2010年01月27日

◆鳩山忌避を始めた米政権

渡部亮次郎

鳩山政権に対する米政府の不信感が遂に具体的な言動となってあらわれて来た。

<安保50周年 共同声明 米が格下げ要請 「普天間」の影響避ける

【ワシントン=佐々木類】日米安保条約改定署名50周年で両国が発表した共同声明をめぐり、米政府が事前に、首脳同士ではなく外務・防衛両閣僚の連名に「格下げ」するよう日本側に打診していたことが分かった。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、県外への移設を模索する鳩山由紀夫首相が代替施設をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に建設するという現行案を破棄した場合、オバマ大統領の政権運営に影響が出ると判断したためだ。

鳩山政権に対する米政府の不信感が重要文書の作成に影響を与えた形だ。>(1月26日7時56分配信 産経新聞)

昨年春以降、1月中の共同声明発表について米政府は日米両首脳の連名を想定していたが、鳩山政権発足後、普天間飛行場移設問題で、鳩山首相が解決の先送りを繰り返したことは、ホワイトハウスを刺激した。

そこでホワイトハウス関係者は昨年12月、国務省の対日関係者に「大統領を巻き込まないでほしい」、と共同声明を閣僚レベルで処理するよう要請。国務省を通じて日本側に伝えられた。日本外務省はこれをひた隠しに隠した。ハワイで急遽行なわれたクリントン・岡田会談の真意も隠した。

発表された共同声明には想定されていた日米首脳の連名は無く外務・防衛閣僚による共同声明に差し替えられたし、普天間問題の記載も見送られた。

産経報道では、日米関係筋の一人は、米国が「格下げ」を要請したのは「普天間のゴタゴタをホワイトハウスに持ち込まないようにするためだろう」と話している。

ただ、北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国が軍拡を加速させる中で日米安保体制は極めて重要であるとの認識は、いまのところ米側も変わっていない。

アジア・太平洋地域の平和と安定のために両国が強固な同盟関係を内外にアピールする必要があると判断している。そこで今回は両首脳がそれぞれ談話を発表し、普天間問題の解決を待たずに同盟深化の協議を進めることにしたのだ。

声明の作成は普天間移設問題がこじれたことから、日米両当局の担当者が具体的な協議に入れず、14日に国務省内で行われた策定作業は徹夜という慌ただしさだったという。

鳩山首相は6月下旬にカナダで開かれる主要国首脳会議(サミット)でオバマ大統領との会談を希望しているが、鳩山首相が現行案を白紙に戻せば「首脳会談どころではない」(日米関係筋)との懸念も出ている。それよりも、その前に鳩山政権瓦解の心配がある。
2010・1・26

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・鳩山忌避を始めた米政権:渡部亮次郎
・無かった筈の小沢氏の「遺産」の実態 :阿比留瑠比
・阿比留瑠比記者の講演の要旨:井上政典
・急募!保守新党:平井修一
・話 の 福 袋
・反     響
・身 辺 雑 記





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