2011年06月13日

◆孤独の菅のたこ踊り

渡部 亮次郎

<車の挙動で通称「タコ踊り」と呼ばれている現象がある。それは、車体が左右に大きく尻 振りを繰り返し、立て直そうとしても尻振りが止まらず、運が悪ければ何かに衝突して 事故になってしまう恐ろしい現象だ>。homepage3.nifty.com/p-gtr/tacoodor.htm -

側近のはずだった仙谷官房副長官、最高顧問の渡部恒三氏も菅首相がそろそろ辞意表明することを願っている。川内博史衆院科技委員長にいたっては、あからさまに「マネジメント能力がない」事を指摘して辞任を迫っている。

それなのに菅自身は未練がましくパフォーマンスにこだわり、地位に恋々として、日本を過まらせようとしている。これはまるで孤独の首相、たこ踊りの図である。

<仙谷氏も早期退陣要求=次期代表選で党内融和を

仙谷由人官房副長官は11日午前のBS朝日の番組で、菅直人首相の進退について「早くけじめを付けた方がいい。次のステップに踏み込むため(首相に)身を投げ出してもらうしかない」と述べ、2011年度予算執行に不可欠な特例公債法案など重要案件処理に野党の協力を得るため、早期退陣を求めた。

首相は退陣表明したものの、時期を明確にしておらず、野党の反発で重要法案成立の見通しは立っていない。首相は8月以降の続投にも意欲を示すが、仙谷氏は「(首相)本人が無理に頑張るのは本人のためにも良くない」と強調。首相を支える立場にある仙谷氏が公然と早期退陣を促したことで、首相への退陣圧力は一段と強まりそうだ。

一方、首相退陣後の民主党の代表選びに関しては、「党内も恩讐を超えてもう少し高みに立てないか」と述べ、小沢一郎元代表を対立軸に繰り返してきた党内抗争に終止符を打ち、党内融和に努めるべきだと強調。自身の代表選出馬については「資格も能力もあるとは思っていない」と消極姿勢を示した。>
時事通信 6月11日(土)11時10分配信

<渡部氏、自公に協力要請…首相退陣と引き換え
民主党の渡部恒三最高顧問は10日夜、都内の料理店で自民党の大島理森副総裁、公明党の井上義久幹事長と会談した。

渡部氏は菅首相の退陣と引き換えに、2011年度予算の執行に不可欠な特例公債法案の早期成立への協力を要請した。大島、井上両氏は、首相の即時退陣を求めたとみられる。>

読売新聞 6月11日(土)8時42分配信

首相はマネジメント能力がない
 =危機の時のリーダーは小沢さん=
 −民主・川内博史衆院科技委員長インタビュー−

民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長は5月19日までに時事通信のインタビューに応じた。川内氏は菅直人首相の東日本大震災や福島第1原発事故の対応を厳しく批判。首相には「マネジメント能力がない」などとして退陣を要求した。発言要旨は次の通り。

−首相の大震災、原発対応のどこが問題か。

菅さんの政治は要するにパフォーマンス政治だ。格好だけ。被災者や国民に語るべきビジョンを何ら持ってない。支持率を上げようとパフォーマンスに終始している。

また、財源がないという「神話」に踊らされて、大震災を理由に増税を図ろうとし、自民党には大連立を働き掛けた。その手法を姑息だと国民は見ている。

福島県内の学校における放射線量の暫定基準値について、政府は年間被ばく量20ミリシーベルトまで大丈夫だと発表した。

通常、われわれが生活しているのは年間1ミリシーベルトだ。一方、年間20ミリシーベルトに達する恐れのある地域は「計画的避難区域」とした。子どもは20ミリシーベルトまで校庭で遊んでも大丈夫だと言いながら、もう一方は20ミリシーベルトになるから避難しなさいと言う。もう、ばらばらだ。首相にはマネジメント能力がない。だから早く代わってくださいと言っている。

