入りし、知らずに放射能を浴びて帰ってきたというのだ。

この東トルキスタンと国境を接するカザフスタンは、かつてソ連の支配下にあり、そこにはソ連によるセミパラチンスク核実験場が設けられていた。中国の核実験の非道ぶりは、ソ連と比較しても明らかである。

ソ連の核実験場は四国ほどの面積の土地から人々を外部に移住させ、周囲に鉄線で囲いを設け、実験場につながる道路の出入りを厳重に管理していた。

その広大な面積においても、場外の民衆の安全に配慮して、最大0・4メガトンに抑えていた。さらに核爆発を実施する際には、核の砂が降ると予想された風下の村の人々を、事前に避難させる措置も一部とっていた。

ところが、中国は、鉄条網で囲んだ実験場など設けていなかった。しかも、最大4メガトンと、ソ連の10倍もの規模の核爆発を行った。

さらに住民に警告して避難させるなどという措置もとらなかった。逆に現地の農民は「(核爆発)基地では、漢人の住む方向に向かって、つまり西から東に風が吹く時は核実験をしない。西に吹いた時に行っていた」と憤っている、という。

人権や生命より共産主義国家の維持が先だと言う中国。その中国ならではの残酷さではないか。当に毛沢東が考案したという「人海戦術」そのものではないか。兵や人民は消耗品に過ぎないという思想が毛沢東イズムというべきではないか。2009・11・29

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