2013年08月16日

◆何故第2次世界大戦で負けたのか

池田 元彦


今年も69回目の暑い1日が来た。何故、日本は大東亜戦争に引き摺り込まれたか。狂気のルーズベルトのアメリカ日本殲滅意識も大きな要因だった。やる意思もない戦争に巻き込まれたのだ。しかし、それだけではない。歴史的、地理的、思想的な要因もあった。

米国の最後のフロンティアは支那大陸だが、間に立ちはだかる日本が、本能的に邪魔だった。日米戦争は歴史的必然だった。ソ連は、世界同時共産主義革命を画策し、欧米を最初の標的とするが悉く失敗し、先ずは蒙古、支那を共産化し、日露戦争の恨みを込めて、満洲・朝鮮から日本を駆逐し、孫文等を誑かし、共産支那大陸の実現を図った。

後発で勃興した日本の人種的異端、規律ある精悍な軍隊、欧州各国の収奪目的の植民地経営とは異なる、現地教育レベルの向上、衛生・インフラ整備、工業化を促す台湾、朝鮮・満洲経営に、欧米は感嘆しつつも、日本は強奪仲間でないと認識し、警戒心で接した。

事実、日本は、日清、日露戦争を戦闘現場では完勝し、第1次世界大戦では、ドイツ領南洋諸島を割譲され、欧米対等の戦力要求し、更に「人種差別撤廃」を主張した。ウイルソン米大統領は、過半数に拘わらず、突然全会一致でないからと、否決した。

欧州第2次大戦は、英仏が共産ソ連の牽制と排撃にヒットラーを手駒として軍備を許し、融和的対応をしたため、結果的にドイツを嗾け勃発した。

ソ連はドイツと野合と抗争を繰り返しつつ、8月9日未だ有効だった日ソ中立条約を一方的に破棄し、満洲に侵攻した。

英米仏は、世界共産革命を阻止するため、ドイツのソ連攻撃を支援すべきところ、FDRの容共・ソ連大好きで、ソ連に莫大な資金と武器を与え、支那、北朝鮮、ベトナム等を共産国にした。悪の枢軸国と、民主主義連合国の戦いとは、良くもこれだけ嘘がつける。
 
結局、FDRに嵌められ日米戦争となるが、ソ連の画策とそれを支援する米英により、不必要な支那との泥沼戦争に引き摺り込まれてしまう。上海では同盟国のはずのドイツ軍や、ジーメンスによる武器供与、訓練で、日本は、人員の大損害を受け、苦戦した。

南京オープンシティ化の日本軍勧告を拒絶し蒋介石は重慶へ逃げ、徹底抗戦を主張した総司令官唐生智も結局逃げた。指揮官が居ない支那軍は、混乱と督戦隊による同士討ちや、済南事件同様の略奪・強姦を繰返し、軍服を脱ぎ捨て安全区に逃げ込んだ。戦中の数百回の記者会見でも、戦後のインタビューでも蒋介石は南京事件に言及していない。

結論を言えば、日本軍は対米はおろか、対支那の戦争意図も戦略もなく、大陸、太平洋2方面の広大な戦域で戦い、ソ連に裏切られ北方領土を侵攻・占領された。壮大な理想、八紘一宇、大東亜共栄圏は儚く消え、日本は戦争でなく、欧米、ソ連の両謀略に負けた。

盗人猛々しい英米仏は戦後、性懲りもなく収奪のため旧植民地へ再びやって来た。が、日本の戦いに共感した彼らは、盗人を追い出し順次独立を果たした。日本は、勝ったのだ。

経済的に復興した日本は、精神的に堕落させられた。米国の権利を主張する教育、自虐史観を叩きこむ日教組の教育が織りなす、郷土愛のない、歴史を顧みない、浅薄な経済至上主義に仕立て上げられた。戦後レジームから脱出する時は、今をおいて他にない。

<「頂門の一針」から転載>
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック