2012年10月21日

◆老人でも軍隊を知らず

渡部 亮次郎


戦争をテレビ中継で観る時代。昭和11(1936)年生まれの76歳ですら、戦争に征かず、軍隊の実態を全く知らない。だから戦争に反対も賛成もする資格すらないといわれても文句が言えない。

陸軍で言えば師団とか旅団、連隊といわれて、その規模が全く想像できない。小隊、中隊、大隊といった言葉は劇映画で耳にするも、何人ぐらいで編成されるものなのか見当もつかない。

もともと私の世代は柔道、剣道すら知らない。高校に入学した当初はまだアメリカの占領軍がいて、それらを禁止していたからである。あの掛け声が斬込み隊を連想させるからだといわれた。その代わり野球が奨励された。

小(国民)学校入学が、対米戦争の始まった翌年。戦争中はアメリカの艦載機に追いかけられたり、近所の石油タンクの爆撃に震えあがったり、空腹を抱えて逃げ回っているうちに、国の歴史始まって以来の敗戦。

8歳上の男児は予科練や満蒙開拓に動員されて、大半が戦死した。こちらは一寸幼かったから生き延びた。

当然、海軍のことも全く知らない。軍艦と戦艦の区別すら知らない。巡洋艦も駆逐艦の区別が分からない。潜水艦と空母ぐらいは映画を観て知っているだけ。

国連とは、小沢氏に依れば、民主党が最も頼りとする国際組織らしいが、一寸違うんじゃないか。The United Nations だから連合国としか訳せない。どう頑張っても国際連合にはならない。

加盟する際、日本外務省が意識して誤訳したのである。内訳は第2次大戦の戦勝51カ国が1945年6月に結成した「組合」にすぎない。

それが、日本ではいつの間にか「国連中心主義」とかの政策が出てきて公的な国際組織と誤解するようになって今日に至っている。

誤解している人は精神科医に診て貰った方がいいらしい。国連には中心が無い。それなのに国連中心主義を唱える歴代日本政府もまた精神科医の診察が必要なのだ。

国連は世界統一の国会でも裁判所でもない。単なる組合なのだ。そんなものを重視するのは日本だけだ。裏で舐められ、世界で2番目に大金を取られている。

その昔、ある閣僚は「国連は田舎の商工会議所みたいなものだ」と本当のことを言ったら、佐藤栄作首相は、彼をクビにした。あのときから日本は「国連病」にかかってしまった。へんな結論になってしまった。


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