2013年08月13日

◆反日色を鮮明にする韓国・朴政権

加瀬 英明


6月にカリフォルニア州で、オバマ大統領と習近平国家主席による、米中首脳会談が行われた。

 2人は通訳を交えて、8時間にわたって会談したが、中身がまったくなかった。通訳が8時間の半分を費やしたうえ、大部は双方の随員が発言したものだった。

5月に、韓国の朴槿恵大統領がワシントンを訪れて、オバマ大統領と会談した。

朴大統領は「日本が歴史観を歪めて、アジアの安定を脅かしている」と訴えた。この発言は、アメリカへ向けたよりも、人気取りのために、韓国国内へ向けたものだった。

両首脳の会談後の共同記者会見で、オバマ大統領が「わたしの娘たちが、漢南文化(ハンナム・カルチャー)にはまっている」と、リップサービスを行った。韓流のアイドルグループのことである。

だが、アメリカの記者たちからの質問は、北朝鮮が戦争熱を煽り立てていたことと、シリア情勢に集中して、米韓関係に触れたものがなかった。

朴大統領は6月末に、北京において習近平主席と会談した。朴大統領は日本を名指なかったものの、「歴史認識をめぐる対立が、アジアの安定を脅かしている」と、述べた。

中国が力を増すなかで、韓国は先祖返りして、中国の属国だった李氏朝鮮時代に、戻るようになっている。500年にわたった李氏朝鮮時代を通じて、慕華思想(モファササン)といって中国をひたすら崇めたものだった。

韓国はことあるごとに日本を叩いて、快感に浸っている。韓国民はどうして、これほどまで、いじけているのか。自国について自慢できるものが、まったくないために、ただ一つ反日が国の誇りを支えている。

韓国は歴史を通じて、ごく短い期間を除いて、中国の属国で独立することがなかったために、自国を主軸に置くことができない。まるで子供のように泣き叫ぶから、手に負えない。日本は子供のために、叱るべきだ。

6月にワシントンを訪れて、アメリカの外交戦略が変容しつつあることを、痛感した。ブッシュ大統領時代が昔話になった。アメリカは世界を導く自信を、失っている。

オバマ政権はアメリカが超大国であるのか、超大国として振る舞えなくなったのか迷うようになって、外交戦略に焦点が定まらない。

財政赤字を建て直すために、向う10年間で連邦支出から1兆1000億ドル(約110兆円)を削減しなければならず、半分が国防費だ。

オバマ大統領は中央の経験がなく、シロウトの大統領である。日本の鳩山、菅、野田首相と、同じ頼りなさがある。

オバマ大統領は一期目末に、中国の周辺諸国に対する脅威が募ると、「アジアン・ピボット(アジアへ軸足を移す)戦略」を打ち出して、2020年までアメリカの海軍力の60パーセントを、太平洋に移す決定を行った。

だが、巨大化する中国の経済力に魅せられて、米語に中国を指して、「フレンド」と「エネミー」を合成したfrenemyという新語が造られて、さかんに使われている。中国が友か、敵か、判別できないでいる。

オバマ政権は二期目に入ってから、中国に配慮して、「アジアン・ピボット」を「リバランス」と、言い換えるようになった。

オバマ政権も、アメリカ議会も、日本がアジアを侵略したことを詫びた村山談話と、慰安婦について謝罪した河野談話を、安倍政権が否定しようとしているとみて、日中、日韓関係をこじらせるとして、迷惑がっている。

中国、韓国は、日本が歴史を正そうとしているのに対して、これまで卑屈だった日本が自立するのを恐れて、さかんに非を鳴している。

中東が燃えている。アメリカはキリスト教国だから、7回にわたった十字軍の記憶によって、中東をアジアより優先させてきた。中東の危機が深まれば、アジアへ力を集中することができなくなろう。

<「頂門の一針」から転載>
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