2010年07月17日

◆潰れた「輿石議長」

渡部亮次郎

先には参議院議長に民主党の輿石東参院議員会長が確定と報じたが、大きな誤報だった。深くお詫びします。昔、参院の取材をしていた時は1度も誤報をしたことが無かったのは当然。しかし新聞など2次情報を元に推測で記事を書くと、誤報になることがある。

参院議長人事をめぐる与野党の非公式折衝で、野党特に自民党は「輿石議長」案に反発を示したようだから、「輿石議長」を潰したのは自民党の功績と言えないことも無い。選挙に勝ったという事はこういうことなのだ。

<輿石氏民主参院議員会長留任へ 民主、参院議長は西岡氏で調整 参院議長人事は15日、民主党が西岡武夫参院議院運営委員長(74)の擁立で調整を進めることになった。

当初輿石(こしいし)東(あずま)同党参院議員会長(74)が有力視されたが、与野党の勢力が逆転した国会運営を乗り切るには「党内に影響力がある輿石氏で結束するしかない」(参院幹部)と、留任する見通しとなった。

野党側は先の通常国会の閉幕をめぐり、輿石氏らが強引に押し切ったと反発しており、「輿石議長」では野党側が反対する可能性もあった。直嶋正行経済産業相(64)や北沢俊美防衛相(72)も取りざたされたが現職閣僚であるため困難とみられている。

民主党は21、22の両日、参院議員会長の立候補を受け付け29日に投開票する。22日に無投票で輿石氏が選出される可能性が高い。

一方、自民、公明、みんなの3党は15日の幹事長・国対委員長会談で、議長や議院運営委員長などの参院人事を3党間で協議していくことで一致した。>産経ニュース 2010.7.15 23:05

輿石氏は「当選してくれば議長」という小沢一郎前幹事長の呟きを信じ、地元山梨県で、山教組の票では足りなくなった選挙情勢をひっくり返すために、公明党とのバーター取引までして辛くも当選してきた。

だが党としては自民党に惨敗と言うのでは、議員会長として責任の一端を負わざるを得ない。加えて頼りとする小沢氏も責任を負うだけでなく自身の「カネ」を巡って折から検察審査会の俎上に乗るという場面に突き当たった。

こうなっては「輿石議長」を推進する者はいなくなる。「国会対策上、党の結束を維持するためには、輿石氏が余人をもって代えがたい」とかなんとか持ち上げられては、議員会長留任を呑まざるを得なかったろう。

誤報した者として「引かれ者の小唄」だが、日教組議長の誕生が1人減ってよかった。

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