2010年03月15日

◆次に斬られるのは石井氏?

渡部亮次郎

産経新聞のベテラン政治記者阿比留瑠比(あびる るい)氏が3月13日、自らのブログ「国を憂い、我とわが身を甘やかすの記」で
「小沢氏に次に斬られる側近は石井一参院議員ではないか」と不気味な事を書いている。

<13日の産経政治面に、「民公接近 与党から不満続出 連立に影響 小沢氏ダンマリ」という見出しの記事が載っていました。公明党と創価学会が政権党である民主党に急接近していることを報じたものです。

時事通信の直近の世論調査で内閣支持率がとうとう30・9%にまで落ち込むなど、「政治とカネ」の問題や政策・外交の迷走をはじめ民主党への失望・落胆が社会に広まりつつあるという背景があります。

このていたらくの大きな原因をつくった小沢一郎幹事長は当面「居座り」を決め込んでいるわけですが、地位を安泰にするには、そろそろ新たなカードを手にしたいころでしょうし、一方でそれは党内外に大きな軋轢を生みますし。

実際、記事は石井一選対委員長が2月26日の小沢氏と創価学会幹部との密会を念頭に「支持者から『これまで批判してきた公明党や創価学会と接近するのはどういうわけか』と電話やメールがたくさん来ている」と抗議しても、小沢氏はムッとした表情で黙ったままだったと報じています。

情景が、目に浮かぶようです。ちなみに、石井氏は西松事件のときもその後も、ずっと小沢氏をかばい続けてきた議員ですが、これまでの数多くの元側近議員同様、いずれ小沢氏に切られるかもしれませんね。>

「抗議しても、小沢氏はムッとした表情で黙ったままだった」のはなぜか。創価学会・公明党への接近が、民主党や内閣の為だったら、小沢氏はそこで、改めて説明したはずである。それを敢えてしなかったのは自分の為だったからである。

創価学会・公明党は「票」を通して自民党を支配してきた。それを今度は民主党に持ち込んで民主党政府を支配しようと、小沢氏を通じて接近を図ってきた。それを受けて小沢氏は渡部恒三氏ら小澤批判派への恫喝に用いようとしているのである。「おまえら、つべこべいうなら学会票を回さないぞ」というわけ。

小沢氏は東京地検による起訴を当面免れたが、捜査が終了したわけではない。まだ崖っぷちに立たされている。そこを渡部氏やいわゆる七奉行の連中に突かれたら幹事長の地位は危なくなる。だから小沢氏としては万全の策を講ずる必要がある。そこへ創価学会・公明党の接近。当(まさ)に「渡りに船」だったのだ。

このように考えると、石井氏の「抗議」は小沢氏にとって実に腹立たしいことだった。折角ポストを与えて選挙対策を通じて側近扱いにしてやっているのに、いつの間にか増長して、幹部面をしている。
クビだ。

小沢氏の哲学は「去る者は追わず」。岩手の大先輩の原敬は「去る者を追う」だったが、小沢氏は少しでも逆らう者は直ちに遠ざけ、次第に疎遠にし、斬ってしまうというのが常道。親分の田中角栄氏や金丸氏にも無かった冷酷さがそこにはある。石井氏に抜かりはなかったか。
2010・3・13


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