2010年09月25日

◆腑抜け菅政権、北京に屈服

渡部亮次郎

メルマガ編集中の24日午後3時過ぎにインターネットで流れたこのニュースを見て愕然、日本の将来に絶望した。菅政権を見限ることも当然である。

おそらく仙谷官房長官あたりが根回しの上、NY出張中の菅首相を説き伏せて決断、法務大臣を使ったのであろう。宮崎正弘さんが指摘されるように、小泉政権時代の田中真紀子外相が金正日長男を取り調べもせずに帰国させた事件以来の外交的失態。歴史に残る大不祥事だ。

北京としては、この程度の圧力で屈する日本なら、もう少し圧力を加えれば尖閣諸島の領有権を放棄するだろう、更に揺さぶろう、と凱歌、乾杯の宴だろう。

畏友加瀬英明氏によれば、「相手に悪い」と譲歩するのが日本人に対して「相手が悪い」と決め付けて攻めてくるのが中国人、とか。

今回日本がひるんだのは、何かやましい点があるからだと考え、いたけだかに攻めてくることになる。我々日本人が考える「穏便」とは中国語では「屈服」なのである。

<尖閣諸島沖での衝突事件、逮捕の中国人船長を釈放へ

東シナ海の尖閣諸島沖で中国漁船と石垣海上保安部(沖縄県石垣市)の巡視船が衝突した事件で、検察当局は、同保安部が公務執行妨害の疑いで逮捕した中国人船長、せん其雄(せん・きゆう、せんは憺のつくり)容疑者(41)を、近く処分保留のまま釈放する方針を固めた。那覇地検が24日、発表した。

那覇地検は、処分保留で釈放する理由について、海保の巡視船に航行に支障が生じるほどの損傷が出ておらず、乗組員に負傷者もいないことなどを挙げたうえで「わが国国民への影響、今後の日中関係を考慮すると、これ以上身柄を拘束して捜査を継続することは相当ではない」と説明した。

一方で、漁船が「故意に衝突させたことは明白」と指摘し、船長に対する処分は今後の情勢を踏まえて判断すると述べた。

海保によると、せん船長は7日午前10時56分ごろ、尖閣諸島・久場島の北西約15キロの日本領海上で、巡視船「みずき」(197トン)の停船命令に応じず、急に方向を変えて左前方のみずきに左舷を衝突させ、海上保安官の公務の執行を妨害した疑いで逮捕されたが、中国側が解放を求めて激しく反発している。>
Asahi Com 2010年9月24日15時0分

<【中国人船長釈放】「政府は非常に間違った判断」中国の姿勢に「暴力団の縄張りと同じ」と石原都知事

尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、国が中国人船長の釈放を決めたことについて、東京都の石原慎太郎知事は24日の定例記者会見で「政府は非常に間違った判断をした」と批判した。

中国の強硬姿勢については「暴力団の縄張りと同じやり方」と述べた。>産経ニュース2010.9.24 15:53

◆本稿は、9月25日(土)刊全国版メルマガ「頂門の一針」2047号に
掲載されたものです。他の卓見もご拝読を!

◆<目次>

・腑抜け菅政権、北京に屈服:渡部亮次郎
・敵は日本の政治の愚劣さ:宮崎正弘
・今日の南沙は明日の尖閣:伊勢雅臣
・尖閣諸島で、ブレる、ブレない:泉 幸男
・パックス・チャイニーズの脅威:平井修一
・話 の 福 袋
・反     響
・身 辺 雑 記

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 http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm

 
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