2012年12月24日

◆「風が吹けば桶屋が儲かる」調の噂

古澤 襄


民主党の代表選挙は、明日25日に告示され、即日投票で決着する。衆参両院の所属議員145人だけの投票で決めるが、衆院57人、参院88人の勢力図からして、参院側の議員が海江田氏、馬淵氏のどちらに投票するかによって大勢が決まる。

私は海江田氏が有利とみているが、来夏に改選期を迎える参院議員にとっては死活問題。どのような投票行動をみせるのか、注目している。

「風が吹けば桶屋が儲かる」調の噂が昨夜から永田町に飛び交っている。民主党の代表選挙を日本未来の党の小沢グループが注目していて、海江田民主党になれば小沢グループの民主党復党が俎上にのぼるという。

未来の党の小沢グループは、嘉田代表周辺によって袖にされているという不満が渦巻いている。嘉田代表は小沢氏を重要ポストにはつけないと度々表明している。

それならカネも組織もない未来の党よりは、連合という組織票を持つ民主党に復党した方が、参院選で有利という判断が小沢グループに生まれるのは、当然の成り行きなのだろう。

海江田民主党が反増税・反原発・反TPPの政策に転じれば、小沢グループが未来の党にどどまる理由はなくなる。改選期を迎えた参院民主党の議員は小沢氏の時代に当選できたという思いがある。

一方で野田首相を支持した主流派系は、小沢氏の復党は民主党にとって自殺行為と反発して受け入れるつもりはない。「風が吹けば桶屋が儲かる」調の噂には一顧だにしないで、”おとぎ話”と一笑している。さて、どうなるか?総選挙で惨敗した民主党は、参院側が圧倒的に強い勢力図となったから予断を許さない。

<民主党の代表選挙は、海江田元経済産業大臣に続き、馬淵政策調査会長代理が23日に立候補を表明し、両氏の陣営は、25日の投開票に向けて、党所属の国会議員への働きかけを強め、支持の拡大に努めることにしています。

野田総理大臣の後任を選ぶ民主党の代表選挙は、25日に告示され、その日のうちに党所属の国会議員145人による投票で新しい代表が選ばれることになっています。

こうしたなか、馬淵政策調査会長代理は23日に記者会見し、「民主党を政権政党として再度、負託してもらえるような組織へと変えたいと考え、立候補する決意をした」と述べ、代表選挙に立候補する考えを表明しました。

馬淵氏は24日も、みずからを支持する蓮舫前行政刷新担当大臣ら野田総理大臣に近い議員らと会談し、代表選挙で訴える党の立て直しに向けた方策などについて、協議することにしています。

これに対して、先に立候補を表明した海江田元経済産業大臣は、23日に記者団に対して、「まずは党内の融和だ」と述べ、代表選挙では党の立て直しに向けて、党内融和を前面に掲げる考えを示しました。

海江田氏は、すでに赤松元農林水産大臣や大畠元国土交通大臣のグループ、それに旧民社党出身の議員などから支持を取り付けています。

ただ党内には、まだ態度を明確にしていない議員も少なくないことから、両氏の陣営では、25日の投開票に向けて働きかけを強め、支持の拡大に努めることにしています。(NHK)

元共同通信社常務理事  2012.12.24 Monday name : kajikablog

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