2010年09月01日

◆軟弱日本、斜陽の時代へ

平井修一

小生は昭和26年生まれだからポスト団塊世代ではあるものの、子供がうじゃうじゃいる環境に育った。

なにしろ子供だらけである。1クラス50人で10クラスもあり、教室はあふれるばかりにぎっしりだった。小中学校35人学級を来年度から段階実施するそうだが、50人クラスでも今の子供たちより知力、体力は上だったろうから、小人数教室は先生の負担軽減にはいいだろうが、知力、体力とは別物だろう。

すさまじい詰め込み教育だったような気がするが、それでよかったと思っている。考えるのが面倒くさかったので小生は暗記した。英語は教科書丸々1冊暗記した。

競争も激しかった。学年の上位50人の成績表を張り出して競争心を煽った。それがやる気になった。今の子供たちは詰め込みも競争もないから軟弱だろう。勉強ができないのは教えるほうが悪いなどと親ともども思っているのではないか。この親にしてこの子あり。

休み時間になると皆校庭へ出て体を動かした。狭い教室では息苦しくてしょうがないからだ。こうして子供たちはタフになった。

校庭の隅にはトカゲがいた、蛇がいた、カエルがいたから、いたずらのタネにも困らなかったっけ。蛇で女の子を驚かすイタズラ坊主もいた。

いじめもあったろうが、多くは自分で解決した。陰湿ではなかったと思う。先生も親も子供のケンカなどには口を出さなかったのではないか、その代わりにゲンコツやビンタが飛んできた。

こうしてタフな日本人が創られ、24時間戦える企業戦士となっていった。今は残業代を出さないとカイゼン会議ももてないという、なんとも軟弱なことになってしまった。理不尽なことでもドンと受け止めたのが僕らを含めた戦後世代(昭和ヒトケタ〜20年代生まれ)あたりではなかったか。

団塊世代や小生は元気がよすぎて機動隊の手を煩わせたが、今の学生にはそんなパワーはひっくり返ってもないだろう。せいぜいロボコンとサッカーで燃えるくらいか。ああ、軟弱。

50人クラスでがんがん詰め込み教育をしたらいい。35人クラスにして先生を遊ばせることはなかろう、当時は先生も元気で、熱血漢みたいな先生は珍しくなかった。今はどうなんだろうか。

鍛えられていない子供たちは次世代を担えるのか。マンガとゲームと携帯漬けだからろくでもないだろう。軟弱日本はこのままなら確実に斜陽を迎えるに違いない。
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