渡部 亮次郎
野田信内閣は「ノーサイド」宣言どおり、党内から広く人材を集めた結果、安定した布陣となり、案外「長命」を予想される。菅と逆のことをやれば、国民は納得するのだから楽だ。
党内は早くも「ポスト野田」を狙い、当面、来年秋の党代表選挙に向けて「派閥化」を進めながら抗争を強めようとするだろうが、野田首相としては信じるところを愚直に進めば、道は開ける。
その時は向かってくるのは小沢氏かもしれないが、恐れることは無い。
<野田佳彦新首相(民主党代表)(54)は2日午前、新内閣の布陣を決めた。外相に玄葉光一郎国家戦略担当相(47)、財務相に安住淳前国対委員長(49)を起用した。
午後に天皇陛下による任命式に臨み、第95代首相に就任、閣僚の認証式を経て新内閣が正式に発足する。新首相が代表就任時に「ノーサイド」と宣言したように小沢一郎元代表のグループを含め党内から幅広く人材を起用した。
総務相兼沖縄・北方担当相に川端達夫衆院議院運営委員長(66)、経済産業相に鉢呂吉雄元国対委員長(63)、法相に平岡秀夫内閣府副大臣(57)、厚生労働相に小宮山洋子厚労副大臣(62)が起用された。
また、一川保夫参院議員(69)が防衛相、古川元久元官房副長官(45)が国家戦略・経済財政担当相、山岡賢次前副代表(66)が国家公安委員長・拉致担当相、中川正春元文科副大臣(61)が文部科学相、前田武志参院予算委員長(73)が国土交通相としてそれぞれ初入閣した。
行政刷新・公務員制度改革担当相には蓮舫元行政刷新担当相(42)が返り咲いた。
代表選を戦った鹿野道彦農水相(69)、平野達男震災復興担当相(57)は再任された。国民新党からは自見庄三郎金融・郵政改革担当相(65)を再任。細野豪志原発事故担当相(40)は再任の上、環境相も兼務する。
官房副長官には斎藤勁前国対委員長代理(66)、長浜博行参院議員(52)を起用。滝野欣弥官房副長官(事務)の後任には竹歳誠国土交通事務次官(61)の就任が決まった。
新首相は同日午前10時前、首相官邸入り。国民新党の亀井静香代表との会談後に組閣本部を設置し、入閣内定者を次々に官邸に呼び込んだ。官房長官に決まった藤村修氏(61)が午前10時50分から記者会見を行い、閣僚名簿を発表した。
新首相は2日夕、首相官邸で記者会見を行い、閣僚人事の狙いや政権運営の基本方針を説明する。その後、初閣議に臨み、各閣僚に基本方針を指示する予定となっている。
新首相は、財務相に岡田克也前幹事長(58)を充てる考えだったが、岡田氏が入閣を固辞したため断念した。
(産経ニュース2011.9.2 11:41)