2012年07月06日

◆福島原発事故は「人災」

渡部 亮次郎


若き中曽根康弘と老獪 正力松太郎が組んではじめたわが国の原子力発電。

資源というものの無いわが国にとっては太陽にも替わる存在だった。友人がこの世界のPRに関係しているので、誘われて原発の現場を視察して「安全神話」を叩き込まれてきた。

しかし神話はウソだった。津波の無い国で設計したものを、津波に素っ裸にさらした福島原発。東京電力も経済産業省も「危険」はとっくに承知していたはず。それなのに彼らは国民をだましていたのだ。

ばれてみれば馬鹿げた話では無いか。福島原発の敷地はもともと海抜50mの高台だった。だから今度の津波でも絶対、大丈夫のはずだった。それなのに津波に呑まれたのは、高台をわざわざ削り取って低くしていたからである。

建設工事の資材を海から荷揚げするのに不都合だと、簡単に削り取ってしまったのである。ここまでだけでも「人災」は明らかである。

<福島原発事故は「人災」=官邸介入で被害拡大―国会事故調が報告書

東京電力福島第1原発事故を検証してきた国会の事故調査委員会(委員長=黒川清・元日本学術会議会長)は5日、「事故の根源的要因は『人災』で、政府、規制当局、東京電力は人々の命と社会を守るという責任感が欠如していた」とする報告書を公表した。

報告書は約640ページ。事故の背景として、「これまで何度も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局と東電経営陣が先送りしてきた」とした上で、「今回の事故は自然災害ではなく、明らかに『人災』だ」と断定した。

また、事故直後の対応について、経済産業省原子力安全・保安院の機能不全や東電本社の情報不足に不信を募らせた首相官邸が、現場に過剰に介入したと指摘。「重要な時間を無駄にしただけでなく、指揮命令系統の混乱を拡大した」と批判し、「事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大の要因」と述べた。> . 時事通信 7月5日(木)14時23分配信
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