2011年09月21日

◆巴里だより エアーバッグかシートベルトか

岩本 宏紀(在仏

クライスラー再建で知られるアイアコッカが、自叙伝のなかで興味ある見解を述べている。

20年以上も前の本なので今は事情が違うだろうが、彼によるとシートベルトの方が安全。

エアーバッグがふくらむと運転手は前が見えなくなる。

ましてや走行中に誤ってふくらんだら大変な事故になる。
実際、当時のアメリカでは誤作動が多かったそうだ。

その点シートベルトならきゅっと締め付けられるだけで、目も腕も自由なまま。 
普通に状況判断ができ、すばやい行動をとることができる、という指摘だ。

知り合いのとばし屋が、アルファロメオでパリの環状線のガードレールに
激突したときの話をきいたことがある。

哀れアルファは団子のように丸くなったが、本人はエアーバッグが顔にバーンと
ぶつかって擦り傷ができただけだった。

完全な酔っ払い運転だったので、警察にしょっぴかれるのではないかとびくびくしていたが、
腫れた顔を見た警官は「大丈夫か? 大丈夫か?」と心配してくれ、酒のことはお咎めなしだったそうだ。

これはエアーバッグの利点と言えるかも知れない。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック