2009年12月06日

◆民主党を責めるわけではないが@

久保 成行

韓国は金大中、盧武鉉と2 代続いた左傾政権から、長年続いた同国ほんらいの保守政権に回帰、つまり李明博政権へと政権交代を経験した。後学のために交代の是非を韓国国民から聞きたいがそのスベがない。

アメリカでは新大統領が就任して100 日間は、議会もメディアも「ハネムーン(蜜月)期間」として、あげあし取りは自粛して暖かく見守るらしい。鳩山政権は8 月30 日307 議席獲得の大勝で誕生した。まあ!お手並み拝見。アメリカのように新政権を暖かく見守ろうではないか。

しかし、八っ場ダムでの前原国交相のマニフエストありきの発言、普天間についての首相、外相、防衛大臣三者三様のバラバラ発言などで、アタヽカクなど悠長なことではすまされなくなった。

党は小沢幹事長、内閣は鳩山首相と、二人の親分によって仕切られることになっている。選挙区が神戸の石井ピンチャンは絵に画いたような自民党的代議士なのに、なんで? セイレンケッパク民主党に鞍替えしたのか、理由がわからなかったが、小沢の子分ということでわかった。

そりのアワない菅、岡田、仙石、前原を内閣に送り込み、最高会議である党役員会は日教組出身輿石東幹事長職務代行、石井一選挙対策委員長、山岡賢次国会対策委員長ら側近を配し、陳情の窓口も幹事長室、つまり自らに一本化した。共産圏の党支配を思わせる党高政低の権力構造は明らかだ。―( フォーサイト12 月号)。

小沢の師匠は、田中角栄だ。金集めをはじめ何かにつけ角栄的だが、角栄には大風呂敷と「夢」があった。小沢にはそれがない。彼の政治哲学はただ一筋に“選挙に勝つ”だけである。すべてをそれに収斂させるためには、言行不一致なぞくそくらえ。夢より現実に迎合だ。

たとえば、自民党幹事長時代の対米発言と現在のとくらべての変わり様である。さらに、自民党もそうであったから小沢を責めるわけにはいかないが、自民党に勝るとも劣らない「バラマキ」は迎合そのものである。財源などは二の次だ。国民11も財政悪化などアナタマカセだから、始末がわるい。(つづく)  <神戸市雑誌。主宰>
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