2009年12月28日

◆年の瀬に賑わう漁協「青空市場」

毛馬一三

<本稿は、12月29日刊・全国版「頂門の一針」に掲載されました>

年の瀬も迫った27日(日)の朝、車で急遽大阪府泉佐野漁協の「青空市場」に駆けつけた。50メートルほどの市場内には27店舗余が軒を並べる、こじんまりとしたもの店舗群だが、大阪では知る人ぞ知る人気の「魚市場」だ。

何といっても、水揚げされた直後の豊富な魚介類が、その日の内に買い求められるというのが最高の魅力。しかも、店の女将さんに「なんぼになるの?」と掛け合って「値切り値段」で買うのも、楽しみを倍化させる。

普段なら左右の店舗を交互に目を配りながらゆったり歩けるこの「市場」も、この日ばかりは、暮とお正月用の買い物客でごった返し、店舗1軒毎に順番待ちをするか、客の肩越しに品定めをするという異常な混みようだった。

あじ、穴子、赤えい、車海老、おこぜ、いか、こち、がっ長、さば、しゃこ、かに、太刀魚など超新鮮な魚貝のほか、数の子や烏賊の塩辛、干物などが店先に山積みされている。男女の店員が「売り込み」の声を張り上げて客の気持ちを惹こうとするので、客の足は停まってしまう。

各店舗では、鯛、いか、赤えい、かにに人気が集中していた。面白いことに、こうした単一の魚類だけでなく、「赤えいの鍋物セット」が売れていることが目に留まった。3000円前後の値段で、家庭で4人〜5人程度で十分楽しめる盛り付け量と見栄えのよさが、人気の的になっていたのだろう。

我が家では、お歳暮と正月用に供する買い物は予め決めていたので、一応各店舗を見て回ったものの、やはり店主との「なんぼ迄まけてくれるか」の駆け引きが焦点となった。「まけさせる」ことには中々不慣れな我が家だが、ここだけは通用する慣習だけに思い切って相談した。やはりやすさは、背に腹をかえられない。

結局、顔なじみの店の女将さんに頼んで、鯛、いか、ぶり、マグロ、太刀魚を安く買い求めることが出来た。これほど新鮮且つ大きさの同種の商品を、居住している近くのスーパーで買ったら、恐らく倍くらいの値段を取られていたのではないだろうか。

買い物を済ませると、ここに来た時必ず立ち寄る「お食事処」で、久しぶりに新鮮な味が嗜める「「あなご丼」、家内は「いくら丼」を食べて、魚の旨さに接した。やはり「魚市場」内にある食事処だけに、大阪市内で食する食べ物とはまるきり違う。ここに来た甲斐があった。


小生宅と泉佐野「魚市場」とは、高速道路を使い往復100キロ余もの道のりを行き来しなければならないが、やはり年越時期になるとわざわざここまで買い物にくる客で混雑する。

31日までは「市場」が開いているそうだから、それまでは暮と正月の楽しみを求めてここを訪れる買い物客で混雑するだろう。(了)                    2009.12.27

<交通アクセス>
 ・南海 泉佐野駅から徒歩約20分
 ・阪神高速湾岸線 大阪方面からの場合「泉佐野北」出口から
         臨海道路直進。「佐野漁港前」交差点を右折

<本稿は、全国版メルマガ「頂門の一針」(12月29日・1770号)に
掲載されました。他の著名寄稿者の原稿もご拝読を!>
◆<1770号・目次>
・新幹線を創ったサムライたち:伊勢雅臣
・温首相「元切り上げ圧力には屈しない」:宮崎正弘
・小沢人民共和国を潰せ:平井修一
・「小澤氏は曹操気取り」…香港報道:古澤 襄
・年の瀬に賑わう漁協「青空市場」:毛馬一三
・話 の 福 袋
・反     響
・身 辺 雑 記

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 下記のホームページで手続きして下さい。
  http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm



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