2010年03月20日

◆土屋がんセンター病院長、癌研へ

石岡荘十

国立がんセンターが来月独立行政法人に移行するのを機に、辞任を表明している土屋了介病院長の身の振り方が注目されていたが、癌研究所(東京・有明)へ転進し、で引き続き癌の治療と治療法開発の仕事に取り組む意向を明らかにした。ご本人の確認が取れた。

がんセンターが今抱えている問題については、すでにその概要を報告した。
http://www.melma.com/backnumber_108241_4791329/ (「再生なるか、国立がんセンター」本誌41847号2/13)
この記事は反響を呼び、日経メディカルオンラインにも転載されている。
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_65179_51468_6

その前に、がんセンターを辞任する理由のひとつになったと思われる医師の人事について同院長がブログで率直に語っている。
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_64749_200302_4
こう述べている。
<(これまでの)自己評価は65点、大掃除が終わっていない。以前おられた麻酔科の先生方が、緩和ケアを行うためにがんセンターを去られたのは間違いありません。ですが「麻酔をかけている際の外科医の態度が悪い」ともはっきりと伺いました。

「麻酔科医を手足のようにこき使う外科医が多すぎる」というのです。この点については、嘉山孝正初代理事長(山形大学医学部長)に(病院経営を)引き継ぐ前に“大掃除”をし、刺し違えてでも、辞めてもらうべき人には辞めてもらおうと思っています。(そうしなければ)私は腹の虫がおさまりません>

土屋病院長は、医師らしからぬ“政治力”を発揮し、600億円にのぼる債務の大幅減額にメドをつける大技をやってのけた。今度は人事の “大掃除”だ。新生がんセンター発足までにはもうひと騒動ありそうだ。が、土屋病院長には新しい土俵でのご活躍を期待したい。

癌研究所は、1908年に“癌の撲滅をもって人類の福祉に貢献する”目的で結成された、民間の非営利組織。日本のがん研究とがん治療とともに、ゲノム研究、遺伝子発現研究、生物情報工学及び遺伝子改変動物実験等、新分野の研究に当っている。

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