毛馬一三
迂闊にも、渡部亮次郎氏主宰の5月23日刊「頂門の一針」2265号「反響欄」に掲載された前田正晶氏の「黄砂の悪影響」の記事を見逃し、翌5月24日に拝読して、「黄砂の悪影響」が大阪までも及んでいることに気付いた。
私自身同じ「黄砂の原因」で、今までに経験したことがない程の長期にわたる風邪気味の体調不良に襲われ、気力、体力共に失していたので、前田氏の「黄砂の恐ろしさ」原稿に改めて目を奪われた。
前田正晶氏によると、下記の通りだ。
<先日、ゴールデン・ウイークに故郷の鹿児島に帰っていた50歳の女性から、黄砂の悪影響話を聞いた。
彼女がマスクをして咳をしていたので風邪ではなく黄砂の悪影響だった。その頃鹿児島では何とも言えない空の色で見通しが悪かったが、その根拠が黄砂の悪影響だと教えられた由。
彼女は黄砂に対する備えもなく、それほど重大なこととは認識していなかった。ところが、帰京して間もなく咳が止まらなくなって医師の診察を受けたそうだ。そこで、黄砂が肺に入っている状態で放置すれば肺炎になる危険性ありと、抗生物質を処方され何とか安定した状態になったそうである。
しかし、医師からは未だ油断は禁物と聞かされて、あらためて黄砂の恐ろしさを実感したと語っていた。(中略)
黄砂も放射性物質が福島から足柄まで風に乗って飛んでくるのであれば、中国で発生し偏西風に乗れば福島から足柄よりも遙かに遠い鹿児島に飛来して、そういう影響を及ぼすと知った>。
私の場合は、最初咽喉に痛みがあったので、「花粉症」に違いないと考え、耳鼻咽喉科医院で診てもらった。しかし咽喉の痛みと痰のが激しくなる一方、鼻什もひどくなり、微熱を伴うなど風邪症状に似た体調に変わってきたので、慌ててかかり付け内科医院に駆け込んだ。
診断によると、咽喉と鼻の炎症がひどく、早急な治療が必要だと言う診断で、原因は「黄砂」が一つの要因に絡んでいるという事だった。いまご当地では高齢者に広がっているそうだ。
そこで、・抗生物質として「メイアクトMS錠100g」、・咳を鎮める「メジコン錠15mg」、・痰や膿をうすめて痰や鼻什を出しやすくする「ムコダイン錠500mg」、・アレルギー性の鼻水等を抑える「アレグラ錠60mg」、・胃粘膜薬「テプレノンカプセル50mgト―ワ」、・それにうがい薬アズノール4%」の薬を出して貰った。マスクも常用が必要だそうだ
この3週間にわたった診察と薬服用で、何とか本日ごろから、症状はやや回復に向かいつつある
ただ、前田氏の原稿にあるように「黄砂が肺に入っている状態で放置すれば肺炎になる危険性が十分あり、注意が必要だ」との同じ診断は伝えられたし、今後も発症初期症状には十分気を配るよう、注意を受けた
ともかく中国から発生、偏西風に乗に乗って「日本」に与えている「黄砂」による悪影響は、鹿児島だけではなく、現実に大阪の私の友人や近郊の人たちまでにも広がっており、全国的に深刻になっているのではないだろうか。
マンションなどの駐車場に駐車している車のフロントガラスや車体全体に、「黄砂」がへばり付き、手洗いや洗車に毎日追われる苦情はあちこちで噴出している。
こうした悪影響の顕著な「黄砂」対応に、政府は何も関心を示していない。ましてや、気象庁もメディアも最近は「黄砂の悪影響」の実態に全く触れないし、「黄砂」の飛来予測も報じない。
前田氏が指摘するように、原発汚染が「黄砂」によって同時に運ばれてくる可能性が否定できないと考えると、身の毛がよだつ思いがする。
この「黄砂」についての政府の全く無関心に改めて苛立つ。情けない限りだ。
(了)2011.05.24