−首相が大震災翌日に被災地や福島第1原発を視察した初動対応については。

視察することで自分をアピールしようとしたのだろう。福島第1原発が重大な事態となり、早急な対応が求められていたとき、やるべきことは分かっていた。

全電源が喪失し、冷却システムが動かないとき、首相がやることは現場に行くことではない。(格納容器の蒸気を外部に放出する)「ベント」を指示し、市町村にはベントでどのくらいの量の放射性物質が出るかなどをきちんと周知し、防護対策を取らせるべきだった。

3月15、16日に最も大量の放射性物質が出ている。広島型原爆でいうと20個分の放射性物質。15日には2号機が(格納容器の)高濃度の放射性物資を外部に放出する「ドライベント」を行っている。そういう時になぜきちんと関係自治体と情報を共有し、ベントの前に住民を避難させないのか、理解に苦しむ。

−5月以降、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の未公表データが公表されるようになったが。

政府は事故発生直後から約1週間、放射性物質が激しくふりそそいでいた一番大事な時期にデータを隠していた。これは法律違反だ。新たに分かったことは、3月11日から16日までの間、首相官邸に上がったSPEEDIの放射性物質の拡散予測図は1枚だけということだ。

3月12日午前3時から6時までの間、1号機をベントした場合、放射性物質が全て海に向かうという予測図だった。文部科学省が経済産業省原子力安全・保安院に出し、保安院から首相官邸にファクスで送られたという。

官邸の誰が予測図を見たかは分からない。官邸の危機管理センターにはSPEEDIの予測図を受け取る端末もなかったから、ファクスで送ったという。保安院と文科省から聞いたことだ。ちょうど首相の(被災地や原発の)視察を控えていた時だ。

結局、さまざまに細かく定められている(原発事故対応の)マニュアルが一切機能しなかった。官邸の対応はお粗末だ。官邸はSPEEDIの情報をもしかしたら知らなかったかもしれない。

何を基に避難区域を判断したのか。何のデータも得ず、思い込みで判断したのではないか。風上から風下に逃げて被ばくした住民もいっぱいいる。首相はSPEEDIを自分のためには使ったが、住民のためには使わなかったのではないか。ものすごく深刻な話だ。

−浜岡原発停止の首相の決断は評価するか。

当然の決断。エネルギー政策を根本から議論し、エネルギー計画、科学技術総合計画も見直し、エネルギーで経済をどう支えていくかという決断があれば、評価に値する。

浜岡停止は極めて当たり前の話。「浜岡を停止する、格好いいだろ」という感じで言ったのではないか。

−山岡賢次副代表らの勉強会「震災に対応できる連立政権に向けた総調和の会」は事実上「菅降ろし」の動きと見られているが、震災対応最中の政局的な活動には批判も多い。山岡氏らと今後どう動くのか。

「総調和の会」の議員の思いは共通していると思う。危機だからこそ真のリーダーを選ばなければならない。「こんな時に何をやっているんだ」「次の首相が誰がいるんだ」という批判は、菅さんを応援するメッセージにしかならない。菅政権応援団の発言だ。

わたしは、危機の時は真のリーダーが生まれると信じている。まず、菅さんには降りていただく。なぜなら国のリーダーとしてふさわしくないからだ。

真のリーダーが自然と生まれ、その人の下に結束して、復旧・復興、原発対策に当たるべきだ。私は小沢一郎さんこそが危機の時のリーダーにふさわしいと思う。

こういう時こそ小沢さんに首相を任せ、私はそれを全力で支えたい。復興財源に特別会計財源を使うよう財務省に指示し、米国に(米軍普天間飛行場の移設先について)辺野古は不可能と伝え、原発によらないエネルギー計画を確立してほしい。

−小沢氏は刑事被告人という立場で、現実に首相は難しいのではないか。

私自身は、小沢さんは刑事被告人だが、無罪になると確信している。首相になる資格を十分持っていると思う。
2011・6・11

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