2010年04月28日

◆鳩山軽蔑を始めたマスメディア

渡部亮次郎

「中国から見ればカモに見え、米国から見ればチキンに見える」で始まった「日本にいる謎の鳥」のアネクドート(小噺)。27日友人かの連絡に依れば、あの鳥は遂に「雁(ガン=癌)」だという事になったらしい。

<与謝野氏「首相は東大出のはずだが頭相当悪い」

たちあがれ日本の与謝野馨共同代表は27日、自民党から除名処分を食らったが、先立って26日、衛星放送「BS11」の番組収録で、鳩山首相について、「東大出身のはずだが、頭が相当悪い。

首相の資質と言われたが、麻生(前首相)さんの方が100倍も1000倍も頭が良かった」と酷評した。> (4月26日19時49分配信 読売新聞)

LOOPY(バカ)を通り越して「頭が悪い」ことになってしまった。それよりも酷いのは、連載「新 民主党 解剖」(第2回=27日)で石原慎太郎都知事の言葉を引用しながら<身に迫る「国民の軽蔑」>を投げつけた産経新聞である。

日本のマスメディアで鳩山首相に「軽蔑」という言葉を投げつけたのは今回の産経新聞が初めてである。自らの世論調査で内閣支持率が22%に落ちたのを確認して、つい出た表現であろう。

その前に、冒頭に出した「謎の鳥」のアネクドート。ネットを見ている人なら臭いほど知っているものではある。

<日本には謎の鳥がいる。正体はよく分からない。

中国から見れば「カモ」に見える。

米国から見れば「チキン=鶏」に見える。

欧州から見れば「アホウドリ」に見える。

日本の有権者には「サギ」だと思われている。

オザワから見れば「オウム」のような存在。

でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。

それでいて、約束をしたら「ウソ」に見え

身体検査をしたら「カラス」のように真っ黒。

釈明会見では「キュウカンチョウ」になるが、

実際は単なる鵜飼の「ウ」。

私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。>

というもの。誰かが初め、ネットに掲載したら、読者が投書して鳥の名が増えた。とうとうガン(癌)になっても死なないから、ハトは国民に軽蔑されながら、死ぬまでもっと多くの鳥になるだろう。

さて産経新聞である。問題の連載は初回からかなり厳しい表現を用いて民主党への失望と内部の同様を伝えてきたが、2回目の27日は遂に「軽蔑」を投げつけた。

<「首相が国民の軽蔑を買った。軽蔑が一番、怖いんだよ」。民主党が圧勝し政権を奪取した09年8月の衆院選直前、東京都の石原慎太郎知事が麻生太郎前首相を評した言葉だ。石原の指摘は今や勝利者だったはずの鳩山に突きつけられている。>というもの。

普天間問題の処理の不手際に、国民は今や呆れている。しかも本人もそれを承知で「私はバカだ」といったかと思うと暗愚と摩り替えて威張ってみせる。それこそ「つける薬の無い馬鹿」である。

与謝野氏が言う如く、東京大学初め立派な大学は出てきたらしいが、
学力とは無関係な事態の洞察力とか指導力とか決断力がまったく無い。田中角栄と全く反対の人物である、可笑しさ。

角栄は貧乏で中学にも行けなかったが、あれほど頭の良さを感じさせた人物のナンバー・1だった。だから首相が務まったが、鳩山は大学は幾つ出ても、元々世渡りの頭は全く無い。こういう者を江戸の庶民は「使い物にならない」と軽蔑し、挨拶もしなかった。

<産経の世論調査で首相の指導力を「評価する」ハ5・6%にとどまり、逆に「評価しない」が9割に達した。

政権補足時の昨年9月の調査では、首相の指導力を54・5%の人が評価していた。7ヶ月で約10分の1にしぼんだ計算だが、国民の5%しか指導力を認めない国家の最高指導者とは何だ」>(産経)

さりながら鳩山は簡単には辞めない。カネの有る奴 学歴の高い奴、頭の悪い奴、女房の尻に敷かれている奴ほど、辞めない。秋田弁では、こういう奴を決め付けて軽蔑する言葉がある。「ドブデキャシ」(文中敬称略) 2010・4・27

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<目次>
・鳩山軽蔑を始めたマスメディア:渡部亮次郎
・小沢氏、首相を見放した?:古澤 襄
・子宮頸がんワクチン適齢期:石岡荘十
・習近平が王楽泉の更迭を宣言:宮崎正弘
・ハトに餌をやってはいけない:平井修一
・話 の 福 袋
・反     響
・身 辺 雑 記

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