2010年07月09日

◆NHKという3文字の信用

大谷英彦(ジャーナリスト)
知り合いの社長が語った話を思い出した。アルバイトなどで人を集める募集広告に「NHKの仕事」というヒトコトがあると応募者数は、ぐんと違うという。

現に、私自身の体験でも、私が定年を前にNHKを辞めた時「私はあなたがNHKの人だったから結婚したのに・・」と女房からなじられた。

これが「NHK3文字の信用」。今では「虚名に堕した」3文字なのだが・・。

TVや新聞の反応を見ると、名古屋場所の中継中止を是とする論調ばかりだ。でも、昨日7日の読売の夕刊は「NHKに寄せられた4割強(約500件)が『中継すべきだ』。中止に賛成は2割の約200件」に変わったと報じている。

ほれ見ろ。福地会長が前日に挙げた「中継中止を求める意見が多い」というデータは早くも根拠を失った。当たり前ではないか。世論調査をやったわけでなし。NHKにかかってきた電話などだけの比率で判断する誤りをビール会社の社長だった彼に説いても無駄だろう。

が、少なくとも往相現場をやってきた日向放送総局長ぐらいは「世論と統計」の関係は知ってるだろう?それとも「上目のひらめ」で会長様には異見は言えなかったのかな?

そもそも大衆の相撲協会への「怒り」に応じて、NHKが中継放送中止という放送史上初の処置に踏み切る。相撲協会に対し裁判官的役割をNHKが引き受ける「因果関係」があるのか。

NHKに、その役割を進んで引き受けるメリットへの思惑、つまり「夜郎自大」的思惑はなかったのか。

実況放送というものは、ありのままの姿を視聴者に伝え、ことの良し悪しの判断の素材を包み隠さず曝け出す手法である。

仮に名古屋場所の実況中継があっても、視聴者には「イヤなら見ない」という選択がある。名古屋場所問題は、NHK首脳に日本の国技の伝統、NHKが守ってきた相撲放送の伝統を断絶させるほどの権限を、我々には与えられていないという「歴史と伝統」への謙虚さがあれば、時流に迎合する愚は犯さなかったと惜しまれる。

その上、NHKには「1万人訴訟」に発展した「シリーズJAPAN」「台湾」を初めとする「大罪」がある。

そのNHKに日本相撲協会を断罪する資格があるのか、という問題提起が私の主張の根源なのだが、昨日の「頂門の一針」で述べたので繰り返さない。

実をいうと、私は今回のNHKの中継中止を密かに喜んでいる。

NHKが台湾での取材を自分たちの偏向史観に合うよう取捨選択し、日本の歴史を捏造した「大罪」は、程なく断罪される日が来る。

その時、辞意を表明しながら辞められなかった福地茂雄会長が、名古屋場所の中継中止の根拠とした「コンプライアンス」をNHKに適用し、如何なる処断に追い込まれるか、今から楽しみにしている。

NHKを正す会:HP
http://nhk-tadasukai.iza.ne.jp/blog/
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