渡部 亮次郎
110番の豆知泉
警察直通電話「110番」の正式名称は『警察通報用電話』。
110番の歴史
警察に緊急通報するための電話がGHQの勧告により開設されたのは1948(昭和23)年10月1日のこと。
これはヨーロッパやアメリカの緊急通報制度を取り入れたものだが、最初は全国ではなく、東京も23区内だけで、あとは大阪も中心部だけで、あとは名古屋(愛知県)・福岡(福岡県)・京都(京都府)・神戸(兵庫県)という六大都市のみでのスタートだった。
さらに、この時は東京と名古屋だけが「110」で、あとの都市では「110番」に統一できず、大阪・福岡・神戸・京都は「1110」と言う4ケタの番号だった。
しかも統一化しようと考えているにも拘わらず、その後、名古屋はなぜか一度「118」に変更したりしている。
全国統一の「110」になったのは、スタートから12年も経過した昭和35年5月からだ。
東京の場合は、23区内にあった32の電話局からそれぞれ1回線を確保して受信にあたった。
今から考えるとかなり間抜けだが、警察の電話室に32個の電話機を置いて、電話が鳴ったと同時に担当係員が、どの電話が鳴っているのかを確かめる為にそれぞれの電話に耳を近づけて確認すると言うものだった。
当時は、無線司令などのシステムは無く(当然、現場近くのパトカーに直接電話するなんて事は無理)、警察で受け取った電話の内容を、再び事件通報に関係した警察署に電話をしなおして報告すると言うシステムになっていた。
1・1・0の理由
警察への緊急電話は「110番」と言うのは子供でも知っているが、何故110なのか?
これは、ダイヤル式だった頃に考えられたもので、基本的に警察に掛けるときは急いでいるので、一番ストッパーに近く、シャッシャッと掛けられる1を2回、そして最後の1つは「でもとりあえず冷静になって見よう」と言うことでストッパーから一番遠い0が採用された。
と言っても、これはダイヤル式の時代の話なので、現在のようにプッシュ式が主流になってしまうと意味はなくなってしまう話ではある。
アメリカの場合、イギリスの場合
アメリカやイギリスの電話は日本とダイヤルの配列が逆になっている為に、警察緊急電話もちょっと事情が違って来る。
アメリカの警察緊急電話番号は「911」
これは急いで掛けられる9を1回、ゆっくりの1を2回と言う状態です。
それに比べてイギリスの緊急電話番号は「999」で、とにかく迅速に掛ける事が出来るようになっている。
イギリス人はとにかくせっかちなのか、それともジェントルマンの国なので常に冷静なので、冷静に戻す必要はないのかも知れません。
1月10日 110番の日
年々増えつつある110番の利用に対し、いたずら電話を防止し、有効かつ適切な利用を呼びかけるためのキャンペーンのため、1986年に警視庁が制定した。
「事件・事故・見たら聞いたら110番」などの標語も誕生している。出典:知泉Wiki
http://www.tisen.jp/tisenwiki/?110%C8%D6
携帯からは単に「110」を押すこと。2010・1・9