2010年02月15日

◆今年生まれも「八方塞の厄」だった

毛馬一三

人生、突然行く先を遮る切る壁にブツかると、「四面楚歌」だとか「八方塞がり」だとか、心の中で密かにつぶやいて仕舞うものだ。

ところが「八方塞がり」の語源が、何と「暦の厄」に関るものであることを初めて知った筆者は、2月5日の本誌(下記参照)に掲載した。
http://hyakka.seesaa.net/article/140289176.html

2月10日には、渡部亮次郎氏主宰の「頂門の一針」1813号に「八方塞の厄祓い」として掲載され、全国に発信された。
http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm

ところが掲載後に、予想外の反響があり驚かされた。郷里福岡や、関西・東京の同じ年生まれの学友や知人、読者からは勿論、昭和4年生まれの81歳の先輩からも連絡があった。

<平成22年は、暦の「八白土星」の年齢者が、暦の方位吉凶図で九星干支の残りの「八星干支」に周囲をしっかり囲まれ、外への道が完全に塞がれている構図になっているため、「八方塞がりの厄」というのですか。早速厄祓いに行ってくるよ>。概してそうした感想だった。

ところが、この話題はその後、実に身の引き締まる思いをする状況に直面した。実は先日(2月12日)、畏友仲村友彦氏と会食した時のことだった。仲村氏は、昭和22年生の63歳、筆者と同じ「八白土星」だ。話題は共通する「八方塞がり」に及んだ。

海運会社役員の仲村氏は、すでに本誌とファンの「頂門の一針」を既読して、驚きのあまりすぐさま早速神社に「厄祓い」に行ったそうだ。そのあと、「厄年」と思われる親会社の部下だった数人に、「頂門の一針」を閲覧するようメールしたという。そうすると、1人の該当者がいたが、他の数人は「厄年」ではなかったそうだ。

ところが、これに関連する話が進んでいく内に、緊張を呼び起こす事態が起きた。仲村氏が携帯電話の「画像」を開いて見せてくれたのがキッカケ。この12日の日に生まれたばかりの女の赤ちゃんの写真が映っている。なぜこの「写真」を見せるのか、訝しがって仲村氏の顔を見た。

仲村氏曰く「今日生まれたばかりの女の子の写真を送ってきてくれたのは、先に「厄年」かどうか確認した後輩の赤ちゃんなんです。後輩夫婦は共に厄年じゃなかったのですが、この赤ちゃんは「厄年」なんですよね」。

だから、機会を見つけてこの子のために「厄祓い」をしたら如何と、お祝いの言葉にこのことも付け加えて伝えました」と仲村氏は言う。

たしかに、今年生まれ、即ち平成22年生の0歳は皆、「八白土星」の「八方塞がりの厄年」である。

筆者はこれを書く時、「八方塞がりの厄年」の「語源」の新知識会得に新鮮味を感じて書き綴ったものだった。しかし書く途中で迂闊にも、今年生を受けた赤ちゃんまでもが「厄年」であることに深く思いを馳せていなかった。急激に身の引き締まる想いを感じ出した。

「厄年」に何度も経験した人なら、「八方塞がりの厄年」が新たに出現してしても、驚きはするだろうが、何とか受け流せるだろう。ところが今年生を受けた新生児が「厄年」となると、これはまるで意味が違う。知った親御さんは戸惑うに違いない。

その胸中の想いを告げると仲村氏は「八方塞がりの厄祓いを生まれ立ての時に済ませて、人生の活路を拓いてやることも大事なことです。その子のためになると思う親が、思い立って「厄祓い」をするならば、それはいいことじゃないですか」と言ってくれた。

今年既に生まれた、また生まれる子は沢山いる。携帯電話に映し出された生まれたばかりの赤ちゃんは可愛かった。次世代を背負う赤ちゃんたちが、健やかに育ち、未来の日本をしっかり支えてもらいたいと思う。仲村氏の助言で筆者の気持ちが些か軽くなった。

再掲するが、「暦」(神宮館蔵版)によると、「八方塞がりの厄」の「八白土星」の年齢は、
・平成22年生の0歳
・平成13年生の9歳
・平成4年生の18歳
・昭和58年生の27歳
・昭和49年生の36歳
・昭和40年生の45歳
・昭和31年生の54歳
・昭和22年生の63歳
・昭和13年生の72歳
・昭和4年生の81歳
・大正9年生の90歳
となっている。    (了)  2010.02.14

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