2011年04月02日

◆山科だより「近辺の資料館・博物館D」

渡邊好造

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今回は100年の歴史を誇る館、マンガ館など、山科に近い京都異色の3館を紹介する。京都市内に住み17年になるが、すでに紹介したものも含めてこれだけの資料館・博物館があるのを知り、いまさらながら驚きの感を禁じえない。
 
1)「京都市考古資料館」 ・運営=財団法人京都市埋蔵文化財研究所 ・所在地=京都市上京区今出川大宮

・入館無料 ・開館9〜17時 ・月曜休館(祝翌日) ・地下鉄烏丸線今出川駅のりかえ市バス堀川今出川停留所

平安京以来の遺跡の調査研究が主な業務で、館内には土器など発掘物が展示されている。昭和54(1979)年開設。

2)「京都大学総合博物舘」 ・運営=京都大学 ・所在地=京都市左京区吉田本町
・ 入館料400円、高大生300円、小中生200円 ・開館9時30分〜16時30分 ・月火曜休館 ・京阪電車出町柳駅徒歩10分。

明治30(1897)年に創設された京都大学の付属機関で、大正3年(1914)年に陳列館、昭和30(1955)年に文学部博物館、平成9(1997)年に総合博物館としてスタ-トした。100年間にわたって収集、研究されてきた学術標本・教育資料は2百60万点に達し、国宝、重要文化財も数多く含まれる。

3)「京都国際マンガミュ-ジアム」 ・運営=京都市・京都精華大学 ・所在地=京都市中京区烏丸通御池

・入館料500円(特別展1千円)、中高生300円(同500円)、小生100円(同200円) ・開館10〜18時 ・水曜休館 ・地下鉄東西線烏丸御池駅徒歩2分。
京都精華大学にはマンガ学部があり、マンガ、アニメの実作者や原作者、編集者を育てるのを目的としている。

この大学が京都市から土地を借りて共同でミュ-ジアムが造られた。平成18(2006)年11月の開館。館長は”バカの壁”の著作で有名な解剖学者・養老猛司氏(非常勤)である。国内マンガ本を中心に明治以降、世界の資料など30万点以上が収蔵されている。日本と世界のマンガ文化の宝物館といえる。

テレビ全盛時以前に幼少時を過ごした人にとってこのマンガミュ-ジアムは必見で、開館後4年にしてすでに入場者百万人を超え、うち1割が外人という。

平成20(2008)年に国の有形文化財に指定された。マンガというジャンルでの珍しい指定だけあってその充実した中身は想像以上である。

奇しくも京都精華大学マンガ学部について、週刊新潮の3月17日号は、”大学マンガ学部から「赤塚不二夫」は生まれるか”の見出しで紹介している。

この学部の昨年度の入試問題の一つとして<「朝目覚めると僕は○○になっていた」というシチュエーシヨンで始まる3〜5ページのマンガを描きなさい>をとりあげ、”これならカンニングで解答できまい。この学部の卒業生の多くは定職につかず、マンガを描いては出版社に持ち込んでいるという。いずれ第2の赤塚不二夫、手塚治虫がでてくるかも、、”との期待をこめた記事になっている。(完)
 



 

  


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