寺内孝子(看護師)
最近は施設を希望される方も増えていますが、その施設にも色々あることをご存じない方も多いようです。そこで、介護保険を利用できる施設についてお話したいと思います。
介護保険で利用できる施設には
@介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
A介護老人保健施設(老人保健施設)
B介護療養型医療施設(介護職員が配置された病院等)
Cグループホーム
・介護老人福祉施設とは・・・
通常特別養護老人ホームといわれ、在宅での介護が困難な方に対して、食事・入浴等の日常生活のお世話や機能訓練・健康管理・療養上のお世話をする施設です。入所の必要性が高いと認められた方が優先的に入所できます。長期に入っていることができます。
ただし、年単位で待たなければならないのが現状です。また、医療的な行為が必要になれば、適切な医療機関に通院や入院する事になります。
介護・看護職員の配置は利用者3人に対し1人以上です。
・介護老人保健施設とは・・・
通常老人保健施設といわれ、状態が安定していて、介護や看護を必要とする高齢者及び認知症の方に、リハビリテーションなど行い在宅生活への復帰を支援する施設です。
そのため、通常6ヶ月程度の入所期間になります。理学療法士または作業療法士が配置されています。
介護・看護職員の配置は利用者3人に対し1人以上です。
・介護療養型医療施設とは・・・
療養病床等をもつ病院・診療所の介護保険適用部分に入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づき、療養上の管理、看護、医学的管理下での介護等の世話、機能訓練等の必要な医療を行うことを目的とした施設です。医師や看護職員が他の施設よりも多く配置されています。
利用者6人に対して看護職員を常勤換算方法で1人以上配置。また、利用者4人に対して介護職員を常勤換算方法で1人以上配置しています。
・グループホーム
グループホームの特徴はまず「自立支援」という点です。5〜9人の認知症の高齢者の方が、家庭的な雰囲気の中で助力・支援を受けながら、その人らしく穏やかに暮らせるよう共同生活をする居住空間であり、日常生活のことを自分でしてもらいます。
また、家庭と変わらない生活を送ること、自分のことをできるだけ自分でやってもらうことがリハビリになり、痴呆の進行を穏やかにする効果があります。入所には介護保険の1割の負担とは別に食費代、日常生活代が所得に応じて必要となります。
また、これらの施設は介護保険のうち要介護1から5と認定された方しか利用できません。要支援では入所できないので注意しましょう。
これらの他にも有料老人ホームや介護付マンションも最近は増えていますが、かなりの費用を必要とします。
これらの事を知った上で、「施設」を選び利用しましょう。
大阪厚生年金病院 主任看護師
2007年03月01日
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