2010年01月03日

◆米どころ秋田の蕎麦

渡部 亮次郎

私の生まれた秋田県は米どころ、酒どころといわれ、美人の酌で酔い、高血圧による脳卒中であの世行きと言う男が多かった。健康にも良いという蕎麦など雑穀を食べなかったのは、コメが十分取れたからであろう。

その所為で、大学入学で上京するまで、蕎麦は食べたことも見たことも無かった。恥ずかしくも上京後、初めて入った蕎麦屋で「もりかけ」を下さいといって笑われた。

一番安い「20円」の上に「もり かけ」と出ていたからである。その区別も知らなかった。のちに菊池寛も四国から初めて上京したとき、同じく「もり かけ」を注文して笑われたことを知って安堵したものだ。

そばの実の果皮色は黒、茶褐色、銀色である。土壌が痩せていて、かつ、寒冷地でも容易に生育することから、救荒作物として5世紀頃から栽培されていた。

秋田は痩せた土地は少ないし、畑も少ないからそばの栽培は昔は全くされなかった。その後、水田の減反政策の浸透により、止むを得ず稲からそばへの転作が余儀なくされ、2008年には704トンを生産し、全国で第8位を記録した。

因みに1位は連続して北海道11,400トン(2)長野県2,130トン(3)福島県1,910トン(4)山形県1,610トン(5)茨城県1,600トン(6)福井県1,420トン(7)栃木県994トン(9)新潟県686トン10位青森県611トンであった。

休耕田などを利用した栽培が増えており、生産量は増加傾向にある。農林水産省の統計によると、ソバの作付面積は、1986年の19,600haから2008年では47,300haへ増加し、2008年の主産道県の収穫量は23,200トンである。

第2次世界大戦以前に満州からの輸入が行われた。戦後、1952年に南アフリカからの輸入が開始され、その後は急激な伸びを続け、1970年頃には70%を超え、1980年頃に80%を超えてからは80%台を推移している。

日本国内でのソバ消費と生産の上方傾向によって近年の消費量の約80%は輸入品であり、2006年貿易統計によると、中華人民共和国・63,363トン、アメリカ合衆国・11,196トンと万トン単位の輸入があるが、それ以下は極めて少なく、カナダ・1,474トン、その他となっている。国内産は11道県で合計23,200トンに過ぎない。

そばの原産地は、ド・カンドルが中国北部からシベリアという説を提出し、これが信じられてきたが、1992年に京都大学のグループが中国南部で野生祖先種 F. esculentum ssp. ancestrale を発見したことから、中国南部説が有力となっている。

播種期の違いにより春播きの夏蕎麦と夏播きの秋蕎麦がある。しかし、主産地北海道では年一作で、夏蕎麦、秋蕎麦の区別はない。つまり、北海道のソバは夏型であるが夏蕎麦ではない。

東北以南では、いわゆる夏蕎麦、秋蕎麦に別れ、地域により年に2?3回収穫できる。例えば、北海道の夏型の牡丹そばを本州で夏播きした場合には秋蕎麦になる。

北海道産品種は夏蕎麦にも秋蕎麦にも利用できる品種群である。そのため、北海道の新蕎麦も秋の味覚の走りとして最近は「秋新」と呼ばれる。

また、最近、4〜5月播種の春播きソバを春蕎麦と呼ぶ事例があるが、夏蕎麦の低質のイメージを回避した呼称であり、従来通り夏蕎麦と呼ばれるべき作型である。

休耕田などを利用した栽培が増えているので、日本での生産量は増加傾向ではあるが、消費量の80%は輸入品であり、その84%の中華人民共和国、12%のアメリカ合衆国と続き、カナダからの輸入はわずか1.2%に過ぎない。

日本での主要産地は北海道、茨城県、長野県である。世界の主産国として中国、ロシア、ウクライナ、スロベニアが挙げられる。

食品衛生法によるアレルゲンの特定原材料5品目の一つとして表示が義務付けられている。(「ウィキペディア」)2009・12・11

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