2011年04月07日

◆一旦は消えた大連立だが

渡部亮次郎

燃えかけた民主・自民・公明による「大連立」だったが、5日、谷垣自民党総裁が再度、否定したことにより、一旦は消えたように見える。自民党内で積極的に動いた幹部の面々が余りに震災利権に目ざとい連中だったこともあって、大方の了承は取り付けられなかったようだ。

しかし、後述古澤氏の指摘するように「火種」も「策士」も残っているので、目を光らせる必要はある。

<谷垣総裁、大連立拒否「政策すり合わせもない」

自民党の谷垣総裁は5日、菅首相(民主党代表)が呼びかけた両党の「大連立」はできないとの考えを示した。谷垣氏は東京都内で記者団に「政策のすり合わせもないところでの連立はあり得ない。野党として震災対応の協力をやる」と述べた。

党執行部は「菅首相の退陣が大連立の大前提」としており、谷垣氏の発言も、菅政権との間での大連立を否定したものと見られる。

谷垣氏は首相の震災対応についても、「(首相官邸内で)たくさんの役を次から次に作るのは責任と権限を一元化することにつながらない」と批判した。

谷垣氏は同日、総裁経験者回りの一環として海部、小泉両元首相とそれぞれ会談、小泉氏は「健全な野党のあり方を発揮すべきだ」と助言した。

自民党幹部は「総裁経験者は菅政権との大連立に皆、慎重だった」としており、菅内閣が閣僚を増員し自民党に入閣を要請しても断る方針だ。>読売新聞 4月5日(火)20時39分配信


<大連立に否定的=「健全野党」、谷垣氏に求める―小泉元首相

自民党の谷垣禎一総裁は5日午後、都内で小泉純一郎元首相と会い、党派を超えて東日本大震災の復興に取り組むため、党内で容認論が広がる民主党との大連立について、意見を求めた。

小泉氏は「今は健全な野党の在り方をしっかり発揮すべきだ」と述べ、政権の外から協力するのが望ましいとの考えを伝え、谷垣氏は「全くその通りだ」と応じた。

会談後、谷垣氏は記者団に「政策の擦り合わせもない連立はない。野党として徹底的に震災対応に協力すると言っており、これをきちっとやる」と強調しつつ、「これからも、いろんなことを見ないといけない」と述べ、情勢を見極める姿勢を示した。>
時事通信 4月5日(火)20時53分配信

◆本稿は、4月6日(水)刊の「頂門の一針」2223号に
掲載されたものです。
◆<2223号 目次>
・一旦は消えた大連立だが:渡部亮次郎
・大連立の火種は残っている:古澤 襄
・「これで(首相を)2年できる」:阿比留瑠比
・菅氏では国民はもう頑張れない:遠藤浩一
・中国が市場から資金回収開始:宮崎正弘
・話 の 福 袋
・反     響
・身 辺 雑 記
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