渡部 亮次郎
機会を得て、7月16日、岩手県の陸前高田市と大船渡市の被災地を視察した。言葉を失い、茫然自失が真相だった。特に陸前高田は、巨人一撫でされたように街がすべて消滅したいた。
歌手千昌夫のホテルのように鉄筋コンクリートの建物は、外側は残っていても中がすべて荒れて、もはや使い物にならない。
大船渡も大同小異。街の海岸沿いは死の街。道路は開通しているが、街の在った道の両側は瓦礫と壊れた車の山である。復旧は全く不可能、復興を口に出しては見るが、完成したイメージが全く涌いてこない。
両市に共通なのは復興への動きが全く見えてこないことである。行政の詳しい事は知らないが、菅首相がいくら口で色々言っても、「政府が何か手をくだした」という証拠は何処にも発見できなかった。
仮設住宅を建てようにも、陸前高田市には小高い丘は存在しない。次の津波がやってきても両市は復興してないかもしれない。