2011年04月19日

◆自公「復興実施本部」当面応じず

渡部亮次郎

野党への「復興実施本部」入りは、菅首相が国民新党の亀井静香代表に投げさせたクセ球だったが、自公両党は18日、打ち合わせの結果、当面、断ることを決めた。

災害復興に協力することにはやぶさかではないが、この底には菅首相の延命策が隠されていることが明瞭だったためである。

<自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは18日昼、都内で会談し、国民新党の亀井静香代表や菅直人首相が東日本大震災の復興に向けて検討している与野党合同の「復興実施本部」(仮称)への参加について、当面応じない方針を確認した。

自民党の逢沢一郎国対委員長は会談後、記者団に対し、民主党内で「菅降ろし」の動きがあることを念頭に「この段階で軽々に判断できる政治状況か見極める必要がある」と述べた。>
産経新聞 4月18日(月)14時6分配信

それよりも何よりもびっくりしたのは産経新聞政治部総理官邸担当記者のキャップ阿比留さんの菅首相への質問(4月12日)である。阿比留さんのブログによればこうある。

<「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害となっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも、首相の存在自体が国民の不安材料になっていると思う。一体、何のためにその地位にしがみついていらっしゃるのかお考えを聞かせてほしい」。要は震災その他対策に、菅首相がいて邪魔だとはっきりいっているのである。

これに対し菅首相はこう答えました。「阿比留さんの物の考え方がそうだということと、私は客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています。(中略)私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申し上げようがありません」

私はこの質問をするに当たって、まだ菅首相の正体と危険性に気付かないか、あるいはそれこそ私と見方がかなり違っている人からは、強い反発を受けるだろうなと覚悟していました。>

その結果、阿比留さん宛に抗議のハガキが1通だけ来たそうだ。

私もNHK記者の時代、田中角栄内閣の総理官邸記者のサブ・キャップを経験したが、田中首相の金権体質批判をテレビで展開した事はあるが、だからあなた辞めなさいと面と向かっては、恐ろしくて言えなかった。

田中の差し金で大阪に左遷されて事をきっかけに41歳でNHKを退職してしまったが、阿比留さんのような立場の人間から、こう露骨に非難されるようでは、菅首相の政治生命も旦夕に迫っていることを示すものだろう。

これを見ては、自公両党とも復興会議にとても参加する事はできない。首吊りから輪を外してやることに成り、自らの首を締めることになるからである。2011・4・18
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック